はじめに・構築経緯
パルデアは魔境です。高性能のポケモンがとんでもない数新規で現れた、とんでもない戦闘ハイスペック地域と言えるでしょう。
そんなパルデア環境ですが、あるポケモンがDLCで参戦しました。
マタドガスです。
かがくへんかガスによってケッキングのなまけなどのデメリット特性を消す使い方が話題になったりしますが、実は普通に相手の特性を消せる機能がめちゃくちゃ強かったりします。
パルデアではパオジアンやウーラオスのような強力な特性を持つポケモンも増えましたが、それらのポケモンの動きをかなり制限できます。いかくもグラスメイカーもあめふらしも、強力な特性に依存した戦術全てに影響を与えるパワーがあります。
しかし、マタドガスには欠点があります。味方の強力な特性も同時に潰してしまうことです。
パルデアではその欠点をカバーする方法が2つもあります。
「パラドックスポケモン」と「とくせいガード」です。
パラドックスポケモンは、特性が「こだいかっせい」もしくは「クォークチャージ」に統一されていますが、これらの特性はかがくへんかガスの影響を受けません。なので、マタドガスを場に出していても、問題なく活躍できます。
さらに、とくせいガードというアイテムが登場したため、マタドガスの横でも問題なく特性を発動させられるポケモンを一体まで用意できるようになりました。
これらの要素を利用して、マタドガスで相手の特性を妨害し、こちらだけ一方的に強特性を利用することで有利を取るスタンダードパーティを組むことにしました。
パーティ個別解説
ハバタクカミ
性格:おくびょう
努力値:4-*-*-252-*-252
実数値:131-*-75-187-155-205
パラドックスなのでマタドガスの影響を受けない強ポケモン。採用しない方が難しいレベルの超強力汎用枠だが、今回は耐久に振らずきあいのタスキを持たせて行動回数を確保し、その分火力と素早さに振っている。
範囲攻撃の一致技マジカルシャインと、単体攻撃のシャドーボールを採用。マタドガスとハバタクカミを並べると、ヒードランやヒスイウインディなどで受けたくなるはずなので、それを刈るための地面テラステラバーストをサブウェポンとして採用した。実際そこそこ刺さった。
地面テラスにすると、ウーラオスのアクアジェットやゴリランダーのグラススライダーをモロに喰らうため、タスキは必須に近いと思う。
マタドガスがいればウーラオス前でも守れるため、まもるは必須級。
トドロクツキ
性格:ようき
努力値:20-236-*-*-*-252
実数値:183-189-91-*-121-188
最近流行りのポケモン。パラドックスなので(以下略)。なんだかんだ厄介なオーガポンを倒す、イエアルマなどのエスパー技主体のポケモンを倒す、ワイドブレイカーで適当にデバフをばら撒く、などの仕事がある。DLCによってはたきおとすが解禁され、今まで以上に使いやすくなった。
ブーストエナジーと高相性でオーガポンなどに撃つアクロバットと、範囲攻撃兼デバフのワイドブレイカー、汎用悪技のはたきおとすに、まもるの4枠。おいかぜやりゅうのまいなども候補ではあるが、攻撃性能を重視してこの構成にした。
素早さを最速にして、Aブーストがギリギリできるまで火力を削り、余りをHに振っている。ミラーもそこそこ起こるため、一応最速にはした方がいいだろう。
ランドロス
性格:いじっぱり
努力値:252-252-*-*-4-*
実数値:196-216-110-*-101-111
特性ガード役。ランドロスは特性ガード役として優秀で、実質もちもの無しでも充分に強く、マタドガスがいれば相手のいかく対策のまけんきなどを貫通して投げられるため、普通にいかくを使う時よりも強く使える。
地面技は必須で、マタドガスを巻き込まないためにじだんだを採用。草タイプが強い環境なので、倒しに行けるように飛行テラステラバースト採用。とんぼがえりで後ろを安全に着地させたり、いかくを再利用していく。あとは場持ちを良くするためにまもるを採用。
基本的には火力と耐久にガッツリ振って、殴り合いに強くしている。後攻とんぼからハバタクカミやトドロクツキを安全に着地させられるため、素早さ振りは特に必要ないと判断した。
テツノカイナ
性格:いじっぱり
努力値:4-252-*-*-252-*
実数値:230-211-128-*-120-70
パラドックスなので(以下略)。クッション役でありながら、クッションにあるまじき火力が出せるのが魅力。このパーティは物理方面はおにびやいかく、ワイドブレイカーで誤魔化せるが、特殊方面はコイツのチョッキに頼りまくることになる。
技はワイルドボルトとドレインパンチの一致技2つを採用。ワイルドボルトで削れたHPをドレインパンチで回復できるのも相性が良い。味方を無理矢理動かすためのねこだましと、後発を安全に展開するためのボルトチェンジを採用。
調整はADぶっぱ。技威力がさほど高くないので、A振りは甘えられないという判断。ドレインパンチを持つため、A振りが実質的に耐久強化に繋がる。テラスは飛行にして地面に強くしているが、草テラスなども悪くないと思う。
イルカマン
性格:いじっぱり
努力値:252-252-*-*-*-4
実数値:207-134-92-*-82-121(ナイーブフォルム)
→207-233-117-*-107-121(マイティフォルム)
パラドックスではないが、マタドガスの影響を受けない強ポケモンとして採用。マタドガスがいればほとんど水ウーラオスの上位互換と言える性能を持つ。基本的にはジェットパンチで戦うことが多い。
技はメインウェポンのジェットパンチと、耐久に余裕がある時にぶっ放すウェーブタックル、集中攻撃対策のまもるは確定。残りの1枠は、イルカマン相手に出てきやすいテツノカイナやゴリランダーのねこだましをロックする用にアンコールを採用した。
初手でナイーブフォルムで出さないといけないが、相手にどうせ交換してくると思われるため、いきなりウェーブタックルをぶちかますと結構刺さったりする。
そのため、調整はHAにぶっぱし、ナイーブフォルムでもマイティフォルムでも仕事ができるようにしている。耐久を削らずに火力を高めて、なおかつまもるの選択肢を持てるしんぴのしずくをもちものに選んだ。テラスも火力増強の水テラス。
マタドガス
性格:いじっぱり
努力値:252-52-*-*-204-*
実数値:172-128-140-*-116-80
A:
ダストシュート+どくのダメージでB4振りハバタクカミ確定1発
この構築の肝となるポケモン。存在するだけで相手の特性を潰せるので、いかに生存するかが重要になる。
技はメインウェポンのダストシュート、物理アタッカーを機能停止させるおにび、場持ちを良くするまもるまでは確定。残り1枠にはちょうはつ、いたみわけ、みがわりなどが候補になるが、今回は回復能力を持ついたみわけを採用した。ただ、撃つ機会はそこまで多くないので、他の技でも全然問題ないと思う。
当初、もっと耐久に寄せて生き残ることに特化した型のマタドガスを使っていたのだが、放置が負け筋になることが多く、最低限の火力を備えたこの型に切り替えた。特性が強い相手にはめちゃくちゃ刺さるため、パオジアンとかウーラオスとかにはどんどん出していい。
相手のパラドックスを苦手とするように見えるかもしれないが、パラドックスのハバタクカミはダストシュートで運次第で倒せるし、テツノカイナは上からおにびで機能停止させられる。しかも、タイプ的にも有利なのでハバタクカミやテツノカイナ相手なら全然出しても問題ない。
テラスは地面技を撃たれやすいので飛行にしている。そもそもテラスタルを切ることは少ないポケモンなので、他のテラスタルの選択肢もアリだと思う。
選出
スタンパなので固定の選出は作っていない。
選出の判断基準は、
マタドガスを出すかどうか
イルカマンを出すかどうか
ランドロスを出すかどうか
の3つで考えることにしていた。マタドガスが刺さっている相手であれば、とりあえず出していいが、刺さってないのに出しても力負けするのでまずマタドガスを出すかどうかを決める。
次にイルカマンが必要な相手かどうかを判断する。イルカマンは立ち回りが特殊なポケモンなので、コイツを出すかどうか決めなければ他のポケモンも決めにくいので、イルカマンをどうするか決める。
そして、ランドロス及びいかくが必要な相手かどうかを判断する。ランドロスの強さはマタドガスを選出するかどうかによっても変わってくるので、総合的に判断する。
この3つを決めた後、相手のポケモンを見ながら選出を確定させる。基本的にマタドガスとイルカマンを出す場合は初手から出すが、他のポケモンは先発後発は決めていないので、適宜判断する。
戦績
先月の末にこの構築を試行錯誤しながら組み上げ、今月の開始からこのパーティで潜り始めた。
勝率8割で2桁達成。
序盤も序盤ではあるが、それでも高勝率で戦えたため、上位を狙えるポテンシャルのある構築であると思う。
あとがき
マタドガスはこれから一気に流行ってもおかしくないと思うので、一応文献を残そうと考え、記事を書きました。マタドガスの開拓者の参考になれば幸いです。
寄稿ガイドライン
APPDATEでは皆様の記事寄稿をお待ちしております。
寄稿におけるアレコレなどをご説明しておりますのでご覧ください
コメント
コメント一覧 (1件)
自分はダブルバトルと言うかオンライン対戦そのものが超初心者で今マタドガス軸の構築を模索していたので大変参考になりました!ありがとうございます!