アニポケサン&ムーンのススメ




 

アローラ!カナタです。皆さん、ポケモンを楽しんでいますか?僕は全力で楽しんでいます。

ポケモンには、ゲームではシナリオ、図鑑埋め、対戦、ポケリフレ等々、様々な楽しみ方がありますね。
ゲーム本編以外にもポケモンカード、不思議のダンジョンシリーズ、ポケモンGO、グッズ収集などがあります。楽しみ方は人それぞれ、色んな魅力があることはポケモンの素晴らしいところです。

様々な楽しみ方がありますが、今回紹介するのはアニポケサン&ムーンです。僕が思う魅力をたっぷりじっくり語っていきたいと思います。

多少のネタバレを含んでしまう点についてはどうかご容赦を…

 

目次

アニポケサンムーンが始まるまで

大人気を博したアニポケXY&Z終了後、装いも新たに始まったアニポケ新シリーズサン&ムーン。発表された時にはかなり物議を醸したことは記憶に新しいでしょう。

このイケメンサトシが

いきなりこうなりましたからね。XYのイケメンサトシに慣れ親しんだ方々が、賛否両論を通り越して否一色に染まるのも当然でしょう。

XYを作ったスタッフがいるんだから大丈夫…いや、それでも不安だ…そんな声が渦巻く中始まったサン&ムーン。

ですが、そんな不安の声はすぐさま消えてなくなりました。

丁寧に描かれるポケモンと人との絆

アニポケサン&ムーンの魅力。それは、丁寧に丁寧に描き出される人とポケモンの絆、人とポケモンとの関わり合いにあると僕は感じています。

サトシとピカチュウは勿論ですが、カキとバクガメス、リーリエとシロン、スイレンとアシマリ、マーマネとトゲデマル・・・メインキャラクターとその相棒との絆が時にさりげなく、時にダイレクトに表現されています。

特に14話、「勇気の結晶、リーリエとロコン! 」は素晴らしいの一言。
ポケモンに触れられないことを心苦しく思いながらも、自分に出来る精一杯のやり方でシロンと接するリーリエ。
そんなリーリエに応え、彼女を守ろうと奮闘するシロン。シロンが危機に陥り、身を挺してシロンを守ったリーリエ・・・。


たった1話で、リーリエとシロンが硬い絆を結ぶさまが生き生きと魅力的に描かれます。

なんとも言い難い不思議な関係を築いているキテルグマとロケット団ですが、彼らも例外ではありません。14話では、ムサシ達もキテルグマを少なからず大切に思っていることが分かります。

勘違いしないで。とテンプレ通りのツンデレ台詞と共に、キテルグマのため買ってきたマサラダドーナツを手渡すムサシ。

それに対するキテルグマの反応がこちら。表情は変わりませんが、どうやら物凄く嬉しかったようですね。(ちなみに、ムサシの背骨は大丈夫だったのでしょうか…笑)

また、元々長い付き合いのムサシ、コジロウとニャースも同様です。
ぬしのラッタ達に襲われピンチに陥ったニャースを、ムサシとコジロウが折角目の前まで迫ったZクリスタルに見向きもしないで助けに向かう場面もありました。敵役の彼らではありますが、仲間を思う気持ちはサトシたちとなんら変わりはありません。

バトルだけじゃない、人とポケモンとの関わり方

人とポケモンとの絆に関しては、今までのシリーズでも重要なテーマとして描かれてきました。その点をサン&ムーンでも踏襲するのは、ある意味当然のことです。

が、僕が特に心を惹かれた点があります。それは、バトルに限らないポケモンと人との関わり合いです。

モクロー、イワンコ、ニャビー。彼らがサトシと絆を育んでいくまでには、バトルであったり、助け合いだったり、技の特訓だったり、ロケット団を相手にした共闘だったりと様々な過程がありました。

自分の体を的にしてイワンコの特訓に付き合うサトシ。これは流石にサトシにしか出来ないやり方でしょうね(笑)。

ポケモンバトルは、人とポケモンが絆を育む大きな機会ではあります。
が、これら3匹とはバトル以外の方法でも関係を築いていく過程が丁寧に描かれているのです。

モクローは、サトシと出会うまでの間ケララッパやドデカバシの群れに混じって生活していました。イワンコは、ククイ博士の元で暮らしていました。ニャビーは、年老いたムーランドと共に生きていました。

モクロー達1匹1匹にはサトシと出会うまでの間一緒に過ごしてきた仲間がいて、それまで送ってきた生活がある。それが描かれた上で、みんなサトシと共にいることを選んでくれる。お互いを尊重し、認め合い、仲間になりたいと願うまでがちゃんと描き出されています。

どこまでも真摯に、丁寧に、人とポケモンとの関わりを描いてくれる。サン&ムーンはそんなアニメなのです。

ゲットしなくても絆を結べる、野生のポケモン達との関わり方

サンムーンで描かれるのは、ポケモンとトレーナーの絆だけではありません。人と野生のポケモン達との関わりも丹念に、そして魅力的に描かれます。

カプ・コケコとのバトル、大試練、ムーランドとニャビーの話等々、様々な盛り上がり所があるサン&ムーンですが、僕の一押しは29話。「ネマシュの森であなたも寝ましゅ?」です。

ここからは、29話のあらすじを追いながらその魅力を解説していきます。どうしてもかなりのネタバレになってしまうので、気になる方はこの章は飛ばして読んで下さいね。
サトシとポケモンスクールのクラスメイト達は、森へキャンプにやってきました。
が、その森には不気味なうわさがありました。森を通りかかった旅人は強い眠気に襲われて眠ってしまい、起きた時にはガリガリに痩せてしまっている、というのです。

「うわさはうわさ」と思っていたサトシたち。ですが、なんとそのうわさは本当でした。何かの影を見たと思った途端、強い眠気に襲われて眠ってしまいます。目が覚めたときにはやせ細っていておなかがペコペコ!

ご飯を食べてなんとか元気を取り戻したサトシたち。この森にはやっぱり何かがいるのでは…と不安になっていたその時でした。

サトシたちの前に姿を見せたのは、可愛らしい野生のポケモン、ネマシュでした。
見た目は可愛らしいネマシュですが、なんと!このネマシュが、サトシたちをやせ細らせた犯人だったのです!

ネマシュは体から光る胞子をばら撒いて人やポケモンを眠らせ、その隙にエネルギーを吸い取ってしまう。

ロトム図鑑の説明を聞き、カキやスイレン、マオたちは震えあがります。

怖がるのは無理もありません。というより当然の反応でしょう。人間の側からしてみれば、ただただ害をなすだけのポケモンですからね。

ですが、我らが主人公サトシは違いました。怖がるどころか、仲良くしようぜ!と言いながらネマシュに近寄ります。

怯えたネマシュは、サトシの頭に飛び乗ってエネルギーを吸い取ろうとします。カキ達が危ない!と叫びますが、サトシは欠片も動じません。

ネマシュにエネルギーを吸ってもいいと言い切るサトシ。手には、昼ご飯の残りのカレー。そして、ネマシュにエネルギーを吸われた途端にカレーをガツガツと食べ始めます!

そう。なんとサトシは、ネマシュにエネルギーを吸われるのと同時にカレーを食べてエネルギーを補給しようというのです!

エネルギーを吸われる、カレーを食べる。また吸われる、カレーをかき込む。更に吸われる、カレーを頬張る。
まるでサトシとネマシュの大食い対決です。

サトシとネマシュの大食い対決(?)を見守るヒロインたち。三者三様の表情が個人的に大好きです。

体当たりも体当たり、文字通り身体を張ったコミュニケーション。そして…

なんと、本当にネマシュと仲良くなってしまったではありませんか!サトシらしい、サトシにしか出来ないポケモンとの接し方です。

言葉が通じなくとも、バトルをしなくとも、例え人に危害を加えかねないポケモンであったとしても。
怖がらず、相手を受け入れ、真っ直ぐに向い合えばきっと分かり合える。

サトシとネマシュの関係は、人と野生のポケモンとの理想の関係の一つなのではないか…。そんな風にすら感じられるエピソードでした。

また、このお話には最後にとても素敵なオチがあります。それをここで語ってしまうのは流石に勿体ありません。
少しでも興味を持って頂けましたら、是非是非ご自身の目で確かめてみてくださいね。

 

最後に

如何だったでしょうか。普段はゲームしかしない、対戦しかやらないといった方々が、アニポケに少しでも興味を持って頂けましたら嬉しい限りです。

「今更興味を持っても放送開始から随分経っているし…」と二の足を踏んだそこの貴方!アニポケサン&ムーンは、Hulu、Amazonプライムといった動画配信サイトにて配信中となっております!(ダイレクトマーケティング)

「全話見てみたい!」と思った方も、「ちょっとだけ見てみようかな…?」と思った方も。是非是非一度視聴してみて下さいね。
秋の夜長、ウルトラサンムーンに備えての孵化や育成のお供にぴったりですよ!

もっとも、アニポケに夢中になるあまり作業が全然進まない!といったことになっても責任は負えませんのでご了承下さい(笑)。

 

それでは、今回の記事はここまでとなります。最後までお付き合い頂きありがとうございました。また次回の記事にてお会いしましょう!それでは!




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この記事を書いた人

ダブルメイン、時々シングルもやったりするしがない電信柱

コメント

コメント一覧 (2件)

  • リツイートからきて記事を拝見したので、コメントを残すことにしました
    自分は無印から全てのシリーズを視聴していまして、XYZから今作に移行するにあたり、多少は不安もありましたし、ツイッター
    からも「相違点はどう?」というのは時折訊かれます、
    今作の面白いところである、自然とポケモンに触れあえる環境、旅をしなくて学校が良いでもこれだけの素晴らしい作品が
    描写で来ている、その要点がしっかりとまとめておられ、まだ見ていない人にも勧めたい記事ですね。

    市場のおばさんがアローラでは自然からくるものはみんなで分け与えるということを伝えていました、今作の大きなテーマだと
    感じます。例に挙げられたネマシュ回やイワンコ回だけでなく、ヤレユータンの酒場であったり、ヒドイデ回だったりw
    楽しさメインの中にこうした自然の中で学んでいく描写、これからもこの作品楽しみです。

    • >スモッド さん
      コメントありがとうございます!お褒めの言葉、嬉しい限りです…!

      そうですね。仰る通り、自然と人との共生、恵みを皆で分けあって生きていくことはサン&ムーンの大きなテーマの一つだと思います。説教臭くはせず、面白い本編の中であくまでもさりげなく伝えているのも含めて素敵ですよね。

      これから大きくストーリーが動いていきそうなところも含め、今後もとても楽しみです。サトシ達が紡いでいくアローラ地方の物語、これからも楽しんでいきたいですね!

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