【ポケモン剣盾】ホイップポリゴン2&クリームガブリアス【シリーズ9・ダブルバトル】




目次

はじめに

こんにちは。ルートです。

前期はデコレーション構築でシーズン20最終38位を達成できましたので、その構築の記事を書かせていただきます。

前期のルールは今期とは大分異なりますが、ぜひお読みいただけると幸いです。

パーティ作成経緯

先月の初め、ランクバトルが新しいシーズンになるとともに、シリーズ10ではダイマックスが使えないという情報が公開されました。

そこで、「シーズン20のランクバトルではダイマックスと相性のいいパーティを使っておきたい」と考えました。

結果、制限ダブルで過去に使用し、全国ダブルでも使ってみたかったデコレーション構築を使うことにしました。

デコレーションはマホイップの専用技なので、当然マホイップの採用は確定。

次にデコレーションの主な受け先となるダイマックスエースですが、シーズン19でやましょーさんが下記の構築で結果を残しておられたポリゴン2を採用することにしました。

【剣盾ダブルS18】マホイップ+ポリゴン2【最高レート1894】 – IQ3ぐらいの人のブログ

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ポリゴン2は素早さは遅いですが、進化の輝石込みで非常に高い耐久を持っています。

さらにダイマックスをすることでそこからさらに耐久力が2倍になり、「耐久力に任せて何度も行動することができる」という点でデコレーションエースとして十分な資質があるといえます(デコレーションエースの条件に付いては私の過去の記事をご参照ください)。

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また、特攻種族値も95とそこそこの値があり、威力150の一致ダイアタックを打ちながら相手の素早さを下げることができます。

また、鈍足のマホイップが上からデコレーションをしたいため、全体の素早さが遅くなりやすいデコレーション構築にはトリックルームも相性がいいです。

そして、

  • 素早さが遅いというパーティの欠点を先制グラススライダーにより補ってくれ、ねこだましなどによるサポートができるゴリランダー
  • このゆびとまれやサイドチェンジによりトリル展開をサポート(または誤認)させることができ、ポリゴン2の弱点の格闘タイプに強く、打点も十分にあるトゲキッス

の2体を採用。

一方、ポリゴン2が通らないときのためにダイマックスエースはもう一体、できればポリゴン2の攻撃が通りづらく、ダイアタックの素早さ低下も有効に働かないセキタンザンに強い水タイプか地面タイプのポケモンが必要でした。

そこで、ポリゴン2で重いリザードンやセキタンザンに強く、高い種族値とスペックを持っているガブリアスを第2のダイマックスエースとして採用しました。

最後の一枠はなかなか決まりませんでしたが、結局上記のポケモンたちで辛いブリザポスやカミツルギに強く出ることができるテッカグヤを採用しました。

パーティ

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個別解説

メインのデコレーション先はポリゴン2とガブリアスですが、ほかのポケモンもデコレーションと相性のいいポケモンを選んでいます。

マホイップ

性格:おくびょう
努力値:H244 B12 S252
実数値:171-×-97-130-141-127

パーティのコンセプトとなる、デコレーションを唯一使えるポケモンです。

デコレーションで味方の火力を大幅に上げて戦います。このパーティのポケモンには全員上からデコレーションが入ります。

通るときにはもちろんデコレーションを選択しますが、当然相手もデコレーションを使う前に集中攻撃して倒す、ねこだましで動きを止める、このゆびとまれでデコレーションを引き寄せるなどあらゆる手で阻止しようとしてきます。

そこで、こちらもまもるで生存させる、優先度が高いてだすけで相手の行動の上から味方をサポートするするなどして対処する必要があります。

マホイップはムーンフォースを覚えないので、マジカルシャインがフェアリーの一致打点となります。

この構築はポリゴン2がいる都合上ウーラオスを呼びやすいので、そこに弱点をつけるのはなかなか便利です。

特性は味方全体が眠らなくなるスイートベールです。

こちらを眠らせてくる技を使うフシギバナやモロバレルが多い現環境では非常に優秀な特性で、この特性があるためにこのパーティは晴れパに対して非常に有利に戦えます。

ポリゴン2

性格:ひかえめ
努力値:H252 C252 D4
実数値:192-×-110-172-116-80

デコレーション先となるダイマックスエースです。耐久力が非常に高く、ダイマックスが切れるまで盤面に残っていることが大半です。

はかいこうせんベースのダイアタックは威力だけではなく相手の素早さを下げる追加効果も強力です。

マホイップはまもる、ポリゴン2はダイアタックを選択→次のターンマホイップが上を取ってデコレーションというようなこともできます。

サブウェポンにはノーマル技を無効化してくるゴーストに抜群を取れるシャドーボール、弱点を突きやすいれいとうビームの二つを採用。

トリックルームは初手で使用するよりはダイマックスが切れた後に隙を見て使うことが多いです。

ダウンロードで特攻が上がった場合はデコレーションなしでも十分な火力になります。
一方攻撃が上がった場合、デコレーションなしだとやや頼りない火力になってしまうのが欠点。

ガブリアス

性格:いじっぱり
努力値:H252 A252 D4
実数値:215-200-115-×-106-122

第2のダイマックスエースです。

特に晴れパーティとセキタンザンに対して圧倒的な強さを誇ります。

火力も耐久力も優秀で、相手のパーティに「いかく」がないならデコレーションなしでも相手をせん滅していることも。

技構成はダイマックス前提になっています。マホイップと並べる前提なのにじしんを採用しているのは、単純にデコレーションを受けてからの全体技が強いからです。

ただし、ゴリランダーとの相性は悪いのでそこは注意して立ち回る必要があります。

他の強力な地面タイプであるランドロスと比べると水弱点ではないことと、炎や岩タイプを半減にできることなど、特に耐性面で優れています。げきりんベースのダイドラグーンも強力です。

相手のきあいのタスキを潰せるさめはだも地味ながら便利です。

ゴリランダー

性格:いじっぱり
努力値:H220 A252 B20 D12
実数値:203-194-113-×-92-105

強力な先制技であるグラススライダーを扱えるポケモン。流用個体なので調整意図は不明。

全体的に素早さが遅いこのパーティでは非常に重要なポケモンです。

削れた相手や弱点を受ける相手を倒す、耐久が低い相手を上から叩く、ねこだましでトリックルームやデコレーションをサポートするなど八面六臂の活躍をしてくれます。選出率も高めです。

ただしグラスフィールドはガブリアスのじしんとの相性が悪い点には注意。

基本的に後発からスイーパーを務めるので初手からマホイップと並べることはあまりありません。

しかしマホイップが残っているなどの場合にデコレーションできた場合は、実質一致威力140という高火力の先制技&半減を無視できるほどの超火力のウッドハンマーで相手をなぎ倒していく光景が見れます。

テッカグヤ

性格:ひかえめ
努力値:C252 S252 H4
実数値:173-×-123-174-121-113

ブリザポスやカミツルギが重いので採用。テッカグヤなどもこのポケモンで対策しています。

とつげきチョッキを持たせることで、ダイマックス状態ならレジエレキの電気技も一度は耐えて行動することができるようになっています。

デコレーションやてだすけのサポートなしではダイマックスしても火力が足りていないので注意を要します。

トゲキッス

性格:ひかえめ
努力値:H100 C252 S156
実数値:173-×-115-189-135-120
備考:ダイジェット一回で最速ボルトロス抜き

もう一体のフェアリー枠。ポリゴン2が苦手な格闘タイプやオーロンゲに強く出ることができます。たまにダイマックスすることも。

ピントレンズねっぷうによりレジスチルのドわすれを(50%で)貫通して大ダメージを与えられます。格闘四分の一の耐性と合わせて一応のレジスチル対策となっています。

サイドチェンジの枠はもともとこのゆびとまれが入っていたのですが、あまり使わなかったのでこちらにしました。

これで勝ちを拾った試合もあるので、一応こちらの方がいいかな…と思ってます。

選出パターン

基本選出

先発:マホイップ、ポリゴン2
後発:刺さっているポケモン2体

マホイップでポリゴン2をデコレーションし、高火力高耐久で攻めていきます。

…と行けばいいですが、実際には警戒されてなかなかスムーズにいかないです。

なのでマホイップをまもらせて残数を減らされないようにする、手助けで一時的にでもポリゴン2の火力を上げて相手を倒していく、ダイアタックで相手の素早さを下げてからデコレーションするなどの戦術を使う必要があります。

ダイマックスが切れた後のポリゴン2で後発トリックルーム戦術のように動くことも多いです。

相手のパーティにウーラオスがいてもこの選出をすることが多いです。

ダイマックスをすれば、きあいのタスキウーラオスのインファイトぐらいならそこそこ余裕をもって耐えてくれます。
むしろダウンロードで特攻を上げさせてくれて嬉しい場合もしばしば。

基本選出2

先発:マホイップ、ガブリアス
後発:刺さっているポケモン2体

もう一つの基本選出です。主に晴れパやセキタンザン系に出します。

デコレーションしたダイマックスガブリアスはポリゴン2やダイマックスフシギバナを一撃で粉砕できる程のパワーがあります。
それに加えてねむりごなやあくびも受けつけないのでバナコーポリ2にはかなりの有利が取れます。

いかくに対してもデコレーションで相殺できますが、ガオガエンのねこだましが辛いところ。

ダイマックスが切れたあとは一致技の使い勝手が悪くなるので気をつけましょう。

マホイップ&テッカグヤ

先発:マホイップ、テッカグヤ
後発:刺さっているポケモン2体

テッカグヤもダイマックス適性の高いポケモンですが、上二つに比べるとこちらの選出をすることは少ないです(デコレーションが通る場合は大体は上記の二つで事足りるので)。

テッカグヤの通りが非常にいい場合やブリザポス軸相手にトリックルームの阻止が安定しない場合などにはこちらを使います。

初手トゲキッス

先発:トゲキッス、ポリゴン2orガブリアス
後発:刺さっている2体(後発デコレーションができそうならマホイップも込み)

どう頑張っても先発からのデコレーション展開が決まりそうにない、あるいは相手の耐久力が低くデコレーションの必要性が薄いときの選出です。

サイドチェンジでダイマックスエースをまもりながら戦うなり、一致マジカルシャインで殴りぬくなりしましょう。

苦手な相手

化身ボルトロス

相手の特性がいたずらごころの場合、かいでんぱによりポリゴン2へのデコレーションが相殺されてしまいます。

ダウンロードでポリゴン2の特攻が上がっていればなんとかなりますが、大抵特防に努力値が降られており攻撃が上がってしまいます。

まけんきなら割となんとかなりますが、いたずらごころと初見では判別がつかないのが厄介です。

イエッサン♀

このゆびとまれでデコレーションが吸われてしまう上に、特防がそこそこ高くトゲキッスなどと違いポリゴン2で弱点を付けないので倒しにくいです。

特にドラパルトと並ばれるとかなり辛いです。

相手の構築にイエッサンがいるときはマホイップを選出しない、あるいはガブリアスやトゲキッスを強引に動かしてイエッサンを倒しに行くことがしばしばあります。

おわりに

このパーティで前期38位を達成できました。

来期はダイマックスがないのでこの構築はそのまま使えませんが、デコレーション構築を組みたいとき、ダイマックスがある環境に戻った時などに何かの参考などにしていただけると幸いです。

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この記事を書いた人

クリスタルからの古参だが本格的にレートを始めたのはorasから、ダブルをはじめたのはusumから。ラティアスをこよなく愛している。

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