目次
はじめに
こんにちは。ユークリ(@glalie20000)と申します。
今回は、勝率8割 (上振れれば9割) を誇るメガジガルデ構築を組むことができたので、構築記事を寄稿させて頂きました。
例によって勝敗数やレートの出ないZAランクマッチでどうやって強弱を判断するんだ……?となりますので、配信で勝率を記録しながらランクバトルを行い、強さ等を判断しました。
その結果、Aランクで勝率80% (1位20回 2位3回 3位4位1回づつ)、序盤に至っては9勝1敗 (1位9回 2位1回) の勝率9割という極めて優秀な成績を達成しました。
また、試合数を50試合以上重ねても1位率を74%ほど維持できており、安定した実力も持っています。
メガジガルデは現状評価の低いポケモンで、メガシンカせずに襷や珠を持たせた方が良いとも言われますが、それでもメガジガルデを使いたい!と考えている方は非常に多いと思いますので、参考になれば幸いです。
構築経緯
初めのジガルデは、冷静AC振りベースの技構成コアパニッシャー/大地の力/サウザンアロー/まもるという構成で、大地の力とサウザンアローで漁夫の利を狙いながらヘイトを買い、相手に削って貰ってメガシンカを狙う戦法を試していました。
しかし、漁夫の利を狙えるのかは運次第、相手に程よく殴って貰えるかも運次第で、再考を迫られました。
そこで、サウザンウェーブを採用することで非メガ時でも交換封じを使った能動的なポイント稼ぎを行えるようにし、Aに回していた努力値を耐久に回して安定性も上昇させました。
また、交換封じをチラつかせる事で攻撃も受けやすくなり、パーフェクトフォルムへの変形もやりやすくなりました。
他のポケモンには、現環境に多いゼルネグロスシャンデラに打点がある襷ドリュウズと、ブロスターやエアームド、イベルタル等を倒せるデンリュウを採用しました。
個別紹介
メガジガルデ
性格:れいせい
努力値:H4-A4-B100-C228-D172
実数値(50%):184-121-154-143-137-103
パーフェクト:292-121-154-154-137-94
メガシンカ:292-91-124-291-127-108
持ち物:ジガルデナイト
技:コアパニッシャー(無に帰す光)/だいちのちから/まもる/サウザンウェーブ
B:50%時、A200ガブのA+1ドラゴンダイブ確定耐え
C:H252振りゼルネアス (H233-D118) を無に帰す光で確定1発
D:残り
ネチっこい交代封じと破壊神を兼ねる風変りなポケモン。
初手でサウザンウェーブを撃ちに行き、相手と殴り合ってパーフェクトフォルムへの変形を狙います。
変形ができなくても、交換封じが決まっていればそれに合わせたポケモンに交換しポイントを取る事ができます。
ポイントが少ない状態で非パーフェクトだと、相手から放置されたり瞑想で入念に準備した後に冷凍ビームで狙撃されたりするので、貪欲に点数を稼いで行く姿勢が重要です。
サウザンウェーブ以外の技は、無に帰す光用のコアパニッシャーと大地の力、メガ時に致命的となる攻撃を捌ける守るで確定。
相手のプラス技を守ってHPを削り、パーフェクトへの変形を狙う立ち回りも重要です。
ドリュウズ(親分個体)
性格:いじっぱり
努力値:H44-A252-D4-D204-S4
実数値:191-205-81-*-111-109
持ち物:きあいのタスキ
技:アイアンヘッド/ドリルライナー/じしん/まもる
H:H=B+D意識
A:特化
D:余り
現環境でトップクラスの点取り性能を持つポケモン。
運用方法も基本的に剣舞してドリルライナーで突っ込んでいくだけなので非常に簡単。
ゼルネグロスシャンデラ全員の弱点を突け、剣舞+ワザプラス地震であればメガメタグロスすらワンパンできてしまいます。地面タイプがジガルデと被っていますが、弱点は全く違うので問題ありません。
ドリルライナーの枠は等倍相手の火力が同じで発生もほとんど変わらず、ミュウツーやゲッコウガの弱点を突けるメガホーンも強力です。
デンリュウ(親分個体)
性格:れいせい
努力値:H4-A252-C252
実数値:166-127-105-183-110-67
持ち物:いのちのたま
技:10まんボルト/れいとうパンチ/りゅうのはどう/じゅうでん
ACぶっぱ
ヤバすぎる調整のポケモン。
ジガルデとドリュウズが辛い水タイプやエアームド、イベルタルをワンパンできる充電十万ボルトを備えていながら、竜の波動+冷凍パンチでガブリアスすら処理できてしまう化け物ポケモン。
対面で剣の舞をしてくるガブリアスは勿論、ドラゴンダイブを耐えるHPが必要ではありますが、地震をしてくるガブリアスに対しても、地震を逃走して避けた後の隙に対して竜の波動→ドラゴンダイブしてくるのを待って冷凍パンチと動く事で、ガブリアスを処理する事ができます。
当然元々HPが削れていれば無傷で対処可能です。
なお、竜の波動と冷凍パンチの判定の強さを評価して親分個体で採用しています。
圧倒的な攻撃性能と引き換えに、一般的な磁石デンリュウと比べて7割くらいの耐久しか無いので残りHPには注意しましょう。
立ち回り
最序盤はジガルデでサウザンウェーブでの交換封じや、相手に殴って貰いパーフェクトフォルムへの変形を狙っていきます。
その後は盤面に出ているポケモンに合わせて交換し、貪欲にポイントを狙っていきましょう。
また、メガシンカゲージに関しては一生足りないので、技をできるだけ振ったり落ちている石を拾ったりを意識しましょう。
今回も配信で全試合公開しているので、気になる方は御覧下さい。
まとめ・感想
メガジガルデはデカすぎて狙われすぎだとか、そもそもメガシンカできないだとか散々な評価を受けていますが、しっかりとした構築や立ち回りを確立する事で安定した勝率と圧倒的ロマンの両立を図れる非常に面白いポケモンです。
なお、ジガルデを使い倒した筆者としては、使い辛さの根源はパーフェクトフォルムの移動の遅さにあると考えています。
例えば、ゼルネアスであれば難しい盤面になった時に逃走しながら漁夫の利を狙ったり、石を拾ってゲージを溜められますが、パーフェクトフォルムはデカすぎる上に移動が遅いため、タコ殴りにあってすぐにやられてしまう訳です。
仮にゼルネアス並の移動速度があれば、パーフェクトになった後に道中の石を拾ってゲージを溜めてメガシンカできたため、現状の倍は使いやすくなっていた事でしょう。
逆説的に、パーフェクトになった後にゲージが無い時は即交換して他のポケモンで溜めた方が遥かに良い結果が得られるので、そのような立ち回りを意識すればメガシンカをしやすいと思います。
もうすぐDLCもあるので、色々なポケモンの可能性を探求してランクバトルを盛り上げていきましょう!
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