JINS MEMEとは?
まず、最初に知らない人の方が多いと思うのでJINS MEMEについてかなりざっくりと説明する。
JINS MEMEとは眼鏡をかけて専用のアプリを使い自分自身の集中力、姿勢、精神状態を数値化して測ることができるスカウターみたいなものである。もちろん普段の眼鏡としても利用できる。
JINS MEMEを入手した経緯はこちらから。
JINS MEME眼鏡のデザインはこんな感じ。
JINS MEMEの眼鏡は普通の眼鏡に比べると形はごつく重量感は多少あるもののそこまで気にならず付け心地は悪くない。
眼鏡を壊しがちな自分にとってフレームが頑丈でとてもありがたい()
先日行われたEVO2017ストリートファイターⅤで優勝した「ときど 」さんもJINS MEMEを使用していてJINS MEMEホームページにて使用されている姿が映っている。
JINS MEMEを使ってすること
今回JINS MEMEを使ってしたいことは、レート対戦(ランダムマッチ)をしている際の集中度などを測り、場所・時間・条件というあらゆる状況で一番集中している時と落ちている時を測り・分析し勝てる時の集中状態を意図的に作り出そうではないかという企画である。
もちろん集中力には個人差があり集中してるからといって必ず勝てるわけではないが勝てているときの状態、負けている時の数値を分析することによって意図的に勝ちやすい状態を作れるのであれば実践する価値はあると睨んでいる。
今回の記事では企業側の要望でレートでの集中力を測定したが一般的な使い方は普段の生活で勉強や仕事をしているときなどの集中力を測り・分析し、意図的に集中している状態を作り効率よく作業ができるようなルーティーンを探したり集中できる条件を割り出すというのが現状の主な使用用途である。
JINS MEMEの使い方
下の画像はJINS MEMEのアプリ「office」を開いた時のホーム画面である。
右上の眼鏡のボタンを押すと眼鏡とアプリの接続画面へと移動する。
下の画像が接続画面である。
I phoneのBluetoothをつけて眼鏡にあるボタンを2秒前後押すと青い点滅が起こりアプリ側に見つかったJINS MEMEの本体番号がでてくるのでそこを押すと接続が可能である。
JINS MEMEで数値を見る方法は2通りあり、リアルタイムの状態のみを映しているものと時間を設定しその時間の間の記録として残るものがある。
動画などにアップする場合は前者のものを選択して動画にするとどういう心理状況なのかが視聴者側にとってもわかりやすい。
以下が前者のリアルタイムで流れる画像だが見た目は心電図のような感じである。
左下の数字から集中力、精神状態、姿勢という数値を表していて左上にある数字がこれらの数値を総合した結果だと思ってもらえるといい。
自身のデータ収集として残しておくものとして使うのは基本的に後者である。以下がその記録する画面である。
ホーム画面からスプリントを押すと記録する条件、場所、収集する時間を設定できる。
記録開始のボタンを押すと記録される。
位置情報はどこでの部分に入力すればいいのでわざわざ入れなくても問題ない。
もちろん計測途中で中断してもきちんとその記録は残る。
記録したものは上のほうにあるヒストリーの画面を押すと計測した一覧を見ることができる。
集中力などの値を15秒、1分、5分で時間毎の平均値で区切ることができる。1ターンの選択などを考えると15秒毎の計測結果が最もポケモンに適しているため15秒毎の計測結果を以下の画像にて説明する。
測定はシーズン4最終日WCSレートが1904の時の対戦を測定した。この対戦には勝ち、最終5位という成績でシーズン4を終わることができた。
1枚目は選出画面時の画像で、集中力が非常に高いことが伺える。
(精神状態はレート1ページ目がかかっていることもあるせいかあまり高い値ではない)
姿勢は撮り始めということもあり数値は比較的低めだ。
2枚目は対戦途中の画像だ。
選出時に比べるとやることを決めているせいか集中力がだだ落ちしてることがわかる。精神状態と姿勢も最初の頃に比べて上がっていることがわかる。
3枚目は範囲技でこだわっているポケモンを相手がワイドガードをするかどうかの択になった時の画像である。突っ張った場合と引いた場合のリスクリターンのことを考えていたため集中力が増していることがわかる。他の数値はさほど変わらなかった。
対戦動画
(後日アップ予定。)
結果
自分の場合、選出と対戦中に択になった際に集中力が一気に増すことがわかった。
それ以外は数値で見るとそこまで集中していないというデータがとれあまり試合中には考えていないことがわかった(いいことのなのかわるいことなのか…
姿勢は集中していると視線が一定の所を見るため基本的に数値は高い。数値が低ければ挙動不審ということだ()
使ってみた感想
選出さえしっかりしてれば立ち回りは構築段階である程度考えていることもあり相手の選出からそれにあった立ち回りをすることが多いため選出時にくらべると明らかに対戦中の集中力が落ちているという点では数値化してみて納得がいった。
急所とか技外しをしたり相手が想定外のことをしてきたときに表情にあまり出ていなくてもメンタル面の数値が露骨に変化して出るのは面白いなと思った。
値段は普通の眼鏡に比べると少し割高(約4万円)だが比較的似たような機能をもつApple Watchなどと比較するとこのぐらいが妥当な値段であるのかなと思う。
度を入れると+2000円〜7000円する。
学生ではなかなか手をつけるのは躊躇してしまう値段だが時間の取りにくい社会人などはこの眼鏡を使って分析すれば効率よくレートを上げることができるかもしれない。
アプリを使用する際にはBluetooth機能をもつI phoneもしくはI padなどのApple端末が必要なのでAndroidユーザーには注意してもらいたい。
興味のある方は購入を検討してみてはいかがだろうか?
コメント