【レギュレーションC】ミミニンフスイッチトリル【ポケモンSV・ダブル】




目次

はじめに

お久しぶりです、ルートです。

今回は私がレギュレーションCで使用していた、ニンフィアとミミッキュを軸としたスイッチトリル構築の記事を書かせていただきました。

レギュレーションCの期間はほとんど残っておりませんが、お読みいただければ幸いです。

構築経緯

4月中旬あたりから、環境においかぜなどを使った高速系のパーティやテツノツツミを軸とした雪パがかなり増加しました。それに対して特防が高くて打点のあるニンフィア+トリックルーム役の並びが強いのではないかというところから構築スタート。

トリックルーム要員の候補にはミミッキュ、ゴチルゼル、ドータクンなどが存在したのですが、今回は

  • ばけのかわによって倒されにくく、安定性がある
  • 一致じゃれつくがあるのでディンルーなどの災厄ポケモンに弱点を突いて行ける
  • かげうちでハバタクカミに大打撃を与えられる

等の点を評価して、ミミッキュを採用しました。

3体目にはトリックルームが切れた後の掃討役として、環境で最も速いポケモンであるブーストエナジー持ちのテツノツツミを採用。

4体目、5体目には

  • 単体性能が高く、上3体できつめなコノヨザルやテラスタルしたディンルーなどに強いカイリュー
  • ウインディなどの炎に有利に戦うことができ、かつミミッキュの被ダメージを抑えることによりトリックルーム展開をさらに安定させることができるクリアチャームディンルー

を採用。

6体目はなかなか決まらなかったのですが、結局ここまでで苦手なアーマーガアやミミズズなどに弱点をつけ、テツノツツミに次ぐ掃除役としての性能も併せ持つこだわりスカーフイーユイを採用することになりました。

結果として純トリルというよりも、相手に応じてトリックルームを展開するかどうか決めるスイッチトリル系の構築に仕上がりました。

個別解説

ミミッキュ

性格:いじっぱり

努力値:H252 A252 D4

実数値:162-156-100-×-126-116

テラスタイプ:みず

トリックルームの安定性が魅力のトリル役。

ディンルーの支援やテラスタルによる耐性変更もあり、何もできずに落とされるケースはかなり少ないです。

いのちのたまを持たせているので、殴り性能も十分に確保できています。

アタッカーに特殊が多い都合上きつめなディンルーにじゃれつくで大打撃を与えられるのはとてもありがたいです。

また、かげうちによってテラスタルしていないハバタクカミに大きなダメージを与えられます(相手が耐久に努力値を割いていない場合は倒せますが、あまり期待しないほうがいいです)。

その分メンタルハーブを持てず、ちょうはつには弱くなっているので注意が必要です。

テラスタイプは弱点の鋼を半減できる水タイプ。積極的に切りたくはないですが、どうしてもトリックルームを展開しないといけない場合など切らねばならない場面はどうしてもでてきます。

ニンフィア

性格:ひかえめ

努力値:H244 B188 C76

実数値:201-×-109-154-150-80

テラスタイプ:みず

・耐久無振りのテツノツツミをハイパーボイスで確定一発

・いじっぱりA252カイリューのハチマキ飛行テラバースト確定耐え

特殊方面での殴り合いには滅法強い、範囲打点持ちトリルエース。

火力を底上げするためにこだわりメガネを持たせています。

テツノツツミ&いのちのたまユキノオーのふぶき+(ユキノオーの)こおりのつぶてをテラスタルせずとも耐えられるぐらいの耐久があります。

物理方面もカイリューのハチマキ飛行テラバーストを耐えるぐらいにはあります。

その耐久からメガネハイパーボイスのパワーを押しつけていける強力なポケモンです。

トリックルーム展開から攻めていくのが理想ですが、そうでなくても十分に戦っていけます。

テラスタルの優先度はあまり高くありませんが、相手にサーフゴーやハッサムなどの強力な鋼打点を持つ鋼タイプがいるときにはテラスタルを切ることもあります。

テツノツツミ

性格:おくびょう

努力値:C252 S252 H4

実数値:132-×-136-176-80-206

テラスタイプ;はがね

トリックルームが切れた後の掃討役、あるいは初手から展開していく素早さ操作役。

炎タイプへの打点が構築全体として少ないので、命中が不安ですがハイドロポンプを採用しています。

フリーズドライによるヘイラッシャへの削り役でもあるなど、パーティの中での仕事は多いです。

ブーストエナジー持ちのツツミのミラーでは、こごえるかぜを一度当ててしまえばこちらのスカーフイーユイが継続的に上をとれるようになるのは覚えておきたいところ。

テラスタイプは鋼。ハバタクカミのフェアリー技、カイリューのしんそく、キラフロルのパワージェムなどこのポケモンに飛んできやすい攻撃を半減できます。

あまり耐久力が高いポケモンではない以上本来耐えられない攻撃を一度耐えるだけになりやすくはありますが、一回の行動が大きいテツノツツミとはマッチしているテラスタイプです。

ただし、テラス前後で格闘が一貫していることには注意が必要です。

カイリュー

性格:いじっぱり

努力値:A252 S252 H4

実数値:167-204-115-×-120-132

テラスタイプ;ひこう

強力な物理打点エース。飛行テラバーストがとにかく強力です。

全体的に特殊アタッカーが多い都合上、テラスタルを切ったディンルーに有効打を与えられるポケモンが少ないので、ディンルーを見かけたら優先して飛行テラバーストを打っていきたいところです。

もちろんテラスタルの優先度は高いのですが、試合展開によっては他のポケモンにテラスタルを切ることもあるので、そういった場合にも打点を出せるようにげきりんを採用しています。

ミラーで上をとれるように準速にしてありますが、元々が中速ポケモンなので相手によってはトリルエースのように振る舞うこともあります。

ディンルー

性格:いじっぱり

努力値:A252 D252 S4

実数値:230-178-145-×-132-66

テラスタイプ:ほのお

炎タイプに対する打点。ウインディのいかくを受けたくないので、持ち物はクリアチャームです。

特性は強力ですが、特殊アタッカーが多いこの構築では裏目に出ることも。

ミミッキュのトリックルームを補助しながらそのまま殴りに行くもよし、カイリューと組み合わせて真っ向から戦っていくもよしのハイスペックポケモン。

浮いているポケモンが構築に多くない上にまもるの採用も少なめなので、じしんとじだんだが両採用になっています。

テラスタイプはおにびを無効化し、弱点のフェアリー・草・虫・氷を半減できる炎タイプです。

イーユイ

性格:おくびょう

努力値:C252 S252 H4

実数値:131-×-100-187-140-167

テラスタイプ;ゴースト

第2の掃除役&鋼への打点。

特性によりスカーフであっても高い打点を押し付けていけます。

テツノツツミとのシナジーも強力。

テラスタイプはカイリューのしんそくを無効化できるゴーストタイプです。

基本選出

スタンパなので、固定の選出といったものはないのですが比較的よく使うものを。

ミミッキュ+ニンフィア

初手:ミミッキュ+ニンフィア

後発:刺さってるポケモン2体

トリル選出その1。相手の火力が低めor相手が鈍足気味なときや雪パ相手に選出します。

ニンフィアはハイパーボイスを連発しながら、ミミッキュはトリックルームを展開するなり相手の遅めの物理アタッカーにおにびを打つなりしてニンフィアをサポートしましょう。

ミミッキュ+ディンルー

初手:ミミッキュ+ディンルー

後続:ニンフィアorカイリュー+誰か

トリル選出です。ディンルーでミミッキュの耐久力を上げながらトリックルームを展開します。

ただトリルは安定しますがそのあと打点を出しにくいところがあるので、場合によってはどちらかを交代させてニンフィアやカイリューを繰り出していきましょう。

ミミッキュ+高速アタッカー

初手:ミミッキュ+テツノツツミorイーユイ

後続:ニンフィアorカイリューorディンルー+誰か

テツノツツミやイーユイの処理を強制しながらトリックルームを展開し、ニンフィアなどを死に出しして制圧します。

あるいは相手の初手にハバタクカミがいる場合、かげうち+ハイドロポンプorねっぷうを当ててやると、テラスタルをされてもだいたい突破できます。

あるいはテツノツツミで殴りながらミミッキュのおにびで妨害…などの戦術もあり、できることの幅が広い並びです。

カイリュー+ディンルー

初手:カイリュー+ディンルー

後続:テツノツツミorイーユイ+誰か

飛行テラバーストとじしんで平押ししていく、環境でもよく使われる並びです。マルチスケイルとわざわいのうつわで耐久力が底上げされた状態での高打点&全体技の押しつけは単純明快に強力。

おわりに

この構築でシーズン5では最終17位、シーズン6では最終30位を達成することができました。

好きなポケモンの一体であるニンフィアを軸としたパーティでランクバトルで結果を出すことができてうれしいところです。

ですが命中不安技が多い都合上より高い勝率が求められるインターネット大会との相性はいまいちで、私の実力不足もあり予選抜けは達成できませんでした。

行動の選択肢が多く、相手に応じて幅広い対応ができる構築でしたが、その分逆に言えば決まった形がないので単純に扱いやすいとは言えない側面もあります。

執筆が遅れてしまいレギュレーションCの期間はほとんど残っておりませんが、何かの参考にしていただければと思います。

ここまでお読みいただき大変ありがとうございました。

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この記事を書いた人

クリスタルからの古参だが本格的にレートを始めたのはorasから、ダブルをはじめたのはusumから。ラティアスをこよなく愛している。

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