はじめに
皆さんは冠の雪原で新たに追加された要素といえば何を思いつくでしょうか?
たとえばダイマックスアドベンチャー、ガラルスタートーナメント、新レジ系、ガラル3鳥、2匹の馬、夢特性の3犬、足跡集めるだけでひょいひょい出てくる聖剣士、カレーで召喚されるケルディオなどが挙げられますが、私が真っ先に思いついたのはゆきかきウオチルドンです。
というわけで今回はゆきかきウオチルドンを使った構築を紹介していきたいと思います。
制作経緯
はじめに、ゆきかきウオチルドンがS2倍特性とオーロラベールを両立できる唯一無二のポケモンであり、ゆきかきとエラがみの相性も良いことに注目してこれらを構築の軸としました。
▶図:オーロラベールを張るウオチルドン
そして隣に置く霰(あられ)要員を考えた時、ゆきふらしのポケモンは単体性能が低いと考え、単体性能が高くSが高いインテレオン、インテレオンが辛い草・電気を処理するためにポリゴンZを採用しようと考えました。
フェローチェの採用も考えましたが、オーロラベール下であっても耐久があまりに低すぎるので不採用にしました。
それでもまだ電気耐性が欲しいため、1/4で受けられるパッチラゴン、そのパッチラゴンと相性の良いバチンウニ、そしてグラスフィールドによる回復で霰といのちのたまのダメージをカバーしたり、ねこだましでサポートができるバチンキーを採用しました。
なんと偶然にもバチバチパッチンという語呂合わせが生まれました。不思議ですね〜〜〜
それにドインテリZという無理矢理な語呂合わせをつけて完成です。
個別解説
バチンキー
性格:いじっぱり
努力値:HAぶっぱ
実数値:177-150-90-x-80-100
「バチ」枠その1。
しんかのきせきを持たせることでゴリランダー以上の耐久を得ることができます。
とにかく硬い。どれぐらい硬いかっていうとこれぐらい硬い。
カチカチ #ポケモン剣盾 #NintendoSwitch pic.twitter.com/Z3VlItAYSr
— 沖縄 (@enuok) November 13, 2020
なおランドロスに弱い。
グラスフィールドで味方の回復をしたり、グラススライダーで相手のきあいのタスキを潰したり、後攻とんぼがえりで後発を安全に着地させる役割を持っています。
またカプ・ブルルを除くアローラの守り神たちやイエッサンの下をとり、フィールドを書き換えることができるのも強みです。
使っている途中は勇敢S0だと思っていて途中で意地っ張り個体であることに気が付いたけれどフィールド書き換えで困った時がなかったのでヨシ!
バチンウニ
性格:れいせい
努力値:HCぶっぱあまりA
実数値:155-121-116-157-105-18(S0個体)
「バチ」枠その2。
ウニライリザードンの構築で使った個体とあまり変わりません。
前回の記事のことですが、その記事のバチンウニの項目がガバりまくったことをここで謝罪します……
紛らわしくて申し訳ありませんでした。(該当記事内の画像の方が正しいです。)
ふいうちを採用することで非トリル下でもある程度動けるようにしています。
トリル下ではあらゆる生命体の上から2倍ライジングボルトを打てるため、相手がトリックルームを選出・選択しにくくなるのが強みです。
じゅうでんはあまり使いませんでした…。
ランドロスとレジエレキに弱い。
パッチラゴン
性格:ようき
努力値:ASぶっぱあまりH
実数値:166-152-110-x-90-139
「パッチン」枠。ドリエレキ(でんきタイプのドリュウズ)です。
ついに冠の雪原で解禁された夢特性によってダイロックの価値が大いにあがったキメラです。
「砂下であればスカーフなしでも最速レジエレキをちょうど1だけ抜くことができ、砂ダメを受けない」ことがあまり知られてないせいか放置されることが多いです。
またダイマックスしない場合でも後発の詰め要員として、いわなだれで怯みを狙ったり、バチンウニの張ったエレキフィールド下で強力なでんげきくちばしを振り回したりできます。
ランドロスに弱い。
ウオチルドン
性格:むじゃき
努力値:CSぶっぱあまりA
実数値:165-111-120-132-99-117
「ド」枠。ドリアイス(こおりタイプのドリュウズ)です。
隣のダイマエースのダイアイス後にオーロラベールを貼り、その後ゆきかきで上がったSでふぶきやらエラがみやらで上から殴っていく両刀型です。
始めは粘土を持たせていましたが、なぜか相手からのヘイトを買うことが多いのできあいのタスキを持たせて生存率を高めました。
努力値に関しては一考の余地があります。(もっとAに振ってもいいかも)
レジエレキとランドロスに弱い。
インテレオン(キョダイマックス個体)
性格:おくびょう
努力値:CSぶっぱあまりH
実数値:146-x-85-177-85-189
「インテ」枠。ダイマックスエースその1。
速いダイアイス要因として運用し、ウオチルドンのオーロラベールで低い耐久を補っていきます。
まあ他に言うことはないかな…
珠をポリZに取られていますが、火力アップアイテムが欲しいのでたつじんのおびを採用しました。
レジエレキに弱い。
ポリゴンZ
性格:おくびょう
努力値:CSぶっぱあまりH
実数値:160-x-90-187-95-156
「リZ」枠。ダイマックスエースその2。
こいつも耐久が低いのでベールで補強していく形になっています。
中速ダイマックスエースとして採用し、ダイアークで確定範囲を広げ、高火力のダイアタックでSを下げつつ殴っていく型です。
ダイアースに弱い。(つまりランドロスに弱い。)
選出パターン
基本選出
先発:インテレオン+ウオチルドン
後発:パッチラゴン+バチンウニ
インテレオンがダイアイスをし、ウオチルドンがオーロラベールを貼ることで相手の初手ダイマックスを強要し、裏のバチパッチコンビで詰めていく選出です。
壁でトリルターンを稼いだり、バチンウニをトリル下で動かしたりできるのでトリル構築に対しても同じ選出をしていきます。
対おいかぜ入り構築
先発:インテレオンorポリゴンZ+バチンキー
後発:ウオチルドン+パッチラゴンorインテレオン
1ターン目にバチンキーがねこだましでおいかぜ要員を止め、2ターン目にとんぼがえりをすることで裏のポケモンを安全に場に出すことができます。
また隣のダイマックスエースを円滑に動かすことができます。
ランドロスとレジエレキが入っている構築
先発:ポリゴンZ+バチンキー
後発:ウオチルドン+パッチラゴンorインテレオン
無理!!!!!!!!!!!!!って言いながらバチンキーのねこだましでレジエレキを止めてポリゴンZを動かしましょう。
構築の問題点
- 6匹のうち1匹も炎技を持っていないためナットレイで詰む。
- ライジングボルトの2倍補正がかからないのでテッカグヤをバチンウニで処理しにくい。
- バチンウニがなぜかレジエレキにボコボコにされる。
- ランドロスがひたすらに重い。
など掘れば掘るほど問題点はいっぱい出てきます。
でもマスター昇格したからヨシ!(マスター初戦でも勝った)
振り返り
- タスキでHPが1残ったウオチルドンをオーロンゲのふいうちで倒そうとするも、まもるやオーロラベールを使っているうちにふいうちのPPが切れたおかげでウオチルドンが最後まで生き残って勝った。
- オーロンゲがパッチラゴンのスカーフをすりかえたおかげで、テッカグヤとスカーフ壁オーロンゲのみの盤面になり、ウオチルドンがテッカグヤを赤ゲージの状態で凍らせ勝利を確信するも、カグヤの氷が溶け敗北した。
- インテレオンとウオチルドンの両吹雪で凍らせて勝った。
- 相手がバチンウニを舐めているせいでバチンウニがブリザポスを2キルした。
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— 沖縄 (@enuok) November 13, 2020
- なぜかランドロスとあまりマッチングしなかった。でもぶち当たった試合は全部負けた。
- すぐ死ぬ!霰ダメと珠ダメでダイマックスエースがすぐ死ぬ!3ターン経った頃には黄色ゲージがザラ!
- ウオチルドンが2匹とも凍らせて弱保発動したダイマガラルサンダーが動かずに倒した。
#ポケモン剣盾 #NintendoSwitch pic.twitter.com/4ToO1XpBMY
— 沖縄 (@enuok) November 14, 2020
- ウオチルドンのオーロラベールのモーションがかわいい。
戦績:16戦8勝8敗(勝率5割)
以上の通りエキサイティングでラックにディペンドされるハイテンションなコンストラクションであることがわかりますね!(?)
最後に
思っていたよりも霰下のウオチルドンが強く、A4振りとはいえ2倍エラがみは強力で、負けに傾いた状況でもふぶきで凍らせることで盤面をひっくり返せるポテンシャルを持っていました。
また先発インテレオンとウオチルドンを出すと相手は高確率でダイマックスを切り、その2体で後発のパッチラゴンとバチンウニで詰める展開が意外と強かったです。
あとバチンキーは絶対にゴリランダーにした方が良いです。
それではまた。
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コメント
コメント一覧 (1件)
バチンキー、耐久特化ならゴリラより硬いけど、HAだったら基本的に下記ゴリラの劣化なのがつらい。
意地
努:H12 B196 D236 余66
実:H177 A159 B135 Cx D120 S105
努力値余ってる辛い。
しかも耐久調整次第では同じ努力値で更に硬くなりそうなのも辛い。
アイテムを持たせられるのも辛い。
勝るのは、S種族値が負けているから、フィールドの取り合い合戦においてはバチンキー有利。あとは構築名の響き。ばちばち。
そこはともかく、良い記事でした。参考にします!