【無限さいきのいのり】ネクロマンサー型ベラカス構築【ポケモンSV・ダブル】

まえがき

どうも、ちなみです。

ポケモン第9世代が始まりましたね。私も色々な新ポケや新技を使っているわけなんですが、今までにない動きができるパーティをまず組んでみたいですよね。

今回私が注目した技がさいきのいのりです。

この技、瀕死になったポケモンをHP半分まで回復させる、げんきのかけらと同じ効果を持つ技なのです。

ただ、この技のPPは1で、ポイントアップやポイントマックスで増やすこともできません。

つまり、戦闘中に一度しか使えません。ヒメリの実を使っても2回しか使えません。

使用回数をこれだけ制限されていることがこの技の強さを物語っているわけですが、この技が何度も何度も使えたらどうでしょう？

強いに決まってるんですね。

ということで何度も何度もさいきのいのりを使えるパーティを作ってみました。

今回はねむる+ねごとを使って何度もさいきのいのりを撃つことを狙っていきます(ねごとを使うとねごと以外の技からランダムに１つ技が使えるが、PPはねごとのPPが減るためにねごとのPP分さいきのいのりが使える)。

さいきのいのりを使えるポケモンはパーモットとベラカスの2種類がいますが、耐久が高くねむる+ねごととの相性がいいベラカスを軸にすることにしました。

パーティ解説

ベラカス

性格：ずぶとい
努力値：H252B252D4
実数値：182-x-150-135-121-65
テラスタイプ：いわ

何度も何度も手駒を復活させる今回の軸。

さいきのいのりと、それを何度も使用するためのねむる、ねごと。ラスト1枠は悩むところだが、今回は特攻を下げることで場持ちを良くできるむしのていこうを採用。

ねむる+ねごとのコンボはさいきのいのりを何度も撃つことを可能にしているが、覚えてる技の中からランダムで選択されるため所詮は運ゲーである。

そこで、運に頼らず復活させる方法としてヒメリのみを持たせ、2回は確実に、3回目以降は運ゲーで味方を復活させていく。

人々が思ってるよりかなり硬く、放置されやすいため、ねむるの回復やむしのていこうなどのデバフを組み合わせると相当生き残る。1試合に5、6回復活させることもある。ゾンビ戦術最高！

テラスタイプは、全ての弱点を等倍以下に抑えられ、砂によって特防の補強ができるいわタイプを採用。

さいきのいのりを何度も使うことが構築のコンセプトである以上、ベラカスが生き残ることがこの構築の全てであるため、死にそうなら積極的に切って構わない。

ハカドッグ

性格：いじっぱり
努力値：H4A252S252
実数値：148-168-120-x-117-120
テラスタイプ：ゴースト

構築のエース。

何度倒しても蘇る上に、死ぬたびに火力が上がっていく。今までのポケモン対戦とは一線を画すエースになった。

メインウェポンはおはかまいり。死んだ味方ポケモンの数だけ威力が上がっていくが、自分が死んでも威力が上がる。おはかまいりのセルフサービスや。

サブウェポンは悪タイプに撃ちたいじゃれつく。攻撃技は他に要らないので、まもるを採用。

最後の技枠にみちづれを採用。このパーティにおいては一対一交換ではなく、一方的に相手の残数を減らすことができるので噛み合っている。ついでにおはかまいりの火力も伸ばせる。

いのちのたまを持たせることで、おはかまいりの貧弱な初手をちょっとでも誤魔化そうとしている。

テラスタイプはゴーストにしているが、テラスタルはほぼ切ることがなかった。

後述のバンギラスとの組み合わせで、素早さを2倍にできるすなかき(砂嵐状態なら素早さ2倍)での採用。

HP半分で復活しても、上から殴っておはかまいりで相手を倒せば耐久力は関係ないのだ。

バンギラス

性格：ようき
努力値：H4A252S252
実数値：176-186-130-x-120-124
テラスタイプ：フェアリー

ハカドッグのすなかきを発動させるために召集された。特性はもちろんすなおこし。

バンギラスに限った話ではないが、この構築のベラカス以外のポケモンは復活させることを前提としている。

よって、HP半分の状態でも仕事ができる型のポケモンを選んでいる。上から殴ればHP半分でも仕事ができるということで今回はこだわりスカーフ型を選んだ。

テラスタルはたまたまフェアリータイプ個体を持っていたのでそれを採用。

かくとう弱点を消してそのまま反撃できたりかなり相性は良かった。ほとんどコイツにテラスタル切ってる。

技はタイプ一致のいわなだれとかみくだく、かくとうタイプの返り討ちを狙えるテラバースト、ドドゲザンを倒せるけたぐりを採用。

迷ったらいわなだれを押せ。

モロバレル

性格：ずぶとい
努力値：H252B252D4
実数値：221-x-134-105-101-39
テラスタイプ：ほのお

ヘイラッシャ対策とベラカスとの相性で採用。

キノコのほうしといかりのこなでベラカスを延命させることができるし、バレルが復活した際にHP半分でもいかりのこなで味方をまもることができる。

特性のさいせいりょく(交代で手持ちに下がるとHPの3分の1回復)で出し直すだけで回復もできる。

ベラカスを守れるキノコのほうしといかりのこなは確定。残りの2枠はヘイラッシャに撃てるクリアスモッグ、ある程度打点を出せるイカサマを採用。

クリアスモッグについてはヘイラッシャのみがわりにやられる試合もいくつかあったので、ヘイラッシャをカモれる訳ではないことに注意。

ベラカスにトリックルームを覚えさせていないため必ず最遅にする必要もなく、かといって早くする必要もなかったので、テラレイドで捕まえた個体のSに王冠を使わず使用しています。

テラスタイプはほのおだが、バンギラスにテラスタルを切ることが多かったため全然テラスタルはしなかった。

持ち物はテラスタルしても回復できるたべのこしにしてるが、くろいヘドロでも別に問題なさそう。

カイリュー

性格：いじっぱり
努力値：H252A252B4
実数値：198-204-116-x-120-100
テラスタイプ：ノーマル

HP半分でもしんそくを撃てば仕事ができるということで採用された。ぶっちゃけ採用理由がそれだけなので変更の余地はめちゃくちゃありそう。

特性はいかく、ねこだましをブロックできるせいしんりょくで採用。マルチスケイルは自分の砂でどうせ発動しない。

しんそく以外の技はタイプ一致のドラゴンクロー、はがねに打点を持てるじしんとほのおのパンチを採用。

しんそく以外は別に強くないので、できる限りしんそくを押したい。

テラスタイプは当然ノーマル。特に言うこともないくらい安定だが、テラスタルを切る機会はそんなに多くはなかった。そもそも選出率も1番低かったかもしれない。

ムクホーク

性格：ようき
努力値：H252A252B4
実数値：192-141-90-x-80-167
テラスタイプ：ひこう

1番可哀想なやつ。

いのちがけで一対一交換を強要されるし、なんなら相手が死ななくても削りのために特攻させられる。

復活させられたらHP半分の状態でまたいのちがけで特攻させられる。酷い。

技はメインウェポンのいのちがけ、HPが削れたときに撃つがむしゃら、いのちをかけない退場技(交換技)のとんぼがえり、相手のおいかぜに合わせるおいかぜ。

特攻を繰り返し、いのちがけのPPが切れかける事案が発生したため、念の為いのちがけ(とがむしゃら)のPPを増やしている。遂にいのちがけのPPを増やす時代に突入したのだ。

威嚇を持つ以上、場に出すだけで仕事ができるので、復活との相性は良好。

テラスタルは切るつもりも一切ないのでテラスタイプはひこうにしている。ここは工夫の余地がありそう。

使わなかったポケモン

パーモット

最初パーティに入れていたが、2体もさいきのいのり要員を選出すると流石に相手を倒す手段が少なくなるので抜いた。

そもそもベラカスがきちんと動けてるなら2体目のさいきのいのりは必要ないし、ベラカスが動けてないならベラカスが動けるように補助できるモロバレルなどを使った方がいいと判断して非採用。

ドドゲザン

特性のそうだいしょうとさいきのいのりの復活との相性がいいのでは？と思う人も多いかもしれない。

そうだいしょうは、倒れた味方の数だけ技威力が10％ずつ上がっていく特性。最大150％まで上昇する特性。

私は言いたい。なんで味方が5人も死んでようやく1.5倍なんだ？ザシアンは場に出るだけで1.5倍で殴ってくるんだが？

味方の死を軽んじ過ぎているので非採用。

使用方法

基本的にハカドッグ、バンギラス、ベラカスはほぼ確定で選出。残り1匹を相手によって選ぶ。

基本はハカドッグ＋バンギラス先発で問題ないが、どうしても刺さりが悪ければどちらかを後ろに回してもよい。

ベラカスは先発で出してもやることがないため、後発に出すようにする。

他のパーティと違ってベラカスさえ生き残っていれば後から復活させられるため、ベラカス以外は雑に動かしても構わない。

みちづれもいのちがけも積極的に狙っていい。相討ちはこちらに有利という意識を持つこと。

復活の優先度は基本的にハカドッグが最優先で、次点でバンギラス、この2体を復活させなくて良さそうならその他のポケモンといった順になる。

成績、感想など

最高成績は1600位。

他に使いたいパーティが出てきたので私は使用をやめますが、そこそこに勝ち越せてるので開拓が進めばガチ構築化の可能性のあるパーティだと思います。

パラドックスポケモンとかわざわいポケモン(準伝説)とか解禁するとどうなるかわからんけど…

あとがき

ネクロマンサー型ベラカスによるゾンビ戦術の後続の開拓者様のために文献を残させていただきました。

まだ見ぬ誰かがベラカスと共に活躍するのを楽しみにしております。

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