はじめに
お初にお目にかかります。
かすてら。と申します。
突然ですが、皆さんには友達はいますか?
私はまあ……ノーコメントで……。
さて、世の中というのは友達がいた方が有利なことが多いですが、ポケモンにおいても同様です。
友達がいて初めてできる通信進化はまさにその例です。ユンゲラーやサイドン等の進化方法ですね。
この通信進化のポケモンですが、他の進化前ポケモンよりもステータスが高めなことが多いです。
先ほどの2匹を例とすると、ユンゲラーは特攻の種族値が120、素早さが105という優秀なアタッカーです。
サイドンについてはもともと最終進化形であり、合計種族値485と十分に対戦で使えるスペックです。
ということで今回、通信進化前のポケモンで統一した構築を組んでみました。
友達などいなくても生きていけることを証明してやる……。
パーティ
シングルバトルの構築です。
別にぼっちだからぼっちらしくシングルバトルだとか、そういう理由ではないです。
パーティ作成経緯
通信進化するポケモンを見渡した時、相手とのステータス差をひっくり返せる強力な勝ち筋として以下が目につきました。
- 雨+はらだいこニョロゾ
- 壁+つるぎのまいストライク
- トリックルーム+サイドン
- しんかのきせきポリゴン2
ポリゴン2が一番強そうですが、ポリゴン2自体が通信進化した後のポケモンであり、コンセプト的に泣きながら除外しました。
今回の構築では、ダイマックス相手でも吹き飛ばせるほどの火力を発揮できるニョロゾと、流行のゴリランダーに止められないエースであるストライクを中心とし、サポートできるポケモンで周りを固めました。
個別解説
ストライク
持ち物:しんかのきせき
特性:テクニシャン
性格:ようき
努力値:H108 A172 B4 D4 S220
実数値:159-152-101-x-101-168
技:ダブルウイング/はがねのつばさ/きしかいせい/つるぎのまい
DLC「鎧の孤島」により新たに解禁されたポケモンです。
合計種族値が進化後のハッサムと同じ500で、攻撃と素早さが優秀です。
さらにしんかのきせきを持つことで、耐久も非常に高くなります。ダイマックス時にはいのちのたまエースバーンのキョダイカキュウを耐えるほどです。
耐久力を生かしてつるぎのまいを積み、ダイマックスで全抜きを狙うのが基本の運用です。
攻撃技は、ダイジェットの元になりダイマックス後もテクニシャンにより高威力を出せる新技ダブルウイング、構築単位で重いトゲキッスやミミッキュへの打点としてダイスチルになるはがねのつばさ、威力100のダイナックルとなり飛行技と相性の良いきしかいせいとしました。
ダイマックス適性の高い、頼れるエースです。
勘のいい方はお気づきかもしれませんが、このパーティは他の進化前ポケモンでカモフラージュしたストライクごり押し構築です。
ユンゲラー
持ち物:きあいのタスキ
特性:マジックガード
性格:おくびょう
努力値:B4 C252 S252
実数値:115-x-51-172-90-172
技:サイコキネシス/でんじは/リフレクター/ひかりのかべ
前述のように特攻と素早さに秀でたポケモンですが、反面、耐久力は無いに等しいです。
イワークの攻撃種族値がポッポ並というのはよく言われますが、ユンゲラーの物理耐久に至ってはポッポに負けています。もしかしてポッポが強いのでは……?
ということで耐久力を補えるきあいのタスキでの採用です。
特性のマジックガードにより、ステルスロックや天候ダメージ等できあいのタスキを削られることがなく、ほぼ確実に行動できます。
対面性能が高いので、サイコキネシスで殴り合いをさせてもなかなか強いですが、今回はリフレクター・ひかりのかべによりストライクの積みをサポートする動きをメインにしています。
最後の技はダイジェットの起点にされるのを防止できるでんじはとしました。
イワーク
持ち物:カムラのみ
特性:がんじょう
性格:ようき
努力値:H132 B124 S252
実数値:127-65-196-x-65-134
技:ボディプレス/がんせきふうじ/ステルスロック/ちょうはつ
進化前としては知名度の高いポケモンで、特性がんじょうにより安定してステルスロックを撒くことができます。
先発に出して後続の全抜きの下準備をします。
その他、相手の展開の阻害としてちょうはつとがんせきふうじ、削りを入れるためのボディプレスです。
持ち物はレッドカードも強いと思いますが、ダイマックス相手でも腐らず行動回数を増やせるカムラのみにしました。
調整はドリュウズのかたやぶりじしん耐えです(インターネットで見つけました)。
ドテッコツ
持ち物:ゴツゴツメット
特性:てつのこぶし
性格:いじっぱり
努力値:H116 A212 B156 D12 S4
実数値:175-167-126-x-72-61
技:ドレインパンチ/れいとうパンチ/かみなりパンチ/マッハパンチ
イワークは知名度が高い(当社比)ので、先発での選出を読まれやすいです。
そのため相手の先発としてイワークに強いポケモンを出されやすく、ウーラオスやチラチーノに即死させられがちです。
そういったポケモンの対策として、ドテッコツを出していきます。
陽気こだわりハチマキウーラオスのインファイトやすいりゅうれんだを耐える調整です。
ゴツゴツメットも相まって、物理相手の撃ち合いではかなり強いです。
技は一般的なてつのこぶしローブシンと同じです。というか劣化
ニョロゾ
持ち物:いのちのたま
特性:すいすい
性格:ようき
努力値:H4 A252 S252
実数値:141-117-85-x-70-156
技:たきのぼり/じしん/さいみんじゅつ/はらだいこ
本構築第二のエースです。
ニョロボンよりも素早さが高く、素でトゲキッスやドリュウズをも上回っています。
雨下ではすいすいによりほとんど全てのポケモンを抜き去ってさいみんじゅつで寝かせることができます。
ちょっとやり口がずるいような気もしますが、友達がいるほうがずるいので問題ないでしょう。
相手が寝ている間にはらだいこを積み、数値差をひっくり返して全抜きを狙います。
ステルスロック+雨+いのちのたま+はらだいこダイストリームはダイマックス相手であってもH252ドラパルトまで落とせるほどの超威力です。
大概の相手はダイストリームで倒せてしまうので、残りの技はキングドラやウオノラゴン、ジュラルドン等ピンポイントのじしんです。
そもそも進化前は技候補が少なくて……。
サマヨール
持ち物:しめったいわ
特性:おみとおし
性格:ずぶとい
努力値:H252 B252 D4
実数値:147-x-200-80-151-45
技:ナイトヘッド/あまごい/じゅうりょく/おきみやげ
ニョロゾをじゅうりょくとあまごいでサポートする役割です。
ダブルでは一世を風靡した高耐久ポケモンですが、しんかのきせきを持たない場合はそこまでの圧倒的な耐久というほどではありません。
とはいえ、きあいのタスキ無しで大抵の攻撃を耐えて行動できる優秀なポケモンです。
じゅうりょく下のさいみんじゅつは命中100の合法技になります。
それでも即起きされるとはらだいこのターンに殴られて負けなのですが、2/3で全抜きコースと考えれば悪い賭けではないでしょう。
残りの技は自主退場用のおきみやげと、気持ち程度のちょうはつ・みがわり対策であるナイトヘッドです。
選出
ストライク選出
イワーク/ユンゲラー/ストライク
ドテッコツ/ユンゲラー/ストライク
ドテッコツ/イワーク/ストライク など
ストライクでの全抜きを狙う選出です。
ニョロゾ選出はどうしても催眠ターンの運が絡むので、こちらが基本選出ということになります。
基本はイワークを先発で出します。
ウーラオス等がいる相手や、物理偏重の相手にはドテッコツを当てていきます。
割と選出の自由度は高いですが、ユンゲラーは可能な限り選出したほうが安定する印象です。
ニョロゾ選出
イワーク/サマヨール/ニョロゾ
ニョロゾでの全抜きを狙う選出です。
基本的にはこの3匹で固定です。
ストライクで倒すのが難しい相手がいる場合はこちらになります。
運さえよければ大概のポケモンを破壊できます。
ただ現在世界にゴリランダーが溢れているので、そこはさすがに意識する必要があります。
どっちも選出
イワーク/ニョロゾ/ストライク
ニョロゾとストライク双方とも止められそうな場合に、なんとかなれ~~~~~と念じながら出す選出です。
こんな出し方はしないに越したことはないですが、ニョロゾが相手を寝かせ続けてなんとかなったりします。祈り。
総括
ランク7からスタートし、勝率5割弱で辛うじてマスターランクまで行けました。
通信進化前統一というのは、ネタとしては割と古くから存在するものではあります。
今回はこの条件の中でできる限り強い構築にすることを目標としていたので、ひとつのラインを達成することができて嬉しいです。
最低限の戦いはできるので、ちょっと変わったポケモンで戦ってみたい方は是非使ってみてください。
ちなみに、ユンゲラーもドテッコツもサマヨールも普通に進化後の劣化です。
ポケモンは進化させたほうが強い。
友達は大切にしましょう。
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