はじめに
こんにちは、なわたけい(@keitei115)です。
以前ポケモン剣盾にてレジエレキ&アローラキュウコンの記事を紹介いたしました。
今回は特性てきおうりょくのイダイトウを軸とした構築を紹介したいと思います。
戦績
シーズン9(レギュレーションD)にて1689位(内部レート:1711.893)でした。
この構築記事の公開についてのQ&A
Q1.DLCも来るのに今更紹介するのはなぜ?
A.記事を早めに公開してしまうと環境に変化が起こったときに参考にした人が全く勝てなくなることもあるのではと危惧し、環境の変化に耐えられるかいろいろ考慮した結果、ズルズルと投稿日時が伸びてしまいこのタイミングになってしまいました。
Q2.なぜそこまで順位が高いわけでもないのに構築紹介を?
A.てきおうりょくイダイトウに関する構築・情報が少ないので、少しでも情報を残すべきと考えたためです。
構築経緯
元々は下図のような全然違う構築で、ヒスイバクフーンをトルネロスのにほんばれで強化するというもので、連撃ウーラオス対策として入っていたのがてきおうりょくイダイトウでした。
ヒスイバクフーンはなかなか活躍せず、むしろイダイトウの強さが目立ったため、イダイトウ軸に方向性を変更することに。
連撃ウーラオスとイダイトウをトルネロスのあまごいで強化するいわば水ビートダウン…という構築にしてみましたが、レギュDでよく見る他の強力な組み合わせに押し切られることが多く、うまくいきませんでした。
そこで、環境に多いポケモンに対応できるポケモンを中心に構築に採用していくことにしました。
- トルネウーラおよびゴリランダーに有利を取れるようトルネロス→サンダーへ変更
- サイクルを回すことや対物理アタッカーにおいて非常に便利な霊獣ランドロスを採用
- パオカイリューに強いハバタクカミを採用
- 全体的にすばやさの高い構築や、トリックルーム構築への切り返しとしてクレセリアを採用
- 水技を押し付けるという役割がイダイトウ1匹で十分なため、連撃ウーラオスをイエアルマや雪パに強いイーユイ変更
対応寄りの構築にすることで、全体的なポケモンの素早さが落ちましたが、おいかぜとトリックルームという2つのすばやさ操作技で相手の構築のスピードにあわせた対応ができること、イダイトウがアクアジェットで高速アタッカー、おはかまいりなどの高火力で耐久のあるアタッカー両方に強いことからあまり気になりませんでした。
一方で、イダイトウがパオジアンなどのふいうちに弱い点が気になってきました。先制技は素早さ操作では対応できません。そこで、クレセリアをリキキリンにすることで、先制技を封じ、トリックルームで対抗できるようにしました。
個別解説
パーティ画像
イダイトウ♂
特性:てきおうりょく
性格:いじっぱり
持ち物:きあいのタスキ
テラス:みず
実数値:203(60)-180(252+)-85-90-95-123(196)
技:ウェーブタックル / アクアジェット / おはかまいり / まもる
配分の意図としては
- A :火力を求めて振り切り。
- S :おいかぜ下で最速スカーフウーラオス抜き。これ以上素早さを伸ばさなくても困ることはなかった。
- H 余り。BDに振り分けたほうが総耐久は高くなるが、ウェーブタックルの反動ダメージを考慮してH振り。
特性については採用理由である超火力を出せる、てきおうりょくを採用。
持ち物についてもアクアジェット、おはかまいりの威力の底上げのため、いのちのたまを採用しています。
テラスタイプはアクアジェットの火力を上げる&悪弱点を消すために水テラスタルにしております。
ただし、てきおうりょくはテラスタルと相性が悪いので注意が必要です。
一つは、一致テラスタルはあまり火力が伸びない点です。
例えば通常のタイプ一致テラスタルの場合倍率は1.5倍→2.0倍に変化し、元の火力の約1.33倍となります。
てきおうりょく&一致テラスタルの場合倍率は2.0倍→2.25倍に変化するため元の火力の約1.1倍になるためです。
二つ目は、もう一方のタイプはてきおうりょくが乗らなくなる(水テラスタルイダイトウの場合はゴースト技の火力が下がる)点になります。
技の採用理由については
- おはかまいり:メインウェポン こちら側が2体倒れてる時点でとんでもない火力になる。
- ウェーブタックル:ガチグマに撃ったり、おはかまいりの火力が頼りないときに使う。
- アクアジェット:ハバタクカミやイーユイなどの高速低耐久アタッカー、および削れた相手への打点。
- まもる:勝ち筋となるポケモンであることから丁寧に扱いたいため。
後述にダメージ計算を載せますが、とんでもない火力をしています。
このポケモンで中盤・終盤に相手を吹き飛ばすのがこの構築の勝ち筋の一つとなります。
「最終的にイダイトウで倒せるポケモンを残す・倒せるまで削っておく」というのがこの構築の一番の目標です。
具体的な例を述べますと『パオジアンは無理なので優先的に倒す、連撃ウーラオスからはある程度殴られても大丈夫なので残しても大丈夫、ハバタクカミとテツノカイナと並ばれると対応できないのでどちらかを倒しておく、ハバタクカミは半分削ればアクアジェットで倒せる…』とイダイトウを軸にプランを立てておきます。
耐久は低くはないですが、高いわけではないので注意(HP種族値が高いですが、実際はトルネロスよりほんの少し上ぐらいの耐久です)。
連撃ウーラオスのすいりゅうれんだも水テラスタイプなどが重なると半分ほど削れてしまいます。
いのちのたまとウェーブタックルの反動ダメージも痛めです。繊細に扱いましょう。
ダメージ計算(与ダメージ・おはかまいり)
①無振り連撃ウーラオス
乱数幅
242,244,247,250,252,255,257,263]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:203(60)-180(252)-85(0)-90(0)-95(0)-123(196)
テラスタイプ:なし
ランク:攻撃 ±0
■防御側情報
ステータス:175(0)-182(252)-120(0)-74(0)-80(0)-163(252)
テラスタイプ:なし
ランク:防御 ±0
補正詳細
タイプ相性:×1
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- いのちのたま:ダメージ1.3倍
その他補正
- てきおうりょく+タイプ一致:2.0倍
②H252ゴリランダー
乱数幅
265,268,270,273,276,278,281,286]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:203(60)-180(252)-85(0)-90(0)-95(0)-123(196)
テラスタイプ:なし
ランク:攻撃 ±0
■防御側情報
ステータス:207(252)-194(252)-110(0)-72(0)-90(0)-105(0)
テラスタイプ:なし
ランク:防御 ±0
補正詳細
タイプ相性:×1
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- いのちのたま:ダメージ1.3倍
その他補正
- てきおうりょく+タイプ一致:2.0倍
③防御特化クレセリア
乱数幅
328,328,333,338,338,343,348,354]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:203(60)-180(252)-85(0)-90(0)-95(0)-123(196)
テラスタイプ:なし
ランク:攻撃 ±0
■防御側情報
ステータス:227(252)-81(0)-178(252)-95(0)-140(0)-105(0)
テラスタイプ:なし
ランク:防御 ±0
補正詳細
タイプ相性:×2
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- いのちのたま:ダメージ1.3倍
その他補正
- てきおうりょく+タイプ一致:2.0倍
④無振りB+2ヘイラッシャ
乱数幅
109,112,112,114,114,117,117,120]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:203(60)-180(252)-85(0)-90(0)-95(0)-123(196)
テラスタイプ:なし
ランク:攻撃 ±0
■防御側情報
ステータス:225(0)-167(252)-135(0)-76(0)-85(0)-55(0)
テラスタイプ:なし
ランク:防御 +2
補正詳細
タイプ相性:×1
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- いのちのたま:ダメージ1.3倍
その他補正
- てきおうりょく+タイプ一致:2.0倍
⑤防御特化B+6ヒスイヌメルゴン(※おはかまいり威力200)
乱数幅
60,60,60,62,62,62,62,65]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:203(60)-180(252)-85(0)-90(0)-95(0)-123(196)
テラスタイプ:なし
ランク:攻撃 ±0
■防御側情報
ステータス:187(252)-108(0)-167(252)-130(0)-170(0)-80(0)
テラスタイプ:なし
ランク:防御 +6
補正詳細
タイプ相性:×1
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- いのちのたま:ダメージ1.3倍
その他補正
- てきおうりょく+タイプ一致:2.0倍
ダメージ計算(被ダメージ)
①A252意地っ張り一撃ウーラオスのふいうち
乱数幅
204,206,210,212,212,216,218,222]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:176(4)-200(252)-120(0)-74(0)-80(0)-149(252)
テラスタイプ:なし
ランク:攻撃 ±0
■防御側情報
ステータス:203(60)-180(252)-85(0)-90(0)-95(0)-123(196)
テラスタイプ:なし
ランク:防御 ±0
補正詳細
タイプ相性:×2
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- なし
その他補正
- タイプ一致:1.5倍
②C252臆病トルネロスのWダメージこがらしあらし
乱数幅
85,87,87,88,90,90,91,93]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:155(4)-121(0)-90(0)-177(252)-100(0)-179(252)
テラスタイプ:なし
ランク:特攻 ±0
■防御側情報
ステータス:203(60)-180(252)-85(0)-90(0)-95(0)-123(196)
テラスタイプ:なし
ランク:特防 ±0
補正詳細
タイプ相性:×1
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- なし
その他補正
- ダブルバトル補正:複数対象は0.75倍
- タイプ一致:1.5倍
③A252陽気連撃ウーラオスの水テラスタルすいりゅうれんだ
乱数幅
34,34,35,35,35,36,36,37]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:176(4)-182(252)-120(0)-74(0)-80(0)-163(252)
テラスタイプ:みず
ランク:攻撃 ±0
■防御側情報
ステータス:203(60)-180(252)-85(0)-90(0)-95(0)-123(196)
テラスタイプ:なし
ランク:防御 ±0
補正詳細
タイプ相性:×0.5
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- なし
その他補正
- 急所:1.5倍
- タイプ一致+テラスタル:2.0倍
霊獣ランドロス
特性:いかく
性格:いじっぱり
持ち物:とつげきチョッキ
テラス:みず
実数値:195(244)-216(252)-110-112-100-113(12)
技:じしん / じだんだ / いわなだれ / とんぼがえり
配分の意図としては
- A:殴り合いで負けたくないことを考えると火力は下げたくないので全振り。
- S:最速50族抜き、おいかぜ下でスカーフウーラオス+3
- H:耐久を伸ばすため余りを全部HPに
特性のいかくはひたすら物理アタッカーに強い特性。いかく+とんぼがえりで2ターンに1回相手の攻撃を下げられるのも強力です。
持ち物をとつげきチョッキにし、耐久を確保。水テラスタルも相まって2、3回動ける場面が多かったです。
いかくが意味をなさない連撃ウーラオスや4倍弱点をつくパオジアンの前で動かせるようにするため、水テラスタルを選択しています。
技の採用理由については
- じしん:レギュレーションDはいかく持ちが比較的少なく、非常に高い火力の範囲技で相手を削ることができる。
- じだんだ:味方を巻き込まないメインウェポン。
- とんぼがえり:相手の行動を見てから安全に交代できる超優秀な技。クレセリアやゴリランダーへの打点でもある。
- いわなだれ:主にトルネロスへの打点。
特性、持ち物、テラスタルの組み合わせによりサイクル戦でも殴り合いでも非常に強い万能ポケモンとなりました。初手に出したときの安定感は抜群で、基本どんなポケモンが相手に出てきても対応できます。
相手がサイクル戦(交換でいかくやねこだましを何回も被弾させるなど)を仕掛けてくる場合、基本的にとんぼがえりを押します。ランドロスの技が一貫するときや、とんぼがえりしてしまうとランドロスの交代先に被害が来る場合ときは攻めます。
初心者の方は、有利対面になったとき(相手のポケモンがこちらのランドロスに勝てないとき)にとんぼがえりを使うか使わないか悩むと思います。
しかし、実際そのような場合は相手は交代しないと勝つことができないので交代せざるを得ません。ガシガシとんぼがえりを使って常に有利な対面を作ることを心がけましょう。
現環境はパオジアン+ウーラオスやハバタクカミ+イーユイのような、「対面の強さでサイクルせずにそのまま押し切る」ような構築が多めです。
そのような場合は水テラスタルを切ってこちらはじしんで応戦しましょう。
相手は水テラスタルを想定していないことが多いので、逆に相手を押し切れることが多いです。
与ダメージ(ダブルバトルじしん≒じだんだ)
①無振りウーラオス
乱数幅
84,85,85,87,88,88,90,91]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:195(244)-216(252)-110(0)-112(0)-100(0)-113(12)
テラスタイプ:なし
ランク:攻撃 ±0
■防御側情報
ステータス:175(0)-150(0)-120(0)-83(0)-80(0)-117(0)
テラスタイプ:なし
ランク:防御 ±0
補正詳細
タイプ相性:×1
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- なし
その他補正
- ダブルバトル補正:複数対象は0.75倍
- タイプ一致:1.5倍
②無振りパオジアン
乱数幅
100,102,103,105,105,106,108,109]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:195(244)-216(252)-110(0)-112(0)-100(0)-113(12)
テラスタイプ:なし
ランク:攻撃 ±0
■防御側情報
ステータス:155(0)-172(252)-100(0)-99(0)-85(0)-205(252)
テラスタイプ:なし
ランク:防御 ±0
補正詳細
タイプ相性:×1
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- なし
その他補正
- ダブルバトル補正:複数対象は0.75倍
- タイプ一致:1.5倍
与ダメージ(とんぼがえり)
①H252ゴリランダー
乱数幅
114,116,116,118,120,120,122,124]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:195(244)-216(252)-110(0)-112(0)-100(0)-113(12)
テラスタイプ:なし
ランク:攻撃 ±0
■防御側情報
ステータス:207(252)-159(0)-110(0)-72(0)-90(0)-105(0)
テラスタイプ:なし
ランク:防御 ±0
補正詳細
タイプ相性:×2
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- なし
その他補正
- なし
被ダメージ
①特攻特化ハバタクカミのこだわりメガネマジカルシャイン(ダブルバトルダメージ)
乱数幅
76,76,78,78,79,79,81,82]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:130(0)-67(0)-75(0)-205(252)-155(0)-187(252)
テラスタイプ:なし
ランク:特攻 ±0
■防御側情報
ステータス:195(244)-216(252)-110(0)-112(0)-100(0)-113(12)
テラスタイプ:なし
ランク:特防 ±0
補正詳細
タイプ相性:×1
威力補正
- なし
攻撃補正
- こだわりメガネ:特攻1.5倍
防御補正
- とつげきチョッキ:特防1.5倍
ダメージ補正
- なし
その他補正
- ダブルバトル補正:複数対象は0.75倍
- タイプ一致:1.5倍
②ようきウーラオスのしんぴのしずくすいりゅうれんだ(ランドロス水テラス時)
乱数幅
23,23,24,24,24,24,24,25]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:175(0)-182(252)-120(0)-74(0)-80(0)-163(252)
テラスタイプ:なし
ランク:攻撃 ±0
■防御側情報
ステータス:195(244)-216(252)-110(0)-112(0)-100(0)-113(12)
テラスタイプ:みず
ランク:防御 ±0
補正詳細
タイプ相性:×0.5
威力補正
- タイプ強化系アイテム:対応するタイプの技の威力1.2倍
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- なし
その他補正
- 急所:1.5倍
- タイプ一致:1.5倍
③攻撃特化ガチグマのA⁻1からげんき
乱数幅
165,166,169,171,172,174,175,178]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:237(252)-211(252)-125(0)-58(0)-100(0)-70(0)
テラスタイプ:なし
ランク:攻撃 -1
■防御側情報
ステータス:195(244)-216(252)-110(0)-112(0)-100(0)-113(12)
テラスタイプ:みず
ランク:防御 ±0
補正詳細
タイプ相性:×1
威力補正
- からげんき:どく、やけど、まひ状態のとき、威力2倍
攻撃補正
- こんじょう:状態異常のとき、攻撃1.5倍
防御補正
- なし
ダメージ補正
- なし
その他補正
- タイプ一致:1.5倍
サンダー
特性:せいでんき
性格:ずぶとい
持ち物:オボンのみ
テラス:はがね
実数値:197(252)-99-150(252)-145-111(4)-120
技:10まんボルト / ぼうふう / はねやすめ / おいかぜ
配分意図としましては、ウーラオスを意識しHBに252振りしました。
持ち物のオボンのみについては耐久を上げておいかぜなどしやすくるためです。特に水テラスタル連撃ウーラオスのすいりゅうれんだを耐えるのが魅力的です。
テラスタルを鋼タイプにしたのは攻撃を耐えておいかぜするためです。
水テラスタルも候補ですが、隣によく並べるランドロスが水テラスタルであることやイダイトウとのタイプ被りを意識して鋼タイプにしています。
技の採用理由については
- 10まんボルト:メインウェポン。連撃ウーラオスとトルネロスへの打点。
- ぼうふう:この構築はゴリランダーに対する有効打が少ないため。命中不安ですがぼうふうでないとダメージが足りないです。
- はねやすめ:回復することでサイクルに復帰させたり、役割対象が出るまで大事にとっておいたりするための技。
- おいかぜ:S操作技。中盤〜終盤ぐらいにできるとイダイトウなどが無双しやすい。
連撃ウーラオス+トルネロスに強いおいかぜ持ち。
技の採用理由でも言っていますが、この構築はゴリランダーに対する有効打が少ないのでぼうふうを持たせています。
ぼうふうは一貫性の高さや10まんボルトとの相性補完が優秀で、電気技を警戒した相手の交代先に刺さりがちなので撃てるときはガンガン撃ちましょう。
防御は頼りになる耐久を持ってますが特防はそこまででもないので注意です。
与ダメージ(10まんボルト)
①無振り連撃ウーラオス
乱数幅
200,204,206,210,210,212,216,218]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:197(252)-99(0)-150(252)-145(0)-111(4)-120(0)
テラスタイプ:なし
ランク:特攻 ±0
■防御側情報
ステータス:175(0)-182(252)-120(0)-74(0)-80(0)-163(252)
テラスタイプ:なし
ランク:特防 ±0
補正詳細
タイプ相性:×2
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- なし
その他補正
- タイプ一致:1.5倍
②H252トルネロス
乱数幅
162,164,168,168,170,170,174,176]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:197(252)-99(0)-150(252)-145(0)-111(4)-120(0)
テラスタイプ:なし
ランク:特攻 ±0
■防御側情報
ステータス:186(252)-121(0)-134(252)-145(0)-100(0)-131(0)
テラスタイプ:なし
ランク:特防 ±0
補正詳細
タイプ相性:×2
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- なし
その他補正
- タイプ一致:1.5倍
与ダメージ(ぼうふう)
①H252とつげきチョッキ持ちゴリランダー
乱数幅
146,146,150,150,152,152,156,158]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:197(252)-99(0)-150(252)-145(0)-111(4)-120(0)
テラスタイプ:なし
ランク:特攻 ±0
■防御側情報
ステータス:207(252)-159(0)-110(0)-72(0)-90(0)-105(0)
テラスタイプ:なし
ランク:特防 ±0
補正詳細
タイプ相性:×2
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- とつげきチョッキ:特防1.5倍
ダメージ補正
- なし
その他補正
- タイプ一致:1.5倍
被ダメージ
①A252陽気水テラスタル雨下しんぴのしずく持ち連撃ウーラオスのすいりゅうれんだ(※オボン込みで耐える)
乱数幅
60,62,62,62,64,64,64,66]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:175(0)-182(252)-120(0)-74(0)-80(0)-163(252)
テラスタイプ:みず
ランク:攻撃 ±0
■防御側情報
ステータス:197(252)-99(0)-150(252)-145(0)-111(4)-120(0)
テラスタイプ:なし
ランク:防御 ±0
補正詳細
タイプ相性:×1
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- なし
ダメージ補正
- なし
その他補正
- 天候強化:1.5倍
- 急所:1.5倍
- タイプ一致+テラスタル:2.0倍
②特攻特化ハバタクカミのこだわりメガネ持ちマジカルシャイン(ダブルダメージ)
乱数幅
102,103,105,106,106,108,109,111]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:130(0)-67(0)-75(0)-205(252)-155(0)-187(252)
テラスタイプ:なし
ランク:特攻 ±0
■防御側情報
ステータス:197(252)-99(0)-150(252)-145(0)-111(4)-120(0)
テラスタイプ:なし
ランク:特防 ±0
補正詳細
タイプ相性:×1
威力補正
- なし
攻撃補正
- こだわりメガネ:特攻1.5倍
防御補正
- なし
ダメージ補正
- なし
その他補正
- ダブルバトル補正:複数対象は0.75倍
- タイプ一致:1.5倍
リキキリン
特性:テイルアーマー
性格:ひかえめ
持ち物:ゴツゴツメット
テラス:フェアリー
実数値:200(36)-99-110(156)-177(244)-98(60)-82(12)
技:サイコキネシス / ハイパーボイス / マジカルシャイン / トリックルーム
配分意図としましては
- B:水テラスタルタイプ強化アイテム持ち連撃ウーラオスのすいりゅうれんだ耐え。
- D:眼鏡ひかえめC全振りハバタクカミムーンフォース耐え。
- C:限られたトリルのターンでなるべく相手を倒せるように可能な限り振る。
- S:おいかぜ下で最速ウーラオス抜き
特性テイルアーマーはパオジアン・ウーラオス・カイリューの先制技をシャットアウトしたり、ねこだましを無効化するという点が優秀です。
持ち物のゴツゴツメットに関しては以前採用していたクレセリアと同じ持ち物だが、あまり役に立ってはないです。
オボンのみもサンダーにもたせているため、テラスタルを切れないときの悪対策としてナモのみを持たせるべきかもしれません。
テラスタイプは一撃ウーラオスのあんこくきょうだやパオジアンのかみくだくを半減したり、マジカルシャインの火力を上げることができるためフェアリーを採用しました。
技の採用理由については
- サイコキネシス:リキキリンのメインウェポン。主に連撃ウーラオスに。
- ハイパーボイス:一致範囲技。相手を削れるが微妙に通りは悪い。
- マジカルシャイン:通りのいい範囲技。テラスタル時のメインウェポン。
- トリックルーム:パオジアン・ウーラオス・カイリューの先制技を封じつつ素早さを逆転させることで大幅に有利を取ることができる。
後発に出てくるパオジアンなどの先制技を対策する枠。
この構築は全体的に中速(速くないが遅くもない)ので、相手の構築の素早さを見てトリックルームをするかしないか決めます。
基本的に相手の選出にモロバレルやテツノカイナがいないことを確認してからトリックルームをします。
耐久はそこそこありますが、クレセリアほどの安定感はないので注意。
攻撃を集中されたら厳しいので、集中されても大丈夫な立ち回りを心がけましょう。
ハバタクカミ
特性:こだいかっせい
性格:おくびょう
持ち物:こだわりメガネ
テラス:フェアリー
実数値:161(244)-x-88(100)-157(12)-155-191(148)
技:サイコキネシス / ハイパーボイス / マジカルシャイン / トリックルーム
配分意図としましてはかすてぃらさんの構築記事を完全に模倣してます。
- H:16n+1
- B:陽気ウーラオスのすいりゅうれんだほぼ耐える。
- D:臆病ハバタクカミの1.3倍シャドーボール耐える。
- C:シャドーボールで無振りハバタクカミを倒せる。
- S:控えめハバタクカミ+4、オオニューラ抜き。
特性のこだいかっせいは積極的に発動させることはないため、あまり意味はないです。
持ち物のこだわりメガネはダメージ稼ぎ及び終盤に相手を一掃させることを考えたときに最高の持ち物となるため採用しました。
テラスタイプはマジカルシャインで倒せるポケモンを増やし、ふいうちを半減させるためのフェアリーにしています。
技については
- マジカルシャイン:範囲技。あらゆるポケモンにダメージが入る。
- ムーンフォース:単体技。基本半減でない限りかなりのダメージを与えられる。
- シャドーボール:フェアリー技が入らない相手やハバタクカミミラー時に使用。
- こごえるかぜ:あまり使うことはなかった。とはいえ別の技も考えづらいです。
積極的には選出しませんが、イダイトウ、ランドロスに次ぐダメージソースを担当するポケモンです。
パオカイリューの対策としての側面もあります。
他の五匹で主な役割対象としてあげたポケモン以外を広く担当するポケモンとなります。
あらゆるポケモンを上から削っていくこだわりメガネマジカルシャインで雑に相手に負荷をかけていきましょう。
イーユイ
特性:わざわいのたま
性格:ひかえめ
持ち物:こだわりスカーフ
テラス:フェアリー
実数値:162(252)-x-100-187(116)-140-138(140)
技:ねっぷう / あくのはどう / オーバーヒート / バークアウト
配分意図としましては
- H:役割対象への受け出しや打ち合いを考えて全振り
- S:スカーフありで136族(テツノツツミ)抜き
- C:あまり
特性わざわいのたまは味方のとくぼうも下げるので扱いには注意が必要です。
持ち物のこだわりスカーフはパオジアンなどに抜かれてしまうと動かしづらくなると考えたため採用しました。
テラスタイプは格闘技を半減しつつ、ふいうちも継続して半減できるフェアリーにしました。
動ける回数をなるべく増やすことが大事なポケモンです。
技の採用理由については
- ねっぷう:一致範囲技。
- オーバーヒート:単体高火力。最後の手段。
- バークアウト:イエッサンのこのゆびとまれを無視してグレンアルマに攻撃できる技。火力は控えめ。
- あくのはどう:命中安定の単体技。ねっぷうが通らない相手に入りやすい。
サーフゴー、イエアルマ、雪パなどここまでの5匹で甘めな部分を意識し、補完として採用したポケモンです。
補完なので積極的に選出することはありません。勝ち筋というわけではなく、あくまでこの構築の苦手な部分を潰すためのポケモンとして選出します。
役割対象を倒す前に先制技などで倒されてしまった、ということを防ぐため、テラスタイプ、耐久、持ち物ともに動ける回数を増やせるように考慮された構成になっています。
カミイーユイとして並べることはあまりありませんが、相手に圧はかかっている…かもしれません。
与ダメージ(ダブルバトルねっぷう)
①H252サーフゴー
乱数幅
198,200,204,206,206,210,212,216]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:162(252)-90(0)-100(0)-187(116)-140(0)-138(140)
テラスタイプ:なし
ランク:特攻 ±0
■防御側情報
ステータス:194(252)-72(0)-115(0)-203(252)-111(0)-104(0)
テラスタイプ:なし
ランク:特防 ±0
補正詳細
タイプ相性:×2
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- わざわいのたま:自分以外のポケモンの『とくぼう』が3/4倍(0.75倍)になる。
ダメージ補正
- なし
その他補正
- ダブルバトル補正:複数対象は0.75倍
- タイプ一致:1.5倍
②H252フリーザー
乱数幅
152,152,156,156,158,158,162,164]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:162(252)-90(0)-100(0)-187(116)-140(0)-138(140)
テラスタイプ:なし
ランク:特攻 ±0
■防御側情報
ステータス:197(252)-94(0)-167(252)-115(0)-145(0)-105(0)
テラスタイプ:なし
ランク:特防 ±0
補正詳細
タイプ相性:×2
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- わざわいのたま:自分以外のポケモンの『とくぼう』が3/4倍(0.75倍)になる。
ダメージ補正
- なし
その他補正
- ダブルバトル補正:複数対象は0.75倍
- タイプ一致:1.5倍
与ダメージ(ダブルバトルバークアウト)
①H252グレンアルマ
乱数幅
126,128,128,132,132,134,134,138]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:162(252)-90(0)-100(0)-187(116)-140(0)-138(140)
テラスタイプ:なし
ランク:特攻 ±0
■防御側情報
ステータス:192(252)-72(0)-120(0)-194(252)-100(0)-95(0)
テラスタイプ:なし
ランク:特防 ±0
補正詳細
タイプ相性:×2
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- わざわいのたま:自分以外のポケモンの『とくぼう』が3/4倍(0.75倍)になる。
ダメージ補正
- なし
その他補正
- ダブルバトル補正:複数対象は0.75倍
- タイプ一致:1.5倍
②H252イエッサン♀
乱数幅
102,102,104,104,104,108,108,110]
ステータス・ランク・テラスタル
■攻撃側情報
ステータス:162(252)-90(0)-100(0)-187(116)-140(0)-138(140)
テラスタイプ:なし
ランク:特攻 ±0
■防御側情報
ステータス:177(252)-67(0)-128(252)-115(0)-125(0)-105(0)
テラスタイプ:なし
ランク:特防 ±0
補正詳細
タイプ相性:×2
威力補正
- なし
攻撃補正
- なし
防御補正
- わざわいのたま:自分以外のポケモンの『とくぼう』が3/4倍(0.75倍)になる。
ダメージ補正
- なし
その他補正
- ダブルバトル補正:複数対象は0.75倍
- タイプ一致:1.5倍
選出
基本選出
先発:サンダー+ランドロス
後発:リキキリン+イダイトウ
相手が対面構築だろうとサイクル構築だろうとこの基本選出で出します。
相手の初手がパオジアン+ウーラオス、ハバタクカミ+イーユイのような対面選出の場合は、サンダーがおいかぜ、ランドロスは水テラスタイプに変化させ、ランドロスに相手の攻撃を耐えさせつつじしんの火力を押し付けます。
相手の初手がゴリランダーなど、サイクル戦を仕掛けてくるようなポケモンが相手の場合はランドロスがとんぼがえりor普通の交代をし、サンダーはぼうふうなどで殴っていきます。
どちらのパターンでも、最終的にイダイトウが全員倒せるように、ということを念頭に置いて相手のポケモンを倒していきましょう。
相手の構築にテツノカイナなどがいてトリックルームを決めてもあまり得がなさそうな場合はリキキリンの代わりにハバタクカミを選出するといい感じかと思われます。
相手の構築にサーフゴーがいる場合はリキキリンかイダイトウをイーユイにしましょう。
雪パ・イエッサングレンアルマなど
先発:ハバタクカミ+イーユイ
後発:相手の構築に合わせて良さそうなポケモンを選ぶ
基本選出では無理な構築に対する選出です。
一般的なカミイーユイと違い、イーユイは比較的火力がないので、氷タイプやグレンアルマなどの役割対象を倒すことをメインとします。
苦手な構築
寿司(シャリタツ&ヘイラッシャ軸)
明確な対策を立てていません。
イダイトウやハバタクカミで削ればヘイラッシャ自体は倒せるのですが、その後のシャリタツ+何かが厳しいです。
ランドロスのいかくもどんかんで対策されてしまうと更に苦しいです。
物凄く頑張るか、マッチングしないことで対策することにしましょう()
おわりに
いかがだったでしょうか。
レギュレーションEでは新たなわざマシンとしてグラススライダーが追加されることがアナウンスされており、イダイトウを主軸にしているこの構築をそのまま活躍させることは厳しいかと思われます。
しかしながら、この構築の考え方はある程度流用できるかもしれないので、参考にしてもらえたら幸いです。
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