【サンムーン全国ダブル】トリックルームゲンガー採用 逆転雨【最終1909】




目次

はじめに

ティルニアと申します。
ORAS時代は小さくなるを主軸にした構築ばかり使用していましたが、すべてボルトロスを採用していたために悪戯心の弱体化を受け、手元にあった構築がすべて流用不可能になる被害を被りました。
現在は小さくなる主軸の構築は休止して高種族値の構築を使用しています。

この記事で紹介するのは、シーズン6ダブルレートで使用した構築です。最終レートは1909。開始レートはおよそ1750です。

 

11/25追記:USUM版QRチームを登録しました。

パーティコンセプト

メガゲンガーを軸に構築を作りたく、カプ枠にカプブルルを置いて構築を開始しました。
このままでは炎が厳しいので以前対戦した並びに近づけるようにトノルンパを投入。
次に威嚇枠としてゲンガーとの相性がいいズルズキンを採用しました。
5体の並びを見たところ一番意識されない展開はトリックルームであろうと判断してメガゲンガーにトリルを投入して構築の概形は出来上がりました。
最後の枠にはいつも通話している某氏のアドバイスでテテフグロスを意識したテッカグヤを採用して6体が決定しました。

その後ペリッパーに変更したことについては技解説にて後述します。

あと、先にこれを言っておかないと混乱しそうなので1つだけ。
構築段階での基本選出はゲンガーズキンペリ(元々はトノ)ブルルです。

構築詳細

ペリッパー

持ち物:こだわりメガネ 
特性:あめふらし
性格・個体値:冷静S最遅(個体値不明)
努力値:252-0-0-252-4-0
実数値:167-55-120-161-91-63
技:ねっとう なみのり ぼうふう れいとうビーム

トリル選出の大エース

地に足が付いているので眼鏡ニョロトノ(HCでクチのじゃれ耐えまでB)を採用していたところ、滅びの歌の枠が腐っていました。
それなら暴風のあるペリッパーにした方がいいという天啓を受けたので孵化育成しました。親がS1個体なのでボックスでS0判定ができません。
今回は偶然最遅個体でしたが未だにS個体値を把握できてなかったりします。

トリル下での制圧力を期待してニョロトノから変更後も拘り眼鏡のままで採用。
実際にカプコケコを1撃で倒して勝つなど役に立った場面が見られました。ちなみに珠で良かったのではとの疑問には明確な答えがありません。

命中安定の熱湯、トリトドンを気にせず打てる波乗り、ペリッパーの採用理由である暴風まではノータイムで採用必須と考えて間違いないです。
ですがニョロトノ時代の名残から採用されている冷凍ビームは打たなかったのでワイガ等他の技を採用するべきだと思います。

努力値ですが急遽育成したのでダメ計も何一つやってませんので調整もしていません。
火力が若干上がったためか、ニョロトノ(C実145)を採用してた時に見られた攻撃を赤で耐えられる場面に一切遭遇しなくなりました。

ルンパッパ

持ち物:ミズZ
特性:すいすい 
性格:控えめ 
努力値:0-0-0-252-4-252
実数値:155-81-90-156-121-122
技:ハイドロポンプ れいとうビーム エナジーボール ねこだまし

テンプレの1つである水Z型です。テテフグロスに対して初手で出すため、チョッキではなく水Z持ちでの採用です。ジロウ雨との対峙を考慮して一切Sは削っていません。

技も冷凍ビームではなく熱湯の方が欲しい場面が多かった以外は特に語ることもありません。

的確に1体を落として裏に繋げることが多かったですが雨ミラーのように猫騙しを回す展開の試合もあり、その時は切らずに温存する必要がありました。

メガゲンガー

持ち物:ゲンガナイト
特性:のろわれボディ→影踏み 
性格・個体値:冷静(S個体値5が理想)
努力値: 236-0-0-20-252-0
実数値(メガ前):165-*-80-168-127-103
実数値(メガ時):165-70-100-212-147-123
技:ヘドロばくだん シャドーボール トリックルーム みがわり

HD:フィールド無しでC200カプテテフのサイコキネシス耐え
S:キリキザンやルンパッパとの関係を明確化するメガ後123

最凶最悪の地雷枠であり本構築の原点です。自分が使ったポケモンでは防塵ゴーグルドーブル以来のヤバさを誇っていると思います。

メガゲンガーというポケモンが持つ影踏みはS操作の相性がよく、嵌った時の制圧力に長けています。
特に、相手が追い風を使ってきたターンにトリックルームを起動させた場合、相手に反撃の隙を与えることなく勝利することができます。

技構成ですが打つ機会は少ないもののドランやガラガラに打つシャドボ、レヒレに打つへど爆を採用。
相手が中高速のポケモンでゲンガーを対処しようとした時に刺さるトリックルームと決まり、ラストは立ち回りで便利かつ、トリルターン稼ぎの守る読みで安易に打てる身代わりを選択しました。
この選択が最高で様々な場面で私を助けてくれました。記憶が正しければ守るがあれば勝てた試合はありません。

調整ラインは記載の通りでカプテテフを意識しています。副産物として熱風のような全体技をHP一桁で耐える場面が多数あったのでこれが正解だと思います。
今の調整はカプレヒレへのダメージが足りない問題を抱えているのですがこれ以上HDを削るわけにはいかないのでそのまま使っています。
実機では最遅個体を使用していましたが先に記載した通りの問題が発生しますのできっちり調整しましょう。

カプ・ブルル

持ち物:イワZ 
特性:グラスメイカー
性格・個体値:勇敢最遅
努力値:252-252-0-0-4-0
実数値:177-200-135-*-116-72
技:ウッドハンマー ストーンエッジ ばかぢから まもる

以前カプレヒレを採用したメガゲンガー構築の作成に失敗したことから今回はカプブルルを採用しました。
テテフでない理由はテテフ入りは別で作っていたから、テテフのフィールドを書き換えたいからです。コケコもテテフに対してフィールドを書き換えにくいので今回は避けています。

持ち物は格闘Z、草Zを試したもの最終的にはマンダを意識した岩Zを採用しています。採用後は期待通りウインディ、ボーマンダを綺麗に処理することができました。
それに伴いほぼAを削れない(最低でも191必要)のでHAに特化させていますが、耐久不足という弊害を感じました。
採用した技はカプレヒレを確実に仕留めるウッドハンマー、Z技用のストーンエッジ、打点として補完に優れる馬鹿力、中途半端な耐久なので守るです。

この構築で最も選出が少ないポケモンであり、出した時の勝率もやや悪かったのですがこれは構築が健全な証拠だと考えています。それと同時になんらかの改善策を考えたかった枠だったりします。

ズルズキン

持ち物:とつげきチョッキ 
特性:威嚇
性格・個体値:勇敢最遅
努力値:244-252-0-0-12-0
実数値:171-156-135-*-137-56
技:けたぐり はたきおとす ストーンエッジ ねこだまし

相手に致命傷を負わせることを意識した構成のズルズキンです。
メインウエポンにはガルーラ、サザンドラ、ヒードラン等によりダメージを入れられるけたぐり、クレセリアやカビゴンのきのみを落とすはたき落とすを採用し、
サブウェポンとしてリザードンが初手に出てきた時に対応できる、ストーンエッジを採用することにしました。
また、対リザードンでの立ち回り上の要請から脱出ボタンを持たせる予定を変更して突撃チョッキを持たせています。

特に考えることもなくHA配分で使用していますがDに厚くしたりロゼルを持たせる選択肢もあったのではないかと考えています。
ただ、パーティ単位での調整が必要な部分なので調整の時間も無く変更はできませんでした。

テッカグヤ

持ち物:たべのこし
特性:ビーストブースト
性格・個体値:生意気6V
努力値:252-0-0-0-252-4
実数値:204-121-123-127-168-73
技:ヘビーボンバー かえんほうしゃ やどりぎのタネ まもる

テテフグロス殲滅装置です。サンダーを落としてサザンのZを切らせれば貴方の目の前には勝ちが見えるでしょう。採用理由からヘビボン、宿り木、守るは確定です。
最後の枠はナットレイを観るために放射を入れていますが、それ以外で勝ちに貢献しなかったので何か別な技を採用してもいいかもしれません。主な候補は身代わり、ワイガやめざ格でしょうか?

性格はSの必要性を感じなかったので生意気で採用しました。岩雪崩は心配でしたが、それ以外は特殊技を受けることになるのでHD特化で運用しました。
実際に運用していた時にテッカグヤとカプブルルが同速だったために落としかけた試合が1試合発生したのでこの記事ではテッカグヤのSを73にしてあります。

かなり意外だったのは今期のテッカグヤの刺さり具合です。
テッカグヤの処理を1匹に依存する選出をされることが殆どであったためそのポケモンを倒す展開を作ってテッカグヤで詰めるという立ち回りがかなり多くなりました。

選出

大きく分けて初手にトノルンパを出すパターン、初手に猫+メガゲンガーを出すパターンの2つに分けられます。
再戦では初手の出し方だけでもいいので選出を変えておきたいです。

対ガルーラ、リザードン(エルテラも含む)、バンドリマンダ等マンダ軸、サーナイト、クチート

ゲンガーズキン @2です。

or
殆どはテッカグヤとペリッパーを選出すると思います。
場合に応じてブルルと差し替えます。
ゲンガー以外の誰かを通して詰めに持っていきましょう。

各論

ガルーラ
多種多様ですがサンダーはカモです。トリル押してわからせましょう。
逆にクレセリアは何を押してくるかわかりません。トリル押してくれたら勝ちなのでゲンガーで積極的に身代わりを打ってました。

リザードン
ほぼリザガルドで出てくると思います。相手は両守るですからリザに猫ゲンガーで身代わりを押し、次ターンはズキンでエッジ、ゲンガーでシャドボを押してました。リザさえ飛べばカグヤで詰められそうな選出ばかりされます。

他は立ち回りが複雑なので省略

対グロス軸、バンギ無しメガマンダ

     or

先発:ペリルンパ、後発:カグヤズキンです。
テテフが居ない場合はカグヤズキンのどちらかをゲンガーに変えることもありました。
ルンパッパで相手のパーティ誰かを倒した後、テッカグヤで詰めるかゲンガーでトリルを起動して勝ちにいきます。

対雨(特にラグ入り)

     

先発ペリルンパ、後発:カグヤズキン

     

or 先発ゲンガールンパ、後発:カグヤズキン
ほぼ当たらなかったので想定ですが多分このどちらかの選出で間違いないと思います。この選出もまた、テッカグヤで詰めることになりがちです。

雑感

本来はメガゲンガーのトリックルームから制圧するパーティを目指していました。しかし、テッカグヤの加入でこのパーティの方向性は大きく変わりました。
テッカグヤはカプブルル以外の誰とでも相性が良いので、相手のPTを見てテッカグヤ詰めの障害となる相手を潰せるポケモン三体を選択して、
これらのポケモンたちを動かしながら最終的にテッカグヤ1匹を残して勝つ、若干受け寄りの試合が増えることになりました。
時には派手に制圧して降参されたりして勝つ試合は何試合もあり、その対戦は魅力的だったように思えます。
そのため元のコンセプトに沿って制圧するPT改変するならば、テッカグヤをより攻撃的なポケモンにしてみたいです。

少し残念な点があるとすると命中不安技を何試合も打っていたことでしょうか。
ルンパッパのハイドロポンプは1回外してもまだ十分に勝てそうなことが多かったのですがズルズキンのストーンエッジは外すと厳しい場面で打つことになりがちでした。

動画

以下はティルニアさんの投稿した、このPTを使った動画です

【1842~】毎シーズン1900を目指すダブルレートpart7【メガゲンガー】

QRコード

SM:逆転雨(メガゲンガー雨)

USUM:Doublere-rating Gengar-Rain

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この記事を書いた人

主にダブルバトルをプレイ、第六世代では小さくなるを主戦術にしたパーティばかりを使用していた。

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