サンドパンとの出会い
碧の仮面配信で天候に関するポケモンが多く解禁されました。
晴れパと雪パはキュウコン…
雨パはニョロトノ…
ようりょくそとかすいすいの特性を持つ過去に活躍したポケモンも解禁されているし、砂パの追加戦士はきっとすなかきのドリ
サンドパン 「…やあ」
バンギラス (ドリュウズじゃないのかよ)
インフレした環境に放り込まれたところに何となく可愛さと気の毒さを感じたのでサンドパン入りの砂パを使ってみることにしました。
構築名はバンドパン。バンドマンみたいでイカしていますね。
パーティの変遷
砂パを組んだことがなかったので、とりあえず喰い断さんの動画 (https://youtu.be/o9JGdZ0E-H0) を参考にボックスのありものでパーティを組みました。
数ヶ月ぶりのランクバトルということもあり環境も分からないまま最低ランクからのスタートでしたが、なんとかハイパーボール級まで漕ぎ着けました。しかし全然マスターボール級に上がれません。
連撃ウーラオスやテツノカイナ、ゴリランダーなどの環境に多くいるポケモンに一貫性を取られていることが問題 (特にかくとうタイプの技が通りやすい) と考えたのでメンツを変えてみました。
上記の面々の技を受けられ、おにびで詰める要員とトリックルーム要員を担当できるオーロットと、ハバタクカミより耐久があるフェアリータイプとしてニンフィアを採用しました。
トリックルームができるようになり戦術に幅が出たほか、トリックルームパーティ相手にもニンフィアがめいそうとみがわりで強く動けるため、マスターボール級に上がることができました。
しかしさらに数戦するうちに、オーロットの周りのポケモンから処理されてオーロットが受け切れなくなって負けたり、逆にオーロットを優先処理されてしまいウーラオスに荒らされて負けたりとオーロットが噛み合っていないように感じ始めました。
なによりパーティにいかくもまけんき・かちきを持つポケモンもいないので、ひこうタイプのテラバーストを撃つランドロスに全てを破壊されるのが非常にキツくなってしまったので、このパーティも解散することに。
シーズン12に変わってからは、かくとうタイプの技を透かせてまけんきを持つコノヨザルを試しに入れてみることにしました。
ビルドアップを積んだコノヨザルはまあ強かったのですが、初手にトルネロスとウーラオスを並べられてあまごい+すいりゅうれんだで壊滅する問題が深刻化しました。
なにより、バンギラスとサンドパン視点ではコノヨザルはありがたいがコノヨザル視点では砂パのメンツと組む理由が特にないのでは?と感じてしまったので、マスターボール級まで上がった後に一旦凍結することにしました。
何か良いアイデアはないかと喰い断さんの動画(https://youtu.be/FaLPTsyrHrc)を観ていたところ…
キュウコンとスカーフハバタクカミで初手トルネウーラを破壊するというプランが紹介されていたので組み込んでみることにしました。
サンドパンとバンギラスがトルネロスとウーラオスをホイホイ呼び込んでくれるので、あまごいorおいかぜ+すいりゅうれんだをハバタクカミで10まんボルト+キュウコンのアンコールで奇襲してそのまま押し切り…と勝てるようにはなりました。
反面、単体性能の高いバンギラスはともかくサンドパンの選出がめっきり減ってしまい
「これはサンドパン砂パなのか?」
と根本的な疑問を抱いてしまったのでこれにて終了となりました。
瞬間最高順位は4800位くらいで7000位前後をウロウロといった感じでした。
メンバー紹介
パーティがコロコロ変わったので主要なポケモンのみ取り上げます。
サンドパン
性格:いじっぱり
特性:すなかき
持ち物:きあいのタスキ
努力値:ASぶっぱ
主役になりきれなかったポケモン。
すなかきからのじしんでゴリゴリ削ってもらいたかったのですが、マイナー故の宿命か色々数値が足りない場面が目立ちました。
すばやさは実数値で117となりすなかきで2倍の234になりますが、S4振りハバタクカミの実数値は156でこだいかっせいを発動するとこれまた234になってしまいます。
これが何を意味するかと言うと、環境にこのようなS振りのハバタクカミはいないため、相手のハバタクカミがこだいかっせいによりすばやさをブーストするとすなかきが発動していてもサンドパンは確実に抜かれてしまうということです。
すばやさ事情と耐久の低さが重なって、初手にバンドパン VS. カミカイナとなってもサンドパンはマジカルシャイン+ドレインパンチで沈んでテツノカイナを倒せなく…となります。
他にもトルネロスにあまごいをされてもおいかぜをされてもサンドパンが簡単に上を取られてしまう、ゴリランダーがグラススライダーでワンパンしてくるなど、動かしたいのに動かせない場面が頻発することがサンドパンにとって高すぎる壁となりました。
サイクルを回せるだけの耐久がないことや最後にサンドパンが残っても実数値117では抜ける相手が限られるのも辛いポイントでした。
技は範囲打点のじしん、単体打点の10まんばりき、大事にするためのまもるは確定です。
残り1枠ですが、基本的には怯みゲーができるひこうタイプへの打点となるいわなだれで良いと思います。
いわなだれで抜群を突いても大した火力は出ないため、壁を割るためのかわらわりやいかりのまえばもありっちゃありかと思います。(一度だけいかりのまえばでてっぺきヌメルゴンを削ってパオジアンのせいなるつるぎで突破…と活躍しましたが、じめんタイプエースにさせることではないような…)
バンギラス
性格:いじっぱり
特性:すなおこし
持ち物:とつげきチョッキ
努力値:HAぶっぱ
砂を起こすイケメン。
サンドパンと並べた時にじしんを透かす&くさとかくとう打点を半減できるようにテラスタイプはひこうにしました。
600族なだけあって無難に強く、カミイーユイを破壊したりトリパのコータスを破壊したりとハマった時の強さは流石です。
欠点はやはり環境の汎用パーツであるテツノカイナやウーラオス、ゴリランダーが辛いところです。
今回はすばやさを伸ばしていませんが、最低限テツノカイナよりは速くした方が使い勝手が良さそうです。
技は無難にいわなだれ、かみくだく、れいとうパンチ、テラバースト。
れいとうパンチはあまり撃たなかったのではたきおとすなど別の技でも良いかもしれません。
パオジアン
性格:ようき
特性:わざわいのつるぎ
持ち物:いのちのたま
努力値:ASぶっぱ
頼れるスイーパー。
終盤に削れた相手を華麗に倒してくれました。
あくまでスイーパーなので前衛が崩されて序中盤に出さざるをえない時は大抵負けます。
技はまもる、アイススピナー、ふいうち、せいなるつるぎ。
グラスフィールドでじしんの威力が半減するのを解除するためにアイススピナーにしました。
せいなるつるぎはパオジアンミラー以外であまり役立たなかったので、じごくづきに変えてふいうち以外にあく技があった方が使い勝手が良さそうです。
サンダー
性格:ひかえめ
特性:せいでんき
持ち物:おんみつマント
努力値:HDベース
過労死枠の鳥。
飛んでくるくさ・かくとう技を受けたり、おいかぜでS操作をしたり、10まんボルトでウーラオスを処理したり、ぼうふうでくさタイプを倒したりと役割が多すぎました。
おそらく、いかくやリフレクターで補助すればもう少し活躍できたのでしょう。
技はおいかぜ、はねやすめ、10まんボルト、ぼうふうでベタな構成でした。
さいごに
じめんタイプはテツノカイナをきっちり仕留める能力がないとキツいということを思い知らされました。
テツノカイナにとても有利でゴリランダーにもある程度抵抗できてサイクルを回せる耐久もある、そんなじめんタイプのポケモンがいるわけ…
いた。
準速スカーフウーラオス抜きようきスカーフランドロス
164-197-111-x-101-150 (225)
ASいじっぱりすなかき発動サンドパン
151-167-130-x-75-117 (234)
…よく使われるポケモンには相応の理由があるというわけです。
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