はじめに
初めまして、QSです。
今回紹介させて頂くのは、11月26日に喰い断さんに使用して頂きダブルで瞬間1位を達成したパーティになります。
ダブル素人である筆者でも同日に8位になっているので、パワーのある構築になっているかと思います。
パーティ作成経緯
ソード&シールド発売前から、エルフーンとウインディの叩きかピントレンズ強運トゲキッスでパーティを構築しようと考えていたが、発売後に今作の仕様が判明し、ダイマックスによるエースの耐久強化、素早さ操作の即反映のどちらも能力上昇したウインディの生存率を上げ非常にマッチしていたことから、エルフーンとウインディを軸とすることに。
ただし、テラキオンと違いウインディでは範囲火力に乏しいので、ピッピマッスグマのように盤面を荒らした後に後続から対面性能の優れたポケモンを投げていく構築を目指した。
また、エルフーンが放置されるのが最も弱い動きであるため、できる限り腐らないことを意識した。
軸であるエルフーン、ウインディに高速汎用エース兼袋叩き役も出来るドラパルト、トリル下でのエースかつ叩かれても良しのバンバドロ、エルテラ時代から嗜みとされていた弱点保険ギルガルドを追加。最後にお前はランドロスだと念を送りながらギャラドスにスカーフを持たせて完成。
個別解説
ウインディ
性格:陽気
努力値:4-252-0-0-0-252
実数値:166-162-100-×-100-161
本構築の主役その1。その火力は圧巻でダイマックスで耐えにきたポケモンを1撃で吹き飛ばし、イージーウィンを量産した。
持ち物はダイマックスしてもこだわりアイテムと違い効果を維持でき、デメリットが軽減する最強アイテムであるいのちのたまを持たせた。
努力値構成はおいかぜ、ふくろだたきがそれぞれ発動できないことも考え最速AS。
技構成は主力技のフレアドライブ、岩タイプ・水タイプへの打点としてインファイト、ワイルドボルトを採用。
最後の1枠は一般的なしんそくは抜いてげきりんを採用した。
しんそくを撃つ場面を想定すると、ダイマックス解除後までウインディが暴れているはずなのでその時点で勝ちと判断した。
代わりに採用したげきりんはダイドラグーンとしてドラゴンタイプを処理したり、隣の攻撃を下げてウインディへの圧力を減らしたりと活躍した。
バンバドロ
性格:ゆうかん
努力値:252-252-4-0-0-0
実数値:207-194-121-×-105-36
本構築の影のMVP。
構築時は対トリル用の駒の予定であったが、気づけば基本選出となっていた。
エルフーンとウインディ相手でバンバドロに有効打を持つ水タイプが消耗しているため、中終盤でバンバドロが刺さる局面が頻出した。
また、ウインディにダイマックスを切らなかった場合にダイマックス技と叩きでお手軽に要塞化できるのも偉かった。
持ち物は特殊相手の打ち合いにも強くなるようにとつげきチョッキ。努力値は勇敢HA。
技構成は一致技の10まんばりき、特性とシナジーのあるボディプレス、ダイスチル化できるアイアンヘッド。残りの1枠はうちおとすとしているが諸説枠。
ギャラドス
性格:ようき
努力値:4-252-0-0-0-252
実数値:171-177-99-×-120-146
本構築の6枠目。パーティのなかで唯一叩きも叩かれもしないが、威嚇・地面無効・スカーフ怯みのいずれも弱くなく、選出したらしっかり働いていた。
持ち物は高速アタッカーの仕事もしてもらうためにこだわりスカーフ。努力値は火力より上をとれる範囲が広いほうが良いので陽気AS。
技構成は一致技のたきのぼりとトリトドンで詰まないようにパワーウィップ。ダイマックスを切らない予定なのでとびはねるは採用せず、技範囲からかみくだく、アイアンヘッドをチョイスした。
エルフーン
性格:おくびょう
努力値:4-0-0-252-0-252
実数値:136-×-105-129-95-184
本構築の主役その2。
ウインディ対面に出てくることの多い水タイプ、ドラゴンタイプへの一致打点を有しており、叩く相手にも困らなかったので腐る場面はほぼなかった。
持ち物は行動保障としてきあいのタスキ。努力値は火力も必要としたため臆病CS。
技構成はふくろだたき、おいかぜまでは確定であと2枠。
アンコールがダイマックスで解除されることから決定的な補助技が存在せず、エナジーボールもムーンフォースも必要と考えられたことから3ウエポン型となった。
ギルガルド
性格:なまいき
努力値:252-4-0-252-0-0
実数値:167-71-160-102-176-72
本構築のガバ枠。
叩きで弱点保険を発動でき、優秀な耐性・かげうちの存在から種族値が下がってなお安定した性能を発揮したが、この構築記事を書いている段階でれいせいミントを嗅がせ忘れていたことが発覚した。
持ち物はエルテラ時代でもあった弱点保険型。努力値は無難にHC。
技構成は一致技2つに相手を上から倒せるかげうち。
守る系統の技はできる限り採用したくなかったが、ギルガルドに関してはフォルムチェンジを含めて有用な場面が多いと判断しキングシールドを採用。
ドラパルト
性格:臆病
努力値:4-0-0-252-0-252
実数値:164-112-95-152-95-213
本構築の思ってたのちょっと違う枠。
高速エースかつ猫無効の袋叩きができる最強ポケモンの予定であったが、環境にねこだまし持ちがほとんどおらず、相手の対策も厚かったため基本選出の座をバンバドロに奪われた。
ポテンシャル自体は高く、選出した試合では普通に活躍していた。
持ち物は初手で叩く前に相手のスカーフ竜に吹き飛ばされないようハバンの実。
努力値は味方を殴ることと、炎打点を確保したい(ウインディ相手に炎弱点は引くため後ろに残りやすい)ことから特殊型のおくびょうCSとした。
技構成は上記のふくろだたきと炎打点の大文字に加え、一致技のシャドーボールと火力を重視してりゅうせいぐんとした。
選出
先発:エルフーン、ウインディ
後発:バンバドロ+残り3体のどれか
以下の方針に従って行動を決めていく。
ダイマックスウインディ、エルフーンが行動できる場合
→ダイマックス&ふくろだたきを始動し、ウインディに打点のある相手もしくは後発では処理できない相手に攻撃
エルフウインは難しいが追い風+ダイマックス技で解決する場合
→上からウインディへの打点持ちを撃破するかダイドラグーンのAダウンでウインディを生存させる
上記のプランが厳しく、ウインディにダイマックスを切っても状況が変化しない場合
→ウインディには相手を最大限削ってもらい、後発のバンバドロをダイマックスして要塞化させる
構築時の想定では叩き役2体+叩かれ役3体の組み合わせが6通りあり、威嚇で初手適正もあるギャラドスを考えると多くの初手が考えられる。
筆者は上記のみで瞬間一桁順位までいったため、基本的にはエルフウイン選出で問題はなかった。
ただし、エルフーン+スカーフウオノラゴンといったウインディを上から一撃する打点+悪戯心S操作などには手がでないためそういった構築相手では変更する必要がある。なお、筆者はそれでもエルフウイン選出したところ相手が深読みしていたため勝てた。
総括
構築添削目的に喰い断さんに投げたところ瞬間1位になって戻ってきたパーティです。
ほとんど補助技を採用しておらず、味方と敵を殴っているだけで勝てるため、ミスをしにくい構成になっています。
エルフーンウインディの組み合わせ以外にも叩きギミックを搭載しており、プレイングスキルに応じて柔軟に対応できるこの純正叩きパーティをぜひ、使ってみてください。
余談
喰い断です。
本構築を使ってランクマッチ1位になった対戦及び、実戦での使用感は動画として投稿されています。
興味がある方は是非見てみましょう!
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