はじめに
初めまして、しっと と申します。
シングルバトルにて、マスターボール級に行けたため、記念に寄稿させていただきました。
マスターボール級まで29戦23勝6敗と、8割くらいの勝率(そのあとだいたい7割弱くらいで勝ったり負けたり)。
8世代で個人的に気になったパッチラゴンを使用しているので、同じく気になっている方にぜひ扱っていただき、研究を進めていってほしい。
パーティ作成経緯
環境初期から猛威を振るっているドラパルト、特性が弱体化したとはいえ今でも健在のミミッキュに、8世代で新たにロックブラストを覚えたバンギラスってもしかして強いのでは?という発想から着手。
ロックブラストを採用するにあたり、弱点保険による受け身の火力強化より、竜の舞による火力・素早さ強化のほうが、対ミミッキュ性能が高くなると判断しバンギラスの型を決めてから5匹を選択していくことに。
バンギラスが竜の舞を使う前提のため、1ターン目の行動としてダイマックスより竜の舞を選択する優先度が高く、相対的にダイマックスをバンギラスに使う優先度が低くなったことから、バンギラスと耐性の相性が良く単体性能が高いドラパルトを採用。
バンギラスとドラパルトだと地面技が一貫してしまうため、鋼と飛行の優秀な耐性を持つアーマーガアを採用。
バンドラガアの3匹はタイプ相性がいいものの、ドヒドイデアーマーガアのような受けまわしとの戦いに不安を覚えたため、技外しの可能性があるロトム以外の電気タイプで、素早さが遅いポケモンに対し超高火力を叩き出せるパッチラゴンを採用。
ここまでのバンドラガア+パッチでは、スカーフガラルヒヒダルマに厳しい戦いを強いられるためスカーフ持ちで2匹目の飛行タイプにリザードンを採用。
最後に、電気無効をもう一枚入れたかったため、ゴースト技の一貫を切れ高火力ごり押しが可能な地面タイプとしてホルードを採用。
先手逃げ切りみたいなPTが完成。
パーティ
個別解説
バンギラス
性格:意地っ張り
努力値:252-4-0-0-0-252
実数値:207-170-130-×-120-113
起点にされそうなミミッキュを逆に起点にする最強バンギラスとして活躍を狙った本構築のメインポケモン。
鬼火や電磁波といった甘えた行動を許さないつもりでラムのみを持たせた。
竜の舞しやすいように耐久を意識しHS。
技はドラパルトに打点のあるかみくだく、ナットレイやアーマーガアに強くするための炎のパンチを残りの技として採用。
HBアーマーガアは竜の舞前提だとダイバーンでゴリ押せる。
ロックブラストの威力がランダムなため、起点を見つけて隙あらば積まないと火力が貧相になる。
ロックブラストのダイロックは威力130なので、最終手段としてダイマックス。
ドラパルト
性格:おくびょう
努力値:4-0-0-252-0-252
実数値:164-×-95-152-95-213
バンドリガアの基軸でみると、物理に偏ってしまうため、特殊型として採用。
先発バンギラスが無理なときの先発候補として高火力運用ができる持ち物、技選択。
ダイバーンで晴れ、ダイサンダーでエレキフィールドにできるため、後続のサポートもできるアタッカー。
積極的に投げて上を取っていきたい。
アーマーガア
性格:意地っ張り
努力値:252-4-4-0-36-212
実数値:205-118-126-×-110-114
ダイマックス前提の努力値振りをしたSの早いアーマーガア。
腕白HBや慎重HDのように特化しなくとも、H振りだけで最低限の耐久がある(と思っている)。
意地っ張りにすることで、ダイジェットによって耐久無振りサザンドラが確定2発となり、素早さを準速バンギラスを抜く114に設定することで、ダイジェット後ミミッキュやサザンドラ、リザードンを上から削ることができ、甘えたミミッキュやサザンドラの行動を起点にできる。
アイアンヘッドはバンギラスやガラルヒヒダルマ、
運勝ちを狙うときにあると便利な技。
特殊方面は無補正眼鏡ドラパルトの大文字までなら確定で耐える。
Sの早いアーマーガアは強い。
パッチラゴン
性格:意地っ張り
努力値:76-220-4-0-12-196
実数値:175-162-111-×-92-120
受けまわしの構築相手に一点突破を狙うため採用された電気枠。
特化ドヒドイデやアーマーガアを許さないため磁石を持たせ、
張り切らなくてもH4振りダイマックストゲキッスを先制くちばしで一撃で倒しきる火力を確保。
ロトムに有利な耐性を持っているものの、眼鏡ハイドロポンプに押し切られる場面が発生したので、善行を積んでおくこと。
リザードン
性格:臆病
努力値:0-0-4-252-0-252
実数値:153-×-99-161-105-167
スカーフ陽気ガラルヒヒダルマ、アイアントを許さず、無補正からやぶパルシェンも上から殴れるようにしたスカーフリザードン。
ダイバーンによる火力補助、ダイジェットによる素早さ補助ができ、ヒートロトムやミラーを許さないダイロック、最悪バンギラスやウォッシュロトムの打点としてソーラービームに決定。
竜の波動をいれるとサザンドラに厚くなるので好みで選択。
初見殺し感がすごい。
ホルード
性格:意地っ張り
努力値:4-252-0-0-0-252
実数値:161-118-97-×-97-130
役割として、受けポケモンを大きく削りたいため最大火力の鉢巻きで採用。
タイプ一致技二つは確定として、ドヒドイデアーマーガアの並びに刺さりやすい雷パンチ、ダイジェット用にとびはねるを採用した。
ホルードのダイジェットは結局そこまで使っていないが、素早さランクを上げると無補正ドラパルトを抜ける。
雷パンチは炎のパンチにするとナットレイに強くなったり、ダイバーンで晴らしてリザードンの補助ができる。
ダイマックスをすると鉢巻の時より火力が落ちてしまうため、
基本的には鉢巻き地震を通す。
ドリュウズの技に一撃必殺技を入れるのであれば、ホルードではなくドリュウズでも問題ない。
選出
バンギラス、ドラパルトからスタート。
相手にガラルヒヒダルマが見えた時はリザードン、
ドヒドイデやアーマーガアが2匹以上見えたときはパッチラゴンを先発に出したい。
後発は相手のPTみて柔軟に対応できるように選択するが、環境的にだいたいアーマーガア+何かになると思われる。
パルシェンが見えた時は、後発にリザードンの優先度が高くなる。
迷ったときはドラパルトを軸に考えるとなんとかなる時が多い
(いつのまにかバンギラスが軸ではなくなってしまった)。
総括
8世代ランクマッチの初構築で使いたいポケモンをある程度役割付け、最後に抜けることなく構築できたかと思う。
個人的にアーマーガアの配分が一番うまくいったと思っているので、Sの早いアーマーガアを考えられている人は一度使用していただきたい。
めっちゃ強い(小並感)。
バンドリラティみたいに、バンギラスドラパルトアーマーガア、略してバンドラガアという略称を使っていきましょう!
ここまでご愛読ありがとうございました!
次回作にご期待ください!
~完~
余談
ホルードをドリュウズにすると、バンドリパルトにできるぞ!
コメント
コメント一覧 (2件)
ホルードをドリュウズにした場合、ドリュウズはどんな型がおすすめですか??
コメントありがとうございます。
オーソドックスですが、陽気型破りで地震/アイアンヘッド/岩石封じ/つのドリルでいいと思います。