はじめに
こんチャン~(フロンティアシティでの挨拶)。QSと言います。
先日、2026年5月1日~4日に公式インターネット大会「グローバルチャレンジ」が開催されましたね。
チャンピオンズ初の大会ということもあり非常に盛況な大会でしたが、筆者も参加し、21勝3敗レート1768の最終453位の結果でポケモンジャパンチャンピオンシップス2026予選へと進むことができました。
ポケモンジャパンチャンピオンシップス2026予選では9-5の1556から勝ち切ることが出来ず9-11で予選落ちとなってしまいましたが、せっかくですので使用した構築についてお話させていただければ幸いです。

アーキタイプの決定
グローバルチャレンジで使用する構築には安定した勝利が求められます。そのため、アーキタイプ(基本となる軸)を決めるにあたって意識したのは以下の2点です。
①イダイトウ♂・ドドゲザン・オオニューラに強い並びであること
レギュレーションM-Aのダブルバトルで注目されたポケモンとしては、イダイトウ♂、オオニューラ、ドドゲザンが挙げられます。これらのポケモンはメガシンカでないことから、ありとあらゆる構築に入る可能性があり、基本選出で対応出来なければ常に苦しい戦いを強いられます。
個別に強みを分析をすると、イダイトウ♂はおはかまいりとウェーブタックルによる超火力、オオニューラはねこだましとかるわざによる圧倒的すばやさ、ドドゲザンは強力な先制技とデバフ耐性となり、対策のためにはこれらの強みをかいくぐる必要があります。
②トップメタのメガシンカでないこと
①の条件を満たしたとしても、トップメタのメガシンカを使用すると相手のご自慢の対策と正面から戦う必要が出てきます。予選で高勝率を目指すのであれば、対策をされる側より対策をする側に回るのが賢明と判断しました。
選択したアーキタイプ
①②を満たすアーキタイプとしてガルーラ・リキキリン・コータスの並びを選択しました。
①の条件を確認してみると、ノーマルタイプと晴れを組み合わせることでイダイトウ♂の火力発揮を難しくし、トリルであればオオニューラは真価を発揮できず、コータスは攻防においてドドゲザンに強く出れます。また、ガルーラはトリルパーティのメガとして認識されてはいたものの、トップメタとまでは言えず、②の条件も満たしていると考えました。
実際にガルーラ・リキキリン・コータスに第2のトリルエースとしてニンフィアを加えた4体の基本選出で回したところ、チャンピオン級まで問題なく行くことが出来ました。こうして、アーキタイプは決定です。
パーティの完成まで
基本選出を回しているうちに以下の問題点が確認されました。
(1) 1回目のトリルでは決着しないことがある
(2) ガオガエンやミロカロス入りにダメージレースで勝てない
(3) 対トリル専用選出をされると面倒
パーティ完成に向けて、これらの問題点を解決して行きます。
(1) 1回目のトリルでは決着しないことがある
火力強化アイテムが乏しいこともあり、1回目のトリルで決着をつけるのは大変です。
(1)の解決策には先制技で詰める、トリル後においかぜを採用する、2体目のトリルポケモンを採用するなどがありますが、今回はリキキリンに2回目のトリルを張ってもらうことにしました。
そのため、リキキリンにカゴのみを持たせて「ねむる」を採用しました。
(2) ガオガエンやミロカロス入りにダメージレースで勝てない
コータスのほのお技を半減されることもあり、ガオガエンやミロカロスがいるとダメージレースで不利をとります。
(2)の解決策にはまけんきやかちきポケモンの採用などがありますが、今回はデバフを上回る速度で火力発揮をすることとしました。
そのため、ニンフィアをせいぎのこころエルレイドに変更し、リキキリンにふくろだたきを採用することで叩きコンボを実装しました。これは結果的に(1)の問題解決にも寄与しています。

(3) 対トリル専用選出をされると面倒
勝てなくなるわけではありませんが、相手にガルキリン専用選出されるとさすがに安定した勝利は難しくなります。特にリキキリンミラーは常にふういんを警戒せざるを得ず、立ち回りが窮屈になりました。
(3)の解決策としては相手に的を絞らせない第二メガシンカとリキキリンメタのポケモンを採用することとしました。
実際には強力な選出誘導能力を持つスコヴィランと、リキキリンを一撃で倒せるバサギリを採用しました。スコヴィランはいかりのこなによってトリルサポートも可能で、バサギリはスコヴィランを見て出てくるほのおタイプやひこうタイプに強く出ることができ、構築としての整合性を上げることになりました。
構築の運用方法


基本選出1 先発ガルーラリキキリン後発コータスエルレイド
ガルーラでねこだましをしながらリキキリンでトリックルームを張ります。ガルーラのねこだましをうつ方向、後発エースの展開順番、2週目のトリルを張る盤面調整を意識しながら技を選択します。
基本選出2 先発スコヴィランバサギリ後発リキキリンコータスorエルレイド
基本選出1だと厳しいと感じた場合に選択します。先発で場を荒らしつつ、バサギリから先に倒れることで自然にいかりのこなトリルに繋げます。スコヴィランはムラっけ、バサギリはいわなだれがあることから厳しい相手であっても運ゲーを仕掛ける権利があるのも魅力です。
パーティ個別解説
ガルーラ

持ち物:ガルーラナイト
調整意図:特に調整ポイントは特になくHA特化
ねこだましでトリル展開をサポートし、その後は物理アタッカーとして働きます。
技としてはねこだましとすてみタックルは必須で、残りはドラゴンタイプに通るれいとうパンチとはがねタイプへの打点になるドレインパンチを採用しました。ドレインパンチで勝った試合も明確にありましたが、それでも先制技であるふいうちを採用すべきだったかもしれません。
ガルーラをどこで交換するか、落としてもらうかが試合展開の肝となります。
リキキリン

持ち物:カゴのみ
調整意図:A特化ドドゲザンのドゲザン耐え、C特化メガフラエッテのはめつのひかり7/8で耐え
トリックルーム要員。イダイトウへの打点、2週目のトリル、先制技の阻害と仕事は多いです。
技としてはトリックルームは必須として、攻撃技はコータスのふんかと合わせてほとんどのイダイトウを処理できるイカサマ、2週目トリルのためのねむる、ふくろだたきギミックのためのふくろだたきを採用しました。
先述のとおり仕事が多いので、どの盤面で置いておくか、どこでねむるかを毎ターン考えておきます。
コータス

持ち物:もくたん
調整意図:特に調整ポイントはなくHC特化
トリルエースですが、物理相手では非トリル下でも十分に動けます。
技としてはふんかは必須で、残りは単体技のウェザーボールと汎用的なまもるを採用しました。残り1つはグローバルチャレンジ時点ではねっぷうでしたが、予選では対雨で相手の意図を破壊できるにほんばれに変更しています。
この構築の圧倒的エースであるため、コータスが動けない相手はやや厳しい戦いです。
エルレイド

持ち物:オボンのみ
調整意図:A+2でヨプのみH振りドドゲザンを確1、A+3リーフブレードとねこだましでH振りメガフラエッテを確1として残り耐久
技としてはドドゲザンへのドレインパンチ、ミロカロスへのリーフブレード、範囲技のいわなだれを採用しました。残り1つはグローバルチャレンジ時点ではまもるでしたが、2週目トリルの際は囮にすることも多いため、その場合やトリルミラー時に勝ちに繋がるワイドガードに変更した。
エース運用する場合は相手からはふくろだたきギミックが見えてないことを前提に強気で動かしていました。
スコヴィラン

持ち物:スコヴィラナイト
調整意図:C特化ペリッパーのぼうふう耐え、A特化ガブリアスのいわなだれが50%以下
技としては体力管理もできるギガドレイン、トリルサポートのできるいかりのこな、ムラっけガチャ用のまもるを採用しました。残り1つはグローバルチャレンジではやどりぎのたねでしたが、構築としてテンポが合わずブリジュラスに触りたい場面も多かったことからかえんほうしゃに変更しました。
敵にすると厄介だが味方にしても強力な稀有なポケモン。時間が許せばスコヴィラン軸の未来もありました。
バサギリ

持ち物:こだわりスカーフ
調整意図:陽気にする理由はメガプテラのみなので、そこを切って最速マフォクシー抜きの意地AS
技としては後発リザードンすら刈り取るがんせきアックス、リキキリンを倒せるシザークロス、運ゲーを仕掛けられるいわなだれを採用しました。残り1枠は自由だが、一応天候合戦等に有利になりうるとんぼかえりとしています。
リザードンが後ろに引いてもがんせきアックスが通るとコータスのふんか+リキキリンのイカサマで処理できるため、リザードン構築相手に圧倒的に有利に立ち回れました
おわりに
基本選出の少なさや構築バレへの耐性の低さなど不満点はそれなりにありますが、ふくろだたきギミックの採用など自分らしい構築を短期間に組むことができ、グローバルチャレンジでも勝てたので愛着のわく構築となりました。本記事が今後の皆様の良きポケモンライフの一助になれば喜ばしい限りです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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