はじめに
この動画を見て欲しい。
何を隠そう、あの日本三位の喰い断氏が、ガントルに完全敗北した生放送のアーカイブである。何を言っているか分からないかもしれないが、本当に、ただ純粋に、ガントルに崩されている喰い断の姿がそこにあるので、未視聴の人は是非目を通して欲しい。
あの喰い断が、ガントルに敗けた……。
その事実は瞬く間に界隈へと広がり、人々は衝撃と笑撃を受け、騒然となった。
「このままではいけない……」
日本三位が、ガントルに負けたままでいいのか。いや、いいはずはない。
ガントルに負けるのは普遍的な事象であると証明するため、ガントルから続く負の連鎖を断ち切るため…
私は使命感に駆られ、ガントル構築を組み上げることにした。
構築の経緯
まず最初にパーティに入るのはガントルである。
しかし、ガントルには強力なライバルが存在する。
ギガイアスだ。
ガントルを普通に使えばギガイアスの劣化であるため、ギガイアスにはない特性「くだけるよろい」を活用することにした。くだけるよろいのすばやさ上昇を利用すれば、鈍足ポケモンであるギガイアスとまた違った動きが可能になる。
味方殴りでガントルの弱点保険とくだけるよろいを同時に発動する。ギミックの根幹は決まったので、殴ってくれるパートナーとしてサンダースを採用することにした。
くだけるよろいを二回起動できる「にどげり」を使えるポケモンの中で最も素早いからだ。その上、ただでさえ早いすばやさを特性「はやあし」でさらに1.5倍にできる。
しかも、はやあしの起動に使う「かえんだま」がにどげりの火力を下げてくれるという奇跡のような噛み合いっぷり。恐らくサンダースはガントルに蹴りをいれるためにゲームフリークにデザインされたポケモンだと推測できる。
サンダースのすばやさを活かす為にニンフィア、掃除役として有用でガントルの大爆発に巻き込まれないドラパルトを採用。地面の通りが良かった為、ボックスから適当な飛行タイプとしてアーマーガアとトゲキッスを投入して完成。
個別解説
ガントル
性格:いじっぱり
努力値:A252 S252
実数値:145-172-125-×-60-72
主役。中間進化の割に火力が高いので、保険と合わせるとかなりいいダメージが出せる。
一致技のいわなだれ、はやあし起動の為などに使うまもる、いざという時に使うだいばくはつ、鋼タイプへの打点としてじだんだで4枠が埋まった。
意地でも陽気でも最速ドラパルトは抜ける為、火力の高いいじっぱりで採用。
サンダース
性格:おくびょう
努力値:0-×-0-252-0-252
実数値:140-*-80-162-115-200
サポーター。にどげりでガントルを強化する為に生まれたポケモン。
一応一致電気技として10まんボルトを採用。はやあし起動のまもると、ガントルがやられた時に裏から出てくるニンフィアを強化する為にりんしょうを採用した。
ニンフィア
性格:ひかえめ
努力値:252-×-0-252-0-0
実数値:202-*-80-178-150-85
ガントルの裏から出すためのポケモン。はやあしサンダースのすばやさからスキンりんしょうを叩き込みたい。普通にハイパーボイスとか撃ってもいいと思う。
ドラパルト
性格:おくびょう
努力値:0-×-0-252-0-252
実数値:163-*-95-167-95-213
終盤の掃除役。いのちのたまなので、ダイマックスしたらかなりの火力が出せる。前述3匹が全部ナットレイ重めなので、炎技を採用する為に特殊型。一応アイアントにも強め。
アーマーガア
性格:いじっぱり
努力値:A252 S252
実数値:173-152-125-×-105-119
ボックスから引っ張ってきたポケモンその1。地面の一貫を切る以外の採用理由は別に無い。個人的に火力の無いポケモンが苦手なので、ハチマキを持たせている。
トゲキッス
性格:ひかえめ
努力値:C252 S252
実数値:160-×-115-189-135-132
ボックスから引っ張ってきたポケモンその2。地面の一貫を切りたいのと、この指で立ち回りに幅が出来る、ということで採用してみた。ナットレイの打点があるのも大きい。
使用感
無し。
いや、ここまで読んでもらって申し訳ないのだが、私自身は一度もこの構築を使ったことがない。そのため、使用感は書けないのだ。
本当に、ただ喰い断氏に使わせるために生み出しただけなのだ。その為にA0サンダースを用意し、ガントルを厳選した狂気。ただただノリで、見栄えの面白さのみで組み上げた構築。最低限戦えるようにはしたつもりだ。だが、その出来栄えは私にはわからぬまま…
しかし私の思いは届き、彼はこの構築を使用した。その議事録がこちらである。
私の知る限り、この構築の使用者は彼のみである以上、私が使用感について言える事は一つである。
「喰い断に聞いてくれ」
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