はじめに
突然だが、この記事を読むあなたはポケットモンスターというゲームで「自作の構築」を作ったことがあるだろうか。シングルバトルでも、ダブルバトルでも、トリ……バトルロイヤルやマルチバトルでも構わない。
大半の人は”ある”と答えるだろう。それは強かったかも、成功したのかもしれない。あるいは、最強の構築だと自負できる構築もあったのかもしれない。
しかし、また多くの人はこう言うだろう。
「昔組んだあの構築、全然勝てなかったよ」
笑い話か、はたまた悔しさが残る話か。人によって思い出は様々ある。もちろん、この私にも沢山ある。
この記事は、美少女が産み出してしまった構築や単体のポケモンについて、列挙していくものである。
リータンピンドラドラドラドラロン跳満構築
まず最初に紹介するのはこちら。リータンピンドラドラドラドラロン跳満構築だ。これは麻雀用語なので詳しくない方向けに説明すると、点数を稼ぐ為の”役”が7つもあってすごい!という構築である。
「ちょっと待って、ロンは構築にないから和了れないんじゃない?」という意見もあるだろうが、それについては隙の無い構築。ボスゴドラの英語名は”Aggron”発音にしてアグロン……ロンで和了ることができるのだ。当然英語名で採用している。しかも、こいつはメガシンカすることで、
「Aggronはメガボスゴドラにメガシンカした!!」
とメッセージが表示されるため、裏ドラを乗せることまで出来てしまう。
マルチバトルで使用したことがあるが、戦績は今のところ5-2。面子が強いので意外と勝てる。尚、レーティングバトルで使うとAggronが自動的にボスゴドラに修正されてしまうので和了れなくなるという欠陥がある為、レートで使用することは出来ない。
選出ではできるだけボスゴドラを一番最後に出す様にすること。可能であれば逆転勝ちが確信出来るような状況で繰り出して「ーー御無礼。」と言い放てるとカッコいい。
異常気象構築
天候を完全に操ってしまう事に全力を出した構築。雨晴れ霰砂嵐なんでもござれ、その起こした異常気象の大災害はポワルンが活かし、ジジーロンがその異常気象を収める。そんなコンセプトパーティを組んだ。
この構築のポケモンには全てニックネームを付けているのだが、勿論それも拘りがある。
まずポワルンこと”ヴェズーヴァ“。「君がいたあらゆる場所。」というフレーバーテキストで有名な某カードゲームに登場する土地の一つであり、ポワルンが天候によって様々な姿に変わってゆく特性を表現している。テキストから読み取れるどこか哀愁の漂う儚さは、耐久の数値が173-90-90という絶妙な低さによって再現。君がいた場所は荒れ果てた不毛の大地になってしまう……そんな情景を浮かべてほしい。
次にリザードンこと”ボガーダン“。ほぼ乾ききった大地に数多くの火山が点在するという、某カードゲームに登場する地名の一つであり、メガリザードンYのあらゆるポケモンを燃やし尽くしていく対戦風景を表現している。このボガーダンでは噴火や地震が日常茶飯事なのだが、リザードンは噴火を覚えることができなかったため泣く泣く断念。しかし、非常に熱い地域ではあるので追い風を起こした日には熱風が吹き荒れることになるだろうことは想像に難くない。
このままだと永遠に語れてしまうので残りは一気に紹介させてもらおう。アローラキュウコンこと”ダークデプス“、ニョロトノこと”トレイリア“、バンギラスこと”ラース“、そしてジジーロンこと”アルゴス“。どれもそのポケモンが起こす天候にまつわる地名の名前から取っている。
こういったニックネームに拘ることもポケモン対戦、育成の楽しみの一つだ。戦績はどうかって?あまり残酷な事は聞かない方がいい。
四部構築
“Star Platinum” “Heaven’s Door” “Echos” “Surface” “Cheap Trick” “The Lock”の6匹による構築。
性格はそれぞれ”やんちゃ””いじっぱり””がんばりや””なまいき””なまいき””ずぶとい”となっている。
これ以上は語るまい。
デデンネ統一
デデンネ6匹……に擬態した電気ネズミ統一。実はコンセプトになっているポケモンがそれぞれいる。
この構築はQRレンタルパーティを公開しているので、ぜひそちらも確認してみてほしい。
QRレンタルチーム「デデンネと愉快なデデンネたち」のページ|ポケモングローバルリンク https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-4DD1-4454
余談だが、この構築で統一パーティ限定のマルチバトルを行ったことがある。その時に組んだ相方のパーティはマンムー統一だった。
デデンネは当然味方の地震で死滅していった。試合には勝った。
ポケモン単体の紹介
ここからはポケモン単体で紹介。登場するポケモンは下記の通り。
順番に紹介していこう。
ニンフィア
Lv48 控え目 HC252 メロメロボディ
マジカルシャイン サイコショック めざめるパワー(謎) まもる
一匹目は何ともレベルの中途半端なニンフィア。お察しかとは思うが、育成後に特性がメロメロボディであることに気づいた為、レベル48で止めてそのままボックスに放り込んだ。
めざパのタイプは分からない。
ドーブル
Lv100 控え目 CS252 テクニシャン こだわりメガネ
みねうち ふんか しおふき あまいかおり
ニックネーム:「
「野生産トリプル66」という謎のゲームで使った、努力値振りと育成用のドーブル。当然噴火と潮吹きのPPは8にしてある。文字送りの速度を考慮してニックネームは「「」とした。
育成している間はまだ良かったが、貴重なポイントマックスをこいつに2個も使う時は本当に頭を抱えて泣きながら使用した。
第1回野生産トリプル大会は4位だった。
ヒトカゲ
Lv50 冷静 HC252 サンパワー こだわりメガネ
ねっぷう オーバーヒート りゅうのはどう エアカッター
診断トリプルという闇のゲームで育成させられたポケモン。
大会中、メガシンカポケモンを4匹討伐するという快挙を成し遂げた。
ニダンギル
Lv50 冷静 HA252 ノーガード しんかのきせき
アイアンヘッド かげうち つるぎのまい ワイドガード
ニックネーム:カブラステギ
備考:B個体値が低い
ギルガルド用にヒトツキを孵化していたところ、色違いが生まれて喜んでいたらB個体値がかなり低かったので泣きながら孵化を続けた経緯がある。
絶対零度で3回ぐらい倒された。
フラベベ
Lv19 臆病 HD252 きょうせい ミアレガレット
つるのムチ ようせいのかぜ おまじない はっぱカッター
ニックネーム:ともにいきる
よくいるフラベベ。……の様に見えて実は臆病で孵化してしまったことにレベル19まで上げてから気づいた為、そのままお蔵入りになった。
しょうがないのでミアレガレットを共生で渡すことにした。たまにフエンせんべいとかにもなる。
クレッフィ
Lv50 穏やか いたずらごころ ひかりのねんど
しんぴのまもり リフレクター ひかりのかべ いばる
ニックネーム:⛄⛄ゆき⛄⛄
普通のクレッフィだし、レートで長い間使っていた個体。
なのだが、最近になって努力値が合計で54しか振られていなかった(しかもHABDに適当)ことが判明した。何故気付かなかったのか。
レジギガス
Lv50 陽気 hAsいい感じ スロースタート オボンのみ
やつあたり はたきおとす ドレインパンチ じゅうりょく
レジギガス。重力を覚えているが、これは張り切りアイアントの仲間作りのコンボを前提に作った個体なのでそうなっている。
弱かった。
アンノーン(Y)
Lv50 能天気 HC252 ふゆう こだわりメガネ
めざめるパワー(炎)
ニックネーム:めざかくとう
ポケモン数多しと言えど、全てのポケモン中唯一拘り眼鏡と拘りスカーフをデメリット無しで使用することが出来るポケモン。厳選がめちゃくちゃ大変なので性格は妥協した。
マルチバトルでメガクチートの前に堂々と出していって「アンノーンはまもる覚えますよ!じゃあ守りますんであのクチート倒してください!」と口プをかまし、不意打ちで倒されたことがある。
おわりに
いかがだっただろうか。ポケモンバトルはこんな自由にやってもいいのだ、という一つのきっかけにでもなってくれると幸いだ。
覚えておいて欲しい。ポケモンは、自由なゲームなのだ。
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