【USUM・GS】ウルトラデデルタル




 

 

アニポケのイベルタルヤバかったよね

 

目次

はじめに

デデルタル――――

それはGSの中で退化した構築

そこに命を懸け(てイベルタルを強化す)る一般枠の事を

人々は「デデンネ」と呼んだ……

 

パーティ作成経緯

APPDEDENNEですね。

デデンネです。デデンネ。

やりましょう、デデルタル

デデルタルとはなんぞや

デデンネクソザコ電気技イベルタルの保険を発動させてイベルタルを暴れさせる構築のこと。

禁伝戦のオボンデデンネ(非襷)というあんまりな響きとは裏腹に、6世代GSではゲンシグラカイを筆頭にガルーラやゼルネアス・イベルタルS90~100付近に重要なポケモンが多く存在していたためにデデンネのS101からのサポート性能がそれなりに機能しそれなりだった構築。

あと用済みになったデデンネが度々味方のイベルタルにHP吸収されて石化する

 

 

意気揚々とアローラに乗り込んだデデンネと愉快な破壊者一行。

しかしここはアローラ、カロスやホウエンではありません。

7世代の洗礼が次々とデデンネに襲いかかってきました……

アローラの洗礼

 

麻痺の弱体化

デデンネ界隈に激震が走った麻痺弱体化

こちらでも触れられている通り「S操作に強いS操作」としての性質が失われてしまいました。おいかぜが絡むと途端に厳しくなってしまいます。

 

メガガルーラの弱体化

先発デデンネガルーラで場を荒らしてからイベルタルを起動させて詰める構築だったため、ガルーラの弱体化がダイレクトに影響します。

具体的には「デデンネの怒りの前歯+陽気メガガルーラの捨て身タックルがH振りゲンシグラードンに確定耐え」。

ねこだましふいうちを挟めばまだ届くラインですが、複数ターンかけて1匹を頑張って倒そうとすれば当然もう1匹への対処が甘くなってしまいます。

6世代では高乱数だったこともあり立ち回りの選択肢が大幅に狭まってしまいました。

確定耐えされたデデンネガルーラさん

 

カプ・コケコ

存在がだいたいデデンネのポケモン。デデンネと違ってマジシャが使える。

禁伝戦でもその圧力は健在で、デデルタルガルーラではどうしてもコケコの電気技がめちゃくちゃ重くなってしまいます。

また電気タイプということもあってデデンネのほっぺすりすりでSを落とせません。

さらにはエレキフィールドで全体の電気技を強めてくるため、本来はメリットとなるデデンネの電気技強化で味方のイベルタルが事故死する可能性が増えてしまいました

仮にコケコを投げるタイミングがなくフィールドがない状態でイベルタルが相手に圧力をかけれているという状況でも、イベルタルが打ち合いでHPを消耗している場合交代コケコからエレキフィールド展開で最悪デデンネに倒されてしまうという負け筋までできました。なんなんだこいつは。

味方のデデンネに倒されてしまったイベルタルさん

 

現行はンネ

 

アローラで救いを求めるンネ

下方修正だらけでとんでもなく弱体化してしまったデデルタル。ですがまだ希望は残っています。7世代禁伝Z技です。

イベルタルがZ技を使わない以上、まだZ技が残っています。それに禁伝の枠も空いています。

これならゼルネアスレックウザ耐性デルタストリームがあると電気等倍になって保険が起動できなくなってしまうのだ)を確保しつつコケコと打ち合えるあのポケモンを採用できます。

そう、ウルトラネクロズマさんです。

パーティ

 

個別解説

デデンネ

持ち物:オボンのみ
特性:ほおぶくろ
性格:おくびょう
努力値:H204-B52-S252
実数値:168-x-84-101-87-168
技:いかりのまえば/パラボラチャージ/エレキネット/まもる 

調整:A177メガガルーラのすてみタックル1発目を最高乱数以外耐え(=オボン頬袋込みで最高乱数以外耐え)

C219ウルトラネクロズマフィールド無し特殊フォトンゲイザー最高乱数以外耐え(物理だと75%耐え)
デデンネ、ほっぺを捨てる。

 

先述したようにとにかくコケコがヤバかったこともあってエレキネット採用。ガルーラデンキZ等でワンパンされてしまった場合でもエレキフィールドエレキネット+フィールドパラボラチャージ+イベルタルのC+2悪の波動で無振りコケコが高乱数です。

耐久振りの場合はまずガルーラをワンパンできないので一応なんとかなったかもぐらいの際どいライン。

これでおいかぜジオコン耐性がさらに落ちてしまいましたがそれぐらいきついということで・・・

スカーフ相手には最低限ぐらいの動きはしてくれますし、起動したイベルタルにはふいうちを振り回してもらうことでS操作相手を誤魔化してもらう形になりました。

 

 

イベルタル

持ち物:じゃくてんほけん
特性:ダークオーラ
性格:おくびょう
努力値:H60-B76–C84-D36-S252
実数値:209-135-125-162-123-166
技:あくのはどう/デスウイング/ふいうち/まもる
調整:C200カプ・テテフのムーンフォース確定耐え

A197メガボーマンダすてみタックル+C101デデンネダブルダメパラボラチャージを確定耐え

A255ゲンシグラードンほのおのパンチ+C101デデンネダブルダメパラボラチャージを最高乱数*2以外耐え

↑しれっと書いてるけどこれつまりゲンシグラードンほのおのパンチの方がメガマンダすてみタックルより強いってことですからね。禁伝ヤバい

 

デデンネに吸収される羽目になってしまったポケモン。かわいそう。

パラボラチャージが7世代で強化されてしまいましたがその分周りのメガ枠の火力が落ちたので結果的にはZ以外には耐久に若干の余裕が出来ました。

 

6世代の頃バークアウトを搭載しておりイベルタルの場持ちを良くする事で保険による制圧力を上昇させていましたが、ここは7世代カプやZが飛び交う環境、のんびりバクア連打してる暇はありません。

というわけであくのはどうに変更。先述した通りコケコの処理ルートとしても(一応)機能するので、コケコを見た瞬間デデルタルを出せないといったような流れは避けれます。

なんだかんだイベルタルを複数回動かせればそれだけで強いので遂行と場持ち強化を兼ねるデスウイング、S操作が厳しいのも変わらないためふいうちもそのまま採用。新たにサイコフィールドが出てきましたがそれでも切れませんでした。

ゼルネアス以外にもカプが増えた事で若干動きにくくはなったものの、それ以上に7世代禁伝3匹全員ちゃんと強くて全員イベルタルに不利を取るのでイベルタル的には割とプラスじゃないかと。

 

ガルーラ

持ち物:ガルーラナイト
特性:きもったま→おやこあい
性格:ようき
努力値:H4-A252-S252
実数値:181-177-120-x-120-167
技:すてみタックル/かみくだく/ねこだまし/まもる

6世代の化物。代わりがいない。弱体化がめっちゃきつい。

グラードン相手でなければデデンネと近いSラインからワンパン狙いの動きはまだ残ってるので、いつものガルーラらしくねこだまししつつ耐久を振りかざして殴ってもらいます。

2発目の火力がとても悲しいので6世代を見た後だとちょっときついものがある。

 

ネクロズマ

持ち物:ウルトラネクロZ
特性:プリズムアーマー→ブレインフォース
性格:おくびょう
努力値:H4-C252-S252
実数値:173-159-147-165-129-141→ウルトラ:173-168-117-219-117-199 
技:フォトンゲイザー/メテオドライブ/りゅうのはどう/トリックルーム
7世代のウルトラ新勢力。デデンネのせいであらゆる無茶を押しつけられた。

Z兼汎用打点のフォトンゲイザー対ゼルネアスへのメテオドライブ対レックウザ(とマンダ)へのワンパン打点となるりゅうのはどうまでが採用理由的に固定技となり、残り1枠にはトリルグラカイへの回答が存在しない欠陥構築なので泣きながら誤魔化すトリックルームを採用。誤魔化せてる気はしないけどここで誤魔化すことすらできないと基本選出すら出せないぞ!

 

ボーマンダ

持ち物:ボーマンダナイト
特性:いかく→スカイスキン
性格:せっかち
努力値:H68-A4-C4-D252-S180
実数値:179-156-90-131-132-157
技:すてみタックル/ハイパーボイス/おいかぜ/まもる

調整:C200カプ・テテフのムーンフォース最高乱数以外耐え

C222ゲンシグラードンのダブルダメージ最大威力ふんか確定3発

A232メガレックウザの球ガリョウテンセイ最高乱数以外耐え

 

切り返し兼イベルネクロと合わせたフィニッシャー兼カイオーガへの打点持ちメガ2枚目。やっぱりグラードンが憎かった。

配分はAPPDATEメンバーであるパメラさんのこちらを拝借。メガレックウザ抜いてないのは禁伝戦では苦しいかもしれないという気もしますけど、基本的に裏から出してハイボすてみ乱射おいかぜで頑張ってもらう事を考えるとネクロズマがいる点やスカーフテテフに蹂躙されかねない場面での無理やりS操作起動を重視。

まあ、メガマンダなので、強いです。

 

カプ・レヒレ

持ち物:イアのみ
特性:ミストメイカー
性格:ずぶとい
努力値:H252-B132-C124
実数値:177-x-167-131-150-105

技:しぜんのいかり/ハイドロポンプ/ムーンフォース/リフレクター

調整:流用(?)

対ディアルガ決戦兵器兼トリル誤魔化し。そんな理由なのでグラードンもっと誤魔化したい欲からのリフレクター採用。

ボックスにいたレヒレ突っ込んだだけなんで配分はだいたいこれのレヒレの流用です。まあレヒレだしHB高くてしぜんのいかりできればええやろ・・・うん・・・

GSのレヒレってどうなのと思われそうな気もしますし正直そんな気もしないでもないですが、対トリルグラカイ戦士としてはかなりいい感じっぽく見えました。カイオーガに縛られずにバンバンHP削れて居座り能力も高いのはなかなか偉そう。

フィールド取れるのもテテフ絡みを相手にする際には重要ですし、(厳しめだけど)くろいきりでのジオコン誤魔化しやちょうはつでもっとトリルに圧をかけるといった動きもできそうなのは強い気がします。

選出

先発:デデンネイベルタルorデデンネガルーラ

後発:ネクロズマボーマンダorネクロズマイベルタル

基本的にはこのふたつ。

いかくが強すぎて結局基本選出がボーマンダに乗っ取られた気もしますが、ねこだましが必要かどうかな時にガルーラを出す感じで。

先発デデルタルの場合は耐久の力でイベルタルを若干雑に扱いつつ隙あればパラボラ+あくのはどうでのワンパンを狙っていく形が理想形。デデンネを放置してくれればエレキネット絡みで無理やりの起動も視野に入ります。

逆に後発デデルタルの場合はガルーラを雑に扱いましょう。できるだけデデンネを延命させる形の立ち回りが出来れば理想ですが、厳しいようであれば最悪残数だけ取って禁伝2体で詰めを狙っていく感じになるかと。

 

総括

先発デデンネガルーラが厳しくなってしまい、こういう形でのデデルタルとなりました。

じゃくてんほけんイベルタル……というかイベルタル自体は今回めちゃくちゃ強いと思うので、こういったイベルタル特化系も頭の片隅に置いておくと後々GSルール等が公式であった際に役に立つかもしれません。

読んでいただきありがとうございました。

 

追記

気付いた人はいるかもしれませんが、この構築めちゃくちゃカイオーガ重いんですよね。

禁伝2体が共に特殊打点なので、メガ枠のみにカイオーガの打点を依存しています。

また範囲打点も足りてません。さすがに単体打点のみで禁伝たちの群れを相手にするのは少々厳しいです。

カイオーガ耐性、ゼルネアス耐性、範囲打点……ここまでくればおわかりでしょう。

これ、ネクロズマグラードンにした方が強くなります。

 

こたえあわせのじかンネ

では何故この構築でグラードンが入らず、ネクロズマになったのか?

対トリルへの切り返しまで入ってるから?グラードン後出しであれば相手のトリル下グラカイにはイベルマンダグラードンで十分勝負できる形です。マンダのDが高いので特殊グラ相手でもちゃんと戦えてます。

ゼルネアスの打点を重視したかったから?このネクロズマ特殊での採用なので、ゼルネアスへの打点が若干怪しいです。見た目圧力は相当なので動きにくいのは事実ですが、それなら物理の方がそれっぽい形になります。コケコと打ち合いたかったという点もむしろグラードンの方が強くなります。

つまり、このネクロズマが一番見たかったのは実はメガレックウザであるということになります。

では、何故ネクロズマメガレックウザワンパンしなければならなかったのか?

既に皆さんもお分かりでしょう。「デルタストリームでイベルタルの保険を起動できずパーティパワーが大幅に低下してしまうから」です。

ここで「じゃあグラードンにしたらレックウザに勝てないじゃん」と思われるかもしれません。ですが、実はこの記事、全くZ技に触れてません

ウルトラネクロズマレックウザをワンパンするのであれば、Z枠を別のところに回しても同じようにレックウザをワンパンして解決するのです。

何故この構築がそれをしなかったのか。

イベルタルがZを持ち始めるからです。

 

 

イベルタルあくのはどうをベースとしたアクZの威力は160。じゃくてんほけん発動後のあくのはどうと全く同じ火力が出ます。

この火力を出せなくてレックウザが重かったのですが、1回のみとはいえどのタイミングでも出せるようになるとレックウザを意識する必要がなくなります。

イベルタルにZ枠が回ると、じゃくてんほけんを持たなくなったことでデデンネの採用理由が消滅します。

 

つまり、残念ですがカプ・コケコ突っ込んだ方が強いです。

デデンネの力で全力を出すのではなくZクリスタルの力で全力を出す事を選んだイベルタルさん

 

 

この記事書くためにデデルタル組んでる途中でこれ気付いた時めっちゃ焦りました。

まあオチになったしいいんじゃないかな。




よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

デデンネ以外の皆さんさよならンネ

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次