本記事はダブルバトル目線での記事になりますが、シングルとはまた違った目線での考え方を取り入れるという意味ではシングルバトルの参考にもなると思います。是非お読みいただけますと嬉しいです!
ニンフィアの基本データ(種族値・特性・タイプ・体重)
種族値 | 95-65-65-110-130-60(合計525) |
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特性 | メロメロボディ(隠れ特性:フェアリースキン) |
タイプ | フェアリー |
体重 | 23.5kg(けたぐり、くさむすびの威力40) |
ニンフィアってどんなポケモン?
ニンフィアはポケモンXYから登場している、イーブイの進化系の一つです。
強力な特性「フェアリースキン」を持っており、これによってノーマル技をフェアリータイプの技にすると同時に威力を1.2倍することができます。
特攻も高いため、かわいい見た目と裏腹にかなりの破壊力を持つポケモンです。
素早さは低く相手の攻撃を受けてから攻撃することになりがちですが、特殊耐久がかなり高いので、特殊ポケモンとの撃ち合いでは非常に有利に立つことができます。
一方物理防御面は低いので、特性「いかく」持ちと組み合わせるなどして補ってあげましょう。
フェアリースキンと全体技「ハイパーボイス」を活かして、高火力全体技で攻めていくのが主要な運用となります。
純粋なアタッカーとして運用しても強いですが、一方「めいそう」を活かして特殊に対する詰め要員としても運用するのもまた強力です。
ニンフィアの技候補
とりあえずハイパーボイスがあれば何とかなるので、技選択の自由度は高いです。
ただし、サブウェポンは非常に乏しいです。
以下、攻撃技は注記がない限り特殊技です。
攻撃技
ハイパーボイス(威力90/命中100 ノーマル)
必須。特性によって威力108&みがわり貫通の全体技という強力なフェアリー技になります。正直なところ、これさえ入れておけばニンフィアとしての性能は確保できます。
テラバースト(威力80/命中100 ノーマル)
テラスタルしてない時には威力96のフェアリー技として扱うことができ、テラスタル中は貴重なサブウェポンになってくれます。
ムーンフォース(威力95/命中100 フェアリー)
フェアリータイプに一致テラスタルする場合のワイドガード対策に。
でんこうせっか(威力40/命中100 ノーマル ※物理技)
最後のとどめ用やじゃくてんほけん起動用に。
はかいこうせん(威力150/命中90 ノーマル)
特性によって威力180のフェアリー技として扱えます。ロマン砲。こだわりメガネなら技スペースが余るので十分採用圏内です。
変化技
まもる/みきり
技スペースに余裕があるポケモンなので、こだわりアイテム持ち以外なら優先度は高いです。
PPが多い方がいいならまもるを、ふういん+まもる持ちを意識するならみきりを採用しましょう。
てだすけ
ニンフィアは素早さが低めなので相手に上から狙われて動かしづらい状況がしばしばありますが、そういった状況で輝いてくれる技です。
めいそう
一度積めばこだわりメガネと同等の火力に。特殊型のポケモンを詰めていく運用もできます。
ねごと
催眠対策に。技スペースが余るこだわり型なら採用圏内。
ニンフィアの持ち物
こだわりメガネ
基本ハイパーボイス一本で戦っていけるポケモンなので、こだわりメガネとの相性は良好です。
高威力のハイパーボイスをさらに強化することで相手パーティ全体に大ダメージを与えることができます。
いのちのたま
パルデアには現状せいれいプレート(フェアリー技の威力を1.2倍にする持ち物)が存在しないので、火力を上げながら打ち分けがしたいときの選択肢はこれになります。
こちらも高い打点を出せるものの、耐久力の高いニンフィアといのちのたまの反動ダメージはあまり相性が良くない点には注意が必要です。
のどスプレー
音技を使うことで特攻を一段階アップさせてくれます。
一度目のハイパーボイスには効果がありませんが、二度目からはデメリットなしでこだわりメガネと同等のダメージを与えることができるようになります。
たべのこし・オボンのみ
回復系のアイテム。「めいそう」を採用する場合には場持ちをよくするこれらのアイテムがおすすめです。
ニンフィアの型サンプル
こだわりメガネ型
性格 | ひかえめ |
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特性 | フェアリースキン |
努力値 | 244-0-228-28-4-4 |
実数値 | 201-*-114-147-151-81 |
持ち物 | こだわりメガネ |
技 | ハイパーボイス テラバースト はかいこうせん シャドーボール 等 |
メガネハイパーボイスの高火力を相手に押し付けていく型。単純ながらニンフィアの基本的な運用の一つです。
こだわりハチマキ持ちようきマスカーニャのくさテラスタルトリックフラワーを確実に耐えるだけの物理耐久を確保しています。
特攻に努力値を回せない分を性格と持ち物で補っています。
とりあえず動けそうな状況で出してハイパーボイスをひたすら連打していくのが基本。
正直なところサブウェポンの重要度はあまり高くありません。不一致テラスタルならテラバーストの優先度が高めです。
めいそう型
性格 | ひかえめ |
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特性 | フェアリースキン |
努力値 | 252-0-252-0-0-4 |
実数値 | 202-*-117-143-0-81 |
持ち物 | たべのこし |
技 | ハイパーボイス めいそう テラバースト まもる/みきり |
「めいそう」を積んで戦う型です。たべのこしを回復ソースにしながらどんどんめいそうを積み、上がった火力で攻撃、または特殊耐久を活かして特殊型の相手を積ませます。
長期間生存することが大事な型なので、努力値は苦手の物理耐久方面を重視するのがベターです。
上記の例では努力値の殆どを耐久に割いていますが、素早さに努力値を振ることで相手の中速ポケモンの上からめいそうを積んでいく選択肢もあります。
おすすめの相性の良い味方
ウインディ
ニンフィアの苦手なはがねタイプに強いほのおタイプである上に、ニンフィアの欠点である物理耐久の低さを特性「いかく」によって埋めることができます。
これ以外にも特性「いかく」持ちとはおおむね相性が良いです。
サザンドラ
ニンフィアが苦手なサーフゴーなどの鋼タイプに強く出ることができ、サザンドラの苦手なかくとうタイプやドラゴンタイプミラーに対してはニンフィアが強いです。
ニンフィアにおすすめのテラスタイプ
みず
苦手なはがねタイプの攻撃を半減することができ、テラバーストを採用している場合にはフェアリー半減の炎タイプに抜群をとれるようになります。
ほのお
こちらも鋼タイプの攻撃を半減できるうえ、テラバーストによって弱点もつけるようになります。
フェアリー
一致テラスタル。ただでさえ高いハイパーボイスの打点をさらに引き上げてくれます。
ニンフィア対策
ニンフィアは強みの多くの部分をフェアリースキン+ハイパーボイスに依存しているため、それを半減できるサーフゴーなどのはがねタイプやキラフロルなどのどくタイプを採用することで有利に立ちやすいです。
みずタイプにテラスタルしてはがね技を半減にされても、結局ニンフィアからも打点を持ちづらいのでそのまま押し勝てることもしばしば。
ただしほのおタイプにテラスタルからのテラバーストには注意が必要です。
また、基本的にハイパーボイスによるごり押しをベースとした運用になりやすいので、キョジオーンやグレンアルマなどのワイドガードによって相手の攻撃を防ぐのも有効。
物理耐久はあまり高くないので物理の高打点によるごり押しも有効ですが、それを見越して物理面に努力値を割いていることも多いので注意が必要です。
ニンフィア入りのサンプルパーティ
壁オーロンゲを軸にしたスタンダードなパーティです。
筆者はランクバトルでこのパーティを使って瞬間1位、最終39位&59位を達成することができました。
スタンダードゆえに決まった戦い方は持たないのですが、壁を張ってニンフィアで攻めていくことを基本戦術としています。
このニンフィアロンゲパーティの紹介記事を書きましたのでぜひそちらもご覧ください。
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