はじめに
こんにちは。スカーレット・バイオレット環境では初めての構築記事となりますルートです。
今回はニンフィアやオーロンゲを中心としたパーティで最終39位と59位を達成することができましたので、記事を投稿させていただきました。よろしくお願いします。
パーティ構築経緯
環境初期は攻撃的な構築が多そう、それらに強いのは壁オーロンゲだろうと思い、壁&すてぜりふオーロンゲを中心に構築を組むことからスタートしました。
壁で支援するポケモンとしては、フェアリースキンハイパーボイスで高火力の全体攻撃を押し付けられ、耐久力にも優れるポケモンでもあるニンフィアを選択。
そして鋼への打点、神速でのスイープ能力、耐久値といかくによるサイクル性能の3つを兼ね備えたこだわりハチマキウインディを採用。
後の2枠には、
- 特殊全般に強く出ることができ、特にコータスやグレンアルマに強いバンギラス
- ヘイラッシャ+シャリタツ(以下寿司コンボと呼びます)に強く、汎用性も高いモロバレル
を採用しました。
この5体だとあまりにもガブリアスが重かったので、最後の枠には地面が無効かつ水タイプがあることで炎タイプにテラスタルするのを牽制しながらおにびを使えるウォッシュロトムを採用。
この構築でしばらく戦っていたのですが、寿司コンボに対しては、モロバレルを使わずともオーロンゲ+ウォッシュロトム+ウインディで対策できていることに気が付きました。
さらに中盤から増えていった炎テラスタルするコノヨザルが重く、上から炎の弱点をつけるタイプで殴れるポケモンが欲しかったので、高打点で素早さ種族値でコノヨザルを上回るガブリアスを採用しました。
このパーティでかなりの対戦数をこなし、一時は瞬間1位も達成したのですが、イッカネズミ+コノヨザルの並びがまだきつめであるという問題点が発覚。
結果、知人が使っていたふんどのこぶしを打たれにくく、汎用性が高い飛行テラスタルドドゲザンを採用、これをガブリアスと並べてイッカネズミ+コノヨザルの並びに対処することになりました。
また、現環境にはひかりのかべを展開したい相手がトリックルームぐらいであり、それらにはたいていイエッサンかリキキリンがいてオーロンゲが出しづらいことを考慮して、オーロンゲのひかりのかべを抜いて何かと便利なねこだましを持たせました。
パーティ個別解説
ニンフィア
性格:ひかえめ
努力値:H252B252S4
実数値:202-x-117-143-150-81
テラスタイプ:みず
可愛くて強い、個人的にお気に入りのポケモンの一体です。
火力は技威力と持ち物で確保できると判断し、努力値はほとんど耐久に回しました。
壁やいかくなどのサポートがあることもあって本当に硬く、お相手の一致テラスタルを耐えてハイパーボイスで返り討ち…といったことも何度も起こっていました。
テラスタイプは弱点の鋼タイプを半減にし、変化後も弱点を少なくできる水タイプ。
炎タイプでも同じ条件を満たしているのですが、そちらにするとガブリアスが辛くなると判断して水タイプにしました。
相手の対面が鋼タイプの場合はかなり積極的に切っていきます。
テラバーストは通常時は威力96のフェアリー単体打点として扱えるので、ワイドガード対策にも使えます。テラスタルするとフェアリースキンの補正がなくなり威力が下がるのに注意。
はかいこうせんは乱用はできないわざですが、耐久高めの相手を無理やり持っていくなど使いどころはありました。
ニンフィアに関しては先日個別に育成論記事を書きましたので、よろしければこちらもどうぞ。
瞬間1位を達成したときの方のレンタルパーティもございます。
オーロンゲ
性格:しんちょう
努力値:H244B196D68
実数値:201-140-110-x-114-80
テラスタイプ:あく
パーティの中核…だったのですが、パーティの調整の結果やや選出率が落ちていたり。それでも重要性は高いです。
もともとはひかりのねんどを持っていたのですが、ひかりのかべを抜いたあと、サーフゴーなどの鋼技を一発耐えられるようにリリバのみに変更しました。
リフレクターとすてぜりふによる実質的な耐久補強、ねこだましによる足止め、削れた相手へのふいうちによる実質的なダメージ軽減…ととにかく自分と味方の行動回数の確保を重視した構成になっています。
特に寿司コンボに対しては、交代できない相手の火力をデバフで削ぐ、相手は一体しか盤面にいないのでねこだましが刺さる、ヘイラッシャが倒れた後のシャリタツをふいうちで処理できる…といった具合にロトムと並んで対策の要となってくれました。
テラスタルはふいうちの威力を引き上げてフェアリーの弱点を消せる悪タイプ。
このポケモンにテラスタルを切ることは少ないですが、素のふいうちでは倒せない相手を悪テラスふいうちで強引に処理する展開はまれに起こりました。
ウインディ
性格:いじっぱり
努力値:H252A252S4
実数値:197-178-100-x-100-116
テラスタイプ:ノーマル
打点のあるアタッカー兼いかく持ちのサイクルパーツ兼スイーパー役という便利ポケモン。
とにかくいろいろなことができるので、選出率も高いです。
持ち物はフレアドライブやしんそくの打点を反動無しで強化できるこだわりハチマキ。
テラスタイプはしんそくの威力をさらに引き上げるノーマルタイプです。
ニンフィアたちが削った相手をテラスタル+しんそくで倒していく動きは強力。
複数の役割を持っているがゆえに過労しやすいので、意外と慎重に取り扱ってやる必要があります。
ウォッシュロトム
性格:ひかえめ
努力値:H252C252D4
実数値:157 –x-127-172-128-106
テラスタイプ:はがね
優秀な耐性と一致打点の範囲を持つポケモン。
炎テラスタルを誘わないおにび使いということもあって使い勝手は上々でした。
また、おにびを使えることと水半減、地面無効の耐性も相まって寿司コンボ対策の要でもありました。
やけどの攻撃力半減の効果ももちろん重要なのですが、スリップダメージの方もたべのこしの回復を相殺し、戦況をコントロールしてヘイラッシャを倒しやすくなる&シャリタツの着地狩りをしやすくなるという効果があったりします。
テラスタイプは鋼タイプ。テラスタルすることはあまり多くないですが、元のタイプとの補完がいいうえに地面弱点もふゆうで無効化しており、使い勝手は良好でした。
ガブリアス
性格:ようき
努力値:A252S252D4
実数値:183-182-115-x-106-169
テラスタイプ:ほのお
このパーティにおいて唯一ちゃんと素早さを上げているポケモン。
選出率はやや低めでしたが、このパーティにおいて先制技以外に上からの攻撃ができるのがこいつぐらいということもあり、選出した試合では活躍してくれました。
パーティに浮いているポケモンが少なく、じしんを気軽に打ちづらいことが多発したので、じしんとじだんだを同時に採用しています。
テラスタイプはもともとの弱点を消せる炎タイプです。
ドドゲザン
性格:いじっぱり
努力値:H252A252D4
実数値:207-205-140-x-106-70
テラスタイプ:ひこう
とにかく固くて打点があり、先制技まで持っているという偉いやつ。
最後に採用したポケモンですが、あまりにも優秀で選出率もかなり高くなりました。
ただ硬くて強いだけでなく、ふいうちで上からの縛り能力があるのが大変優秀。
ですが非常にふいうちが読まれやすいので、時にはそこを意識した行動も必要になります。
欠点は非常に状態異常に弱いこと。技威力自体は低めなので、やけど状態になってしまうと悲しいことになります。
相手のウインディのいかくでまけんきが発動したにも関わらずおにび警戒で交代しないといけない…という状況もしばしば。
テラスタイプは飛行。とにかく格闘打点を打たれやすいこともあって頻繁にテラスタルします。
基本選出
…とはいってもスタン構築ゆえにあまり固定の選出はありません。その中でもよく使う選出をご紹介します。
ニンフィア選出
初手:ニンフィア&ウインディorオーロンゲ
後発:刺さるやつ2体(ウインディ初手じゃないなら大抵後発)
とにかくニンフィアの耐久を補強し、ハイパーボイスを連発する選出です。
お相手の初手にサーフゴーなどの鋼タイプがいたら遠慮なく水テラスをしていきましょう。
削れた相手にはしんそくやふいうちなどを使って落としていきましょう。
対寿司コンボ
初手:オーロンゲorウインディ&ドドゲザンorニンフィア
後発:ロトム&オーロンゲorウインディ
相手の前衛をドドゲザンやニンフィアで崩し、ヘイラッシャに対してはおにび・すてゼリフ・リフレクター・いかくの多重デバフで迎え撃ちます。
できるだけヘイラッシャ→ヘイラッシャ撃破後のシャリタツの順番に攻撃し、シャリタツをしんそくやふいうちで処理できるようにしておきたいところです。
対イッカネズミ&コノヨザル
初手:ガブリアス&ドドゲザン
後発:刺さってるやつ2体
ガブリアスでじしんを押しながら、ドドゲザンは飛行テラスしてテラバーストをコノヨザルに打ちます。
ガブリアスがコノヨザルの炎テラスを牽制しているので、飛行テラバーストで弱点を突いて倒せます。
ビルドアップされた場合はガブリアスがじしんを連発しましょう。
苦手なポケモン
キラフロル
こちらのポケモン3体が弱点を突かれ、ねこだましや弱点をつける物理技を打つとどくびしが撒かれる…といった具合にかなり苦手とする相手です。
どくげしょうを考えるとあまり物理技で殴りたくない…ように思えますが、放っておくと状況はどんどん悪化していくのでどくびしを撒かれることを覚悟で早期処理したほうが良いです。
おわりに
このパーティでシーズン1において最終39位&59位を達成することができました。
最初のシーズンで最終2桁を達成することができ、新環境へもある程度適応していくことができているのかな、と思います。
今回はあまり明確な軸がないゆえに決まった使い方がないパーティですが、読んでくださった方の参考になることができれば幸いです。
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