【ポケモン剣盾】初心者がポケモン対戦を極めるための「役割破壊」解説




役割破壊、そのような単語を聞いたことはありませんか?

何か聞いたことはあっても実際の意味はよくしらない、そんな貴方のために今回は役割破壊について詳しく紹介しちゃいます。

※役割理論の派生記事です。もしよろしければ下の記事もどうぞ。

目次

役割破壊とは?

その名の通り相手の役割を破壊する行為のことを言います。

つまり自分に対して繰り出してくる、役割を持ってくるポケモンに対して使う技のことです。

様々な種類の役割破壊

実は一口に役割破壊と言っても大きく分けて3つの系統が存在します。

今回は3つの系統を中心に紹介していきます。

サブウェポンとしての役割破壊

もっとも分かりやすいのはサンダースをはじめとする電気タイプのポケモンたちのめざめるパワー氷です。

事実上の主力級のサブウェポンとして扱われることもことも多いですがこのめざめるパワー氷は電気タイプに繰り出してくる地面タイプや草タイプ、ドラゴンタイプのポケモンを倒すための技です。

よってこの技も役割破壊に該当すると考えることができます。

しかしこの技はサンダースに対するガブリアス等以外にも本来ドラゴンタイプであるものの飛行と複合したことで電気タイプに役割を持つことができないボーマンダやカイリューなどにも使うことができ、固有の仮想敵以外にも使うことができるのが特徴です。

※カイリューとボーマンダはサンダースへの後出しができず、サンダースも同様に後出しすることができない。

主力技としての役割破壊

テッカグヤという鋼に繰り出し、炎に繰り出されるようなポケモンのじしんがわかりやすいでしょうか?

このじしんは鋼タイプを倒すため遂行技でありながら、炎タイプへの役割破壊技となります

このように遂行と役割破壊を同時に行うポケモンは強力であることが多く、一貫性がある等という表現をされることもあります。

もっともわかりやすいのはドラゴンを受けに来る鋼やフェアリーにそのままタイプ一致100技を攻撃種族値130から叩き込むことのできるガブリアスでしょうか?

じしんは地面タイプであるガブリアスにとって電気タイプへの遂行技でありますが、同時にドラゴンタイプとしてみた場合は役割破壊でもあるということができます。

ガブリアスというポケモンが強い立ち位置を確保しているのは優れたステータス以外にもこれも一つの要因でしょう。

またサンムーン環境においてZ技はこれに該当すると考えることができます。

ガブリアスの”剣舞”アルティメットドラゴンバーン

カプ・テテフの”サイコフィールド”マキシマムサイブレイカー

この2つの技は当然遂行技として使うことができ、同時に相手が半減で繰り出してきたとしても絶対的な火力をもって役割破壊としての性質を兼ね備えます。

※このような事例はサンムーン以前の環境でも”鉢巻”オノノクスの逆鱗でも発生していました。厳密には役割破壊とはまた別種の何かかもしれませんが系統としてはここが適切だろうということでここに分類させてもらいます。

奇襲技としての役割破壊

メタグロスのくさむすびやガブリアスのだいもんじなどが該当します。

恐らく役割破壊と聞いて最も多くの人がイメージするこの奇襲としての役割破壊だと思います。

火力が足りない場合は強化アイテム、場合によってはZ技を使用することになりますがここまでに紹介した2つと比較して対応範囲が非常に狭いことが特徴です。

遂行技と役割破壊技と両方の属性を兼ね備えた主力型、役割対象外にも使うことのできるサブウェポン型とこの奇襲型は大きな違いがあります。

それは基本的に奇襲で本来倒せない相手を強引に倒そうとしているため固有の仮想相手以外にはまともなダメージが出ないという特徴です。

最初のものを例とすればメタグロスに対するラグラージやトリトドン、ガブリアスに対するエアームド。

これら以外のポケモンにこの奇襲技を積極的に使うことができるかといえば、それは難しいと言わざるを得ません。

よってこの奇襲技としての役割破壊はピンポイント対策としては有効なものの、基本的に使う相手が絞られるのでよく考えて採用しなければ弱いです。

特定のポケモン以外には全部勝てるような高種族値のポケモンが採用することで初めて効果を発揮します。

それ以外のポケモンが行うなら基本的に偶発対峙に強くなるためにより範囲の広い技や、遂行能力を強化する積み技のほうが強いです。

例えばですが物理型フライゴンが役割破壊として大文字を持ったとして有効的に使うことができるでしょうか?

ガブリアスと同じようにエアームドは倒すことができるでしょう。

しかしフライゴンは他の物理受けや仮想敵以外のポケモンをつるぎのまいなどを使い強引に突破することができるガブリアスと違い、数値で劣る以上どうしても止められやすくなってしまいます。

これはつまり役割破壊技である大文字で勝てるようになる範囲よりも、他の技を採用することで勝てるようになる範囲が広くなるということを意味します。

よって本来弱い技として分類される奇襲型の役割破壊技をフライゴンを持つのがナンセンスであるということができます。

「りゅうのまい」「じしん」「ドラゴンクロー」「だいもんじ」

「りゅうのまい」「じしん」「ドラゴンクロー」「とんぼがえり」

どちらのほうがより多くのポケモンに対応範囲ができそうかを考えていただければ攻撃範囲がじしんと被っており使う相手の限られるだいもんじよりも、相手に蓄積ダメージを入れることのできるとんぼがえりのほうが便利そうだということはなんとなく伝わるかと思います。

間接役割破壊について

またこれまで紹介してきた役割破壊というのは繰り出し、繰り出される関係にあるポケモンがなんらかの技を持つことです。

しかし本来繰り出し、繰り出される関係にないポケモンが別の手段を使うことで役割を破壊する方法があります。

例えばドヒドイデとスイクンはお互いに遂行技を持たないために基本的に「役割関係を持ちません」

ドヒドイデはスイクンに繰り出しませんし、スイクンはドヒドイデに繰り出しません。

仮に2匹が対峙する状況が起こったとしてもどちらも倒すことができず1000日手となってしまうからです。

しかしドヒドイデが「どくびし」を覚えていたらどうでしょうか?

この「どくびし」でスイクンを毒状態にすることができればこの蓄積ダメージの分でほかの役割を持たれてしまうポケモンでスイクンを突破することが可能になるケースが存在します。

これを間接役割破壊といいます。

またこの間接破壊にはジュエル大爆発などのような自身の役割を放棄しながら相手の役割を破壊するものや

滅びの歌や一撃技による破壊行為も含まれることもありますが……ユーザーが勝手に定めた用語であるため詳しい意味は定まっていません。

一見中々使われていないテクニカルな玄人向けの技術にも見えますが使用率の高い「ステルスロック」もこの間接役割破壊に該当すると考えることもできます。

本来対峙することのないポケモンの技が他のポケモンに影響を与えることで勝敗を左右するのでどういう考え方であるからは是非知っておきたいところです。

終わりに

この記事に置ける役割破壊の意味は著者の理解であり、分類分けもこちらで行いました。

大きな意味の差異はないと思いますがお友達に使ったとしても伝わらない可能性や、そもそも別の意味で使われている可能性もありますので注意してください。




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この記事を書いた人

ここでは黒と名乗っていたようだが中の人は喰い断⑨。
WCS2017日本大会でベスト4となり対戦理論の紹介に説得力が増したらしい。
最も本人は自分のプレイングを一切信用していないため運要素を最重要視したゲームメイクを好む。

色々あった結果喰い断の名を明らかにした。


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