【サンムーン】ハッピータイムZデリバードを使いたかった




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はじめに

ハッピータイムZ。

それは全能力を1段階アップさせる凄く強い積み技。

カビゴンやらエーフィやらポリゴンZやら他の全能力1段階アップ勢は強い。

そこでなんかデリバードもハッピータイムZをしたら強いんじゃないかと思い立った。

なんとデリバードもハッピータイムを使うことができるのだ。

かつて存在したという伝説のルール、トリプル。

その大会クリスマスカップで古代の金貨と共に配布されたデリバードで大活躍を……

 

……いやごめん。嘘。

なんかJCSに向けて考察を手伝ってもらっていたら考察を手伝ってるんだからこのポケモン使ってよとか言われてハッピータイムデリバードを渡されてしまったという現状がある。

その後でデリバードが強そうな理由を後付けしようとしたら上記の内容が出てきたわけだが流石に嘘過ぎてこれはこのまま続けられない。

そこでハッピータイムデリバードのその弱さについて考察をしていこうと思う。

ハッピータイムデリバードが弱い理由

なお、通常デリバードは普通に使える水準にあるポケモンである。

猫騙しやら凍える風やらを使えて地面無効の氷打点はオンリーワンの存在。

ハッピータイムデリバードとは話が違うのだ。

ではここでハッピータイムデリバードの何が弱いかについて詳細に解説しようと思う

 

1.ステータスが低い

まずデリバードの配分を考えようと思う。

仮に臆病HS全振りでハッピータイムを使うものとする。

素のステータスは152-67-65-85-65-139である。

これに全能力が1段階上がったとして152-100-97-127-97-208

既に暗雲が立ち込めている。能力上昇の恩恵を受けるために努力値を他の所に回したとして焼け石に水なのがすぐにわかる。

では同タイプの伝説のポケモン、フリーザーを臆病CS振りであるものとして比較しよう

165-94-120-147-145-150

うむ。微妙だ。

 

さて、やりたくないがこの微妙だと感じるフリーザーと覚醒デリバードを比較してみよう

 

デリバード 152-100-97-127-97-208

フリーザー 165-94-120-147-145-150

 

素早さしか勝っているところが無いし、フリーザーがスカーフを持てばそれすらも逆転する。

フリーザーは決して弱いポケモンではない。腐っても伝説のポケモンである。

だが弱くないだけであり決して環境に食い込めるほどではない。

だがハッピータイムデリバードという存在はこの高速化しインフレした環境で「Z技」という1試合に1度しか使えない技を使い。

全能力を上げてもなお環境に食い込めない程度しかない素のフリーザー以下の性能しか発揮できない。

そう、それがハッピータイムデリバードという存在だ。

 

2.優秀な遺伝技を使えない

だが待て、フリーザーは拘っている。

デリバードはZ技を使っているが拘ってはいない、差別化可能であると主張する人もいるだろう。

確かに差別化は可能だ、だが差別化してもだからどうしたとしか言いようがないのだ。

 

では遺伝技を使わないデリバードの技がどれだけ貧弱か紹介するとしよう。

 

ドリルくちばし、冷凍ビーム、めざめるパワー、瓦割、凍える風、シグナルビーム、水の波動、種爆弾、ダストシュート

 

以上である。

鋼がどうにもならないとか色々と言いたいことがあるがまあとにかく残念だ。

では遺伝技には何があるか。

 

猫騙し、氷の礫、フリーズドライ、道連れ

 

少なくとも優秀な猫騙しを覚えるしフリーズドライだって使えるし道連れもある。

だがこの4つの技がハッピータイムデリバードでは使うことができない。

地震が無効の猫騙しで催眠に強いというオンリーワンを一切活用することができないのだ。

 

しかもよりによってプレシャスボール。

選出した瞬間にこれらが無いことが分かる。どうしろというのだ。

終わりに

お分かりいただけただろうか?

このハッピータイムデリバードという存在はとにかく弱いのだ。

ハッピーなタイムが訪れるのはデリバード本人と対戦相手だけである。

 

私はどうやってもこのハッピータイムデリバードを生かす道が思いつかなかったので、是非ともこの記事を読んでいる方々に……

ハッピータイムデリバードが活躍する手段を見つけてほしいものである。

 

おまけ

どうしても使いたいというのならSを130族抜きとしてAC調整を行った。

ハッピータイムZ/ふぶき/ダストシュート/めざめるパワー(?)がおすすめだと思われる。

少なくともカプ・コケコを抜いてダストシュートという強みを感じられるかもしれないし。

吹雪やめざめるパワーでなんかほんのり強い空気を醸し出せるかもしれない。




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この記事を書いた人

ここでは黒と名乗っていたようだが中の人は喰い断⑨。
WCS2017日本大会でベスト4となり対戦理論の紹介に説得力が増したらしい。
最も本人は自分のプレイングを一切信用していないため運要素を最重要視したゲームメイクを好む。

色々あった結果喰い断の名を明らかにした。


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