【ポケモンSV】ルートのSV使用構築まとめ【ダブルバトル】




目次

はじめに

こんにちは。ルートです。

2025年も後一か月ほど、チャンピオンズの発売が近くなってきました。

ですのでチャンピオンズの発売前に私がSVで使用した構築(の中から納得感があるもの)をまとめようと思い、今回の記事を執筆いたしました。

それではよろしくお願いします。

※なお画像の中にチームIDが入っている場合でもチーム公開が終わっていることがあります。ご了承ください。

構築リスト

レギュレーションA

【S1最終39位&59位】ニンフロンゲスタンダード【ポケモンSV・ダブル】 | クレイジーポケモンメディア†APPDATE†

ポケモンSV環境になってから初めてのランクバトル環境。

準伝説などの単体で強力なポケモンが少ないのもあってかギミック寄りの並びが強力な環境で、特にヘイラッシャ+シャリタツの並び(通称寿司コンボ)やイッカネズミ+コノヨザルの叩きパ、グレンアルマ+イエッサンのワイドフォースパなどが猛威を振るいました。

勿論ランクバトルが始まってすぐパーティを組むことになるわけですが、環境が未開拓、つまり相手のやることが分かりにくい状態だと自分の勝ち筋を押し付ける攻撃的なパーティが流行しやすい傾向にあると言われます。

また、SV特有のシステムであるテラスタルに関しても、攻撃防御両面に使えるシステムではありますが最初は上記の理由から攻撃に使う方が注目されるのでは、と考えました。

よって逆に相手の攻め手を受け止めて倒す、方向に舵を切ったのがこのパーティ。

オーロンゲで相手を妨害してニンフィアが倒されないようにしながら、通りのいい≒テラスタルでも対処しにくいニンフィアのハイパーボイスを通していく、不利対面はニンフィアのテラスタルで切り返すというパーティです。

やがてヘイラッシャ+シャリタツの寿司コンボやイッカネズミ+コノヨザルの組み合わせなどが主流となりますが、前者には大量の物理に対するデバフ、後者にはガブリアス+飛行テラスドドゲザンの組み合わせで対処に成功。

元々のオーロンゲ+ニンフィアというコンセプトを崩さないまま環境に対応して行けたのが奏功してか、最初の月に39位と59位、次の月も46位と安定した成績を残すことができました。

レギュレーションB

パラドックスポケモン解禁。

ハバタクカミ、テツノツツミといった高速アタッカーやテツノカイナ等の重量級アタッカー、と環境に一気に高種族値ポケモンが登場。

特にハバタクカミは禁止伝説解禁まで多くの期間で採用率1位を維持し続け、伝説解禁後も活躍を続けます。

個人的には一月目は他にやっていたことがあり、二月目は予選のためにレギュレーションCの準備…とあまりちゃんと取り組めなかったルールです。

パーティとしてはレギュレーションAのパーティのオーロンゲをワイドブレイカー+おいかぜのトドロクツキにしていたものを使用していました。

レギュレーションC

JCSの予選であったルール。新たに解禁されたポケモンはパオジアン達四災だけでしたが、それらはいずれも高いパワーを持っており環境は大きく変化しました。

パオジアン+カイリュー、ハバタクカミ+イーユイのような強力な押しつけをする並びを始めとし、防御的、サイクル的なものなどにも強力な組み合わせが多く、パーティ内に複数の戦術を取り入れやすい環境でした。

私がこのルールで使ったパーティは主に二つ。

一つ目は記事にも残したニンフィア軸。

【レギュレーションC】ミミニンフスイッチトリル【ポケモンSV・ダブル】 | クレイジーポケモンメディア†APPDATE†

自分には珍しく、相手を見て必要な時にトリックルームを使うスイッチトリルと呼ばれる分類のパーティです。

記事にもある通り、高速系のパーティや雪パーティへの対策として考えたもの。

元々弱点が少ないニンフィアにテラスタル権を回すことで安定して動かしやすくなる、という考え方はレギュレーションAから踏襲し、さらにテツノツツミ+イーユイで上からの攻撃、耐久の高いカイリュー+ディンルーによる正面からの撃ち合いなど取り得るプランが多い…逆に言えば特定の形にこだわることはできない、私にしては珍しい構築です。

一つのパーティに内包される戦術の存在の種類が多い環境故、色々相手取ろうとしてこのような形になったのかもしれません。

最終17位→翌月最終30位とランクバトルではかなりの戦績を残していますが、普段使うパーティとの傾向の違いが災いしてか予選を抜けることはできませんでした。

もう一つが打って変わって攻撃的な構築。

優秀だが火力が低めなテツノワダチの打点をパオジアンで補い、技威力の不足は飛行テラス+じしんで補う形です。

言葉にするとかなり怪しいコンセプトですが、コノヨザルでいかくを牽制していることもあり意外と通せます。

これもランクマッチで最終2桁を達成していたりします(予選には持ち込んでいません)。

余談ですがこの構築はなぜかAPPDATE内での評判がかなり良く、SDKさんに「パオパオーン」という名前をつけて貰っていたりします。

レギュレーションD

DLCはまだですが、ポケモンホームで連れてこられるようになったポケモンたちの大部分が使えるルール。

過去作の一部の準伝説ポケモンやヒスイ地方初出のポケモンが主に解禁され、ウーラオスを筆頭に強力なポケモンたちが環境を激変させました。

特にトルネロス+連撃ウーラオスは強力な組み合わせとしてその後も環境を定義し続けることに。

ウインディだけだったいかく枠も霊獣ランドロスが復帰。

ガチグマ、クレセリアの登場でトリックルームパーティも大幅に強化されました。

私が使ったのはレギュレーションAのパーティをそのままバージョンアップさせたかのようなパーティ。

オーロンゲ+ニンフィアのパッケージはそのままに、いかく枠、電気タイプ枠等のポケモンをスケールアップしたような形です。

オーロンゲのねこだましとニンフィアの水テラスにより、トルネロス+ウーラオスの組み合わせにも強く出やすいのがポイント。

ガチグマにもリフレクター+いかくで十分戦える形。

環境が変わったにも関わらず壁ニンフィアで戦っていけるあたり、フェアリー打点の通りの良さを感じるところではあります。

そしてこの環境の終盤ごろにDLC第一弾の碧の仮面が配信。

ランクバトルでも新ポケモンのオーガポンたちを先行して使用できました。

オーガポンは優秀な持ち物の各お面、ツタこんぼうによる安定した打点、このゆびとまれによるサポート性能などを併せ持つ非常に強力なポケモン。4つの姿それぞれがとても優秀であり、後々まで(四つの姿総合で)採用率最上位クラスを維持します。

この環境で私が使っていたのはイエッサン&グレンアルマを軸としたワイドフォースパーティ。

自分にしてはかなり珍しいトリックルームに寄せたパーティ。

基本的にはグレンアルマやガチグマで下からの制圧を目指し、速い相手には高速&先制技持ちのパオジアンや特性で素早さを上げられる草オーガポンで戦うパーティです。

レギュレーションE

DLCで解禁されたポケモンたちが追加。

…とはいえ準伝説ポケモンの解禁などは無く、新勢力としては新たに解禁されたあかつきガチグマぐらいだった印象です。

このころは個人的な事情もあり若干モチベーションが低く、あまりパーティを作れていません。

レギュレーションF

DLC第二弾の碧の円盤の新要素が解禁。

強力な新ポケモンたちの参入、優秀な一般枠の復帰などここにきて一気に新戦力たちが追加。

特に新ポケモンのタケルライコと復帰したガオガエンはいずれも環境に大きな影響を与え続けます。

以前から徐々に注目を集めるようになっていたリキキリンや化身ランドロスがメジャー級に踊り出るのもこのころ。

どのタイプにも漫勉なく強力なポケモンがいることもあり環境は多様化、採用されるポケモンは多岐にわたり、強力かつ戦い方の違う組み合わせも多く…と群雄割拠の環境となりました。

多くの構築にチャンスがある環境ですが、逆に言えば仮想敵とすべき相手も非常に多い環境です。

この環境で私が使ったのはエルフーンを使ったおいかぜ軸。

【ポケモンSV・ダブルバトル】おいかぜエルフカミポン【シーズン17最終3位】 | クレイジーポケモンメディア†APPDATE†

エルフーン系おいかぜは剣盾での私の得意ジャンルでありながらもSVではまだエルフーンがいなかったことで使えなかったのですが、復帰に伴い満を持して使用。

どの戦術でも可能性のある、かつ多様性のある…逆に言えば戦うべき相手が多い環境である以上、ならば自分の得意を貫いてパワー勝ちしようとした…という所もあります。

当時流行のいのちのたま+トリルふういんリキキリンを採用した、殴りに特化したパーティでした。

殴り手にはハバタクカミ・炎オーガポン・連撃ウーラオスというこの環境トップクラスのアタッカーたちを、攻撃範囲を被らせないように配置した形となっています。

このパーティでランクマッチ最終3位&JCS予選抜けを果たし、初めての最終1桁と予選突破を達成。JCS本戦は突破できませんでしたが、一つ大きな壁を乗り越えることができたレギュレーションになりました。

レギュレーションG(1回目)

禁止伝説が1体まで使えるルール。当然ながらそれまでのルールとは環境が様変わりします。

禁止伝説の中でも特に強力であったのが白黒のバドレックスミライドン。ですがカイオーガやテラパゴスなど他の選択肢も十分強力であり、自分の禁止伝説を活かすだけではなく相性不利なパーティや禁止伝説にどうやって勝つか、も重要な環境でした。

このルールで私が使ったパーティの一つ目が、初月に使っためいそうルナアーラ軸。

私としては非常に珍しいことに、ミガワリさんという方との合作パーティです。

めいそう型のルナアーラを中心としつつも、時にはめいそうを積まずにそのまま殴っていくプランも取れ、できるだけ選出したい伝説枠ポケモンを常に強く使っていくことを目指したパーティ。

【PJCS2024ライブ大会 TOP8】漆黒の瞑想ルナアーラ【S18ダブル最終3位&10位】│リバティノート

一般枠は十分なスペックを持ちつつかつ各伝説たちを対処しやすいポケモンたちを中心に採用し、ルナアーラの性能もあって大きな不利が無いようなパーティにもなっています。

結果私がランクバトル最終3位、ミガワリさんがJCSベスト8と大成功ともいえる実績を達成。それだけではなく、合作したことによって私が普段使わないような手法を多く学ぶこともできました。

二つ目が三か月目に使ったミライドン軸。

【ポケモンSV・ダブルバトル】雷陣ミライサハ【シーズン20最終2位】 | クレイジーポケモンメディア†APPDATE†

エレキフィールドで強化される専用技を持ったテツノイサハ、特性+エレキシードで物理相手なら禁止伝説であろうと互角に戦えるテツノカイナとエレキフィールドシナジーを活かした構築。

さらにミライドンのボルトチェンジと組み合わせやすいエルフーンやガオガエンも。

伝説屈指のスペックを持っているにも関わらず他との連携も取りやすいミライドンの性質を活かし、単体だけではなくパーティ全体によって多くの相手と戦っていけるようになっています。

ちなみに、エルフーンはいますが別においかぜを中心としたパーティというわけではありません。

ランクバトルで最終2位を達成。それまで影が薄かったテツノイサハやそれまで使われなかった型であるエレキシードカイナなど斬新な要素を盛り込むことができたのもあって、自分でかなり気に入っているパーティです。

レギュレーションH

ここで一気に流れが変わり、伝説・準伝説・パラドックス禁止という制限ルールに。

レギュレーションFやGの強力なポケモンたちの多くが使えなくなりました。

高スペックながらも登場時にはすでに回りも強豪揃いだったブリジュラス、ウーラオスの陰に隠れがちだったオオニューラなどがトップ級として活躍をする、独特な環境でした。

一方素早さが高い強豪ポケモンが少ない上に、ガオガエンを始めとした硬めのポケモンが多い、かつそれを崩しやすいポケモンが少ない環境でした。

結果瞬発的に相手を突破することは難しく、そこを意識したゲームプランが必要でした。

この環境でまず私が使ったのがイエッサン+オオニューラを軸としたパーティ。

ガオガエン+ミロカロスで相手を足止めしながら殴り合い、削れたところにサイコシードオオニューラを展開して一掃、というのが基本戦術です。

イエッサンやオオニューラはガオガエンに弱いのですが、そこをミロカロスでカバー。ミロカロスの少し足りない防御はガオガエンで補い、ガオガエンの苦手のコノヨザル等にはイエッサンオオニューラが…と相補えるようになっています。

フェイタルクロー、ねっとう、ふぶきなど追加効果がある技を多数採用しており、普通に戦っているだけで上振れが狙えるのも特徴。

最終13&18位→次の月で最終9位とかなりの力を持ったパーティでした。

上のパーティの次に使ったのが、エルフーン+ウルガモスを使ったおいかぜ軸。

このルールでは数少ない一気に崩しができるポケモンである暁ガチグマやアタッカーウルガモスを使用。

この環境トップクラスの並びであるブリジュラス系の雨パを強く意識したパーティになっていて、雨は日本晴れで打ち消し、ブリジュラスにはウルガモスやガチグマが有利に戦える他、すいすい役として使われていたイダイトウは悪テラバーストで突破できるようにしてあります。

オオニューラに対しては上から倒せるマスカーニャを置き、ガオガエンはコノヨザルで牽制する形です。

こちらは最終18位。どちらのパーティでもいかく対策枠を採用しているあたり、ガオガエンの対処に苦慮していたことが伺えます。

レギュレーションG(2回目)

レギュレーションG再び。そして2025年のJCS予選ルールでもありました。

ルールとしては2回目ではあるものの、メタゲームなどにより環境は変化しており、結果新しいパーティを作ることに。

ですが環境にいるパーティの種類はなかなか多い上に変化し続けてもあり、ならばと自分の攻め手を押し付ける形を模索することにしました。

そして組み上げたのがこちらのおいかぜ+カイオーガ軸。

【ポケモンSV・ダブルバトル】おいかぜオーガイッカ【PJCS2025第2回予選抜け】 | クレイジーポケモンメディア†APPDATE†

レギュレーションFでのおいかぜ軸の流れを汲んだパーティですが、ハバタクカミがカイオーガという伝説最高峰の打点を持つポケモンに変わったことで攻撃性は大幅に上がっています。

またイッカネズミの採用により、草タイプやドラゴンタイプなどを殴り飛ばしやすくなったり、まもるやワイドガードを貫通できるようになったりしています。

イエッサン♂を含めできるだけ殴り性能を維持したまま問題を解決しようとしている、かなり純粋なタイプのおいかぜ構築です。

結果はJCS予選抜け、ランクバトル最終29位。

レギュレーションI

禁止伝説2体解禁、いわゆるGSルールです。

新規解禁のポケモンがいるわけではない都合、強いポケモン自体はレギュレーションGとそこまで変わらず。

ですが単体だとゴースト耐性突破に手間がかかった黒バドレックス、売りのサポート力を伝説一体では発揮しきれなかったザマゼンタやルナアーラなど、このルールになってより猛威を振るうようになった禁止伝説たちも。

正直に言うと私はかなり苦戦したルールで、レギュレーションIで行われたJCS本戦は抜けられず。

そんな中で結果を出せた数少ないパーティがこちら。

ミライドン+白バドレックスという組み合わせはお互いの攻撃範囲を補えるかなりメジャーなものです。

どちらもスペックが高く、上から殴るミライドンとトリックルームで下から殴れる白バドレックスを同時に対処するのは難しいです。

一方珍し目の要素としてテツノドクガが入っています。

これは環境に多い組み合わせである黒バドレックス+ザマゼンタの対策枠。

テラスタルによって黒バドレックスの攻撃に耐性を持て、かついやなおとによってザマゼンタの防御を下げることで向こうの主力技であるボディプレスを大幅に弱体化させることもできます。

オーバーヒートでちゃんと火力を出せるのでコライドン系などにも強め。

最終58位→翌月68位の構築です。

レギュレーションJ

幻ポケモンが解禁されました。ただ無制限に使えるのではなく、レギュレーションIで使えた禁止伝説2体の枠に幻ポケモンを採用することもできる…といった形です。

ですが幻ポケモンは禁止伝説ほどの種族値を持っていないポケモンが大半で、一部を除いて環境には顔を出せず。

そんな中使った構築がアルセウス&カイオーガ軸。

このルールで…というかポケモン全作品を通して初めてレートorランクバトルで使えるようになった(※スペシャルレートを除く)アルセウスを使った構築。

アルセウスの高い耐久を活かした積み構築で、安定打点を持つフォーカスカイオーガが先に相手を削ってからアルセウスを展開していく形です。

食べ残しの採用、ガオガエン+ゴリランダーのタッグの採用などでかなり長期戦を意識し、全体としてアルセウスの得意な展開を持ち込むことを主眼とした構築になっているのが特徴。

最終順位は15位。

おわりに

以上私がSVで作った構築たちでした。

特定ジャンルの構築ばかり作っていた剣盾期間と比べると、おいかぜ系は多いながらも色々なバリエーションの構築を作るようになったのがSVになってからの変化かな、と思っています。

お読みくださり大変ありがとうございました。

今回は記事スタイルの都合、一つ一つの構築についての内容は若干少なめになっていますので、何か質問などありましたらご遠慮なく質問、ⅩにDMなどしていただいて大丈夫です。

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この記事を書いた人

クリスタルからの古参だが本格的にレートを始めたのはorasから、ダブルをはじめたのはusumから。ラティアスをこよなく愛している。

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