ポケモンのオンライン対戦/レンタルチームにおける種族名表記言語の仕様の違いを振り返る




目次

はじめに

アローラ!カルフールと申します。

私はこれまでに何度か、ポケモンのゲーム本編における言語表記仕様に関する記事をAppdateに寄稿しておりますが、今回はオンライン対戦およびレンタルチームを用いた対戦におけるポケモン名の表記について述べたいとおもいます。

読者の中には、レーティングバトル(現ランクマッチ)でオンライン対戦をしている方も多いかと存じますが、剣盾以降のSwitchで発売された作品では、ポケモンそれぞれの言語設定が種族名に反映されるようになっております。(例 相手が英語版のガオガエンを手持ちに入れていれば、自分の設定言語や相手の設定言語に関係なくIncineroarと表示されます)

しかし、剣盾より前から対戦をしていた方なら記憶されているかとおもいますが、第七世代では仕様が異なり自分の言語が反映され、さらに第六世代・第五世代も仕様が異なり対戦相手の言語が反映されるようになっておりました

また、第七世代よりレンタルチーム(初出の第七世代では「QRレンタルチーム」)が登場し、自分で育成しなくても比較的手軽に対戦ができるようになりました。しかし、レンタルチームを使用して対戦するときのポケモンの種族名の表記言語は、第七世代と、第八世代以降とでは異なっております。

この記事では、それらの変化について紹介していきます。

なお、本記事で登場するポケモンの外国語名は、とくに断りがない限り全てフランス語となっております。

また、この記事では仲間大会の事例を載せておりませんが、それは別記事で既に紹介しているためです。仲間大会の事例については、別記事にまとめてありますのでそちらも御覧ください。

第五・第六世代 対戦相手のソフトに依存

第五世代および第六世代は仕様が共通であるため,まとめて紹介します。

第五世代ではレーティングバトルとランダムマッチ(以下「フリー対戦」)が登場し、ゲーム内で不特定多数の人間と対戦することが可能になりました。そして、これまでの通信対戦と異なる点として、「ポケモンのニックネームが表示されない」ことがあげられます。ニックネームをつけていても、ニックネームは表示されずにポケモンの種族名が表示されるようになりました。(例 ピカチュウに「あいぼう」と名前をつけていても、「ピカチュウ」と表示)しかし、その種族名の言語は、自分と相手それぞれの言語に依存しておりました。

例えば、自分がフランス語のポケモンで遊んでいる場合は、手持ちのポケモンは全てフランス語の種族名表記となり、相手が日本語であれば、相手のポケモンは全て日本語表記になります。

ORASのトリプルフリーにて。手前側のソフトはフランス語版のためポケモン名がフランス語で表示される。相手は日本語のソフトであるため、日本語で表示される。
画面はランドロスDémétérosの特性「いかく」Intimidation が発動した場面。

 なお、この時の言語はポケモンの言語は関係なく、ゲームのソフトの言語に依存します。

こちらはBW2のWCS2013マスターカテゴリーの決勝戦。Arash Omati選手(手前)対コスゲ・リョウスケ選手(奥)の試合。Arash選手は英語版を使用しているため英語で、コスゲ選手は日本語版を使用しているため日本語で表示されている。
出典 https://youtu.be/uXeS0Jxeku8?si=hX05Q6BrV6LFcV6d&t=477

第七世代 自分の言語に依存

レーティングバトル・フリーバトル・公式ルールの場合

一方、第七世代では、対戦相手がどの言語かに関係なく、自分側の言語で統一されます。例えば、フランス語版のソフトで対戦している場合、対戦相手がどの言語を使用しているかに関係なく相手側のポケモンの種族名がフランス語になります。

また、第七世代からは「ルールのダウンロード」ができるようになりました。世界大会ルールや、各種公式インターネット大会のルールを3DSのSDカードに保存することができるようになりました。これらの公式ルールで対戦する場合であっても、種族名の表記についてはオンライン対戦と同様になります。

ダウンロードした公式ルール

オンライン対戦もしくは、事前にダウンロードした公式ルールで対戦する場合、第七世代では、自分のソフトの言語で、相手のポケモン名も表示される。対戦相手は日本語のソフトを使用しているが、フランス語で表示される。
画面は、カプ・レヒレ(Tokopisco)の特性「ミストメイカー」Créa-Brumeが発動したところ。

レンタルチーム QRを読み込んだ言語に依存する

第七世代から実装された(QR)レンタルチームですが、第八世代以降とは仕様が異なっておりました。

第七世代では、作成者の使用言語に関係なく、QRを読み込んだ言語により種族名が表示されます。例えば、この朴世俊さんが作成したレンタルチームの言語は韓国語ですが、QRレンタルチームを日本語のソフトで読み込んだ場合、種族名は日本語で表示されます。また、ポケモン毎の情報も記録される量は少なく、親の情報はゲーム内で確認することができず、「親PGL ID00000」と表示されます。また、元の個体が色違いであっても通常色に変化しておりました。

PGLのレンタルチームのスクショ。
2019年2月頃に撮影したもの(2021年2月を以てPGLは廃止されたため、現在元のサイトを確認することは出来ない)

言語設定は韓国語だが、日本語のソフトでレンタルしたため日本語表記になっている。
また、QR元は色違いのパチリスだが、レンタルの場合は通常色となる仕様である。

日本語版で見ると、対戦相手も自分のポケモンも全て日本語表記になっている。

一方、フランス語版から見ると、自分も相手もフランス語表記になっている。

なお、2020年2月を以てPokemon Global Link(PGL)は廃止されたため、新規のQRコード発行ならびに検索を行うことはできなくなりました。しかし、QRコードの読み込み自体はオフラインでも可能なため、QRレンタルチームのスクリーンショットと、PGLに登録していたソフトの両方が手許にあれば、PGL廃止後の現在でもQRレンタルチームを使用することは可能です。
もし第七世代を現役で遊んでいた読者の方で、スクリーンショットが残っている方は何らかの方法で保存しておくことをお勧めいたします。

第七世代ではレンタルチームを使用していることが名前の右にマークで表示されました。
(第八世代からのレンタルチームでは表示されなくなりました)

第八世代以降 ポケモン毎の言語情報が反映される

ランクマッチの場合

第八世代(剣盾)以降では、自分と相手がどの言語を使用しているかに関係なく、ポケモン毎の親の言語情報が反映されるようになりました。

自分がフランス語、相手が日本語のソフトですが、手前のポケモンはフランス語ではなく、そのポケモンの親の言語(日本語)になります。

レンタルチームの場合

個体の情報が保存されるようになりました。
具体的には、親の情報(TNやID)色違いか否かが保存されるようになり、フレンドバトルのノーマルルールやフラットルール、バトルタワールールではニックネームもそのまま表示されるようになりました。

レンタルチームのニックネームが表示されている対戦
スクショの出典 https://www.youtube.com/watch?v=zYdgoDNAEV4

 ランクバトルのルールではニックネームは表示されません。

ランクバトルのルールでの対戦のため各言語でのポケモンの個体名が表示されている
出典 https://www.youtube.com/watch?v=wIIxn5uliLc

また、設定でニックネーム表示を「見ない」にしている場合はフレンドバトルでノーマルルールやフラットルール、バトルタワールールにしていてもニックネームは表示されません。

まとめ

上記の内容をまとめると次のようになります。

オンライン対戦で表示される種族名の表記原語は

  1. 第五世代・第六世代: 自分と相手それぞれの言語に対応
  2. 第七世代: 自分の言語に依存
  3. 第八世代・第九世代: ポケモンの親の言語に依存

レンタルチームは

  • 第七世代: 親・色違い・ニックネームの情報は消え、言語も使用者の言語に合わせて変化する
  • 第八世代・第九世代: 親・色違い・ニックネームの情報が残り、種族名はポケモンの親の言語に依存

と世代毎に言語やニックネームにかかわる仕様が異なっていることがわかります。

本記事執筆時点では、対戦用ソフトPokemon Championsの詳細はおろか発売日すら明らかになっておりません。もしかしたら、本記事で説明した仕様とは異なる仕様に変化する可能性もあります。情報が出ていないので不安も多々ありますが、チャンピオンズ配信が楽しみです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

名前はカルフール。実績はまだない。一応日英仏三言語を理解するらしい。第7世代GS未経験にも関わらずGS仲間大会を主催してなぜか150人近くの参加者を集めてしまった。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次