はじめに
こんにちは、いこーるです。
今回は私がUSM全国ダブルシーズン12で使用し、瞬間最高レート1924(瞬間1位)を記録したメガギャラドス構築を紹介します。
ガオガエンの威嚇解禁後、メガギャラドスを入れた構築でレート1900を達成した構築記事を今のところ私は見つけられていないため、おそらく威嚇ガオガエン解禁後最も高いレートを記録したメガギャラドス構築だと思われます。
構築経緯
ガオガエンの威嚇解禁、メガメタグロス軸の多さから環境にメガギャラドスの水・悪の技範囲が刺さると考え採用しました。
そこでギャラの竜の舞をサポートでき、苦手な草タイプを倒せるガオガエン、同様に苦手なフェアリータイプやサンダーを倒せるウツロイド、レヒレやジャラランガなどギャラで処理しにくいポケモンを倒せるコケコを採用しました。
ここまでで雨パとミミッキュ+カビゴン、トリルパがキツいので残りの二枠はモロバレル、テッカグヤ、ベロベルト、ブルルなど色々試しましたが最終的に構築に足りないS操作枠、格闘打点を確保するためにカミツルギ、ウツロイドやギャラドスの耐久を底上げでき、怒りの粉と違って草タイプに無効にされないこの指とまれを使えるピッピを採用し、構築が完成しました。
個別解説
メガギャラドス
性格:陽気
特性:威嚇→型破り
持ち物:ギャラドスナイト
実数値:181-207-130-×-151-134
努力値:H84 A252 B4 D4 S164
技:滝登り/噛み砕く/龍の舞/守る
ステータスは少しでも火力を上げるためにA特化。Sは1回竜の舞をして最速130族をぴったり抜ける値です。余りは耐久。
ガエンの猫だましや威嚇、ピッピのこの指でサポートすることで竜の舞を積み、通りの良い滝登り、噛み砕くでグロスやランド、ガエンを処理するのが仕事です。
グロス軸のサンダーやコケコ、レヒレ、テテフあたりを処理すれば相手からは一致抜群技を撃たれることがなくなるため、グロス軸の詰め役としてとても強かったです。
注意ですがギャラはグロスやマンダのように強いメガポケモンじゃないので初手からギャラで舞って全抜き、といった勝ち筋は追えませんし、マンダのように回復技を持っているわけじゃないので自分の威嚇サイクルの一部にすることもできません。
相手のポケモンを一匹か二匹落としてから有利な相手の前に出して舞わせましょう。
ダメージ計算
火力
- 無振り霊獣ランドロスに±0滝登りが103.7-124.4%のダメージ
- B4メガメタグロスに+1かみ砕くが105.8-125.3%のダメージ
- ±0かみ砕くが71.0-85.2%のダメージ(+コケコのダブルダメFエレキネットで確定)
- B4コケコに+1滝登りが91.0-107.6%のダメージ
- H252サンダーに±0滝登り/かみ砕くが45.7-53.8%のダメージ
- H252ヤレユータンに±0かみ砕くが94.4-112.7%のダメージ
耐久
- C特化レヒレのムーンフォースが64.1-76.2%のダメージ
- C特化テテフのムーンフォースが79.3-93.9%のダメージ
- C特化メガサーナイトのダブルダメージハイパーボイスが79.6-93.9%のダメージ
- C252サンダーの10万ボルトが66.3-79.6%のダメージ
- A特化霊獣ランドロスの馬鹿力が82.9-98.3%のダメージ
- A252メガボーマンダの捨て身タックルが68.5‐81.2%のダメージ
- A‐1のA特化メガガルーラの捨て身タックルが45.9‐55.2%のダメージ
ウツロイド
性格:冷静
特性:ビーストブースト
持ち物:風船
実数値:216-×-67-179-152-97(個体値0、最遅)
努力値:H252 C252 D4
技:パワージェム/ヘドロ爆弾/トリックルーム/守る
冷静最遅のトリックルームウツロイド。
ウツロイドでトリルを張り後述のZガエンとトリル下でフィニッシャーのギャラ、コケコでキツい相手を倒していきます。
風船を持たせることで、スカーフランド対面で隣を守らせながらガエンに交代させるという動きをせずにトリルを張れます。
ガオガエン
性格:勇敢
特性:威嚇
持ち物:ガオガエンZ
実数値:202-183-110-×-111-58(最遅)
努力値:H252 A252 D4
技:フレアドライブ/DDラリアット/けたぐり/猫だまし
トリルアタッカー兼サポーターの最遅ガエン。
以前は半分回復木の実を持たせていましたが、トリル下での制圧力を高めたかったのでZを持たせ、更に範囲を広げるためにけたぐりを入れました。
何回も受け出すのは厳しくなりましたが、その分A特化なので火力はかなり出ます。
カプ・コケコ
性格:控え目
特性:エレキメイカー
持ち物:拘り眼鏡
ステータス:147-×-106-161-96-180
努力値:H12 B4 C252 D4 S236
技:10万ボルト/エレキネット/ボルトチェンジ/マジカルシャイン
Sは最速メガメタグロス+2。
Zを二匹が持っているため、フィールドを奪われても火力が出るように拘り眼鏡。
交代のためのボルチェンでもかなりの打点になるため削りや掃除役としてかなり活躍してくれました。
カミツルギ
性格:陽気
特性:ビーストブースト
持ち物:ヒコウZ
ステータス:165-201-151-×-83-144
努力値:H244 D252 S12
技:リーフブレード/聖なる剣/追い風/守る
雨パへの打点として採用。
ブルルも草格闘の範囲で火力が高く、更に構築の地面の一貫を切ることができますが、S操作ができないことと急所によって威嚇サイクルを破りにくいこと、馬鹿力のデメリットを考慮した結果ツルギを採用しました。
追い風Zで急所率を上げることで威嚇を無視して高火力を出したかったのでガエンと被ってでもZにしました。
ガエンとの同時選出は多いですが二匹ともポテンシャルが高く問題ありませんでした。
A無振りでもH252B4振りレヒレがリフブレで倒せるためほとんどの努力値を耐久に回し、Sは準速ランドが抜けるラインにしました。
ピッピ
性格:生意気
特性:フレンドガード
持ち物:進化の輝石
ステータス:177-×-96-×-99-36(最遅)
努力値:H252 B220 D36
技:この指とまれ/アンコール/手助け/守る
ガチトリルやミミカビをこの指とまれやアンコールでいなしていきます。
また対雨でもカミツルギのサポートとして出していきます。
ノータイムでこの指を選択せず、冷静に他の技を使うことを考えてから動かすことが大事なポケモンだと思いました。
選出
基本選出
先発
後発
主にテテフグロス以外のグロス軸、サナガエン系、ゲンガエン系に対する選出です。
グロス軸でランドとサンダーが入っている構築ならランドサンダーが、サナガエン系ならサナガエンが9割以上先発に来ます。
初手は相手ランドが相手サンダーより早ければそのままトリル、そうでなければウツロイドを守らせながらガエンに引き、トリル下で制圧を狙います。
トリル最終ターンにギャラがいれば竜舞でトリル後もSで有利を取ることを狙います。
相手にオニシズクモやブルルがいればギャラをピッピにします。
ゲンガエン系は滅びから入ってくることは少ないです。トリルからそのまま殴り倒してください。
対テテフグロス
先発
後発
相手の先発はテテフグロスやグロスサンダーが多いです。
威嚇枠が先発に来ることがあまりないため初手からZを切ってでも数の有利を狙います。
テテフとサンダーを倒せばギャラドスが通るのでその二匹を優先して狙います。
最悪ギャラで4縦まで狙える相手なので手持ちが2対4くらいになっても頑張ってみましょう。
対マンダ軸
砂以外→基本選出。
先発
後発
から2匹
基本選出の立ち回りは上にあります。
砂のときはギャラをガエン、ピッピでサポートします。
対ガルスタン
この系統の“綺麗な”構築は先発で何が来てもおかしくないですし、人によって違うため先発後発をこうだと決定はできません。
ただガルスタンにはカミツルギの通りがいいので必ず選出していました。
こちらがサイクル回せる構築ではないのでZを使ったカミツルギを通せるようにうまく立ち回らなければいけません。
トリルで行くと高耐久で受けきられてしまうのでやめましょう。
対ミミッキュ+カビゴンなどカビゴン入り構築
先発
後発
&
相手はほとんどカビゴンを通しにくるのでピッピでアンコールやこの指をしてしのぎ、ガエンやツルギで処理していきます。
総括
ギャラドスは威嚇ポケモンに対して抜群はつけても威嚇されるのは厳しく、逆にこちらが威嚇サイクルにしようとしても回復技も交代技もないためサイクルが成立しません。
そのためどうにか相手のサイクルに付き合わない方法を考えました。
結果として、たどり着いたトリルウツロイド+Zガエンによる序盤から高火力でのサイクル崩しが想像以上に強く、降参や予想していない相手へのイージーウィンも多かったためプレイヤーの体力的にもいい形ができたと思います。
またカミツルギを入れたことで上方向のS操作が可能になり、柔軟な選出ができるようになりました。
今年の4月くらいからメガギャラドスを使い始め、8,9月頃からポケモンに時間を割けるようになり、10月にようやくここまでメガギャラドス構築のクオリティを上げることができました。
しかしレート瞬間一位を取ったのはシーズン中盤が過ぎたあたりで、最後はレートをかなり落としてしまったので次はもっと安定したメガギャラドス構築を作りたいと思います。
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