【からをやぶるカジリガメ+鉢巻ファイアロー】キョダイになりたいカジリガメ【SVダブル・レギュレーションC】




目次

はじめに

鎧の孤島前後で受験勉強のためいったんポケ活をやめ、今年4月に戻ってきました。

7世代から記事を投稿しており、今回で4つ目の記事となっております。この構築で4月後半~5月上旬の時期(レギュレーションC)に、3桁後半~4桁前半ほどの順位帯で遊んでいました。

パーティー作成経緯

ガラルでは巨大カジリガメ構築で結果を残したため、svでも思い入れのあるカジリガメを使おうと思いました。

まず構築を作るにあたりすいすいを生かした雨パが思いつきますが、強みを生かせないと思いました。なぜなら、新規でウェーブタックルを習得し、as種族値が上回るフローゼルのほうが雨パエースとしてのチカラが単純に強いと思ったからです。

そして、カジリガメを考察するにあたり1つの新規習得技に注目しました。「からをやぶる」です。

からをやぶるは過去世代でも多くのポケモンの実績があり明確に強い技なので、カメが使って弱いはずがないと考えました。しかも挙動がキョダイマックスにていることもありこれを軸にパーティーを作成することに決めました。(下記比較画像)

参考:SVのからをやぶるのモーション
殻にこもって、出てきて、吠える。
参考:キョダイマックス時のモーション
ボールに入って、出てきて、吠える。

積み構築の種類

パーティーを運用し、改善する中で積み構築には主に3種類あることに気づきました。

  1. 起点作成型  
    例:ディンルーウイン(とおぼえ)、キラフロルヘイラッシャ(毒寿司、合体しないタイプ)
  2. この指型   
    例:コノヨイッカ
  3. 猫騙し型 
    例:ガエンゼルネ

殆どの積み構築は威嚇や壁、欠伸等で起点を作るか、指猫で守るかのいずれかになると思います。

自分も1と2を組み合わせたような構築を回していましたが、ある問題点に気づきました。

それは、補助技を多用すると相手を削ることができず、最終的に押し負けてしまうというものです。

過去作におけるゼルネアスやメガマンダならすべてを破壊する力があるのですが、カメにはさすがにそこまでの力はありませんでした。

そこで、ダメージレースに負けてしまうという点を改善した4つめの積み構築を思いつきました。

それは

  • 相手一匹を行動させる前に倒す

というものです。ここでs操作があっても確実に相手の上をとれるポケモンとしてファイアローを採用することになりました。

ファイアローが高速で相手一匹を倒すことによりダメージレースに負けてしまうという問題点を解決すると同時に、カメへの攻撃から守れるようになりました。

個別解説

パーティー画像

カジリガメ

性格:いじっぱり
努力値:H180A252S76
実数値:188-183-110-×-88-104

耐久力:
いじっぱりパオジオン(189)のせいなるつるぎ確定耐え
いじっぱりディンルー(178)の地震、じだんだ確定耐え
いじっぱりコノヨザル(183)のドレインパンチ確定耐え
いじっぱりテツノカイナ(211)のドレインパンチ高乱数(25.0%)耐え
いじっぱりルガルガン(183)のインファイト確定耐え

Sは2段階アップ時最速ツツミ抜きまで。ブーストされると無理なのでこれ以上振るメリットはあまりないと考えました。

Hに振ることで相手からの攻撃を耐えてから、からをやぶることができます。殻を破った後の耐久低下が嫌なのでしろいハーブを持たせましたが、こごえるかぜやいかく対策としての機能もえらかったです。

初めは雨パ意識ですいすい採用でしたが雨パが少なかったため、急所負けを減らせるシェルアーマーで採用しました。

くさテラスは4倍弱点を減らせる他、構築的に重い地面技を半減できる点や、モロバレルのいかりのこな及びキノコのほうしを避ける点が役立ちました。

ファイアロー

性格:いじっぱり
努力値:H4A252S252
実数値:154-146-91-×-89-178

アローの破壊対象(非テラス時)
  • B特化以外のハバタクカミ
  • フレガ込コノヨ
  • イダイナキバ
  • モロバレル
  • ドータクン
  • 耐久無振りイーユイ
  • アーマーガア
アローの破壊対象(テラス時)
  • チオンジェン
  • テツノツツミ
  • サザンドラ
  • ドラパルト
  • ニンフィア

こだわりハチマキを持たせてひこうテラスすることでほとんどのポケモンを上から破壊できます。

鉢巻アローは無対策の人が多く、相手のプランを崩壊させることが多かったです。

あとはバンギルガンの対策でおいかぜを入れました。トリル意識でちょうはつを入れましたが、ディンルー用におにびでもいいと思います。

カメと並べることでディンルーがいわなだれを押すことが多くなり、カメが地面技で削られることを避けながらイエッサン出しに繋げる動きが強いです。

グレンアルマ

性格:ひかえめ
努力値:H4C252S252
実数値:161-×-120-194-100-127

後発から出てくるイエアルマの制圧力が強いと思ったため採用しました。

S操作がほとんどないため特性はくだけるよろいに、そしてcsでも攻撃を一発は耐えられる耐久力があると判断して持ち物は襷ではなく火力重視のいのちのたまを採用しました。そもそも、一撃で倒される場面はプレイングが悪いため、襷ではなくて良かったと思ってます。

4災が増えたため悪打点を半減でき、かつ反撃できるフェアリーテラスを採用しました。フェアリーテラスは無警戒のためディンルーの前でも強気に動かして破壊することができました。

環境にイエアルマが少なくなり、対策が疎かになっているパーティーが多く、十分に活躍してくれました。

あまり強さが知られていませんが、アーマーキャノンで能力を下げたくないときに、テラスタルをしないテラバーストもパオジオンなどに対して使い勝手が良かったです

イエッサン♀

性格:ずぶとい
努力値:H252B252D4
実数値:177-×-128-115-126-105

普通のイエッサン。グレンアルマの相棒として採用しましたがカジリガメの頼れる相棒ともなりました。

ファイアローがすぐに倒れた後後出しすることでカジリガメを先制技から守れ、このゆびとまれでも守ることができます。

最初はオボンのみで採用しましたがイエッサンが最後に残ることで負けたことが多かったため、これ以上耐久を高める必要がないと考えて襷パオジオンを削れるゴツゴツメットを採用しました。

パオジオンはアイススピナーでイエッサンを削りつつフィールドを解除することが多く、それを逆手に取ってパオジアンを削りつつ襷を潰せるのが偉かったです。

テツノワダチ

性格:いじっぱり
努力値:H252A44S212
実数値:197-151-140-×-90-153

バンギルガンとハバタクカミが両方採用されるパーティーが重かったため、全員に強いポケモンとして採用しました。

アローのおいかぜと合わせてSブーストすることでバンギルガンのいわなだれによる怯み択を回避することができます。

Aをこれだけ振れば基本的に倒せるので残りを耐久に振りました。

あくびヘイラッシャが重かったため、あくび対策を担えてテツノドクガと相性が良いエレキフィールドと、半分ネタでこうそくスピンを採用しました。

本当は耐久を生かしてがむしゃらを採用するのがよいと思いますが、こうそくスピンにはキラフロルを完封できる力があることを知ることができたので良かったと思います(下記動画参照)。

テツノドクガ

性格:ひかえめ
努力値:H4C252S252
実数値:156-×-80-211-130-162

ヘイラッシャキラフロルと合体ヘイラッシャ対策で採用しました。

テツノワダチがエレキフィールドを張ることでcが上がり、でんきテラスすることで合体前ヘイラッシャを一撃で倒すことができます。

隣にテツノワダチを並べることでほうでんヘドロウェーブも無効化してくれるので巻き込みは気にならないです。

残りは最高打点のオーバーヒートを採用し、オバヒ後でも仕事ができるようにアシッドボムを採用しました。

オバヒ後は放置されることが多いためアシッドボムが通りやすく、後発のイエアルマにも繋がります。

選出

基本選出

先発:ファイアロー、カジリガメ
後発:イエッサン、グレンアルマ

アローで片方を蹴散らしカメは殻を破ります。鉢巻アローも殻やぶカメも両方無警戒のためほとんど通ります。

アローが落ちたらイエッサンから出してカメのサポートをし、カメが落ちたらグレンアルマを出して締めます。

対バンギルガン

先発:ファイアロー、テツノワダチ
後発:イエッサン、グレンアルマ

アローで追い風をしてワダチで地震を選択します。これで岩雪崩による怯み択を潰しながら相手を壊滅させることができます。

ここで重要なのはバンギラスのひこうテラス択を無視しても良いということです。

ひこうテラスをされた場合は逆に追い風下のイエアルマが通るということなのでイージーウィンが狙えます。

対毒寿司

先発:テツノドクガ、テツノワダチ
後発:イエッサン、グレンアルマ

理想展開はエレキフィールド+でんきテラス放電で破壊ですが、さすがに通る機会は少ないです。

テラスを切らなくても襷の行動保障とアシッドボムを採用したためヘイラッシャが合体してもしなくても対応できるようになっています。

総括

アローとカメの並びが全く警戒されておらず、通りが半端なく良い場面が多かったです。後に続くイエアルマも爆発力が強いです。

逆に言うと前のめり構築なので一撃で倒せないと負ける場面が多いです。

殻やぶの強さは理解したので、後発カジリガメなどもこれから考えたいです。

おわりに

グレンアルマを提供してくれたミササギさん(@macky_misasagi)、テツノワダチを提供してくれたシャングリラさん(@pokeShangrira)、本記事を素敵に編集していただき、掲載していただいたAPPDATEさんに感謝します。

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この記事を書いた人

サンルールからダブルをガチリ始めた初心者です。あと一年早ければシニアで予選に出れたので勿体無いと思っています。これからダブル頑張りたいです。

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