【ポケモン・サンムーン】性格まじめ(無補正)のポケモンについて真面目に考察してみた

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しゅふぁ

バトレボ時代「浪漫の旅」というギミック系のポケモンバトル動画を投稿していた老害。今ではもうワシもジジイ!というオーキドの言葉が胸に突き刺さる

※本記事は代理投稿となっております。

はじめに

みなさんは「まじめ・てれや・がんばりや・きまぐれ・すなお」のいわゆる「無補正」の性格を知っていますか?

おそらくストーリー中や厳選中に見たことがあるため、ほぼ全員が知っていると答えるでしょう。

では「実際に対戦で使っていますか?」という質問になるとどうなのでしょう。

おそらく「使ったことがない」「使うわけがない」という意見が多数だと思います。

また、構築記事に突然「無補正」とだけ書かれていても、「なんで無補正なんだ?」と疑問に思われる方がいるかと思います。

そこで、本記事では無補正性格のポケモンが使われない理由と、無補正の性格が一番効率の良いステータスになる特別な状況を説明していきたいと思います。

どうして無補正性格が使われないのか?

主に考えられる理由は3つです。

1.無補正以外の性格のほうが基本的には数値が一番高くなる為

まじめなど無補正以外の性格は、上がりやすい能力(1.1倍)と上がりにくい能力(0.9倍)の補正があり、また好きな味・嫌いな味の木の実が存在しています。注目するのはこの補正です。

例えば種族値が100と均等になっているミュウの場合、どの種族値を尖らせても合計は同じとなります。

ですが、種族値が均等なポケモンばかりではありません。例えばヤドラン。

ヤドランは95-75-110-100-80-30という種族値で、Bが110であるのに対してSが30と低いです。

それなら、Bに補正をかけてSを下げる…という工夫をするだけで種族値を最大限活かせます。

表:無補正およびのんきにおける6V個体ヤドランのLv50時実数値(努力値無振り)

性格 無補正 のんき
HP 170 170
こうげき 95 95
ぼうぎょ 130 143
とくこう 120 120
とくぼう 100 100
すばやさ 50 45
合計 665 673

 

2.補正をかけないと実現不可能な数値がある為

代表的なのは素早さで、「スカーフを持たせて〇〇抜き調整」「最速で〇〇」、他にはSの個体値を0にしてマイナスの補正をかけることでの「最遅調整」といったものです。

表:無補正B振りヤドランとのんきS0B振りヤドラン

性格 無補正 のんき
HP 170 170
こうげき 95 95
ぼうぎょ 162 178
とくこう 120 120
とくぼう 100 100
すばやさ 50 31

また、最大火力についても補正がないものとあるものでは単純に1.1倍も違ってきます。
これは「ちからのハチマキ」や「ものしりメガネ」といったアイテムを常に持たせているかどうかぐらいの差が出ます。

この差を例を出して説明すると意地っ張りサワムラーがHP振りメガガルーラを一撃で倒せるのに対し、ようきサワムラーは50%の確率でしか倒せないと言った違いが出ます。

メガガルーラをどうしても一撃で確実に倒したいという思いがある方にとってはこの差は大きいですよね。

ちなみにサワレヒレのサワムラーはメガガルーラを一撃で倒すことよりも、すいすいキングドラを抜かすことを優先して調整しています。

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3.全てのステータスを使うわけではない為

よくある例が、物理アタッカー(受け)、特殊アタッカーという区別です。

先ほどのヤドランを例にすると、A種族値よりもC種族値のほうが高いため、特殊アタッカーとした方が数字の高さや補正を活かせます。

マイナスの補正もAか、トリックルームを使う前提でSにかけることでポテンシャルを発揮します。

また、ラッキーは種族値が250-5-5-35-105-50という尖った配分になっており、使われる物理技もダメージ固定の地球投げぐらいです。

それなら使われないAにマイナスの補正をかけてしまうのが一般的です。

また、苦手な味の木の実を食べたときに混乱するというデメリットですが、あえて持たせなければ混乱が発動することがありませんので、デメリットとは言い難いです。

無補正の為の条件

では両刀型のゲッコウガなら無補正でも活躍の場があるのでしょうか?

残念ながら、両刀ゲッコウガでもSに補正をかけて、BもしくはDにマイナスの補正をかけた方が強くなります。

理由は1つめの種族値の偏りと、2つめの補正をかけないと実現不可能な数値があるためです。

一般的なゲッコウガは相手の上を取って、畳みかけるポケモンです。

「攻撃は最大の防御」を体現しており、仮想敵がいなければ耐久に割くよりもAやC・Sに割いた方が強くなります。

また、最速でないと上を取れない敵も多く、例えば最速ボーマンダの上を取ろうとすればこちらも最速である必要があります。

以上のことから、無補正でないといけないポケモンは、

  1. 体力・攻撃・防御・特攻・特防・素早さをフルに使うポケモン
  2. なおかつ補正が必要でないが、一定の水準まで必要とするポケモン
  3. それ以外の性格では劣化もしくは実現できない

という厳しい3つの条件が課せられます。本当にそのようなポケモンは存在するのでしょうか?

………います

まず1匹目がランドロスです。

ランドロスというポケモンは、一般的には高いAを活かして物理一本で活躍するポケモンです。

しかし唯一実用的な物理地面技である地震が味方を巻き込む技であるため、打ちたくても使えないという局面がありました。(今はZ技という方法がありますが)

そのため、次点として威力の高い、単体地面技であった大地の力に注目が集まりました。

いわゆる両刀ランドロスです。

以下、実際に自分が6世代で使ったときのデータを引き起こしてきたものです。

ルール想定はダブル/トリプルとなっています。

参考元となった配分
実数値:195-148-120-137-122-113
性格:ひかえめ 
配分:H244 B80 D172 S12(めざ氷、VUUVVV個体)
持ち物:とつげきチョッキ

167-170大地の力でギルガルド確定二発

A-1段階146ファイアローの鉢巻ブレイブバード 確定3発

222ギルガルドのシャドーボールほぼ三耐え(最高乱数×2+乱数上5つなら落ちる)

準速61族抜き

実際の配分
実数値:195-165-110-135-122-113
性格:まじめ
配分:H244 C80 D172 S12 (めざ氷、VUUVVV 個体)
持ち物:とつげきチョッキ
技:だいちのちから/めざめるパワー(氷)/いわなだれ/はたきおとす(とんぼがえり)

上記の参考元の調整を活かしつつ

153-91ファイアローをダブルダメージ岩雪崩で確定1発

珠ルンパッパの補正あり冷凍ビーム 確定耐え

チョッキ込みでC232リザードンYの晴れ下炎の誓い+草の誓い 確定耐え(82%〜97.4%)

見て頂いてお気づきかも知れませんが、A+17 B-10 C-2
とトータルで見るとまじめランドロスの方が実数値が高くなります
(パーティの都合でBを最低限まで落としましたが、これでも問題はありませんでした)

実数値の高さとめざ氷をウリに面接に臨むまじめランドロス君の図

 

他の性格で無補正のランドロスの配分を再現しようとすると、

しんちょうランドロス(H244 C180 D84)
195-165-110-133-122-111  C-2 S-2

おだやかランドロス(H244 A104 C76 D84)
195-160-110-135-122-111  A-5 S-2

いずれも数値が劣化してしまいます。

では「意地っ張りにすればいいのでは?」という意見があるかもしれません。

ですが、「167-170ギルガルド確定二発」という条件を満たすためにはC135という値が必須となるために、前提条件を満たせていません。

上記の調整は6世代のものなので一考の余地はありますが、無補正ランドロス自体は構築に求める要素によっては採用価値があると思われます。

以下のリンクは無補正ランドロスを採用されたPTの例です。

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このように、振り方や調整相手によっては無補正でなければ実現できない場合もあります。
他の例では、ガルーラも存在しています。

まじめガルーラ
メガ前:187-116-100-90-124-104
メガ後:187-146-120-110-144-124
(52-4-0-236-188-28)
おんがえし がんせきふうじ れいとうビーム だいもんじ

メガリザードンYの臆病オーバーヒート上2つ切って耐え
れいとうビームで無振りガブリアス 乱数1発(急所考慮して95%)
準速キノガッサ抜き抜き
岩石封じ+おんがえしで無振りカプ・テテフを倒せる
引用元:水ロトムガチアンチョク「まじめガルーラ」

こちらも、必要な水準を満たそうとした場合に他の性格では実現できないという例です。

他にも、種族値が平たい、一時期噂となったテッカグヤなどが無補正での採用が考えられるポケモンです。

どのような仮想敵を選ぶかによって配分や必要な数値は変わってくるため、まだまだ考える余地があるといえます。

おわりに

”無補正の性格は必ず弱くなるというわけではなく、一定の要件を満たせば無補正のポケモンでも活躍の機会がある”ということが少しでも知っていただけたと思います。

今でも「無補正 ポケモン」で検索すると無補正=弱いというレッテルが貼られていることが多く、ちょっと悲しかったりします。

少しでもレッテルがなくなること、また柔軟な発想に繋がればと思い今回はまじめな(?)記事を書かせて頂きました。

何かの参考になれば幸いです。

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