初めに
Z技を手に入れたギルガルドが手強い!
Zシャドーボールを警戒したら弱点保険を持っている!
弱点保険を警戒したら毒々をしてくる!
毒々を警戒したら聖なる剣をしてくる!
ゴースト技受けがいなければZシャドーボールで1体倒されかねない!
勢いに乗っているギルガルドを懲らしめたい!
ついでにスカーフカプ・テテフも懲らしめたい!
先発で出しやすくてギルガルド、スカーフカプ・テテフを誘いたい!
もちろん最低限の攻撃性能と素早さも欲しい!
と、こんなことを考えていたらウツロイドがミラーコートを覚えることを発見してしまいました。
突撃チョッキウツロイドならばギルガルドのZシャドーボール(ラスターカノンも)を余裕で耐えてミラーコートで倒せる。ビーストブーストで能力上昇も見込めるため私の要件を満たしてしまいました。
ギルガルドへの奇襲に命をかけた突撃チョッキウツロイドの戦いが今始まる・・・。
個別解説
ヤドラン
ヤドランナイト 再生力
控え目 202-x-131-167-100-50
サイコキネシス/冷凍ビーム/火炎放射/トリックルーム
選出率80%超えのエース。後述のモロバレルと組み再生力ループを展開するサイクル要員。で、ありながらトリックルームでの全抜き要員でもある。相手の3匹をメガヤドランの攻撃圏内に入れることが本パーティの勝ち筋。
サイコキネシスの枠は波乗りだったが、トリックルーム下でのメガゲンガー、繰り出される水タイプ(主にカプ・レヒレ)への打点として採用した。波乗りではない弊害としてマンムー、バンギラス、ヒードランの処理が遅くなってしまった。
冷凍ビームはメガボーマンダ、ガブリアス、霊獣ランドロスへの打点として採用した。
火炎放射は鋼タイプ(主にナットレイ、ルカリオ、ハッサム、ギルガルド、メタグロス、テッカグヤ)への打点として採用した。
トリックルームはメガヤドランを全抜き要員として動かすために採用した。メガヤドランのトリックルームが警戒されることは少ない。
モロバレル
イアの実 再生力
控え目 205-x-91-149-117-50
ギガドレイン/ヘドロ爆弾/目覚めるパワー炎/キノコの胞子
選出率65%のクッション。
ヤドランと再生力ループを展開するサイクル要員。本パーティ唯一のタスキキノガッサ対策要員でもある。
有利な相手に後出ししキノコの胞子で運ゲーを仕掛ける。物理耐久は意地っ張りミミッキュのシャドークロー+Zシャドークローを耐える程度。
実は図太いHBのクリアスモッグ型を使っていたが、攻撃面が貧相だったので今のモロバレルに生まれ変わった。
キノコの胞子はモロバレルが使える技の中で最大の圧力なので採用した。
ヘドロ爆弾はカプ・テテフ以外のカプ、草タイプへの打点として採用した。30%の追加効果も強力。
ギガドレインは草打点として採用した。
めざめるパワー炎はテッカグヤ・ギルガルドの身代わり破壊、ナットレイ・ルカリオ・ハッサムへの打点として採用した。
イアの実は深い理由も無く持たせたが、ギガドレイン、再生力でのHP調整がしやすいモロバレルとは相性が良かった。
控え目C振りのため、トリックルーム下ではアタッカーとして動かすことも多かった。
ギルガルドのC222Zシャドーボールを耐えない調整で使っていたため変更。新しい調整はC248、HDをC222ギルガルドのZシャドーボールを確定耐えし、イアの実発動で追撃のシャドーボールも耐える。余りはBに振った。
ウツロイド
突撃チョッキ ビーストブースト
臆病 185-x-67-179-151-170
パワージェム/ヘドロウェーブ/アシッドボム/ミラーコート
本パーティの主役ではあるが選出率55%。
得意・不得意がはっきりとしているウツロイドの得意部分を伸ばすために突撃チョッキを採用した。これにより幅広い相手との撃ちあいに有利になった。具体的には控え目カプ・テテフのサイコキネシスを耐えることが出来る。(それらしい事を書いているが、突撃チョッキミラーコートをしてみたかっただけ)
ミラーコートは採用理由なので採用した。
パワージェム、ヘドロウェーブはタイプ一致打点として採用した。
アシッドボムを使ってみたかったので採用した。
パワージェム、ヘドロウェーブは言うことなし。ミラーコートでギルガルド・ジバコイル・ヒードラン・クレセリア・ゲッコウガ・瞑想スイクン等を倒せて楽しかった。また、ゲンガーの道連れに対しても有効に機能した。
アシッドボムが非常に強力で、ハピナスをタイマンで倒せるぐらいには強力だった。相手が最後1匹の場合にはアシッドボムでの後続サポートにも使える。
パルシェン
気合のタスキ スキルリンク
意地っ張り 125-161-201-x-61-122
つららばり/氷の礫/ロックブラスト/殻を破る
選出率30%ではあるが、至って単純な全抜きエース。
やることはタスキを盾に殻を破って全抜き。ロックブラストを水タイプの技に変えることも一考。
パルシェン自体はドラゴンタイプ・ミミッキュ、オニゴーリの相手をしてもらうために採用した。
ガブリアス
ドラゴンZ 鮫肌
陽気 183-182-116-x-105-169
逆鱗/地震/剣の舞/ステルスロック
以下の要件を満たす要員として採用。
- 電気技を無効
- ギルガルドへ手が出せる
- あわよくば全抜き出来る
- 受けループを崩せる
- リザードンより素早いステルスロック要員
上記の要件を満たすために逆鱗、地震、剣の舞、ステルスロックを採用した。隙があれば剣の舞を使って全抜きしていく。
対受けループはエアームド削り剣の舞Z逆鱗を当てることが大事。
バシャーモ
バシャーモナイト 加速
意地っ張り 155-189-90-x-91-132
フレアドライブ/けたぐり/守る/剣の舞
メガクチート、テッカグヤ、メガガルーラ、バンギラス等を倒すために採用した。
メガクチート、テッカグヤを倒すためにフレアドライブを採用した。
飛び膝蹴り・馬鹿力は技のデメリットが大きいため、削りたい相手を確実に削ることが出来るけたぐりを採用した。
エスパーZではないカプ・テテフに勝つために守るを採用した。
全抜き要素として剣の舞を採用したが、繰り出されるカプ・レヒレ、ドヒドイデを削るために雷パンチまたは地震を採用してもよいと思う。
剣の舞ホノオZでクレセリアを倒せるようにするのも一考。ただし、控え目スカーフカプ・テテフに勝てなくなる。
実戦
私が実際に当たった時のを元に書いています。都合のいい展開ばかりですがご了承ください。
基本選出
先発ウツロイド、ヤドラン、モロバレル
勝ち筋1
相手の3匹をメガヤドランの攻撃圏内に入れてトリックルームからの全抜きを狙う。
理想は1つの攻撃技で3体倒せる状況。
立ち回り
ヤドランが控え目HC、なまけるを覚えていないためHP回復は再生力依存となる。
そのためヤドランをメガシンカさせるタイミングが非常に難しい。
勝ち筋1の項でも書いたが、メガシンカさせる = 詰めのフェーズに移行するぐらいの認識。
モロバレルはイアの実と再生力によりHPの83%を回復することが可能なので雑に扱ってよい。
ウツロイドが電気タイプと対面した時は、ボルトチェンジを打たれることが多いためミラーコートを強気に選択していく。
あえて1サイクル目ではミラーコートを隠し、2サイクル目で使うことで奇襲することもできる。
勝ち筋2
相手のアタッカーを倒し、こちらのポケモンを突破できない状況を作る。
勝ち筋3
ウツロイドのアシッドボムで耐久ポケモンを崩す。アシッドボムのおかげでハピナスを突破できる。(ただし地球投げがある場合は撃ち負ける可能性がある)
基本選出以外
- パルシェンの殻を破る→つららばりでイージーウィン出来そうな時。
先発ガブリアス、モロバレル、パルシェン
勝ち筋
ガブリアスでステルスロックを撒く。モロバレルのキノコの胞子をする。パルシェンで殻を破る。
短いですが、勝てるときはこれで勝てるのでガンガン選出していく。
- メガバシャーモの剣の舞&加速→攻撃でイージーウィン出来そうな時
先発ガブリアス、モロバレル、バシャーモ
勝ち筋
ガブリアスでステルスロックを撒く。モロバレルのキノコの胞子をする。バシャーモで剣の舞。
ヤドランとバシャーモを同時選出する時
勝ち筋
メガヤドランのトリックルームからの全抜き、バシャーモの剣の舞&加速→攻撃
立ち回り
相手の選出に合わせて上記した勝ち筋のどちらが通しやすいかを判断する。
一方的に攻撃して勝てそうな場合はガブリアスを、相手の攻撃を受けつつ倒していく場合はモロバレルを選出する。
対受けループ
エアームド、ドヒドイデ、ラッキー or エアームド、ドヒドイデ、ギルガルド
泥仕合になるが負けることは少ない。
※よくマッチングしたエアームド、ドヒドイデ、ラッキーを例にあげます。
選出
先発ガブリアス、ヤドラン、モロバレル
この選出以外無し。
勝ち筋
エアームドをガブリアスの剣の舞Z逆鱗圏内に入れること。
ガブリアスの剣の舞Z逆鱗は172-211エアームドに最低54%のダメージを与えられる。
そのためエアームドに46%のダメージを与える必要がある。
立ち回り
1T:ガブリアスでステルスロック:エアームドがステルスロック(どくどくだと苦しい)
2T:ガブリアスをヤドランにチェンジ:エアームドが何かしら行動
3T:ヤドランで火炎放射:ラッキー、たまにドヒドイデが出てくる。
4T:ヤドランをモロバレルにチェンジ:ラッキー、ドヒドイデが何かしら行動
5T:モロバレルでキノコの胞子:ラッキー、ドヒドイデが何かしら行動
6T:ガブリアスにチェンジ:ラッキー、ドヒドイデはぐうぐう眠ってる。
7T:ヤドランにチェンジ:エアームドにチェンジ(ステルスロックダメージ)
8T:3T~7Tを4セット繰り返す
?T:ガブリアスで剣の舞:エアームドにチェンジ)ステルスロックダメージ)
?T:ガブリアスでZ逆鱗:エアームド瀕死
上記したのは理想の立ち回り。行動は全て決まっているので最速で操作すること。
ヤドランとモロバレルではラッキーを倒すことはできないが、ラッキーもヤドランとモロバレルを倒すことはできない。
奥の手として再生力ループで相手の持ち時間切れを狙うこと。
対ガルクレセドラン
かなりキツイ。
選出
先発ガブリアス、ウツロイド、バシャーモ
勝ち筋1
クレセリアをガブリアスの剣の舞Z逆鱗圏内に入れる。
ガブリアスの剣の舞Z逆鱗は227-189クレセリアに91%~104%のダメージを与えられる。
そのためクレセリアに9%のダメージを与える必要がある。
勝ち筋2
クレセリアをメガバシャーモの剣の舞フレアドライブ圏内に入れる。
メガバシャーモの剣の舞フレアドライブクレセリアに74%~87%のダメージを与えられる。
そのためクレセリアに26%のダメージを与える必要がある。
勝ち筋3
クレセリアをウツロイドのヘドロウェーブ圏内に入れる 且つ ヒードランをウツロイドのミラーコートで倒す。
ウツロイドの179ヘドロウェーブは227-150クレセリアに28%のダメージを与えられる。
そのため、上記のガブリアス・メガバシャーモの攻撃を当てることによりウツロイドでクレセリアを倒せる。
立ち回り1
1T:ガブリアスのZ逆鱗 :メガガルーラが冷凍パンチ。Z逆鱗と鮫肌で瀕死。
2T:ガブリアスの逆鱗 :クレセリアの冷凍ビーム、たまにムーンフォース
3T:バシャーモのメガシンカ+剣の舞 :クレセリアのサイコキネシス
4T:メガバシャーモのフレアドライブ :クレセリアが居座れば倒せる、ヒードランが出てきても問題ない。
5T:メガバシャーモのけたぐり :ヒードラン守る
6T:メガバシャーモのけたぐり :クレセリアが出てくる。
?T:4~6ターンを繰り返す。(けたぐり採用なので馬鹿力、跳び膝蹴りのようなデメリット無し。)
(あわせてヒードランは貰い火なのでフレアドライブを受けられることのリスクは無い)
?T:ウツロイドで〆る。
立ち回り2
1T:ガブリアスでZ逆鱗 :メガガルーラが冷凍パンチ。Z逆鱗と鮫肌で瀕死。ガブリアスも相討ち。
2T:ウツロイドでミラーコート :ヒードランの大地の力
3T:ウツロイドでヘドロウェーブ :クレセリアの行動(瞑想、トリックルーム以外なら何でもいい)ウツロイド瀕死。
4T:メガバシャーモで剣の舞 :クレセリアの行動(瞑想、トリックルーム以外なら何でもいい)
(クレセリアの行動がサイコキネシスなら次ターンはフレアドライブ、月の光なら剣の舞)
a5T:メガバシャーモのフレアドライブ :クレセリア瀕死
b5T:メガバシャーモの剣の舞 :クレセリアは剣の舞×2フレアドライブを耐えない。
対テテフグロス@1
初手でメタグロスに引くカプ・テテフは手強い。メガメタグロスのサイコフィールド下の思念の頭突きが非常に強力。
選出
先発ウツロイド、ヤドラン、モロバレル
勝ち筋
カプ・テテフをウツロイドのヘドロウェーブで倒す。
メガメタグロスをモロバレルのめざ炎またはメガヤドランの火炎放射圏内に入れる。
モロバレルのめざ炎は155-131メガメタグロスに34~41%のダメージ。
メガヤドランの火炎放射は67%~80%のダメージ。
立ち回り
1T:ウツロイドのヘドロウェーブ:カプ・テテフのサイコキネシス。カプ・テテフ瀕死
2T:ウツロイド瀕死:メガメタグロスの行動
3T:ヤドランの火炎放射:メガメタグロスの雷パンチ。
4T:モロバレルにチェンジ:メガメタグロスの雷パンチ。
5T:ヤドランにチェンジ:メガメタグロスの冷凍パンチ。
6T:ヤドランでトリックルーム:メガメタグロスの雷パンチ、たまに交換読み冷凍パンチが飛んでくる。
7T:メガヤドランで火炎放射:これ以降は相手の選出に左右されますが、カプ・レヒレ、スイクン等がいた場合は出てくるのでモロバレルで迎え撃ちましょう。
きつかったポケモン
両刀ギルガルド
→アイアンヘッドでウツロイドが、シャドーボールでヤドランが倒される。モロバレルだけで逆転するのは困難。防塵ゴーグルを持っていたら降参。
物理ギルガルド
→ウツロイドで倒せない、モロバレル・ヤドランも消耗する。
サイコショック持ち
→ウツロイドが倒される。サイコショックウツロイドに倒された時は唖然とした。
瞑想身代わり守る食べ残しスイクン
→ウツロイドがいない時にヤドラン対面で出てこられるとPP切れに追い込まれる危険性あり。
瞑想がどくどくならば再生力ループで対抗出来る。
こだわりメガネヒードラン
→ウツロイドが大地の力で倒される。
メガサメハダー
→加速が厄介。
パルシェンで殻を破らないと厳しい。
技次第ではバシャーモで対応出来る。
メガギャラドス
→竜の舞が厄介。
パルシェンで殻を破らないと厳しい。
相手の選択次第ではメガバシャーモで勝てる。
メガバンギラス
→竜の舞が厄介。
相手の選択次第ではメガバシャーモで勝てる。
毒羽メガボーマンダ
→ヤドランが毒で倒される。
2回身代わりしてから羽休めしてくる事が多いのでそこにトリックルームを差し込めるかが鍵。
マリルリ
→初手ウツロイドで鉢合わせた場合は腹太鼓とアクアジェットの2択になる。強気に腹太鼓されたら負け。
他にもいましたが、特に印象に残ったものをピックアップしました。
感想など
突撃チョッキウツロイドですが、思っていた以上に強かったです。ゲッコウガのZハイドロポンプ・カプ・テテフのPFサイコキネシスを耐えてしまうのは驚きでした。
特にアシッドボムの使い勝手もよかったので、今後ウツロイドを使うことがあればアシッドボム入りで使うかもしれません。
ちなみに本パーティで満足した出来なのはモロバレルです。H203-D117のラインに変更したことで、イアの実と併せてC222ギルガルドのZシャドーボール、シャドーボールを耐えるため使い勝手が向上しました。
改善の余地ありなのはガブリアス、バシャーモです。ウツロイドがいる以上はリザードンより素早いという要件はいらないかなと思っています。恐らく霊獣ランドロスかドリュウズにするのが良いと思います。バシャーモはリザードンに変えるのが良さそうです。
パルシェンは特に言うこと無し。タスキを盾に殻を破るのはシンプルながらに強い。
ヤドランは波乗りをサイコキネシスに変更したのは大正解でした。他のメガシンカポケモンも使おうと思いますが、メガヤドランの安定感とトリックルームの奇襲性能に助けられてばっかりなので、しばらくはメガヤドランがパーティに入ることでしょう。
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選出データ
おまけの選出データです。
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