【INC April】エルフジュラルスタン【ポケモン剣盾】




目次

はじめに

先日行われたINC Aprilで自己最高レート1808を更新できたので記録を残そうと思います。

今回の構築はほかのプレイヤーの既存構築を参考に作ったアレンジ構築となっておりますが、自分なりの採用理由や考えを細かく書いたのでぜひ楽しんでいってください。

構築経緯

2月のINCは忙しくポケモンに専念できなかったので、今度のINCは専念しようと3月初めから構築を練り始めました。

初めは叩きパを練習していましたが、うまく使いこなせずに断念。

このときにパーティーに採用していたひかえめ玉ジュラルドンと中速ポケモンが使うトリックルームが強かったためこれを軸に再構築。

その構築でランクマ3桁順位を維持できたのでINCに持ち込もうと用意していました。

しかし、3月下旬の仲間大会で勝率5割ほどだったのでこのままいくか数日迷った結果変えることを決意。この時にはもうINC1週間前でした。

今までは自作構築で行っていましたが結果が出なかったので自分には構築力がないと自覚して他のプレイヤーの構築をもとに作ることにしました。

ですが、ひかえめ珠ジュラルドンには絶対の自信があったのでそれを軸にできそうな構築を探しました。

そしたら数か月前の海外大会での優勝構築があったのでレンタルして潜ったところ驚くほど現環境でも通じたのでこの構築をアレンジしてINCに挑むことに決めました。INC1週間前でしたが、わずか数日で自己最高の94位も達成したので信頼度は十分でした。

個別解説

ジュラルドン


性格:ひかえめ
努力値:H4 C252 S252
実数値:146-×-135-189-70-137

ダイマが切れた後も行動することを考え安定打点のラスターカノン、ダイマ時に落とせる相手が増えるためりゅうせいぐんを採用。

トリパを止めるときやバークアウト、壁での対策を許さないダイアークを打ちたかったのであくのはどう。

電気技はダイマックスしたミロカロスやラプラスをうそなき込みで無理やり倒すためのかみなりにしました。

控え目で命の玉を持たせた場合のダメージですが、

ダイドラグーン

  • H157D127ロトムを高乱数153~181ダメ(81.2%)
  • H252D110ガオガエン低乱数1発(18.7%)176~208ダメ
  • H390D102ダイマドラパルト高乱数1発(87.5%) 382~452ダメ
  • H290D70ダイマジュラルドン高乱数1発(75.0%)

ダイスチル

  • H202D150ニンフィア確定1発 242~289ダメ
  • H192D183HD特化トゲキッス確定1発 198~237ダメ
  • H207D180砂下バンギラス高乱数1発(81.2%)203~242ダメ
  • H177D85輝石ピッピダブル光の壁込み確定1発 189~225ダメ

うそなき+ダイサンダー

  • H474D57巨大ラプラス高乱数1発(75.0%)455~536ダメ
  • H202D145ダイマミロカロス低乱数1発(31.2%)179~213ダメ

ダイサンダー

  • H192D148トゲキッス中乱数1発(50.0%)
  • H187D136アシレーヌ確定1発190~226ダメ
  • H205D105アーマーガア確定1発 247~291ダメ

このようにジュラルドンの攻撃を耐えると思って居座ってくる相手に大ダメージを与えることができ、うそなきを合わせることでほとんどのポケモンを倒せます。

調整は特になくCSぶっぱです。持ち物は速効性の火力が出せるので弱点保険ではなく命の珠にしました。

また、チョッキではダイマックス中に勝負を決められないので採用を見送りました。

エルフーン


性格:おくびょう
努力値:H252 C4 S252
実数値:167-×-105-98-95-184

構築に中速のポケモンが多いので相手の上をとるためにおいかぜ。最高火力で追加効果のCダウンがうれしいムーンフォース。無理やり相手を倒すためのうそなき。構築できついドリュウズ相手の対策としてあまえるを入れました。

現環境に使用者があまりいないことが幸いしたのか甘えるを警戒する相手は一人もおらず、ダイマックスをする物理エースに刺さった試合が多かったです。

基本的にジュラルドンと並べるのでこの指要員がいても隣にうそなきやあまえるが通りやすいです。

調整はエルフーンミラー時50%で勝つために最速。なるべく居座ってほしかったのでHに多く努力値を割きました。

耐えた場面も多くてよいのですがCに割きたい場面もたびたびあるので迷いどころです。

持ち物はH振りでも一撃で倒されることもあるため持ち物は気合の襷です。

リザードン


性格:ひかえめ
努力値:H4 C252 S252
実数値:154-×-98-177-105-152

バクアウインディが減ってきたので、火力を求めて性格をひかえめにしました。

技構成は攻撃的にだいもんじ、ぼうふうを採用しました。ソーラービームは使う機会がなかったので変えても大丈夫です。

ダイマックス後にも動かしやすいようだいもんじですが、すぐに倒れるのでブラストバーンでもよさそうです。

リザードンは攻撃を受けやすいのでまもるは必須と考えてます。

環境にひでり持ちが増えてきたのでただ乗りを狙って特性はサンパワーです。

調整は特になくCSぶっぱです。持ち物ですがリザードンを使う以上岩技がどこから飛んでくるかわからないのでヨロギを持たせました。

試合では主にリザードンミラーに出します。それ以外に出すことはほぼないです。どうしてもジュラルドンを出せない時ぐらいです。

また、出す試合は全てダイマックスさせます。リザードンを使えばわかるのですがどのパーティーも絶対対策しているので意味不明な技でよく倒されるので注意しましょう。

ローブシン


性格:いじっぱり
努力値:H212 A252 S44
実数値:207-211-115-67-85-71

能力値低下を嫌ってドレインパンチ。環境に増加していたゴースト対策のしっぺがえし。またダイアークが構築に特殊が多いので相性がいいです。

ミロカロスがジュラルドンだけでは対策不十分だったのでかみなりパンチ。またトゲキッスにも刺さります。最後に先制技で相手を縛るマッハパンチです。

特性はおにびを撃たれることが減ったため、恩恵を受ける技が多いてつのこぶしで採用しました。

追い風時に準速ロトム、およびそれ意識の調整を抜かすために少しSに振っています。あと少しのばせば最速81族を抜けるようになるため再考が必要です。

持ち物はチョッキを持たせると大体の攻撃を耐えてくれるためチョッキを採用しました。

トゲキッス


性格:ずぶとい
努力値:H252 B132 S124
実数値:192-63-145-140-135-116

ねむりごなを使う草タイプを倒すためのエアスラッシュ。味方を守るこのゆびとまれ。瞬間火力を出すてだすけ。相手のダイマックスを流すあくびを採用しました。

特性ですが急所にあたってもおいしくないダメージだったのできょううんにするメリットがなく、エアスラッシュで怯みを狙えるてんのめぐみにしました。

Sは無振りウインディ意識ですが他にも多くの中速ポケモンを抜けるので妥当なラインだと思います。物理環境なのでBを厚めにしましたが出す試合は眠り粉カットのことが多いのでDに振るのもありです。

選出率は低いですが出す試合は活躍してくれました。持ち物には状態異常耐性枠としてラムのみを持たせました。

ブルンゲル


性格:ひかえめ
努力値:H4 C252 S252
実数値:176-80-90-150-125-112

最高水打点のしおふき。トリル要員とゴースト意識のシャドーボール。バンギラスやドサイドンの保険発動を嫌うときに使うちからをすいとる。最後にスイッチパーティーとしても動けるようトリックルームを採用しました。

ちからをすいとるはいかく代わりにも使えたり、味方に使って体力回復をして勝った試合もあるのでいろいろ便利です。しかし使うタイミングしだいで負けに直結するのでよく考えて使いましょう。

調整はカシブ込みで物理ドラパルトの珠ダイホロウ確定耐えラインまで耐久に回して余りを配分しました。火力が微妙に足りないためもう少しだけCに振ったほうがいいかもしれません。

特性は水タイプ意識でちょすいも考慮しましたができることがない、じばくは少ないので対策の効果が薄くしめりけは意味がない、ということでのろわれボディにしました。ダイマ相手に出すことが少ないので効果的に発動する機会が多かったです。

持ち物はカシブです。カシブをもたせることでかげうち圏外になって救われることが多いので便利でした。変えるならナモ、リンド、ソクノの実等の半減実がいいと思います。最終試合ではブルンゲルがダイマして勝ちました。サポート要員なので盲点になりがちですが柔軟に対応しましょう。

選出

基本選出

先発 エルフーン ジュラルドン
後発 ローブシン ブルンゲルorトゲキッス

基本的に初手ジュラルドンダイマックスで攻めていきます。ブルンゲルがどうしても出せない場合にトゲキッスを出します。この初手でほぼすべての構築に対応できるので迷ったらこれで行きます。

対ドラパルト+α

1ターン目 追い風or隣に甘える+ダイスチルドラパルト方向。

ドラパルトは大体フェアリーに交代するためです。1ターン目以外も裏にフェアリーがいない時を除き基本的にダイドラグーンを押すことはありません。
交代せずにダイマックスで来たとしても被害は少ないです。また相手次第ですが大体の構築は半分ほどドラパルトの体力を削れます。

2ターン目 ドラパルトの隣に集中

1発攻撃を当てればダイドラ圏内に入るので倒されることを嫌ってダイウォールを押されることが多いので隣を落とします。動かれても急所以外は耐えるので無視安定でした。
トゲキッス以外全員抜群技があるのでドラパルト構築は一番勝ちやすい構築です。

対ウォーグル+α

1ターン目 うそなき(手助け)+ダイサンダーをウォーグル集中
まけんきでA2段階上昇しますが気にせずに撃ちましょう。ダイナックルがきてもジュラルドンは余裕で耐えます。エルフーンにダイジェットが来た場合は爆アドです。
となりの猫だましで止められそうな場合はトゲキッスの手助けから入りましょう。

対バンドリ

1ターン目 甘えるドリュウズ方向 ジュラルドンローブシン引きorブルンゲル引き
2ターン目 追い風 ドレインパンチドリュウズ方向orちからを吸い取るバンギラス方向

多くのドリュウズはダイマックスするので3ターンを簡単にしのげます。
最初はダイスチルをバンギラスに打っていたのですが危なげな勝ちで怖かったので最終日にこれにしました。よって、まだまだ未実証な部分が多いです。

対サマヨール+ミロカロス

1ターン目 うそなきダイサンダーミロカロス集中

ミロカロスは多くの場合引かないので安定します。サマヨール集中で落とせますが挑発警戒で一度引かれたので微妙かと思います。
エレキフィールドを設置できるので、もしミロカロスに引かれてもローブシンにつながります。
倒せなくても乱数次第で玉ダメでミロカロスが落ちることもあります。倒せれば爆アド、倒せなくてもリカバリーがきくので30%にかけるメリットは十分にあると思います。

2ターン目(ミロカロスが落ちなかった場合) ローブシン出してどちらかに雷パンチ

サイチェンに怯えた動きになっています。ブルンゲルはミロカロスが最遅の場合先に倒されるので出せない…とINC中思っていました。余裕で耐えるので出せます。潮吹きでサイチェンも無視できます。つまり正しいのは
2ターン目 ブルンゲル潮吹き
です。INC中に気が付かなかったので残念です。苦手パーティーだったので気づいていれば勝率ももっと良くなったかと。

対ドリュウズ+トゲキッス

甘えるドリュウズ方向 ダイサンダートゲキッス方向

相手が引くならトゲキッスなので鋼技を半減受けすると思うので等倍打点で削ります。引かない場合はリリバ持ちが予想されるのでダイサンダーで吹き飛ばしましょう。

対ロトム+α

1ターン目 エルフーン何か ダイドラグーンロトム方向

ロトムが悪だくみか何かで居座ってくるので不意を突いて倒しましょう。倒せなくてもダイマックスはできない体力なので問題ないかと思います。

対叩きパ

1ターン目 甘える叩かれ方向 ダイスチルorダイドラグーン叩き方向
2ターン目 叩き方向集中
3ターン目 甘える+トリックルーム

なんとか叩かれ役を弱体化させながらトリックルームへの展開に希望をかけます。すぐにジュラルドンが倒されますがダイマックスを惜しむと負けてしまいます。

対コータス+フシギバナ

先発 トゲキッス+リザードン
1ターン目 トゲキッスこの指 獄炎フシギバナ方向

トゲキッスで催眠カットしながらフシギバナを倒します。

対コータス+リザードン

先発 トゲキッス+リザードン
1ターン目 あくびリザ方向or手助け ダイウォールorダイジェットリザードン方向

あくび+ダイウォール選択はハイリスクハイリターン、手助け+ダイジェット選択は安定択ですが、その後の展開が相手の後発依存になりがちです。
エルフリザで出したほうが有利ですが、バナコータスできた場合に催眠がつらいので安定を考慮して出していません。

2ターン目(あくび+ダイウォール)
トゲキッスこの指とまれ リザードンダイジェットコータス方向

相手リザードンが寝る間に隣のポケモンを倒し切ればいいので簡単に勝てます。

対キュウコン+リザードン

先発 トゲキッス+ブルンゲル
1ターン目 トゲキッスこの指とまれ ブルンゲルトリックルーム

コータスがいないのでトリックルームから攻めることができます。

2ターン目  ローブシンダイサンダーリザードン方向 ブルンゲル潮吹き

速めにリザードンを倒したいので落としに行きます。そのあとはダイアーク+潮吹きで行ったりダイナックルを打ったりご自由に。

対ドラパルト+セキタンザン

先発 エルフーン ローブシン
1ターン目うそなきドレインパンチセキタンザン集中

ドラパルトの波乗りで半分ほど削ってくれるのでドレインパンチで倒せるようになります。ブルンゲルを出すとダイソウゲンが飛んでくる可能性があるので出しません。

感想

初手エルフジュラルドンでほとんどのパーティーを対処できたのでプレイングが安定して勝つことができました。

しかし、INCは連勝が求められるので安定択をとるために消極的な出し方をせざるを得ないのが気になりました。時間があれば他の初手も検討でき、より良い構築に仕上がったと思います。

今の環境にジュラルドンがそもそも少ないですが控え目珠ジュラルドンは環境に多くいるポケモンをメタれるので使ってて頼もしかったです。

結果

34勝-11敗
最高&最終レート1808
最終日はとんでもない緊張に襲われましたが、勝てたので良かったです。

 

まとめ

前回のINCはやる気と時間がなく1485で終わったり、4月でやっと初2桁到達したり全然実力がないと思っていたので今回の結果はすごくうれしいです。

一年前のINCもスカーフオーガ構築で当時の最高記録を更新していました。

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どちらの構築も他のプレイヤーの構築のアレンジだったので一から作るよりもアレンジするほうが向いているのかもしれません。いろんな構築からアイデアを得ることもポケモン対戦をやるうえでは重要だと思います。長くなりましたがご覧いただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

サンルールからダブルをガチリ始めた初心者です。あと一年早ければシニアで予選に出れたので勿体無いと思っています。これからダブル頑張りたいです。

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