はじめに
おはこんハロチャオ~
麹屋です。
今回は、ポケモンSVランクバトルシリーズ2(シーズン3)で使用している「葉緑素リーフィア軸晴れ構築」の紹介をしたいと思います。
パラドックス環境になり、テツノツツミやハバタクカミの対策に悩んでいる人におすすめの構築となっているため、ぜひ使ってみてほしいと思います。
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構築経緯
考察の始まり
1月某日、「来月何使おうかな~」と知り合いと通話しながらこぼしたところ、「豆まきましょうよ!節分だし。」と言われ、「なるほど!」と思い「豆まき≒タネマシンガン」の考察をスタート。
まずタネマシンガンを使えるポケモンを攻撃種族値の高い順に並べて眺めてみたところ、そこそこ高い位置にリーフィアがいることに気付きました。
そこでふと思い立って計算をしてみると、なんと素早さ補正&ようりょくそ発動で素早さ1.5倍のテツノツツミを抜き、攻撃補正なし252振りタネマシンガン4回で無振りテツノツツミをぴったり倒すことができることに気付きました。
同じ要領でハバタクカミも上から倒すことが期待でき、しかもタネマシンガンは連続攻撃技なのできあいのタスキを無視することができます。
連続技の回数が安定しないという問題も、今作では「いかさまダイス」という持ち物のおかげで気になりません。
テツノツツミやハバタクカミといったわかりやすい高速アタッカーは、環境初期では耐久に振らず純粋なアタッカー(兼S操作要員)として使われるケースが多く、そういった環境にはいかさまダイス持ちリーフィアはかなり刺さるのでは?と思い、リーフィア軸の構築を組むことにしました。
メンバー選定・マスターボール級まで
まずリーフィアの相方として、天候を晴れにできるコータスを真っ先に採用しました。
手動でにほんばれを使うことも視野には入りましたが、それをするならおいかぜ+マスカーニャorアノホラグサを使った方が対応範囲は広くなりそうなのでコータスの採用は必須。
続いてコータスを入れたことで無理なくこだいかっせいを発動でき、ドラゴンタイプに強いアタッカーとしてハバタクカミを、ステータスの高いねこだまし要員としてテツノカイナを採用。
これにサザンドラ+テツノワダチというほんのり強そうな組み合わせを足してスーパーボール級ランク9からスタートしたところ、8戦中6勝の好成績でマスターボール級に上がることができました。
構築のブラッシュアップ
上記の構築で+10試合近くマスターボール級で戦ったところ、きつい相手がみえてきました。
- イエッサン+グレンアルマ
- ウインディ入り
- ガブリアス+ファイアロー/タイカイデン
- ペリッパー入り
そこで、ガブリアスとイエッサンのサイコフィールドに両方対応できるアイススピナーを使え、かつ行動保障があって強力な先制技も使えるカイリューと、晴れにシナジーがありウインディやペリッパーに打点を持てるスナノケガワを採用したところかなりしっくりきたのでこれでひとつの形となりました。
個別解説
リーフィア
テラスタイプ:ほのお
持ち物:いかさまダイス
特性:ようりょくそ
性格:ようき
努力値:4-252-0-0-0-252
実数値:141-162-150-*-85-161
技:タネマシンガン/テラバースト/あまえる/みきり
メインアタッカー。上記の通り、ようりょくそでテツノツツミやハバタクカミを抜き、いかさまダイスで4回以上攻撃となるタネマシンガン(実質威力100~)で倒すためにようきAS振りとしました。
すばやさ1.5倍テツノツツミ:309<ようりょくそ発動リーフィア:322
無振りテツノツツミに対するタネマシンガン4回のダメージ率:109.9%~
H4振りハバタクカミに対するタネマシンガン4回のダメージ率:94.6%~112.9%
たまたまテラスタイプが炎のリーフィアをレイドで入手していたためそのまま採用しましたが、攻撃面では晴れとシナジーがあって鋼タイプや草タイプへの打点になり、防御面では炎虫氷タイプを半減できるためリーフィアを倒されないために使用したりとかなり活躍。7~8割の試合でリーフィアをテラスタルさせていました。
サブウエポンが乏しいことで有名なリーフィアですが、そこはもう割り切ってあとは補助技としてあまえるとみきりを採用。これも良い選択で、こちらの晴れにタダ乗りしてきたトドロクツキに上からあまえるを入れて弱体化するという動きができて強かったです。
結果的に、コータスを入れているのに相手のパラドックスポケモンが怖くない晴れパという位置づけになり、非常に戦いやすくしてくれるいい子でした。
耐久には一切振っていませんが、素の防御がかなり高いこともあって先制技に強く、テラスタル込みの耐性変更も含めて耐えてくれることも多く非常に頼もしかったです。
コータス
テラスタイプ:ほのお
持ち物:いのちのたま
特性:ひでり
性格:ひかえめ
努力値:108-0-4-252-60-84
実数値:159ーx-161-150-98-51
技:オーバーヒート/てだすけ/まもる/だいちのちから
リーフィアの特性発動のためにひでりを採用。今作ではコータスしかいないので自動的に採用が決定。
HP:10n-1かつ16n-1
S:無振りモロバレル抜き
C:特化
D:あまり
コータスは非常に素早さが遅いので、アタッカーとしての活躍はあまり見込めないと思い動けた際の単体最大打点となるいのちのたま+オーバーヒートを採用。
またオーバーヒートのC下降後にもサポートとして動ける&リーフィアに威嚇が入った時のために新規習得したてだすけを採用。
あとはまもると、ウインディやテツノドクガ等ほのおタイプへの最大打点となるだいちのちからを採用。
トリックルームを採用しなかった以上素早さは落としても仕方がないので無振りモロバレル抜きまで伸ばしました。
晴れターンを後ろのハバタクカミのためにも残しながら戦いたいため、耐久を落としてもさほど問題はなかったです。
ハバタクカミ
テラスタイプ:フェアリー
持ち物:こだわりメガネ
特性:こだいかっせい
性格:おくびょう
努力値:4-0-76-252-4-172
実数値:131ーx-85-187-156-194
技:マジカルシャイン/シャドーボール/パワージェム/ムーンフォース
今シーズンから解禁された、第2の晴れエース。
S:通常時最速マスカーニャ抜き
C:最大
HBD:アラブルタケのふいうち意識でBを重視
(無振りだとA特化活性込みふいうちが103%~だが、H4B76で90%~107.6%)
配分は最速トドロクツキ(188)を抜けるように素早さに補正をかけ、低い防御を少し補った感じ。火力を高めるためにこだわりメガネを持たせ、範囲打点となるマジカルシャインの火力を高めるためのフェアリーテラスタルで採用しました。
ハバタクカミ同士のミラーには弱めですが、最速ハバタクカミはリーフィアで倒すことができるので素早さを落としても大丈夫と判断。こだいかっせい発動でおいかぜ下最速80族までは抜けるので後発からスイーパーとして動かす分には十分な配分でした。
技は一致技のシャドーボールとムーンフォース、範囲打点となるマジカルシャインに加え、やはり重い炎タイプを対策するためにパワージェムを採用。
つよかった(小学生並の感想)
テツノカイナ
テラスタイプ:かくとう
持ち物:とつげきチョッキ
特性:クォークチャージ
性格:いじっぱり
努力値:0-252-0-0-252-4
実数値:229ー211-128-x-120-71
技:インファイト/ねこだまし/ドレインパンチ/ワイルドボルト
同じく今シーズンから解禁された力士。
とりあえず何も考えずにAD振りチョッキで採用しましたが、めちゃくちゃ強かったです。なんだこいつ、メガガルーラか?
強いて言えば鬼火を入れられて放置されることが多かったので、つるぎのまい(はらだいこ)を採用してもいいかもしれません。
カイリュー
テラスタイプ:ノーマル
持ち物:ラムのみ
特性:マルチスケイル
性格:いじっぱり
努力値:228-252-4-0-4-20
実数値:195ー204-116-x-121-103
技:しんそく/じだんだ/アイススピナー/まもる
高威力先制技による第2のスイーパー兼、おいかぜ+ガブリアスに対するカウンター要員としての採用。
A:最大
H-B:特化こだわりハチマキバンギラスのれいとうパンチ耐え(~91.2%)
H-D:特化いのちのたまユキノオーのふぶき(Wダメージ)耐え(~97.4%)
S:無振り同速意識20振り
イエッサン+グレンアルマに対してアイススピナーでサイコフィールド剥がし→しんそくで攻撃したいのでこだわりハチマキは持たせづらく、状態異常耐性を付けるためのラムのみを持たせました。モロバレルやアラブルタケにも強く出られるのでこれはこれで偉かった。
選出率自体は5割程度だったものの、特性と持ち物のおかげで行動保障があるので活躍する機会は多かったです。
スナノケガワ
テラスタイプ:でんき
持ち物:ブーストエナジー
特性:こだいかっせい
性格:ひかえめ
努力値:4-0-0-252-0-252
実数値:161ーx-117-190-105-153
技:だいちのちから/10まんボルト/まもる/ひかりのかべ
相変わらず重いウインディなどに特殊地面打点で対抗でき、晴れと相性のいいアタッカーとして採用。
持ち物はわりと迷ったものの、コータスを選出しないケースやサイクル戦をする場合にも特性が使えるということでブーストエナジーに。
配分はオーソドックスに控えめCSに。現環境ではS100族の層が厚くなく、補正をかけなくても最速サーフゴーを抜いているラインなので十分と判断しました。
技は一致技2つにまもると、対トリックルームで貼るためにひかりのかべを採用。
ただ、テラスタイプをみず辺りに変えてテラバースト採用も捨てがたいなあという感じです。
選出
基本選出
先発:リーフィア+コータス
後発:ハバタクカミ+テツノカイナ
だいたいの相手にはハバタクカミかテツノツツミがいるので迷ったらこれ。
先発の高速枠を吹っ飛ばしたらこちらの眼鏡S上昇ハバタクカミで暴れます。
テツノカイナはコータスの交換先として選出しますが、状況によってはカイリューを出すことも。
対おいかぜ
先発:テツノカイナ+ハバタクカミ/カイリュー/スナノケガワ
後発:相手に刺さりそうな2匹
ねこだましで相手のおいかぜを止めながら隣で倒し、おいかぜを止めます。
なおファイアローはおんみつマントを持っていることが多いので、怪しいと思ったら隣を先に攻撃するのが吉。
対トリックルーム(含イエッサン+グレンアルマ)
先発:カイリュー+スナノケガワ
後発:コータス+テツノカイナ
トリックルームはひかりのかべ+まもるで凌ぐことを基本に立ち回ります。
イエッサンがいる場合でもアイススピナーでサイコフィールドを割ってしまえばしんそく、ねこだましで牽制できるようになるのでわりと戦いやすいはずです。あとは隙を見てコータスを着地させましょう。
戦績
スーパーボール級ランク9から8戦6勝でマスターボール級に上がり、そこから数回の変更を経て初週に計50戦。
環境初期に6割以上の勝率を残すことができました。
まだ構築の改善点もありますが、序盤としては上々ではないでしょうか。
この構築をレンタルするもよし、下の改善案を参考にご自分でリーフィア軸を組んでみてもよし、とにかく新環境での勝ち方を模索している方は是非試してみてください。
改善案
リーフィアのテラスタイプ
さて散々晴れと相性が良くて活躍したと言っていた炎テラスタルですが、一つ問題があります。
それが「コータスと並んだ時にじしん/いわなだれが一貫すること」
今は割と少ない印象ですが、これから環境が動いてガブリアスやバンギラスが増えたりするとちょっと別のタイプも考えないとかな?と感じました。
コータスの「まもる」の枠
耐久を落としていることといのちのたま採用をみて気づくかもしれませんが、割とこのコータスは序盤に使い捨てる感じで立ち回ることが多いです。
そうするとまもるを使わなくてもいいのでは?という感じになるので、ねっぷうやあくびなど別の技に変えるべきかもしれません。
テツノカイナの持ち物と技・テラスタイプ
今はとつげきチョッキのフルアタッカーとしていますが、上記の通りおにび対策のつるぎのまい搭載は良さそうだなと思っています。
あと何も考えず捕まえたままのテラスタイプで採用していますが、テラバースト不採用でも別タイプに変えるメリットは十分にありそうで、やけどにならなずフェアリー半減になる炎、粉無効で地面半減になる草などもありだと思います。
カイリュー・スナノケガワの枠について
今はこの2体の採用をしていますが、コータスとテツノカイナがいるのでトリックルームを構築に入れるのもよさそうだなと思っています。
おわりに
いかがでしたか?
最初は他愛もない会話から始まったリーフィア考察でしたが、新環境にここまで噛み合ったポケモンだとは思いもよりませんでした。
皆さんも新環境でのバトル、そしてまだ見ぬ実は強いポケモンの開拓を楽しみましょう!
ボン・ボヤージュ!
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