はじめに
時は遡ること3/23。2018 International challengeが開催された頃。ある美少女とデデンネは苦悩とレーティングバトルの厳しさに打ちひしがれていた。その姿は水を失った水ポケモンの様で、見るに痛ましく無惨でもあった。
「どうしても、デデンネを使ってINCに出たいーー」
これは、デデンネを愛するひとりの美少女の信じる思いを力に変える感動ストーリーである。
パーティ構成
何故デデンネなのか
エルフーン+テラキオンによるギミックに関しては今更説明の必要は無いだろうが、そのパーティの編成についてはご存知だろうか。
一般的な相方とされているのはメガリザードンYやカプ・コケコだ。攻撃範囲の相性に優れていることが良く挙げられているし、実際私もそうだと思う。
ならば、コケコの枠を同じタイプであるデデンネに置き換えても何の問題もないはず(?)である。
こうして、美少女とデデンネの遠足冒険の旅が始まったのである。
個別解説
デデンネ
持ち物 シュカのみ
特性 プラス
性格 おくびょう
配分 Sリザードン+1、H奇数Dぶっぱ……のはずがBぶっぱしていた
実数値 173-*-109-101-87-135
わざ 10まんボルト/なかまづくり/てだすけ/まもる
所謂デデドン構築に使われるデデンネ。テラキオンが突破された後や、テラキオンを選出しない場合にリザードンを強化する。(なかまづくりをリザードンに打つことでリザードンの特性がプラスになり、特攻が1.5倍される)
もらいびを上書きすることでリザードン単騎では突破が不可能に近いヒードランを倒せる様にしたり、またデデンネ自体の火力も底上げされるため消耗したカプ・コケコを倒せたりと、コケコの代わりなんざデデで十分ンネwwと言わんばかりの活躍をした。
努力値配分だが、なかまづくり→リザードンで攻撃のコンボを決めるためにリザードンよりは素早くする必要がある。
本構築のリザードンのSは134なので、まずは最低限の135を確保。
そして残りをHDに振ることでメガリザードンYのかえんほうしゃやカプ・テテフのサイコキネシスを耐えることが出来、そこにシュカのみを持つことでランドロスのじしんまでも耐えられるようになるので、デデンネをワンパンしようと目論む相手の裏をかいてギミックを始動させることが可能
のはずだったのだが、間違えてBに努力値を振ってしまった。全く無意味な調整なので、必ずDに振るようにしてほしい。
INCでメガギャラドスの相手をした結果、B振りが活きて勝利を掴みとってしまったので人生はどうなるか分からない。
エルフーン
持ち物 きあいのタスキ
特性 いたずらごころ
性格 おくびょう
配分 CSぶっぱ……のはずがHSぶっぱになっていた
実数値 167-70-105-97-95-184
わざ ふくろだたき/にほんばれ/おいかぜ/ムーンフォース
エルテラのエル。テラキオンをボコボコにしたり、おいかぜをする事が仕事。
基本的な詳細は当サイトの記事を見ていただくとして、今回はムーンフォースを採用してみた。攻撃技がないポケモンは放置された時にやることがない、というのが嫌いだった為である。
意外と使用する場面は多く、リザードン+エルフーンと並んだ時にバンギラスに向かってムンフォ+ソーラービームの集中で確実に葬る事ができたりする。ジャラランガにも撃てる。
ムーンフォースを持つ以上、努力値はCに振った方がいいです。
テラキオン
持ち物 イワZ
特性 せいぎのこころ
性格 ようき
配分 BSベース
実数値 170-149-141-82-110-173
わざ いわなだれ/インファイト/まもる/ストーンエッジ
ボコボコにされてせいぎのこころに目覚める戦士。つよい。
配分は霊獣ランドロスのA216ばかぢからとエルフーンのふくろだたきを耐えるやつだが、めちゃくちゃ強かった。マジで。
ただガオガエンが煩わしく、初手から動きずらい印象は受けた。
リザードン
持ち物 リザードナイトY
特性 もうか→ひでり→時々プラス
性格 ひかえめ
配分 HBベース
実数値 185-*-117-196-135-134
わざ ねっぷう/かえんほうしゃ/ソーラービーム/まもる
晴らす人。配分は霊獣ランドロスのA216ダブルダメージいわなだれを耐えるやつ。
このパーティでの役割はテラキオンのいわなだれで倒せない鋼タイプを倒したり、テラキオンがやられた後に第2エースとして暴れていただくこと。デデンネとの相性がいい。
ねっぷうの他にかえんほうしゃを採用しているが、これは安定した命中の技が欲しかった事と、そもそもテラキオンでガンガン倒していく予定なのでそこまで高火力にこだわる必要がないことの二点を考慮して採用した。おいかぜはエルフーンが吹かすので必要ないと思っていた。
ねっぷうはよく外れた。
ランドロス
持ち物 とつげきチョッキ
特性 いかく
性格 いじっぱり
配分 HAベース
実数値 191-216-110-*-106-111
わざ じしん/ストーンエッジ/はたきおとす/ばかぢから
よくいるチョッキランドロス。このパーティでほぼ唯一裏から投げられるポケモンなので大事に取り扱ってあげたい。
岩技にストーンエッジを採用しているのはいわなだれでは火力が足りない、素早くもないので怯みも狙えないという二点から。連打するわけでも無いので外れてイラつくことは無かった。
ポリゴン2をやたら多くみたのではたきおとすの採用は正解だったと思う。
カプ・テテフ
持ち物 こだわりスカーフ
特性 サイコメイカー
性格 おくびょう
配分 CSぶっぱ
実数値 143-94-93-182-135-161 ※非理想
わざ サイコキネシス/ムーンフォース/マジカルシャイン/シャドーボール
ねこだましが煩わしいと感じたのでテテフを採用した。王冠は使ってもまぁあまり変わらないだろうと判断しているので使っていない。
弱くはなかったが、ガオガエンにあまり強いポケモンではないので早くふくろだたきを習得してほしいなぁと思うばかりだった。
選出と立ち回り
基本はエルフーン+テラキオン、裏にリザードン+ランドロス
全力で叩く。マジで。
相手にねこだまし持ちがいる時などは出来るだけテテフを裏に置きたい。
デデンネを出す時は対雨やリザードンを通せば勝てるという時に、ランドロスのところをデデンネに変更して選出。デデンネ+リザードンの対雨性能はそれなりに高いので、信用しよう。
INC1日目
京都に行ってきました。
陽が眩くさしており、春の陽気を感じられた素晴らしいデデドン日和の中(デデンネは臆病だが)、我々は一路京都パルスプラザを目指した。尚、この予定にポケモンは一切関係がない。
少し時を遡り当日の深夜。丑三つ時も近く、ポケモントレーナー達が英気を養っているその時に黙々と卵を割り続けるトレーナーがいた。美少女である。アホなのか?
否、京都へ赴くその日に一切の睡眠を断りポケモンを育成する……その姿こそが真のポケモントレーナーと言えるのかもしれない。朝以降触れてすらいないが、細かい点は問題ではない。
陽が昇る頃にようやくの育成を無事に終えた(DとBは振り間違えたが)美少女は、早速出掛ける準備をーーデデンネをカバンに詰め、いざ戦場へと向かう。これから向かう場所は京都パルスプラザ、世界的に最も親しまれているカードゲームを競技する場を戦場と呼ばずして、何を言うのであろうか。
大丈夫だ、今日はデデンネの加護もある。美少女の背は覚悟に満ちていた。
いざ京都へ
昼下がりの太陽の下、和の趣を感じられる京の都へと向かう。道中、お腹が空いたので駅中にあるパン屋で食事を摂ることにしたが、
食べたのは「北海道メロンパン(160円)」。京都のカケラも感じられないが、メロンの味だけでなくパンももちろん美味しい一品だった。古来からの「貴様のパンはパンが美味いのではない、メロンが美味いのだ」という言葉にもある通り、パンとメロン両方が美味しくあってこそのメロンパンなのである。勿論メロンが入っていないメロンパンも美味であるし、元来メロンパンとは焼き目の形がメロンに似ているという意味なので必ずしもメロン入りのパンであるという必要性は無いのである。
話が逸れた。北海道のメロンパン工場ではなく、京都へ向かっているのだ。ポケ……カードゲームをするのだ。私は前に進まなければならないのだ。
バス代金をケチって歩いて行ったわけではあるが、予想以上の田舎っぷりに本当に目的地へと向かっているのかは心配だった。
目的地へ
田舎道を歩き、「一軒家しかない」「緑マナ出そう」等と話しながら、買ったパンを食べながら目指し、
着いた。
道は間違えていなかったので安心した。そして戦場へと向かうーーが、やはりポケモンとは無縁なので割愛するとしよう。ここは飽くまでもポケモンファンサイト。ポケモンのファンサイトなのだ。
因みに、昼食にはアボガドと生ハムのタコス(500円)を選択した。タコスを食べると引きが強くなるという話もあるので、ベストな選択だったかなと思う。このタコス、スパイシーチキンと……もう一つなんかの味のやつがあるが、デデンネはアボカドを食べていそうだと思ったのでこちらを選んだ。
戦を終えて
戦を終えた私は即座に帰路へ着く。これから新たなる戦いが始まるのだ。そう、この日はInternational Challenge March。せねばならぬ事がある……そう、バイトだ。この日は夜のみバイトへ行くのだ。ポケモン……は、まぁ後でも出来るだろうか。
そうして、新たな戦場へと向かい、一仕事終えた美少女はホットミルクティーを片手に住宅の闇に消えて行った。
INC1日目の戦績
0戦0勝0敗
レート1500
INC2日目
この日は特に用事は無かった為、昼下がりに起床しネトゲを起動した。眠い目を擦りながら予告されていた緊急クエストへいk
ごめんなさい、ポケモンもちゃんとやってますから。
INCを通しての感想としては、メタグロス軸が多いと予想していたものの実態はボーマンダがいたりリザードンがいたりトゲデマルと死闘を繰り広げたりと、かなり多くのポケモンを見た印象がある。そしてやはりガオガエンはかなり多いので、エルテラを動かすのは難しい場面も多いと感じた。エルフーンにまもるが欲しい。そして大事な方にいわなだれやねっぷうを外して負ける試合がかなり多く、下振れしていたような気はする。何度か壁を殴ったが力が弱すぎて手が赤くなっただけだった。
この日は最終的に27戦を行い、デデンネが活躍した試合はペリルンパラグナット相手に縦横無尽の活躍を見せた一戦だけだった。コケコの代わりにはならないのかもしれない。
結果は特に良いものではなかった。デデンネの明日はどっちだ。
INC3日目
京都に行ってきました。
またか、と言われそうだがまた行ったのだ。ポケモンは待ってくれるが、京都は待ってはくれないのだ。ポケモンなんかやってる場合j
ごめんなさい、夜ちゃんとやりました。
最終日の深夜ということもあり、高レート帯の人とマッチングできる可能性も高いだろうと踏んでいざレートの海へと駆り出した。1548ぐらいからのスタートだった。
この日は2日目とは違い、ガルーラ軸やメタグロス軸のパーティとよくマッチングした。特に、ガルーラ軸を相手取った時のクレセリアがこごえるかぜ→次ターントリルと決めてきた時はもうダメかと思った。
後はトリパもそれなりに見たが、意外なことにジャラランガ系統のパーティはあまり当たらなかった。何のためのエルフーンのムーンフォースだったのだろうか。
デデンネについてだが、この日は雨パに4度マッチングしたのでその試合全てに選出できた他、デデンネが刺さっているように見えるという驚きの選出も出来てしまった。出来て“しまった“というところで察してほしい。
大型連勝でレートは1670まで一気に伸びたが、そこから先が伸び悩んでしまい見事爆死という形になった。だが、飽くまでもこれは下振れの結果だと信じているので、決してデデンネが弱いというわけではない。と、思う。思わせてくれ。
最終的にいわなだれとねっぷうを両方外した事により心が折れて撤退。デデンネは悪くないので、今後もデデンネと共に歩んで行こうと思う。
終わりに
3日間をデデンネと共に駆け抜けられて、非常に満足度が高く充実した毎日を過ごせた。やはり、デデンネとは素晴らしい。どんなに酷い事があろうと、デデンネと共にならばきっと全て乗り越えて行けることだろうか。何と言ってもINCの3日間、45戦という長い長い時間を共に戦ったのだ(実際に戦ったのは40戦もしていないが)。これから辛い事があった時、デデンネの顔を思い出すだけですっと心が鎮まるであろう事が容易に想像つく……デデンネ、ああ愛しきデデンネよ。願わくば君と
当サイトは今後もデデンネ推進サイトとして世界に躍進する事だろう。Dedenne with you.
QRレンタルチーム
https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-4973-8B90
デデンネはいつも君を見ている。
コメント