パーティ紹介

【ポケモン剣盾】ゴリラ・チェリム【ダブルバトル】

はじめに

2回目の寄稿をさせて頂く、ユークリ(@glalie20000)と申す者です。前回の記事(↓)を閲覧して頂いた方はありがとうございます。

【JCS2019予選】グラツンデーラ【ウルトラルール】はじめに 初めてAPPDATE様に寄稿させていただく、ユークリ(@glalie20000)と申すものです。今回JCSにおける自身の最高...

今回は、ダブルバトルシーズン5にて最終2桁(84位)を達成することができたため、記念として記事の作成を行おうと考えました。

構築経緯

一部のコミュニティでチェリムの考察が流行していた為、自分も使いたいと思うようになりました。
しかしながら、今まで私が個人的に満足できる結果を残せた構築は全てゴリ押し気味のものであり、耐久振りベースのチェリムは使いこなせないと考えました。
フラワーギフトは味方のポケモンだけでなく、チェリム自身の攻撃と特防も1.5倍にでき、さらに8世代からソーラーブレードを新規習得した事から、アタッカー型のチェリムを使う事を決めました。

チェリムのフラワーギフトを発動させ、味方のダイマックスエースの攻撃と特防を1.5倍にする。
攻撃が1.5倍になることでチェリムの天敵を迅速に処理することができ、特防1.5倍によって高火力ダイマックスエースの生存率を上げる。
チェリムの天敵が不在となったので、高火力ソーラーブレードを通して勝ち。

第一のダイマックスエースはいのちのたまドラパルトを選択しました。フラワーギフトの恩恵を受けゴリラになることができ、ダイホロウで相手の防御を下げることで、自身とチェリムをよりゴリラにすることができます。
また、かえんほうしゃ/だいもんじが使えるため、ダイバーンで非晴れ時でもフラワーギフトの発動が可能です。

いのちのたまドラパルトはバンドリドラパキッス系統に弱いため、第二のダイマックスエースはそれらに強いポケモンが求められました。
また、ダイバーンが使えないと天候の維持に支障が生じるため、炎技(できれば高火力)を扱える必要があります。
これらの条件に合致するポケモンを探した結果、氷技でドラパルト&トゲキッスに弱点を突け、ダイバーンとダイアイスで天候を変える事で砂かきドリュウズの素早さを下げられるじゃくてんほけんダルマモードガラルヒヒダルマに決定。
じゃくてんほけんの起動役には、いかくができ、ねこだましによって相手のこのゆびとまれを牽制できるカポエラーを採用しました。

ここまでで素早いポケモンが多いため、ひでり役にはトリックルーム耐性があるコータスに決定。
また、初手から出したり数多く後出ししたりと積極的に動かしていきたいと考えたため、アタッカー型ではなくのんきHDオボン型としました。

次に、相手のリザードンを初めとした炎タイプが辛いため炎に対して有利なポケモンが必要でした。
また、ドラパルトとヒヒダルマはミロカロスやラプラスに強くないため、水タイプに対しても行動できなければなりません。
この要素を満たせるポケモンとしてイトケのみセキタンザンを採用しました。
あえて水技に当たりに行く立ち回りをし、素早さに大幅なバフを掛けながら相手を制圧することが狙いです。
セキタンザンの攻撃種族値は80と物足りないですが、フラワーギフトのお陰でじゃくてんほけんを持っていなくても十分にゴリラとして働くことができます

構築

個別解説

ドラパルト


性格:ようき
努力値:H252-A220-B12-D20-S4
実数値:195-168-97-108-98-179

  • A:ギフト珠ダイホロウ(ドラグーン)でH207-B116ローブシン確定1発
  • B:A172ドラパルトの珠ダイホロウが18.8%の低乱数1発
  • D:偶数
  • S:最速110族+1

ダイマエースその1。
アタッカーとして十分な火力と耐久がある上、ダイホロウで防御を下げることができるため自動的にゴリラ化していきます。「相手にダイマックスを温存させられ後半から返される」というような現象も発生しづらく、初手からダイマックスをしていっても裏目になりにくいと言えます。

技はメインウエポンのドラゴンアローゴーストダイブが確定で、残り2つをダイバーンのためのかえんほうしゃ、生存率を上げるまもるとしています。初手にダイマックスをする立ち回り及び後半からダイマックスを使用する立ち回り双方において、まもるはほぼ必須でした。かえんほうしゃはダメージは低いものの、ダイバーンでフラワーギフトを発動させAとDにバフを掛けることができ、天候の維持にも必要なためこれも必須です。

いのちのたまを持たせることで全ての技を高火力で放つことができ、フラワーギフト時はほとんどの非ダイマックスポケモンを「はいバナナ」してしまうパワーがあります。
かえんほうしゃはギフト対象外ですが、素のダイバーンでナットレイを余裕を持って確定1発と最低限の火力は確保できました。

技スペースの問題でダイジェットを持つことができないため、Sに振ったとしても相手のS操作で即座に抜かれてしまいます。
したがって、Sは最速110族抜きと最低限に抑え耐久に大きく回しました。耐久力上昇によりフラワーギフトの恩恵も大きかったです。
耐久は珠で削れてしまいますが、ダイマックス時の珠ダメージは1/20と小さいため、耐久振りの優位性は崩れませんでした。

ヒヒダルマ(ガラルのすがた)


性格:ようき
努力値:H36-A12-B220-D36-S204
実数値:185-162-103-*-80-155
ダルマ:185-182-103-*-80-199

  • B:ダイマ時、A162ウインディの鉢巻きフレアドライブを最大乱数以外耐え
    味方カポエラーの真空波込みでは50%の中乱数耐え
  • D:C167ドラパルトの手助け140ダイバーンが25%の低乱数1発
    味方カポエラーの真空波のダメージがD79の時より丁度小さくなる
  • S:最速88族+1(最速ドリュウズ、バイウールー+1)

ダイマエースその2。

ある程度安定した耐久を持ち、非常に通りの良い技がメインウエポンであるため、弱点保険の起動に成功すればとてつもないゴリラっぷりを見せてくれました。

ダイアイスはフラワーギフトこそ発動させられないものの物凄く強力なダイマックス技であり、何もしなくても相手ポケモンの耐久が削れ、襷でダイマックスターンを稼ぐような動きすら無効化させてしまいます。

天候も変わるためバンドリに非常に有効であり、たった1手で勝負を決めるほどの強さがありました。素でかなり強い上にダルマモードになればよりゴリラとなり、超火力ダイバーンを叩き込みながら攻撃特防にバフを掛ける動きが非常にヤバかったです。

火力は十分であるため、防御に大きく努力値を回しました。これによりダイマックス時にA172ドラパルトの保険ダイスチル、こだわりハチマキウインディのフレアドライブを耐え、A187ドリュウズの珠ダイスチルすら中乱数で耐えることができます。

とにかく物理技を食らいまくり、そして耐えまくるため、防御に振ったのは大正解でした。
特殊耐久は低いもののフラワーギフトで補うことができ、そもそも現環境でダルマの弱点を突く特殊技は超火力か低火力の2択であり振る意味は薄いです。

技は命中安定でダイアイスの威力が130であるれいとうパンチ、ダイナックルにもなりバンギラスも縛れるばかぢから、ダイバーンの為のフレアドライブ、生存率を上げるまもるで確定です。

じゃくてんほけんが発動してしまえばダイマックス技を3回打つ必要はあまり無く、ダイウォールで生存した方が強力なことも多いです。

ダイマックスが切れた後にも守るは有用な技であるため、必須であると感じました。

セキタンザン


性格:イトケのみ
努力値:H4-A252-S252
実数値:186-145-140-*-110-82

  • A:ギフトダイバーンでB116ローブシンに最低222ダメージ
  • S:4振り60族+1

ダイマエースその3。

対炎・水用決戦兵器であり、セキタンザンを通そうとなった時はもはや水技に当たりに行く勢いで出していきます。

じゃくてんほけんが無くてもフラワーギフトとキョダイフンセキのスリップダメージがあるため十分ゴリラの部類に入るポケモンであり、ダイマックスをしなくても十分な耐久と優秀な耐性を活かしてサイクル戦を仕掛けていくこともできます。

8世代ではダイマックスによってサイクルを回すことが難しい環境ですが、サイクルが機能しないという訳ではなく、むしろ相手のダイマックスターンを上手く枯らして後発からダイマックスを通していく挙動が非常に強力となっています。

このセキタンザンは初手ダイマックスをして絶対的エースとして使用することも、持ち前の耐久を活かし相手のダイマックスターンを枯らして、自身や他のポケモンで後発ダイマックスをする潤滑油になることもできるため、このPTに噛み合った非常に強力なポケモンでした。

技はいわなだれフレアドライブ他に、ダイナックルにもなりガオガエンやバンギラスを効果的に削れるボディプレス、時間稼ぎや相手のダイストリームを受け止めて特性じょうききかんの発動を狙えるまもるで確定しました。

チェリム


性格:いじっぱり
努力値:H60-A252-B4-D4-S188
実数値:153-123-91-*-99-129

  • A:ぶっぱ。ギフト時184なのでダイナックルの恩恵が大きくなる
    BダウンしたB100ミロカロスにギフトブレードが最低474ダメージ
  • S:最速65族+1、準速75族+2

PTの中核を担うポケモン。

上記ダイマエースがそのままではダイマックス水タイプに勝てなかったり、火力が足りなかったりする所を、特性とゴリラブレードによって補っていきます。

この構築は対水や草打点、特殊耐久の確保をほぼ完全にチェリムに依存しているため、ほとんどの試合で選出することになります。

ダイマックスポケモンの処理の仕方というのは8世代において非常に重要となります。このPTではチェリムで火力耐久両方にバフを掛け、相手のダイマックスポケモンを真正面から破壊してそのまま裏にいるポケモンも制圧したり、フラワーギフトで耐久を上げ、相手のダイマックスをしのいでから反撃に転じる事が可能となっています。

技はコンセプトとなるソーラーブレード、天候晴れ以外での打点でタネマシンガン、打開手段となるにほんばれ、生存および時間稼ぎのまもるです。

タネマシンガンはタネばくだんでもOKですが、今回はミミッキュの処理のしやすさとワンチャンスを期待しました。

まもるは完全に必須であり、相手のねこだましカットやサイクル戦を行う際に非常に重要な役割を果たしました。

コータス


性格:のんき
努力値:H252-C4-D252
実数値:177-91-176-106-122-22

PTの中核を担うポケモンその2。

耐久面で非常にゴリラであり、サイクル適正が高く積極的に後出しをして天候を取っていけます。初手適正も十分にあり、あくびをサマヨールや相手のダイマエースに当てていくことで効果的に時間を稼げます。

同じ「ひでり」の特性持ちでキュウコンがいますが、高耐久で粘りつつあくびによって時間を稼ぐ戦法はキュウコンには難しく、コータスの方がトリル耐性に優れていると言えます。
HD振りによって、相手のダイマックス技を物理特殊問わず余裕を持って耐える数値を備えていて優秀でした。

技は打点となるねっぷうボディプレス、対トリルや対おいかぜに必須のあくび、生存のためのまもるで確定です。

ねっぷうとボディプレスはサポーターとしては十分な火力がありました。

カポエラー


性格:いかく
努力値:H180-A140-S188
実数値:148-146-115-36-130-114

  • H:努力値180の中で耐久指数最大
  • A:インファイトでB1段階上昇のH207-B131バンギラスを93.8%の超高乱数1発
    威嚇込みのインファイトでH207-B131の通常バンギラスを93.8%の超高乱数1発
  • D:相手C0ドラパルトの波乗り(最大15ダメージ)+C2段階上昇セキタンザンの140ダイバーンが31.3%の低乱数1(15ダメージ時)
  • S:準速バンギ+1

じゃくてんほけん起動要員。

バンドリに対してヒヒダルマ+カポエラーと出し、ダイアイス+インファイトで破壊していきます。
素の状態では物足りない数値ですが、対バンドリでは非常に有利なため、実質的なゴリラとなることができます。
バンドリと対面しなかった場合などはしんくうはをヒヒダルマに叩き込み、じゃくてんほけんを起動します。ねこだまし+ごりむちゅうヒヒダルマを意識させることによってこのゆびとまれを押されにくいため、ドラパキッスと対面した時にもしんくうはを狙っていけます。

努力値はASベースとなっており、ここまでAに回すことで味方ドリュウズのダイスチルでB1段階上昇となったバンギラスをほぼ処理できます。またS振りバンギラスも増加しているため、S114まで伸ばすことで数多くのバンギラスに先制しやすくなっています。

技はインファイトしんくうはふいうちねこだましで完全に確定であり、持ち物も自動的にチョッキ。

ふいうちはゴーストへの打点となり、特にシャンデラを確2にしたり削れたドラパルトを処理したりと優秀でした。ねこだましは言わずもがな強力ですが、出した初ターンで使う事はそこまで多くなく、終盤でターン稼ぎ等に用いることが多い印象です。

選出

ドラパルトが強そうな時

先発:ドラパルト+コータス
後発:チェリム+セキタンザン

ドラパルトが複数回動けそうな状態が該当。

コータスのあくびで様子見できるため、初手ダイマックスをしなくても良い点も強力です。
相手がエルフーンで追い風する場合も、フラワーギフトでDを上げればムーンフォースが痛手にならないため問題ないです。

対トリパにおいても、コータス交代チェリム→ダイホロウでサマヨールを葬りつつ相手Bダウン、こちらがギフトでD上昇しているため相手のエース(ミロカロス、アシレーヌ)の攻撃耐えという動きができます。

水タイプを殴りたい

先発:ドラパルト+チェリム
後発:コータス+セキタンザン

ラプラス、ミロカロスが居て他のポケモンにドラパルトが刺さる場合が該当。

ドラパルトのダイバーンでギフトを起動し、チェリムで攻めていきます。

相手ポケモンが遅めである時に強みを発揮する場合が多く、これができるなら大体イージーウィンです。裏は雑にコータスセキタンザンであることが多く、物理があまりにも多い場合にセキタンザンがカポエラーになります。

水タイプに殴られたい

先発:セキタンザン+コータス(チェリム)
後発:ドラパルト+チェリム(コータス)

水+炎など、水タイプでセキタンザンを処理しようとしているため、水以外にセキタンザンが刺さる場合に該当。

チェリムとコータスでクルクルとサイクルを回し、セキタンザンに水技を撃たせることを狙って動きます。

一度セキタンザンが加速すれば先制ダイバーン→ソーラーブレードで即水タイプを処理できるため、セキタンザンは基本的にずっと場に居座ることになります。

対バンドリ、ドラパキッスなど

先発:ヒヒダルマ+カポエラー
後発:チェリム+コータスorセキタンザン

初手ダルマでダイアイス、カポエラーで味方にしんくうはが基本となります。

対バンドリで相手のドリュウズがダイスチルすることを読む際には初手からバンギ方向にインファイトでも構いません。どちらにしても初手ダイアイスで相手のドリュウズのきあいのタスキを潰し砂を消せるため、上手く対面できた際はラッキーと言えるでしょう。

対ドラパキッスの際は少し難しく、トゲキッスにねこだましをしてダイアイスをドラパルトに叩き込みたくなります。しかしながら、キッスもしくはドラパルトが交代したりねこだまし警戒のまもるがあるため、大体はしんくうはが安定です。

裏はある程度自由がありますが、やはりチェリムコータスかチェリムセキタンザンが基本となります。

対リザードン

先発:セキタンザン+ドラパルト
後発:コータス+チェリム

セキタンザンでリザードンに圧力を掛けていきます。

ドラパルトはゴーストダイブやドラゴンアローで良いですが、状況に応じてかえんほうしゃを味方セキタンザンに撃って加速させましょう。

なお、実際のリザードン構築はサマヨドサイが同居していることが多く、トリルに対処できる選出するために中々初手ドラタンザン以外の選出がしにくいのが悩ましい所です。

総括

役割が薄いポケモンが存在せず、全ポケモンをしっかり活用できました。

初手ダイマックスからゴリラ挙動をするも良し、相手のダイマックスをフラワーギフトや欠伸でしのいでから切り返すも良しと、立ち回りに幅があり柔軟にウホウホできる構築でした。
ソラブレチェリムを始めダルマモードヒヒダルマやイトケセキタンザンなど、何故か奇抜なポケモンが多いため、一風変わったポケモンが使いたいという方にもオススメできるPTになったのではないかと思います。

【余談】
4月のINCではこれと似たPT(セキタンザン→ピントレンズミミッキュ)を使って17戦で1719に達する等、ソラブレチェリムの非常に高いポテンシャルを感じると同時に、そこから勝ちきれなかった事が非常に悔やまれたため、今回で最終2桁という一定ラインの結果を残せて良かったです。
私がソラブレチェリムを布教した方も今回のシーズン5で最終2桁を達成されたので、チェリム使いをどんどんソラブレ沼に落としていきたい所です。

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