【WCS・ウルトラルール】トドグラルナレック




目次

はじめに

こんにちは、Colonと申します。APPDATEへの寄稿はグラヒトモシ以来2回目です。

あわせて読みたい
【USUM INC Nov.】グラヒトモシ 【はじめに】 初めまして、コロンと申します。APPDATEの一読者ですが、思い切って投稿してみました。 今回のInternational Challenge Novemberではヒトモシを使ってみた...

ウルトラルールでトドグラーを使った構築が組めたので、その紹介をさせていただきます。

構築の経緯

ウルトラルールの一般枠の技として、「しぜんのいかり・いかりのまえば」が強いと感じたところから構築がスタート。

努力値を耐久に割いても相手を安定して削れるので、伝説相手でも動き易くなる。

自分でもカプ・レヒレなど様々なポケモンに採用し、とても重宝した。余りに重宝したので、

「固いしぜんのいかりorいかりのまえば使いは、それだけで強い一般枠と言えるのでは?」

という疑問が生まれた。

最も固いしぜんのいかり使いはカプ・レヒレ。そしていかりのまえば使いは、

トドゼルガが該当。

ただトドゼルガはS種族値が65であり、おいかぜ・トリルどちらでも中途半端。そこでさらなる耐久を持ち、より鈍足なポケモンである、

しんかのきせきトドグラーを採用。構築の軸とした。

次にトリルを安定して張れて、いかりのまえば無効のゴーストタイプに打点があるルナアーラ、トリル後に相手を一掃出来て、トドグラーのタイプ一致技をゲンシグラードンやメガレックウザに通せるレックウザを採用。

トリルサポート役は、いかくとねこだましを両立出来て、相手のガオガエンに奇襲を仕掛けられるガオガエンをメインにした。

ガオガエン以外のサポート役として、ゴーストタイプ相手にねこだましが通り催眠対策も一応できるガルーラ、ノーマルタイプでこのゆびとまれが使えて技も豊富なドーブルを採用した。

一般枠が全員格闘弱点だが、環境に格闘打点が少なく大きな問題にはならないと判断。構築を完成とした。

個別解説

トドグラー

持ち物:しんかのきせき
特性:あついしぼう
性格:なまいき
努力値:H252B52C36D164 最遅
実数値:197-×-97-100-122-45
技:いかりのまえば/しおみず/アンコール/れいとうビーム

 

「固くていかりのまえばを覚えるポケモン」に該当。強そうに見えたため採用した。ほぼ全試合選出。

技はまず採用理由のいかりのまえば。いろいろな攻撃の起点にする。

しおみずは主にガオガエン対策。このルールのガオガエンはHP偶数の個体が多いので、いかりのまえばと合わせてほぼ倒せる(しんちょうチョッキ型は無理) 。

ゲンシグラードンもいかりのまえば→エアロックしおみずで倒せる。

そしてアンコール。トリル下で相手の動きを制限するほか、試合終盤にゼルネアスに対して後攻で打つ。ジオコンで縛って棒立ち状態にしたり、攻撃技で縛ってジオコンやまもるの択を消したりできる。

トリル序盤に相手のまもるをアンコールすると、守られまくってトリルを凌がれるので注意。

4枠目はれいとうビーム。実はタイプ一致なので、無振り非メガのレックウザなら一撃で倒せる。

他にもボーマンダやランドロスなど氷4倍弱点はかなりいるので、打つ場面は多い。イベルタルに対する一応の打点でもある。

努力値は特攻に少し割き、残りは耐久。

カイオーガやゼルネアス相手よりに安定させるため今回は特防に厚くしたが、いじっぱりゲンシグラードンのだんがいのつるぎ確定3発まで防御に振るのも有力。素早さは最遅だが、おいかぜ下では多くのガオガエンの上を取れる。

カプ・レヒレやトドゼルガでも似たようなことは出来そうだが、S種族値がそれぞれ

  • トドグラー:45
  • ガオガエン:60
  • トドゼルガ:65
  • カプ・レヒレ:85

なので、トリル下で最遅ガオガエンを最も安定して処理出来るのがトドグラーとなる。

ガオガエンをあまり気にしない構築、トリルを使わない構築なら、半分回復実トドゼルガでもよい(発動すれば耐久はこちらが上)。

カプ・レヒレはミストフィールドだけでなく、アンコールや氷打点の強さなど結構違う。

ルナアーラ

持ち物:ルナアーラZ
特性:ファントムガード
性格:れいせい
努力値:H244C252BDS4
実数値:243-*-110-207-128-106
技:シャドーレイ/まもる/おいかぜ/トリックルーム

 

トリルを安定して張れてゴースト打点があるので採用。

 

技はまず採用理由のトリックルーム。トドグラーを活かしたい。

次に、いかりのまえば無効のゴーストタイプに刺さるシャドーレイを採用。そしてガオガエン相手に丁寧に立ち回るためまもる。

最後においかぜ。トリルが切れたあと上から一掃されることが多かったので、切り返しに採用。

相手のノーマルタイプへの打点がないので、ほかのポケモンで積極的に処理したい。

努力値は特攻とHPに振った。

素早さは、無振りグラカイより遅く(109以下)、おいかぜ下で最速メガミュウツーYより速く(106以上)、かつ厳選が楽な106で採用。

ただトリル下で相手のルナアーラに下を取られて負けたことがあるので再考の余地あり。

ガオガエン

持ち物:だっしゅつボタン
特性:いかく
性格:ゆうかん
努力値:HA252D4 最遅
実数値:202-183-110-100-111-58
技:フレアドライブ/ばかぢから/バークアウト/ねこだまし

 

トリルサポートとして採用。

サイクルを回して相手を妨害するというよりは、相手を倒す方に重きを置いた。

技はまず採用理由のねこだまし。

ルナアーラがねこだまし無効なので、素早さで負けていても相手のガオガエンにねこだましを打っていける。

次に鋼対策で最高打点のフレアドライブ。

そしてばかぢからを採用。元々はガオガエン対策で、いかくが入ってもH振りガオガエンを半分削れるので採用した。

加えて伝説が攻撃し辛いタイプがレックウザは岩鋼、ルナアーラは悪ノーマル。構築単位で格闘技が必要だったので、採用は正解だった。

悪技は、ばかぢからを打った後にも腐りにくいバークアウトとした。

持ち物は脱出ボタン。トドグラーをスムーズにトリル下に出すため採用。疑似的なとんぼ返りにもなる。

レックウザ

持ち物:いのちのたま
特性:エアロック→デルタストリーム
性格:いじっぱり
努力値:AS252H4
実数値:181-222-110-153-110-147
メガ後実数値:181/255/120/180/120/167
技:ガリョウテンセイ/しんそく/まもる/だいもんじ

 

トリル後のおいかぜ下で相手を一掃出来て、トドグラーの水、氷技を通すためのエアロックもあるため採用。メガシンカを遅らせたほうがいい場面も多々ある。

技はまず最高打点のガリョウテンセイとしんそくを採用。

トドグラーがいかりのまえばを2回当てられたら、ジオコンを積んだゼルネアスであってもしんそくで縛れるので強かった。

次にまもるを採用。ルナアーラのおいかぜと合わせて相手の上を取りたい。

4枠めの技は炎技とつるぎのまいの選択。

トリルラストターンの相手のまもるに合わせて積んでしんそくで縛るのは強いが、相手に鋼タイプで詰まされるのも防ぎたい。

今回は連射性能もあるだいもんじを採用した。

おいかぜを活かすため、まもるを採用出来て火力が高い型である意地っ張りいのちのたまとした。

ドーブル

持ち物:きあいのタスキ
特性:マイペース
性格:のんき
努力値:HB252D4 最遅
実数値:161-×-95-×-66-72
技:しぜんのいかり/このゆびとまれ/ニードルガード/キノコのほうし

 

相手をねこだましで妨害出来なさそうな時に選出する。

まずこのゆびとまれを採用。

テテフ相手によく選出するので、ルナアーラをテテフのシャドーボールから守りたい。

次にねこだまし対策のニードルガードを採用。

そしてクロバットから挑発をよく受けるため、腐らないためにしぜんのいかり。

トリル下での強い妨害手段となるキノコのほうしを採用。

努力値は、しんそくなど先制技を出来るだけ耐えるため防御へ振った。

特性はドーブルのS上昇を嫌ってマイペース。

トリル下でルナアーラのシャドーレイ→ドーブルのしぜんのいかりの順番でしか打てなくなるのを嫌った。

ガルーラ

持ち物:しろいハーブ
特性:きもったま
性格:ゆうかん
努力値:H244A252BD4 最遅
実数値:211-161-101-×-101-85
技:すてみタックル/けたぐり/ねこだまし/しんぴのまもり

 

催眠対策兼ゴースト対策枠。

きもったまねこだましとしんぴのまもりを両立出来るため採用した。要素を詰めすぎた感もある。

当初は単体性能の高いメガガルーラを使っていたが、

  • レックウザがメガシンカ出来なくなる
  • いかくに弱い
  • 特性のきもったまが消える→対ゴーストに悪打点が必要→格闘打点を採用できない→選出しづらい

と様々なデメリットが出てきた。

そのため、この問題をまとめて解消できる白いハーブを持たせた。

技はねこだましとしんぴのまもりの他に、すてみタックルとけたぐりを採用。

いかくなしすてみタックルでガオガエンを半分以上削れる。

多くのガオガエンより速くなってしまうのが辛かったので、格闘打点は当初素早さを下げられるアームハンマーを採用していた。

が、いかくを受ける前だとしろいハーブを消費してしまうという深刻な不具合が見つかったため、不採用となった。

採用外となったポケモン

プクリン


持ち物:たつじんのおび
特性:かちき
性格:れいせい
努力値:BC252D4 S個体値8~9(トドグラーとのS被りを防ぐため)
実数値:215/*/97/150/71/48
技:マジカルシャイン/きあいだま/サイドチェンジ/まもる

悪半減ゴースト無効のサイドチェンジでルナアーラと相性が良く、ガオガエンを一撃で倒せ、イベルタルに打点があったため採用していた。

全体技に対し無力だったため長くは使わなかった。

選出

基本選出

先発

後発

 

ほぼこのパターン。ルナレックは全選出した。

トドグラーは、S種族値45未満の多い明らかなトリパ相手以外には全選出した。

トリル→トドグラー展開→おいかぜ→レックウザ展開が理想。

戦績など

WCSシーズン16 レート最高1731、 1700前後を行ったり来たり。

瞬間最高順位は42位で人生初の2桁を経験したため、個人的には満足できた。

感想

まずはトリル・おいかぜ両採用のルナアーラが非常に強く感じた。

トドグラー以外は中速に見えるためかトリックルームをあまり警戒されず、おいかぜと合わせて相手の上を取り続けることができた。

レックウザも神速のおかげでトリル下でも比較的動きやすかった。

ルナアーラからサイコショックを切ったことでノーマルタイプが辛くなる点については、ガオガエン対策を格闘打点にすることで解決。

課題としては、イベルタルが重かった点と、催眠対策が甘めなこともあり初手ゼルネアス+キノコ勢に弱かった点がある。

ガルーラに代わりカプ・コケコを採用したいが、その場合特殊に厚いガオガエンへの打点に困りそうで悩ましい。

この点カプ・レヒレは場に出るだけで催眠耐性がつくのが当たり前だが偉い。

固くてしぜんのいかり・いかりのまえばを使うポケモンが必要な場合、自然と採用されやすいのも納得。

そしてトドグラーは使っていてとても楽しかった。

  • 相手カイオーガのまもるをアンコールして交代を誘い、出てきたレックウザにれいとうビームを当てて一撃で倒す
  • 相手ゼルネアスのまもるをアンコールして棒立ちにし、隣を処理した後メガレックウザでガリョウテンセイ、最後にしおみずでとどめをさす

のように派手に活躍した試合もあった。

いかりのまえばに加え、環境に多いグラードン、レックウザ、ゼルネアス、そしてガオガエンに対して効果的な技があったのが大きかった。

耐久面ではカイオーガの水全体技を何度も耐えられるのが大きかった。わりと放置されることも相まって、仕事ができずに落ちる場面はあまり無かった。

ただガオガエンのバークアウトに弱かったのは反省点。

今のWCS環境にマッチしているので、トドゼルガ共々もっと使われてもいいポケモンだと思う。

バトルビデオ

対オーガレック

EQQW-WWWW-WWX9-XA8Z

対ゼルネレック
W36G-WWWW-WWX9-XAS3

最後に

ここまで読んでくださりありがとうございます。この記事が何らかの助けになれば幸いです。

QRレンタル

https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-1C20-4DDA




よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ハネッコやコータスが好き シンプルな構築を組みたい

コメント

コメント一覧 (1件)

匿名 へ返信する コメントをキャンセル

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次