はじめに
「漢」というのはカッコいい。
自分の信念を曲げず、強い拘りを持って生きる様は、いつだって僕に勇気をくれた。
そんな漢に、僕もなりたい…という思いから生まれた「漢の構築シリーズ」
記念すべき第一回&最終回は、漢のこだわりメガネ統一パです。
構築経緯〜漢の拘り〜
「こだわりスカーフ」「こだわりハチマキ」「こだわりメガネ」というアイテムがある。
選んだ技以外に変更できなくなる代わりに、特定の能力を1.5倍にできる、というものだ。
実にすばらしい。こだわりを持って生きる漢そのものといえる。
しかし、技を4つ覚えているとすれば、そのこだわりを試合中にコロコロ変えられる事になる。
それは本当に「漢」なのだろうか?
そんな戦いを見て、勇気が湧くだろうか?
否。答えはこれである。
「漢」らしいとは、こういうことさ。
技欄の空きスペースから漂う「覚悟」と「虚無感」 最高だ。
パーティ構成
こだわりを貫くにあたり、最もネックなのは素早さ操作である。
素早さ操作技(補助技)をこの構築に組み込む場合、こだわりにより、まともに攻撃できない漢を構築に入れることになってしまう。
ただでさえ攻撃する技のタイプが限られる中で、さらに制限するのは避けたい。
そこで選んだのが、素早さ操作と火力補強を併せ持つ「雨パーティ」だ。
雨の基本であるトノグドラを軸に据え、雨が苦手とする草タイプ対策にリザードン。
対電気・水・リザードンを担うヌメルゴン。
対トリックルーム・フェアリー・水にナットレイ。
最後に、高耐久系や壁展開、序盤の削り合いに刺すウーラオスを入れて漢の構築が完成した。
構築の漢たち
ニョロトノ
性格:おくびょう
努力値:CS252
ギミック起動を担う漢。
雨+なみのりによる数値の押し付けで、終盤のスイーパーとしても計算できる。
ナットレイを炎から保護し、リザードンのぼうふうも補助する。
対叩きパにおいて、キングドラと共に相手の叩きギミックを止めるべくこだわりスカーフを持たせている。
強いこだわりのあまり、味方までもスイープしてしまう不器用な一面も魅力的だ。
漢の無駄知識①
技が一つだとニョロトノが見やすい。
キングドラ
性格:ひかえめ
努力値:HC252
構築の火力を担う漢。
水技のみなので、相手のドラゴンに素早さ勝負をする必要が無い(上を取っても勝てないため) なのでHCぶっぱ。
耐久もあるため、ダイマ温存したまま1発耐えて、ドロポン2発で相手を落とす動きが強い。
リザードン
性格:おくびょう
努力値:CS252
雨2匹の相棒となる漢。
飛行打点で相手の草やウーラオスを叩く。
試合終盤のダイジェット詰め・フェアリー打点への受け出し等、渋い魅力で溢れている。
構築単位で厳しいサザンドラに対して、ニョロトノのなみのり+ダイジェットで押すためにじゃくてんほけんを持たせた。
自己犠牲も躊躇わない熱い漢。
ヌメルゴン
性格:ひかえめ
努力値:H204 B140 C156 D4 S4
構築の穴を埋める漢。
特殊打点に対して受け出し、眼鏡流星群で試合展開を作る。
遥か昔に育てた個体のため調整意図は不明という謎の多い漢。
ウーラオス
性格:まじめ
努力値:AS252
不利を打開する漢。
壁展開や、サマヨール軸に対して選出する。
後ろ姿が漢らしくてめちゃくちゃカッコいいが、ミントを使い忘れたので性格はまじめである。
こんなふざけたコンセプトにも付き合ってくれる、優しくて真面目な漢。
ナットレイ
性格:ゆうかん
努力値:HA252
構築をまとめ上げる漢。
対トリックルームや対アシレーヌ・ラプラスを担う。
ニョロトノorキングドラと共に初手で出し、相手の水受けをけん制する動きもよくする。
漢になるために失ったものは多い。
選出
基本選出
初手:ニョロトノ&キングドラ
控え:リザードン、@1
PTパワー最大の基本選出。叩きにも出す。
スカーフトノでリザを巻き込んで良いか等、ニョロトノの扱いに最大限の注意を払う。
対オーロンゲ入り
初手:ニョロトノ&ナットレイ
控え:キングドラ、@1
ニョロトノで相手の炎をけん制しつつ、ナットレイで叩いていく。
電磁波を貰いなくない場合、オーロンゲを落とすタイミングに注意する。
対ジュラルドン等
初手:ウーラオス&ヌメルゴン
控え:ニョロトノ、キングドラ等
ジュラルドンがキツイので初手の2匹で落としに行く。
相手にフェアリーもいる場合、ナットレイを忘れずに。
戦績・総括
モンボ級(ランク5)からスタートして、30戦17勝13敗。スパボ級(ランク9)で戦いを終えた。
奇跡的に勝ち越した。
ランク9に上がってから、相手が「まもる」という無敵になれる技を使い始めたので勝率が伸び悩んだ。
しかしながら、6個の技で勝率56%になれたので、24個の技なら勝率224%まで上げられると思う。
漢の未来は明るい。
皆さんも、ぜひこの構築で漢らしさを学んでいただきたい。
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コメント
コメント一覧 (1件)
漢たちの半数が漢女なのに漢たちと言い張ることに漢気を感じました。