はじめに
こんにちは。めも(@memomomo33)と申します。
一緒に考察をしてほとんど同じ構築を使っていた ちゅーい(@P39_Jigglypuff)さんが
先日の公式大会テラスタルクライマックスにて 最終85位 レート1759.5を達成した構築です。
大会のルールは簡単に説明すると
- ダブルバトル 見せあい6匹 選出2匹
- パーティはミライドンかコライドンのどちらかを1匹と伝説・幻のポケモンを除くポケモン5匹
- ミライドンかコライドンの選出は必須
勝つためには相手のミライドンやコライドンの対策や、ほろびのうたなどダブル62で強力な戦略の対策が必要となります。
以下APPDATEメンバーのテラスタルクライマックスの構築記事も合わせてどうぞ。


使用構築

構築経緯
APPDATE内で色々なアイデアを出したり、それを仲間大会で試して感想を話したりしました。
そのアイデアのうちの一つであるAB振りコライドンをヒスイドレディアでコーチングして攻守共に強化し、
仮に いかくを撒かれた場合はボディプレスで攻めに転じるという案が面白そうでした。
仲間大会で色々な構築を試していく中で 以下の気付きがありました。
- 特性がいかくのポケモンはそんなに多くないため、ボディプレスはそこまで強くなさそう
- とつげきチョッキ持ちのコライドンがとても固くコーチングで物理耐久も上げると突破が難しい
- コライドンをゴーストテラスにすると弱点を突かれにくくねこだまし耐性も付いて優秀
こうしたことからコライドンの型をとつげきチョッキ型に決めました。
ヒスイドレディアについてもかふんだんごを入れたり、おんみつマントを持たせたりしたのですが、
きあいのタスキを持たせた現在の型が使いやすかったのでこの型に決めました。
次にミライドンを試していたときに相手にしていてやっかいだったイエッサン♀を採用しました。
このポケモンは最終的に対オオニューラやいたずらごころポケモン用の見せポケとしての機能が強くなりました。
ここまでの3匹でもある程度戦えるのですが、耐久ポケモンやほろびのうたが厳しいということが分かりました。
この対策として露骨にこちらもほろびのうたを狙っているように見せることで、
耐久ポケモンやほろびのうたでは対処しにくいほろびのうたによる判定勝ちやコライドンのあなをほる+ほろびのうたを警戒させ、
それらのポケモンを選出しにくいようにする方法を探すことに。
結果として ほろびのうたの使い手の中でも、純粋に耐久力が高く、ほろびのうたのイメージがとても強いサケブシッポと、
すばやさが低く判定勝ちしやすく、独自の強力な特性により ほろびのうたを使わないルートで強力なプリン。
上記 2匹を採用することになりました。
コライドン構築で対処しにくい対カバルドンについても プリンのほろびのうたで対抗しようと思ったのですが、
多くのカバルドンがのろいを採用していることが分かりその対抗方法は難しいことが分かりました。
(プリンにはちょうはつがあるのですが、プリンが6回被弾する機会が発生しこれを耐えきるのは難しい!)
そこでカバルドン対策をいろいろ考えたのですが上手くまとまらず、
しゅふぁさんが提案してくれた いのちのたまテツノツツミというアイデアが良さそうということになり、これを採用しました。
このテツノツツミのみ仲間大会で試すことができずぶっつけ本番となってしまいました。
個別解説

コライドン

性格 : いじっぱり
努力値: H252 A84 B4 D132 S36
実数値: 207-182-136-90-137-160
・耐久目安
テラスタル後(でんき等倍のとき)に臆病ミライドンのイナズマドライブを最高乱数2発以外耐える
テラスタルしていないとき臆病ミライドンのフェアリーテラスマジカルシャインを耐える
ルール上確実に選出することになるポケモンです。
このルールのミライドンとコライドンは無振りor最速になると予想。
一般ポケモンも実数値155近辺となるポケモンは少ないことから、素早さは無振りに近いそれらを抜く程度に留めました。
テラスタイプは弱点を突かれにくく、ねこだましに耐性のあるゴーストタイプにしました。
ゴーストというタイプは一貫性があり、テラバーストを採用した際の技の通りの良さも魅力的です。
技構成はデバフが便利かつ範囲技で思ったより大きなダメージが入るワイドブレイカー、
素早さを上げるためのニトロチャージ、通りのいいテラバースト、高い耐久力と相性の良いドレインパンチにしました。
ドレインパンチの枠は けたぐり、インファイト、アクセルブレイクといった選択肢がありますが、
けたぐりは威力が安定しないこと、インファイトはコーチングやフレンドガードで上がった耐久力を失うため不採用にしました。
相手を倒せば被弾数が減るため、デメリットがなく威力も安定しているアクセルブレイクを採用しても良かったかもしれません。
耐久面については攻撃が2段階下降した際にもテラバーストが物理になるように攻撃に振っています。
仲間大会で試した際に使いやすかったのでそのままにしました。
ヒスイドレディア

性格 : ようき
努力値: A252 B4 S252
実数値: 145-157-96-×-95-172
基本選出となるポケモンで、行動保証のあるきあいのタスキを持たせています。
技構成は採用理由のコーチング、無効されにくい攻撃技のリーフブレード、便利なアンコールまではすんなり決まり、
最終的に残りの1枠の技は 1ターン目に生存できるようにまもるにしました。
最初はまもるではなくかふんだんごを採用していたのですが、
ねこだまし+マジカルシャインorニトロチャージで処理されることがあったり、
1ターン目に生存していることが重要なことが多かったりしたことからまもるにしています。
特に便利だったのはアンコールで、警戒されずにまもるやねこだましを打たれることも多かったです。
イエッサン♀

性格 : なまいき
努力値: H252 B252 D4
実数値: 177-60-117-115-138-81(個体値0)
オオニューラやいたずらごころポケモンの選出抑制です。
対ミライドンで選出することもあり、相手の攻撃を複数回耐えてくれるためサイコシードを持たせています。
技構成は無難な4つとしてサイコキネシス、このゆびとまれ、トリックルーム、てだすけにしています。
便利なポケモンではありますが、継続的に火力と耐久を上げられるヒスイドレディアの選出の方が強いため、
そこまで積極的に選出するポケモンではありません。
パーティ単位で ちょうはつを覚えているチオンジェン(基本的にテラスタルを切る)の相手が難しいため、
このポケモンを変えるのもありだと思いましたが、オオニューラを睨むポケモンが見つからず本戦にも続投されました。
プリン

性格 : なまいき
努力値: H4 B252 D252
実数値: 191-50-72-×-84-22(個体値0)
ちゅーいさんが一番好きなポケモン。耐久系やほろびのうたの選出抑制としての採用です。
技構成は通る際はそのまま勝ちに繋がるほろびのうた、火力強化のてだすけ、場にいるだけで強力なためまもる、
最後の枠は 元々カバルドン対策を考えていたためちょうはつ としました。
選出した際にほろびのうたを狙わなくても強く動かすことができるような技構成です。
フレンドガードやてだすけの恩恵を受けたコライドンが強力です。
ちょうはつは ほろびのうたを通す際も優秀(トリックルームをケアする)なため残していますが、
相手のちょうはつ持ちから先手でちょうはつを受けてしまうのがネックでした。
ミライドンに対してほろびのうたを通せる可能性があるため テラスタイプは電気半減のくさテラスタル。
プリンは特別耐久が高いわけではないので、じめんでも よかったと思います(流用個体だそうです)。
サケブシッポ

性格 : おくびょう
努力値: H148 B12 C84 D12 S252
実数値: 209-63-121-96-137-179
プリンとともに相手にほろびのうたを警戒してもらいます。
選出した際に強力な動きができるように交代のできないダブル62で強力なかなしばり・アンコール型です。
技構成は攻撃技のマジカルシャイン、相手の技をコントロールするアンコール・かなしばり、技確認のためのまもるです。
努力値やテラスタルは流用ということもありますが、特に問題なく使用できています。
特攻は最低限振っていて、削りに貢献してくれていました。
テツノツツミ

性格 : おくびょう
努力値: C252 D4 S252
実数値: 131-76-134-176-80-206
カバルドン対策として採用しました。
まもるで行動を確認した後でテラスしていない方を珠れいとうビームで倒します。
技構成はミライドンがテラスタルしなかったときに倒すためれいとうビーム、まもるなど打ってもらえたときに刺さるアンコール、
確認のためのまもる、ほのおテラスカバルドンを倒すためのハイドロポンプにしました。
ボディプレスで倒されないようにゴーストテラスにしましたが、
砂ダメージが無効となり、ミライドンにも倒されにくくなるじめんテラスの方が良かったです。
このポケモンのみ直前の採用となり仲間大会で試すことができなかったのが悔やまれます。
選出・立ち回り
基本的にはヒスイドレディアを選出するつもりでした。
いたずらごころ(手動天候)や、耐久型など、コーチングを通せるか通せないかを判断して選出していました。
コライドン+ヒスイドレディア

基本選出です。適宜コーチングを通していきます。
練習で参加した仲間大会ではヒスイドレディアを初手に落とす動きをされることが多かったので、
ヒスイドレディア守るから動くのが強力でした。
(相手も守ってくれればアンコールで大きく有利になる)
コライドン+テツノツツミ

カバルドンがいた際はこちらを選出しました。高速アンコールの強さを再認識しました。
コライドン+プリン or サケブシッポ

プリンの場合、ほろびのうたを通せる場合は通しますが、フレンドガードと手助けでサポートしていくのが強力です。
サケブシッポは ほろびのうたを 警戒させながら かなしばりとアンコールをうまく使って捌けそうなときに出しました。
コライドン+イエッサン
ミライドンの火力を下げられるもののチョッキによる耐久でもわりと足りているため選出率は低めです。
テツノツツミを選出しにくい際にミライドンの火力を下げつつペリッパーを削る目的で選出しました。
戦績・感想
ちゅーい(@P39_Jigglypuff)さんが最終85位 レート1759.5を達成しました。

複数人での考察、とても楽しかったです。
ZA、チャンピオンズもみんなで楽しく遊んでいきたいですね。


コメント