【シンプルシンフォニー】猫の手胞子偽装ニャオニクス使用PT




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始めに

以前いかりのツボ構築やしりとりの記事を寄稿しためも(@memomomo33)です。

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公式大会シンプルシンフォニー(単タイプのみ使用可能なシングル63。ただし、伝説・幻ポケモンとヒヒダルマは使用できない)

で使用した猫の手アシストパワーニャオニクス♂のパーティを紹介します。

 

パーティ作成経緯

使用可能ポケモンリストを見たときに以下のタイプが構築に入りやすいと思いました。

  • キノコのほうし対策になり、ジャローダのいる
  • オニゴーリとその対策になり得る
  • 草と氷に強い
  • ローブシンのいる格闘
  • 格闘に安心して後出しでき、ニンフィアとピクシーのいるフェアリー
  • 能力や技に優れ、強そうなポケモンの多いノーマル

この他にトルネロス、クレセリア、デンジュモク、スイクン、アギルダーあたりも強そうだと思いました。

 

ここから悪タイプは攻撃面に優れず、耐性面も厳しい状況になると感じました。

さらに、悪単タイプにはこの逆境をひっくり返すほどの準伝説・600族のような高種族値のポケモンや、強力な積み技を持つポケモンがいないと思いました。

これらのことから悪タイプをパーティに入れる人は少ないと予想しました。

これに気付いたとき、通常のルールで相手のパーティに悪タイプがいると選出できなかった猫の手アシストパワーニャオニクスのことを思い出しました。

さらに、今大会のルールではサイコフィールドや眠るによる回復の妨げになるエレキフィールド・ミストフィールドを自動で発生させるカプが参加できません。

これは活躍させられるチャンスだと思い、ここから構築を始めました。

猫の手で出ない技+アシストパワー要員には、積み合いで負けても誤魔化せるメタモン猫の手キノコのほうしを打つように錯覚させることのできるドーブルを採用しました。

残り3体は何でも良かったのですが、ムラっけオニゴーリとの戦いに勝つ自信が無かったので、見かけ上強いポケモンを選びました。

最終的にニャオニクス・ドーブル・メタモンエンテイ・ローブシン・ギギギアルという3匹×2チームの組み合わせのパーティが出来ました。

 

パーティ

見やすさのためにこの並びにしていますが、選出画面ではニャオニクス・ドーブル・メタモンが縦に並ぶようにすることで猫の手キノコのほうしに見せかけました

 

個別解説(チームごと)

猫の手チーム

基本的にはこちらを選出します。

ニャオニクス♂

持ち物:カゴのみ
特性:いたずらごころ
性格:おだやか
努力値:H252 B4 D252
実数値:181-47(最低値)-97-103-146-124
技:ねこのて/めいそう/バリアー/ねむる

猫の手アシストパワーを打つために採用しました。

優先度+1から耐久面を上げる積み技を積み、眠るで回復した後、猫の手アシストパワーで攻撃していきます。

対戦相手目線ではおそらく猫の手キノコのほうしパーティに見えるので、

  • ジャローダ
  • 火炎玉ローブシン
  • 火炎玉ミロカロス
  • ニンフィア
  • ポリゴンZ

など、草タイプや状態異常耐性を持つポケモン、身代わりを貫通する技を持つポケモンが選出されると予想しました。

ローブシンはタイプの関係ですぐには後出ししにくく、積んだ後ならアシストパワーで落とせば良いので、それ以外の特殊ポケモンに有利になるようにHPと特防に振り切りました。

持ち物は毒や麻痺に反応すると眠るが打ちにくくなるのでラムの実ではなくカゴの実にしました

技構成は猫の手と耐久を上げられる瞑想・バリアーと回復手段の眠るです。

回復手段として半分回復木の実とリサイクルの組み合わせもありますが、今大会では毒菱パーティや叩き落とすローブシンが多いと思ったので、眠るにせざるを得ませんでした。

特性は優先度+1で技を打ちたいので「いたずらごころ」にしました。

 

予想通り悪タイプは少なく、優先度+1の積み技を活かして相手の攻撃を耐えながら積んで猫の手アシストパワーという動きができ、大活躍でした

急所や追加効果には弱かったのですが、急所だと困る攻撃を受ける回数は1試合に多くて5回ほどだったので確率的には有利だったと思います

努力値はより良い振り方があるかもしれませんが、キノコのほうしを警戒してくれる相手には機能したので良かったです。

ドーブル

持ち物:こだわりスカーフ
特性:テクニシャン
性格:おくびょう
努力値:H228 D28 S252
実数値:159-*-55-40-69-139
技:ミラーコート/みちづれ/すりかえ/アシストパワー

☆耐久の目安

性格補正無し252振りジャローダのリーフストーム耐え

 

猫の手で出ない技多数+アシストパワーを覚え、キノコのほうしも覚えることができるポケモンだったので採用しました。

ミラーコート・道連れでの11交換や、スカーフすりかえによる行動制限を狙います。

アシストパワーは確定として、猫の手で出ない技の中でドーブルが仕事をできるような技として道連れとすりかえを選びました。

最後の技ですが、上記のニャオニクスはジャローダのリーフストーム連打に勝てないので一度流す必要があります。

しかしジャローダはへびにらみや挑発を持ち、道連れが通るか分からず、すりかえを押してもリーフストームを打たれていると止まらなくなります。

そこで、ジャローダが引くか退場するかを選ばざるを得ないミラーコートを採用し、耐久もそれに合わせて振りました。

特性はアシストパワーの威力を上げられるテクニシャンにしましたが、マイペースでも良かったと思います。

想定よりすりかえによる行動制限が優秀で大活躍でした。また、目論見通りキノコのほうしを警戒する動きを誘発できたのも良かったです。

一方で、ジャローダとドーブルが先発対面したのが1度だけというせいもありますが、ミラーコートはほとんど使いませんでした

後になって考えるとミラーコートやみちづれを警戒して攻撃技以外の技を使ってくる可能性が高いので、すりかえを打てば問題無かったと思います(1度対面したときも挑発を打たれた)。

むしろ他のポケモンに対してすりかえを決めてもやることが無く、積みの起点になりそうなことが多かったので、この技は吹き飛ばしかともえ投げにすべきだったと思います

 

メタモン

持ち物:きあいのタスキ
特性:かわりもの
性格:きまぐれ(素早さに下降補正の入る性格の方がいいです)
努力値:H252 B124 D132
実数値:155-68-84-*-85-63(素早さは最低値の方がいいです)
技:へんしん (変身後の技でめざめるパワーを使用した時のタイプは炎)

猫の手で出ない技のみの技構成で戦えるポケモンとして採用しました。

ニャオニクスが積み合いに負けた場合に、ニャオニクスに勝った強力なポケモンの能力を使うことができます。

持ち物は強力な行動保証が欲しく、軽業ペロリームの対策になることもあってきあいのタスキにしました。同速負けによる敗北も少しありましたが、結果的にきあいのタスキにして良かったと思います。

めざめるパワーを所持していて他の技がそのポケモンに有効ではないポケモンを考えると、葉緑素持ちの草タイプのポケモンが該当したので最終的にめざめるパワー炎の個体を厳選しました。

時間の問題で理想個体にはできませんでしたが、幸いにも理想個体では無いことが勝敗に影響する対戦はありませんでした。

裏のチーム

悪タイプや挑発を持っていそうで厳しいポケモン(トルネロスなど)がいて選出されそうな場合は選出します。

エンテイ

持ち物:ラムのみ
特性:せいしんりょく
性格:いじっぱり
努力値:H84 A116 B4 D52 S252
実数値:201-165-106-*-102-152
技:せいなるほのお/じならし/ねむる/のろい(金銀VC限定技)

交換を多用する戦い(いわゆるサイクル戦)は苦手なので、裏のチームは積みリレーのような勝利への流れを持つ3体が良いと考えました。

そのため、1体目にはタイマン性能が高く広い範囲と戦えるポケモンとしてエンテイを採用しました

エンテイは能力的に優秀で、このルールで不利をとるのは水タイプ(スイクンなど)や火傷に強い根性ローブシン、眠る持ちの物理耐久ポケモン(クレセリアなど)あたりだと思いました。

水タイプはどうしようも無いですが、ローブシンと物理耐久ポケモンは鈍いを積んで眠ることで勝てるのではないかと考えました。

残りの技は強力な追加効果を持つ聖なる炎と、炎ミラーに強く、素早さ下降の追加効果がローブシンに繋ぐ際に優秀なじならしにしました。

努力値はオニゴーリを抜きたかったので、ついでにミラーに強い準速にし、ジャローダをそこそこ倒せる程度に攻撃に振り、残りを耐久に回しました。

持ち物は眠るのでラム、特性は鈍いが金銀VC限定技なので精神力です。

クレセリアやローブシンを倒すことができ、予想通りの活躍でした。じならしの追加効果も優秀だったので、この技にして良かったと思います。

また、猫騙しを2回打たれたので、精神力も役に立ちました。

ローブシン

持ち物:オボンのみ
特性:こんじょう性格 : いじっぱり
努力値:H4 A252 S252
実数値:181-211-115-*-85-97
技:ドレインパンチ/マッハパンチ/どくづき/ビルドアップ

エンテイを倒したポケモンに有利で、ギギギアルのために倒れるポケモンとなる、裏のチーム2番目のポケモンとして採用しました。

エンテイは水タイプ(特にスイクン)に不利なのですが、エンテイでじならしを入れてローブシンが先手を取れば相手出来ると思い、Sに振ることにしました

ラインがよくわからなかったので準速にしましたが、ここまで伸ばせばニンフィアやピクシーの上から毒突きが通り、ローブシンも上からビルドアップを積めば勝てます。

ローブシンは耐久に振れば2発耐えるようになり受け出しができますが、このチームでは基本的に死に出ししかしないので耐久は無振りで問題無いと考えました。

それでも攻撃を1発は耐えられるので、持ち物はオボンの実にしました。

技構成は単純に優秀なドレインパンチとマッハパンチ、上記の理由でビルドアップと毒突きです。

ニンフィアやピクシーが出てくることは多く、エスパータイプはギギギアルの起点だったので、はたきおとすは必要ありませんでした。

特性はスイクンと戦うことを考えていたので熱湯の火傷に強い根性にしました。

想定通りの活躍をしてくれました。

ギギギアル

持ち物:ハガネZ
特性:クリアボディ
性格:いじっぱり
努力値:H172 A252 B4 D12 S68
実数値:157-167-136-*-107-119
技:ギアソーサー/ワイルドボルト/みがわり/ギアチェンジ

火力の目安

攻撃1段階上昇ハガネZギアソーサーでHP252振りローブシンが高乱数1発(81.3%)
攻撃3段階上昇ハガネZギアソーサーでHP252防御252振りクレセリアが高乱数1発(87.5%)

素早さの目安

最速イーブイ+2

 

2番目のポケモンであるローブシンを倒したポケモンを起点にする裏のチームの3番目のポケモンとして採用しました。

実際はハガネZギギギアルを使ってみたかったので裏のチームの終点がここになることは決まっていました

持ち物は火力と命中率の低さを補えるハガネZです。

ギアソーサーZ(威力180)の他、挑発中にギアチェンジを使うためにも使用できます。

技構成は強力な積み技のギアチェンジが確定、クレセリアなどのエスパータイプを倒しつつみがわりを残すことも狙えるのでみがわりも採用。

残りは強力な連続技かつZ技の威力が高いギアソーサーと、エンテイやローブシンが削った水タイプに抜群を取れるワイルドボルトを採用しました。

特性はトレース等で奪われても問題なく、それ以上に発動機会があると思ったのでクリアボディにしました。

予想通りクレセリアを起点に活躍してくれました。鋼の耐性のおかげでみがわりを残しやすいのがとても強いと感じました。挑発中のハガネZギアチェンジも1度使いました。

選出

猫の手チーム

全員に対してニャオニクスで積める場合→ニャオニクス先発

ステロ撒きや積み技・強制交換技持ち・ジャローダが出てきそうな場合→ドーブル先発

ムウマージ一点読みをした場合→メタモン先発

ニャオニクスで積んで勝てる場合はそのまま勝ちます。

強制交換技(吠えるなど)がいればドーブルとメタモンに適当に退場してもらってニャオニクスで積みます。

ニャオニクスが積み合いに負けた場合はメタモンで頑張ります。

注意が必要な点として、今大会は神速(優先度+2)持ちのエンテイ・ウインディ・マッスグマがいるので、それらが相手のパーティにいる場合は神速を耐える程度の体力を残しながら相手を倒すようにする必要があります。

また、相手のパーティに悪タイプがいたとしても、他に草タイプやマジックミラー持ちのエーフィや草食持ちのゼブライカ・ミルタンク・ヌメルゴンなどがいる場合はそちらが選出されやすいので強気に選出できます

さらに、この場合ニャオニクスを先発にすると相手はそれらのポケモンに1ターン目に交換するという動きをしやすいため、積むターンが増えます

 

裏のチーム

先発 : エンテイ

後発 : ローブシン、ギギギアル

個別詳細でほとんど書いた通りです。

エンテイが1vs1で勝てないのはスイクンですが、スイクンはローブシンで勝てます。ローブシンはクレセリアに勝てませんが、クレセリアはギギギアルで起点にできるので積んでそのまま裏のポケモンごと倒すというようなイメージです。

スイクンやクレセリアがいないならタイマン性能を活かして数の有利を取って勝利を目指します。

実際は起点による負け筋回避の交換もするのですが、交換読み交換のようなサイクル戦を意識した動きはこのチームでは不利かつ難しいのでしませんでした

こちらのチームではメタモンやドーブルも合わせて選出できますが、想定した形にならないので選出しませんでした。

本来はこのチームがオニゴーリの選出を抑制する役割も果たして欲しかったのですが、5戦ほど当たったオニゴーリ入りの対戦相手全員がオニゴーリを選出していたので、こちらのチームを選出すべきだと気づきました。

総括

選出・立ち回りが2種類しか無いので相手のパーティと立ち回りによっては絶対に勝てませんが、そうした相手にあまり当たらなかったおかげもあり、最終1740くらいでした。

ダメージ計算に基づく努力値振りがあまりできていなかったり、使いやすさのためにサイクル戦のできない並びにしていたりするので、改善する部分は多くあると思います。

 

使ってみたかった戦術(猫の手アシストパワーニャオクス♂)や使ってみたかったポケモン(ギギギアル)がうまく機能してくれたので嬉しかったです。

面白い戦い方があったり使いたいポケモンがいたりするものの通常のルールでは活躍させてあげられないということが時々あります。

今回の大会のような特殊ルールはそうした様々な戦術・ポケモンを活躍させられるチャンスなので、今後も活かしていきたいと思います。




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この記事を書いた人

ギミックパーティを使うことが多いです。

コメント

コメント一覧 (4件)

  • プレッシャーでないエンテイにねこだまし撃たれるのか・・・・・・
    通常ルールで使えないマイナー夢って意外と意識されないんですかね

    • もしかすると金銀VC産のみのためあまり知られていないのかもしれません。
      もしくはプレッシャーの表示を見逃したと思ったのかもしれません。

  • 対戦したものですが、ニャオニクスがねこのてアシパ打ってきてビビりました…
    (負けました)

    • 対戦ありがとうございました!
      アシパっぽく見えないようにしたことがうまく機能していたようで良かったです。

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