はじめに
はじめまして、ルメールです。
第三回CCCで使用したスカーフヒスイゾロアーク軸の構築を紹介します。
初めての寄稿となりますのでよろしくお願いいたします。
パーティ作成経緯
前々からヒスイ組の中でゾロアークに注目しており、使い方を考えていました。
友達との通話の中で「ノーマル・ゴーストのタイプ耐性が優秀だし、無効タイプを他全員の弱点と被らせたら面白んじゃね」というノリで、クレセリア、ガチグマから組むことにしました。
次に「わざわいのたま」と合わせるとヒスイゾロアークのシャドーボールでハバタクカミをたせることからイーユイを採用しました。
参考:H252ハバタクカミへのシャドーボールのダメージ計算
乱数幅
164,168,170,170,174,174,176,180]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:130(0)-108(0)-80(0)-194(252)-80(0)-162(252)
テラスタイプ:なし
ランク:特攻 ±0
■防御側情報
ステータス:162(252)-67(0)-75(0)-205(252)-155(0)-155(0)
テラスタイプ:なし
ランク:特防 ±0
補正詳細
タイプ相性:×2
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- わざわいのたま:自分以外のポケモンの『とくぼう』が3/4倍(0.75倍)になる。
ダメージ補正
- なし
その他補正
- タイプ一致:1.5倍
イーユイ採用の流れで、相性の良いハバタクカミを自然と採用することにしました。
最後の枠は悩みましたがてきおうりょくの補正の乗ったアクアジェットやおはかまいりが終盤で強力なイダイトウ♂を採用しました。
5匹の弱点の一つ以上をゾロアークが無効にできるよう採用できました。
個別解説
パーティ画像
クレセリア
特性:ふゆう
性格:ずぶとい
持ち物:メンタルハーブ
テラス:フェアリー
実数値:227(252)-81-178(252)-95-141(6)-105
技:トリックルーム / ムーンフォース / てだすけ / みかづきのいのり
イリュージョンの化け先として有用な枠になります。
イリュージョンで化けた場合トルネロスの追い風を打ちにくくすることができ、ゾロアークのこごえるかぜ+イーユイのねっぷうが通れば相手2匹へのダメージは甚大です。
イリュージョンで化けてもクレセリアが補助技を打つという先入観によりふいうちが飛んでこない点が素晴らしかったです。
ちなみに化け読みでゾロアークじゃなかったときトリル張れるのでガチグマが通ります。
ガチグマ
特性:こんじょう
性格:ゆうかん
持ち物:かえんだま
テラス:くさ
実数値:237(252)-210(244)-125-x-100-64(12)
技:からげんき / じしん / アームハンマー / まもる
クレセリアでトリックルーム張った後のトリルエース。
S12振りにしておくことで非トリルでのミラーで有利になります。
トリル貼られてもアームハンマーで逆転させることができます。
ハバタクカミ
特性:こだいかっせい
性格:おくびょう
持ち物:こだわりメガネ
テラス:みず
実数値:155(196)-67-75-163(60)-155-205(252)
技:マジカルシャイン / シャドーボール / ムーンフォース / テラバースト
イーユイをとの並びが協力で、イリュージョン化け先としても優秀です。(ゾロアークがゴースト技無効のため)
初手ハバタクカミ+イーユイ時にウルガモスが重いので水テラバを採用しました。
余談ですがイリュージョンの化け先とした際、ハバタクカミが二匹ならんでいる場面はシュールです。
イーユイ
特性:わざわいのたま
性格:おくびょう
持ち物:いのちのたま
テラス:ゴースト
実数値:131(6)-76-100-187(252)-140-167(252)
技:ねっぷう / あくのはどう / かえんほうしゃ / まもる
主にクレセリアやハバタクカミ(偽物含む)と一緒に出します。
構築経緯でも言いましたがわざわいのたま込みでハバタクカミをゾロアークのシャドーボールで落とせます。
個体値A0厳選をしており、友達そこまで厳選しなくてよいだろうと言われてましたが、実際は役に立つ盤面もあり良かったです。
ヒスイゾロアーク
特性:イルージョン
性格:ひかえめ
持ち物:いのちのたま
テラス:かくとう
実数値:131(6)-94-80-194(252)-80-162(252)
技:シャドーボール / こごえるかぜ / サイコキネシス / トリック
クレセリアの隣のガチグマからシャドーボール飛んできてハバタクカミ落ちてんけど…みたいな現象を度々起こしてくる厄介なポケモンです。
スカーフで上からこごえるかぜをするのもよい働きをしてくれました。
サイコキネシスの採用はれんげきウーラオス用です。
テラスタイプについては個人的な事情ですがあくテラピースとフェアリーテラピースが不足していたため、かくとうタイプを選択しました。
再戦等でばれているときや、ハバタクカミに化けているときにふいうちで倒れない点で優れています。
実際にかくとうテラスタルすることで勝利につながった試合もありました。
イダイトウ♂
特性:てきおうりょく
性格:ようき
持ち物:のろいのおふだ
テラス:みず
実数値:196(6)-1(252)-85-0-95-143(252)
技:ウェーブタックル / おはかまいり / アクアジェット / まもる
持ち物についてはアクアジェットよりおはかまいりのほうが打つ機会が多く、アクアジェット自体が襷つぶしが多いため呪いのお札にしました。
これによりHB特化モロバレルを仲間3匹倒された状態で確実に倒せます。
参考:HB特化モロバレルへのおはかまいりのダメージ計算
乱数幅
242,246,248,250,254,256,258,262]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:195(0)-164(252)-85(0)-90(0)-95(0)-143(252)
テラスタイプ:なし
ランク:攻撃 ±0
■防御側情報
ステータス:221(252)-94(0)-134(252)-105(0)-100(0)-50(0)
テラスタイプ:なし
ランク:防御 ±0
補正詳細
タイプ相性:×1
威力補正
- タイプ強化系アイテム:対応するタイプの技の威力1.2倍
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- なし
その他補正
- てきおうりょく+タイプ一致:2.0倍
また、性格についてはゾロアークのこごえるかぜでハバタクカミの上取れるのでようきを採用しております。
選出
以下3つが基本の選出となっていますが、イリュージョンを考慮すると選出幅がひろがるため省略いたします。
選出①
先発:ゾロアーク+イーユイ
後発:ガチグマ+クレセリア
トリック押し付けや、こごえるかぜ+ねっぷうなどを打ちます。
トルネロスがおいかぜを打てなくなる魔法がかかっています。
選出②
先発:クレセリア+ゾロアーク
後発:イダイトウ+ガチグマ
トリック押し付けや必要に応じててだすけと合わせてハバタクカミの処理に回します(特にトリックルームふういん型に刺さります)。
戦略としてはトリルメインで展開していきます。
選出③
先発:ゾロアーク+イーユイ
後発:イダイトウ+ババタクノミ
ハバタクカミイーユイの並びをみて、ゾロアークがいることを見抜けた人はまだ居ません。
イダイトウのおはかまいりで上が取れるよう、序盤は意識して素早さの高いポケモンを倒します。
おいかぜ構築には注意が必要です。
イリュージョンについて
イリュージョンの仕様について
イリュージョンの仕様については細かく書くとたくさんありますが下記の点だけは押さえておきましょう。
- 初手で選出する場合、4匹目のポケモンに化ける
- 攻撃を受けるとイリュージョンは解ける
- ゾロアークを4匹目で選出した場合は化けられない
- ゾロアークがテラスタルしてもイリュージョンは解けない(かつてはZワザ使用時解けていた)
- テラスタルした姿には化けられない(テラスタルしていない最後尾のポケモンの姿で登場する)
- 相手からの「様子を見る」では化けた先のポケモンのタイプ相性が表示される
- 味方視点でのみゾロアークの表示になる(9世代から)
- かがくへんかガスでイリュージョンは解ける
- 登場時発動する特性を持つポケモンに化けると相手にばれる可能性がある(わざわいのたまなどが発動しないので化けているとわかる)
この構築におけるイリュージョンの注意点
「イリュージョンの仕様について」でも記載している通り登場時発動する特性を持つポケモンに化けると相手にばれる可能性があるため
イーユイに化けるとばれてしまいます。
また、ハバタクカミのこだいかっせいがにほんばれ時に発動する特性であるため
晴れパーティ相手にハバタクカミに化けるとばれる可能性があります。
この構築におけるイリュージョンの強み
再戦時は基本選出とそれ以外の選出を切り替えることを意識しています。(敢えて切り替えない、そもそもゾロアークが必要という場合もあります。)
選出の切り替えで構築の動きがかなり変わってしまう為、相手視点ではこちらのゲームプランを初手から想定しづらく、”再戦にも強い初見殺し”です。
BO3で輝くポケモンかもしれません。仲間大会でも偽物と本物と切り替えることで再戦も勝つことができました。
再戦では同じ選出でも化けてるのか…化けてないのか…の選択がより強くなってしまうので友達に使ってもらった時本当に厄介でした。
最後に
結果的に3勝4敗でしたが、オフ会でのフリー対戦でも評判が良かったので公開してみることにしました。
ビックリドッキリメカが多く採用されているため、ある程度不利になっても捲ることができる構築でした。
構築の理解が深まり、8月ランクマッチ最終レート1811を記録したり、仲間大会で5位を取れたりしました。
SVのランクマッチを触って一週間の友達でも瞬間3桁を記録できたことからヒスイゾロアークの有用性をとても感じることができました。
余談になりますが、ここの人めちゃくちゃ親切なので寄稿おすすめです。
寄稿ガイドライン
APPDATEでは皆様の記事寄稿をお待ちしております。
寄稿におけるアレコレなどをご説明しておりますのでご覧ください。
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