【ポケモン剣盾】自分の給料だけでパーティを育ててみた【ダブルバトルシリーズ11】

給料でパーティ作る




目次

はじめに

これまでに何度も「ポケモンの世界に行きてぇ~!!」と思い焦がれてきた。

キャンプでポケモンと触れ合ったり、ジムチャレンジにも行けるんだろうな…と今でも妄想しない日はない。

それと同時に、不安もあった。

今の私の給料で、ポケモンたちと暮らしていけるのだろうか?
ふれあいやポケモンバトルは満足にできるだろうか?

今回はこの不安を払拭すべく、自分の給料だけでパーティを育ててみた。

構築経緯〜手取りの確認から採用まで〜

1.まずは手取り額を確認する

まずは軍資金の確認だ。
下に示すのが私の2022年2月度の給与明細である。

22年2月度の給与明細。赤丸で囲ってある部分が手取り額。

コイキングのような給与明細の下に書かれている「銀行振込額22万5864円」を使用限度額とする。

2.経費の確認

この22万5864円だけで、パーティを育てていく。

具体的には、

  • ポケモン(パーティメンバー)の捕獲費
  • レベル上げ費
  • 技マシン、レコード費
  • 持たせる道具費
  • ×6匹分

以上の経費を軍資金内でやりくりしていく。
以下に詳細ルールを箇条書きにする。
せっかちな読者は、3.考察へどうぞ

  1. 一般ポケモンの捕獲費はモンスターボール1個分(200円)とする
  2. 準伝説以上のポケモン捕獲費は、捕獲率を考慮してハイパーボール20個分(1万6000円)とする
  3. 技マシン採用時には、技マシン購入費を計上する
    例:「まもる」を使う場合、まもる購入費1万円を計上。技マシンであれば使いまわし可能
  4. 非売品の道具を採用する場合、売値×2の値段で計上する
    例1:技レコード「ハイドロポンプ」使用時、売値(8000円)×2=1万6000円
  5. BPアイテムは、BPを円に換算して計上する
    今回は、2BP=マックスアップ1個(1万円)を基準とする。すなわち1BP=5000円となる。
  6. 一般ポケモンを採用した場合、レベル上げ費用(Lv1→50まで)を計上する
  7. 費用計算は全てけいけんアメで行う。計算方法は4と同じく、売値の2倍とする

    (費用計算早見表。売値→買値)
    XS:10円→20円
    S :120円→240円
    M :500円→1000円
    L :1500円→3000円
    XL:5000円→1万円


  8. 努力値振りは、全て道具で行う
    ただし、パワー系アイテムは、全てのポケモンに対象の努力値を252振り分けるものとする
    例:パワーウエイト購入で、全ポケモンにHP252振りOK
    (パワーウエイト/10BP=5万円)
  9. ストーリー上で拾える道具は使用禁止(領収書がないため)
遊んだ記念にインドメタシン(1万円)をくれる太っ腹な運営

3.お財布・パーティ考察

まずはパーティ6匹捕獲、レベル上げまでの費用をざっと見てみよう。

捕獲費:200円(モンスターボール×1)

レベル上げ費:3万8340円
※経験値タイプ105万で計算。ガオガエンなどが該当。
アメXL3個、L2個、M2個、S1個、XS5個
→3万+6000+2000+240+100=38340円

計38540円×6匹=23万1240円

残り金額
22万5864円ー23万1240円=-5376円

…?

まだ道具はおろか、努力値すら振ってないのに財布がひんしになってしまった。

しかし、これは6匹全てレベル上げした場合の費用である。
初期レベルが50以上の準伝説・伝説ポケモンであれば、捕獲費は高いもののレベル上げ費を削減できる
(1匹あたり38540-12000=2万6540円カット

よって、経費削減のため準伝説・伝説のポケモンを多く採用する。

残金が少ない以上、まともな努力値振りは見込めない。
今回は、最も汎用性の高いHPに努力値を振り、攻撃面はギミックと集中攻撃で補う方針にした。

素早さに振っては火力・耐久共に足りなくなる。
耐久を落とせば、S操作が整わずに攻撃できない盤面が増えると判断した。

鈍足を生かすため、構築方針はトリックルーム軸
氷技の一貫を狙えて自身もトリルが使える白バドレックスを主軸とした。

バドレックスの相方として、鋼や水に強く地面を誘えるディアルガを採用。
鋼や水に強い伝説として他にはパルキアやゼクロムが挙げられるが、耐性の多さを重視してディアルガとした。

火力が低い構築で対等な試合をするには、こちらの耐久が高い事が大前提となる(ツボラキやとぐろをまく軸が分かりやすい)。

その点、ディアルガは耐性だけでなくダイマックス技で味方の耐久も確保できるため、本構築に適任であった。

この2体は共に晴れ構築が重いので、雨ふらしによる補完としてペリッパーを採用。
同時に地面技の一貫を切りつつ、ウーラオスへの打点も確保する。

残りは、水タイプへの打点としてゴリランダー
対ザシアン、黒バドレックスを見越してガオガエン

最後に、相手の積み技対策と経費削減のためメタモンを採用し、構築が完成…するはずだった。

それがこうなった。

個別解説

白バドレックス

性格:いじっぱり
持ち物:ラムのみ(80円)
努力値:H252のみ
捕獲費:0円(マスターボール 支給品)
レベル上げ費:0円

技:
ブリザードランス(0円)
すてみタックル(0円)
剣の舞(0円)
まもる(技マシン)

計80円

駄菓子屋で売られていてもおかしくないお値段。お菓子だけに

きんちょうかんしろのいななきという2つの特性での火力補強ときのみ封じでこちらの火力不足を補い、氷技の一貫でダメージを取る貧乏人の矛

これほどのスペックを誇りながらも、遠足のおやつに持っていける程リーズナブルな点も魅力的だ。

元々剣の舞ではなくトリックルーム(5万円)が入っていたが、経費削減のためボツとなってしまった。

ポイントアップ(10BP=5万円)が高値すぎて使えないため、ブリザードランスのPPに注意する。

ディアルガ

性格:ひかえめ
持ち物:こんごうだま(0円 支給品)
努力値:H252のみ
捕獲費:1万6000円(ハイパーボール×20)
レベル上げ費:0円

技:
ラスターカノン(0円)
りゅうせいぐん(0円 無料の教え技)
げんしのちから(0円)
まもる(技マシン)

計1万6000円

高級スキンケアセットくらいの値段。贈り物にH振りディアルガを選ぶ時代がくるかもしれない。

耐性を生かして攻撃を受け流す、貧乏人の盾。
バドレックスの耐久を補強し、ブリザードランスの試行回数を稼ぐ立ち回りが基本となる。

相手のホウオウ対策に岩技を仕込んでいる。
パワージェムでもさほど確定数が変わらなかったので、10%で神になれるげんしのちからを採用した。

経費削減のため、竜技は「ときのほうこう」ではなく「りゅうせいぐん」を採用している。

※ときのほうこう習得にはレベル上げ費(Lv70→Lv88)14万1000円が必要

ペリッパー

性格:ひかえめ
持ち物:しんぴのしずく(0円 支給品)
努力値:H252のみ
捕獲費:200円(モンスターボール×1)
レベル上げ費:4万1560円(Lv1→50)

技:
ぼうふう(0円 キャモメLv45)
みずのはどう(0円)
まもる(技マシン)
なきごえ(0円)

計4万1760円

食器洗い乾燥機くらいの値段。低気圧も付いてくる。

対晴れパ専用。相手グラの地面技に受け出すべく、浮いてるあめふらしとして採用。
少しでも火力を上げるべく、安いアイテムの中でしんぴのしずくを持たせた。

なきごえ」は、こちらのペリッパーに対してグラードンを後出しされるタイミングで使用。主に後続の負担を減らすべく採用した。

ガオガエン

性格:ゆうかん
持ち物:オボンのみ(80円)
努力値:H252のみ
捕獲費:200円(モンスターボール×1)
レベル上げ費:3万8340円

技:
フレアドライブ(0円 ニャビーLv36)
DDラリアット(0円)
いばる(0円)
ねこだまし(0円)

計3万8620円

インコやウサギくらいの値段。威嚇してくる。

構築の潤滑油。トレーナーが安月給でも、その実力は健在いかく+ねこだましのサポートに加え、対ナットレイも担う。

いばるを無料で覚えられるため、ラムのみ持ちバドレックスとのギミックで火力サポートもできる。

カプ・ブルル

性格:ゆうかん
持ち物:フィラの実(80円)
努力値:H252のみ
捕獲費:1万6000円
レベル上げ費:0円

技:
ウッドハンマー(0円)
自然の怒り(0円)
メガホーン(0円)
まもる(技マシン)

計1万6080円

米沢牛200gとほぼ同じ値段

ここまでで手薄な水タイプへの打点を担う。

元々ゴリランダーが入っていたが、予算オーバーになったためカプ・ブルルを採用した。

ドラゴンの一貫を切れたり、ウーラオスやサザンドラに立ち向かえたりとメリットがめちゃくちゃ多かった。

悪技半減がとても頼もしく、イベルタルに対して飛行技を強制させる動きをよくしていた。

ヤレユータン

性格:なまいき
持ち物:ばんのうがさ(0円 支給品)
努力値:H252のみ
捕獲費:200円
レベル上げ費:5万2060円

技:
さいはい(0円)
サイコキネシス(0円)
まもる(技マシン)
トリックルーム(0円)

計5万2260円

子育て世代への特別給付金とほぼ同じ値段。子守はできそう。

特大ガバ(トリックルームの値段計上忘れ)の穴を埋めるべく採用された。

トリックルームをLv50以下で自力習得・ゴースト技無効・高耐久を両立する奇跡のポケモン。

実は伝説と同じ経験値タイプなので、レベル上げ費がめちゃくちゃ高い

雨下カイオーガの猛攻を耐える確率を上げるべく、ばんのうがさを持たせた。

費用合計

バドレックス/80円
+ディアルガ/1万6000円
+ペリッパー/4万1760円
+ガオガエン/3万8620円
+カプ・ブルル/1万6080円
+ヤレユータン/5万2260円
+1万円(まもる購入費)
+5万円(パワーウエイト購入費)

=22万4800円<給料22万5864円

立ち回り・選出

VSカイオーガ軸

先発:カプ・ブルル+ディアルガ
控え:バドレックス、ヤレユータン

とにかく初手カイオーガを引かせ、ヤレユータンの安全を確保する。

相手にナットレイがいる場合、ガオガエンを選出して神に祈る。

VSグラードン軸

先発:ガオガエン+ヤレユータン
控え:バドレックス、ペリッパー

初手ガエン→ペリッパーに加えて、即ガエン出し。
とにかくグラードンに2回威嚇を入れ、ヤレユータンの安全を確保する。

VSイベルタル軸ビートダウン

イベルタルは悪技を覚えていないので、ヤレユータンの安全は確保できている。

VS白バドレックス

先発:ガオガエン+ディアルガ
控え:バドレックス、ペリッパーorヤレユータン

威嚇を入れつつ、ディアルガのダイスチルで耐久を確保して耐える。

相手の10万円(弱点保険)発動を見守る貧乏構築

戦績・考察

戦績は8勝10敗 勝率44.4%でした

禁止伝説2匹の環境なだけあって、火力差が大きかった事が原因と考えられる。

相手だけがいのちのたまやこだわりアイテム(12万5000円)を使ってきた事も低勝率に拍車をかけた。

レート環境にいるトレーナーは高額アイテムをふんだんに採用できるような金持ちまみれである事が分かった。

また本企画を通じて、なぜ私の給料が安いのかを痛いほど理解してしまった
社会人の闇に接触するため、ここでは言及を控えさせていただきます。

最後に、読者の皆様、特に学生さんへいくつか。

  • 夢の追い方にも気をつけろ。たとえ技術や実績が素晴らしい会社でも、給料が低いなら組織が腐っている環境作りをないがしろにするな
  • 建設業(クソデカ主語)はやばい

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

ではでは。

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