※当記事には一部誇張した表現が用いられています。あくまで作品としてお楽しみください。
事の起こり
APPDATEのホープ、葉庭斗音が大王(管理人)を務めるポケモン交流Discordサーバー、『古墳』。
APPDATEメンバーや寄稿者も多数参加しているこの場で、シルヴァディマルチだのタスキきしかいせいテラキオンだので盛り上がっていた夏のある日、喰い断氏がこんな話を始めた。
~翌日~
ということで、ルナトーンを使うことになった。
一方その頃喰い断氏は、、、、
パーティー
やりたいこと
デデンネ+ルナトーンorドラパルト+ルナトーンから選出し、エレキネットorダイジェット+メテオビーム!
ルナトーンはパワフルハーブを持っているので、1ターンで特攻を1段階上昇+攻撃!
キョダイマックスリザードンをヨロギのみの上からワンパン!HDガオガエンもワンパン!キョダイマックスラプラスもエレキネットと合わせて赤ゲージまで削る致命傷を与える!
相手は特攻の上がったルナトーンを放置できないので、慌ててゴリランダーを繰り出すなどで対抗してくる。隣がデデンネならサイドチェンジ+ふぶきで暴れ、隣がドラパルトならてだすけでダイマックスドラパルトを強化。
→勝ち!!!
お月様の前では、ヨロギなんぞ無駄ンネ #ポケモン剣盾 #NintendoSwitch pic.twitter.com/BalZkI8odR
— 麹屋 (@Camptocin530) August 23, 2020
個別解説
デデンネ
性格:おくびょう
努力値:H4 C252 S252
実数値:143-x-77-133-87-168
喰い断さんがエモンガ+ソルロックで組むならこっちはデデンネ+ルナトーンじゃい、ということでデデンネ。
ルナトーンの素早さが中途半端な関係上、相手2体の素早さを同時に下げたいのでエレキネット、ウーラオス(一撃)への優秀な打点かつ範囲技としてマジカルシャイン、ルナトーンやドラパルトを守るためのサイドチェンジ、ロマン枠としてルナトーンを更に強化するなかまづくりを採用。
たまに月の光(ルナトーンのてだすけ)を受けてマジカルシャインを放つデデンネが誕生する。完全に神秘生物である。
ルナトーン
性格:ひかえめ
努力値: C252 D4 S252
実数値:163-54-85-161-105-122 (A0、H個体値29)
今回の主役、ルナトーン。はにわトーンとは何の関係もないらしい。
HP個体値がちょっと低いけどまあ2なら誤差だろうということでそのまま採用した。
DLC鎧の孤島で新規に実装された特殊技、メテオビームを習得したことで、一気に決定力を得た(本当か?)
メテオビームは溜め技ではあるものの、特攻を1段階上昇させる効果が付随しているので前述の通り弱点を突けばかなりの火力が出せる。素の耐久ステータスが低く行動保証こそないが、1発撃てれば十分すぎる仕事ができる。
最初は前述の喰い断式ソルロック(机上考察)を踏襲してトリックルームを採用していたが、試運転の結果トリックルームは不要だと判断(お前もか)。メテオビーム使用後はあらゆる特殊技を実質一致技として使えるので、唯一の範囲打点であるふぶきを採用したところ意外と強かった。
ちなみにワイドフォースを覚えないが、仮に覚えたところで接地していないので範囲打点にはならない。ということでサイコキネシスとサイコショックとの選択だったが、ドラパルトのダイホロウとの相性を加味してサイコショックを採用した。
ドラパルト
性格:ようき
努力値: A252 B4 S252
実数値:163-172-96-x-95-213
ダイジェットが使える高速エースポケモンとして採用した、特に説明不要の最速いのちのたまドラパルト。
基本的にダイマックスはこのドラパルトに使う。ルナドラパから初手ダイマックスしてもよし、デデトーンから裏ドラパルトダイマックスしてもよし。
ゴリランダー
性格:いじっぱり
努力値:H124 A252 B4 D44 S84
実数値:191-194-111-x-96-116
色々ときつい相手を鉢巻スライダーでボコボコにしていく役。
対おいかぜ、対トリル、対天候といろんなところでお世話になる。
ウルガモス
性格:おくびょう
努力値:H244 B156 S110
実数値:191-x-105-155-125-147
主にルナトーンが落ちた後の、討ち漏らした特殊エースやモロバレル、そしてナットレイをなんとかする枠として採用。
このゆびとまれ役がいないので、いかりのこなで味方を守る役もこなす。
配分は、かいと。さんのアーメーガアから拝借。とても強い。
ローブシン
性格:いじっぱり
努力値:H116 A252 D140
実数値:195-211-115-x-103-65
対バンギラスが流石に重すぎるので格闘枠が欲しく、トリルへの耐性も踏まえてウーラオスではなくローブシンを採用。
対おいかぜ、対トリル、対天候といろんなところでお世話になる。ゴリランダーより過労していると思う。
選出パターン
相手にリザードン、ラプラス、コータス、ガオガエン、その他岩弱点のエースがいる場合
ウーラオスがいる
先発:デデンネ+ルナトーン
後発:ドラパルト+刺さりそうなやつ1匹
ドラパルトだと一撃ウーラオスにふいうちで縛られるためデデンネを出し、エレキネット+メテオビームを決めていく。(相手視点サポート型ルナトーンの可能性もあり、ルナトーンにふいうちを撃たれることは稀)
あとは流れで。
ウーラオスがいない(デデンネより速いサブエースがいる)
先発:ドラパルト+ルナトーン
後発:刺さりそうなやつ2匹
ドラパルトのダイジェットでルナトーンを加速し、メテオビームを決めていく。
トリックルーム始動役がいる
先発:ドラパルトorウルガモス+ルナトーン
後発:ローブシン+ゴリランダー(よほどどちらかが刺さらない時はウルガモス)
例えばサマヨールが単騎で出てきたときは、てだすけ+ダイホロウで始動役を倒してしまえば簡単。
このゆびとまれ等でトリックルーム始動をサポートしてくる場合(主にイエッサン)はウルガモスを出し、むしのていこう+メテオビームを選択。これでイエッサンのワイドフォースの火力を下げながらルナトーンの特攻を上げ、次ターンウルガモスをゴリランダーに交代&C+1ふぶき連打でトリックルームエースの繰り出しに圧力をかける。
相手のトリックルームエースがアローラガラガラだった場合…?ウルガモスがいかりのこなで守りながらルナトーンがダイロックかな…()
相手に岩弱点がいない場合
ルナトーンを出さない。
突如巻き起こった 太陽vs月 闘争
実はこの構築の前身はもっとロマンに寄った構築で、パラボラチャージデデンネ+弱点保険ウォーグル等が共存しており、先述の古墳で通話をわいわいしながら気ままに使用していた。
しかし、先のソルロック動画を投稿した喰い断氏が、あろうことか宣戦布告をしてきたのである。
(テラキオンとの差別化に成功したらしい太陽の動画↓)
おれのたいようのかち!!!
これを発端に、「エモンガ+ソルロック」と「デデンネ+ルナトーン」どちらが優秀か、という論争が巻き起こり、急遽筆者が組み上げ、喰い断ソルロックの順位1300位を追い抜くためにランクバトルに持ち込んだのがこの構築である。
このしょーもない闘争に巻き込まれ、ソルロックやらルナトーンやらにランクバトルの舞台でボコボコにされた人たちは本当に可哀想だと思う。
戦績
というわけで、上述の闘争により得られた最高成績がこちらである。
スタートの順位は9000位台、そこから途中5連勝するなど調子よく順位を上げていき、ここまで来た。
その後は改良策を試みるも順位が伸び悩み、これが最良の成績となった。
まあ、日数経過によるレート、順位の変動を鑑みれば、ほぼソルロックと同成績とみていいだろう(休戦協定)。
構築上の問題点
この構築、ここまで読んで意外とポテンシャル自体は高いと感じられるかもしれないが、いくつか致命的な欠陥がある。
- 裏選出に飛行技の通りが非常にいいため、ルナトーンで相手のダイジェットエースを落とせないと壊滅する
- ルナトーンを警戒されて初手に守られると、以降岩打点を振れない
- ふいうちに弱い(特にエースバーンや、後発から出てくる一撃ウーラオス)
これらを解決しようと、イエッサンやアマージョなどを採用したりゴリランダー+ローブシンの枠を鉄壁ボディプレスナットレイに圧縮したりといったことを試みたが、結局構築の基礎的なパワーが落ちてしまうため順位を上げることには至らなかった。
終わりに
いかがだっただろうか?
本記事を読んで、「うーん、ドラパルト+テラキオンでよくない?」と感じた方。きっとその感覚は正しい。
「うおお、ルナトーン強い!俺も使ってみたい!」と感じた方、きっと貴方も月に狂わされているでしょう。
でも、本当にポケモン対戦が楽しくなる時とは、そんな狂気を感じている時なのかもしれません。
それでは、よきポケモンライフを。
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