はじめに
ポケモンチャンピオンズでは一定の条件を満たすと称号がもらえるが、その中の一つに特定のポケモンを選出した上で100勝することが条件の「◯◯はかせ」がある。
SNS上でも博士号を取得した報告が上がっており、自分も何かしら変わったポケモンで称号を獲得したくなった。
チャンピオンズで使えるポケモンのリストを眺めて目についたのが…

ポワルン。かわいいね。対戦特化ゲームの初期実装組になぜ選ばれたのか不明だが、「ポワルンはかせ」の取得を目指して励むことに。
ポワルンについて
ポワルンが最後に出現したのはBDSP、リメイクを除くとウルトラサン・ムーンなので、まずはチャンピオンズでどう変わったかを調べてみることに。
種族値は変わらずすべて70、特性もてんきやで変わりはない。 一応てんきやの効果でこおりタイプになった際に、ゆきの防御上昇効果を受けられるようになっている。
技についてだが、チャンピオンズではポケモンごとに対戦への影響が大きいものが覚えられないように調整されていたり、過去作で教え技だったものの一部が覚えられなくなっている。
さて、チャンピオンズでポワルンはてんきポケモンの分類の通り各種天候変化技を覚えるほか、元々専用技だったウェザーボール、ふぶきやだいもんじ、ハイドロポンプといった特殊の高威力技を扱える。
一方で過去作の教え技のおいかぜや、遺伝技のクリアスモッグやかなしばりといった対戦で有用な技を失っている。ポワルンが何をしたというのだ
以上を踏まえると天候に乗じて高威力の技をぶっ放すのが良さそうに思えるが、いくら環境がデフレしているとはいえ、ユキメノコと同じ耐久でS70と対して速くない足、メガシンカ前のチルタリスと同じとくこうでは一匹と相打ちどころか一瞬でやられるか後回しにされて周りから崩されるのが目に見えている。
アタッカーは難しそうなのでサポーターとしての道を検討することに。
天候変化技の他に有用そうなものは、でんじは、こごえるかぜ、メロメロ…
以上である。どないせいっちゅうねん
アタッカーの道より厳しそうに思えるが、とりあえず殴れる天候変化要員として起用してみることにした。
…がこれがとんでもなく弱かった。
ポワルンが相手にかける圧がないため放置されがちで、隣を狙われ続けてパーティ崩壊となってしまった。
ポワルンが狙われたら狙われたで早々に3対4の数的不利を押し付けられるため、やはり勝つことが難しくなってしまう。
なによりサポートをするなら、いたずらごころ勢にあまごいなどを仕込んだ方が強いということに気がついてしまったので、あえなく解散と相成った。
肉体改造との出会い
このまま諦めるのも癪なので他に手立てがないか調べてみることにした。 どうもポワルンはチャンピオンズ環境で唯一、コスモパワーとガードスワップを両立できるらしい。 強いかどうかは別として、ポワルンの独自性を活かせそうなのでこの方向性で進めることに。
戦法としては、ポワルンがコスモパワーでぼうぎょととくぼうを上げながら耐え忍び、ある程度積んだところで後続にガードスワップで耐久上昇を渡して無双してもらう流れになるだろう。 そうなると後続のポケモンには、高い火力と低すぎない耐久、何らかの回復手段が求められる。 欲を言えば被弾を抑えたいので、積み技などの手番を消費せずに火力を出してほしい。
手番を使わずに火力を上げられる、何らかの回復手段がある…
そんなポケモンがいるわけ…

いた。
SVでテラレイドバトルに興じた経験がある方ならそのタフさはよくご存知であろう。
そんなハラバリーがムキムキになればまさに鬼に金棒だ。
ハラバリーの弱点のじめんタイプへの対抗手段を盛り込み、試行錯誤を繰り返して最終的に組んだのが以下のパーティである。

個別紹介
ポワルン

持ち物:たべのこし
全ての元凶。
ニャオニクスに介護してもらいながらコスモパワーやドわすれを積み、後続のポケモンに渡すことが役目。
ドわすれは一時期ねっとうにしてガードスワップ後に置物にならないようにしていたが、とくぼうを速やかに上げたい場面が多く、アーマーガアを特殊相手に強くなるよう肉体改造することもできるためドわすれに変更した。
ガードスワップ後にやることがない点についても、相手視点では放置するとまたコスモパワーを積まれる上に、隣のポケモンは硬くなっていて後回しにするため、さっさと倒してもらえることが多かった。
隣がハラバリーならパラボラチャージで介錯、またの名をHPタンクにすることもできる。
余談だが、チャンピオンズで使うためだけにウルトラムーンで仲間呼び出しを行い、色違いを捕獲した。ポワルンで100勝を目指すよりもポワルンの色違い厳選の方が楽しかったのは内緒。
ニャオニクス

持ち物:ナモのみ (あく技半減)
パーティの苦労人。
彼のやるべきことは壁を貼ってポワルンが倒れないようにすることと、ポワルンにいたずらごころを譲渡することである。
あまり知られていないと思われるが、フォルムチェンジを行う特性でもスキルスワップが可能なものがいくつかあり、てんきやもその一つである。
いたずらごころを渡せば、相手の攻撃前にポワルンが積み技を使って耐久を上げられる他、ガードスワップを先制で使うことでハラバリーたちの出落ちを防ぐことができるため、壁を貼ることよりも重要度が高い。
一度だけヤバソチャにスキルスワップを吸われて、ポワルンにお茶を振る舞う珍事が発生した (試合には勝った)。

ハラバリー

持ち物:じしゃく
肉体改造先その1。
首尾よくぼうぎょととくぼうを4段階以上上げられた時の頼もしさは伊達ではなく、充電状態のでんき技でバッタバッタと敵を沈める不沈艦として活躍してくれた。
2段階くらいしか上げられなかった時でもパラボラチャージで回復して粘れるため本当に頼もしい。
無視されて特性が発動しないと火力が微妙と思われがちであるが、充電パラボラチャージより非充電10まんボルトの方が火力が出るため、相手に削られることなく高火力を叩き込めるとポジティブに捉えることができる。
むしろ回復に気を取られて相手の撃破が遅れると、その分急所に被弾する確立が上がるため積極的に10まんボルトを選択すべきである。
アーマーガア

持ち物:くろおび
肉体改造先その2。
てっぺきボディプレスで相手を押し潰していく。
このままではイダイトウやヤバソチャといったゴーストタイプで詰んでしまうため、ガードスワップでとくぼう上昇を引き継げることを活かしてつけあがるを採用した。
こうげきにはポイントを振っていないものの、技威力が高くなるため彼らにそれなりのダメージを与えることができる。
ハラバリーのようにすぐさま大火力を出せないものの、生半可な物理アタッカーは簡単に沈黙させられるので一長一短といったところ。
いわなだれで怯むのが嫌だったのでひかりのこなを持たせていたが、全然避けてくれないため火力に直結するくろおびに変更した。
ヤミラミ

持ち物:ヤミラミナイト
支援要員兼詰め筋。
じこあんじでムキムキになり、おにびをばら撒くことで火力を削いだりナイトヘッドでダメージレースに参加してもらう。
環境にいるじめんタイプはほぼ物理に偏っている (というかガブリアスが大半) ためおにびがじめんタイプ対策として大いに機能する。
他にもポワルンの積みが足りていないのにニャオニクスが倒された際に出動し、じこあんじとじこさいせいで積む時間を稼ぐという活躍もした。
低耐久のイメージがあるがムキムキになればそれなりの硬さになる。
持ち物はヤミラミナイトを持たせて、メガヤミラミにスイッチできるようにした。
いたずらごころを無効化するあくタイプのポケモンにおにびを当てることができるようになる他、リキキリン入りトリル相手にS20の鈍足を活かして先制おにびを使えるようになる。
さらに、心許ない耐久が大幅上昇するため相手の攻撃を耐えやすくなるメリットもある一方、いたずらごころを失ってしまうため先制おにびを使いたい相手 (ガブリアスやおはかまいりの技威力で押してくるイダイトウなど) におにびを当てるまではメガシンカをしない戦略が必要になる。
肝心のおにびの命中が安定しないのが玉に瑕。
サンダース

持ち物:オボンのみ
ハラバリーの眷属。
ポワルンでムキムキにしている場合ではなさそうな相手に選出する。
雨パ相手ならニャオニクスで壁を貼った後にハラバリーとサンダースのコンビだけで相手を降参まで追い込むこともあったため、ポワルンの勝利数稼ぎに少し貢献できた。
低耐久なイメージがあるが、HPにポイントを振ったためよほどの大火力でなければ一発は耐える耐久はあり、ハラバリーのパラボラチャージで回復するため思いの外粘り強い。
選出
基本はポワルンとニャオニクスの裏にヤミラミ、もう一匹はハラバリーとアーマーガアのうち、相手に刺さっていそうな方を選出する。 じめんタイプがガブリアス一匹ならハラバリーでどうにかなるため、基本的にはハラバリーを優先。 砂パだったり、アタッカーが物理に偏重しているようならアーマーガアを選ぶ。 ニャオニクスとポワルンを生贄にして儀式が完遂すると鉄壁の布陣が完成する。


滅びなどポワルンをムキムキにしている場合ではなさそうな相手にはニャオニクス、ハラバリー、サンダースの3匹を選出し、裏にマスコットとしてポワルンを配置する。
ペリジュラスには壁ハラバリーとサンダースだけで押し勝てるので、この選出を行う。
因みに滅び相手には全敗した。
雑感
このパーティを使って一ヶ月弱、なんとかレギュレーション変更までにポワルンはかせの称号を手に入れることができた。


なお、ランクバトルには潜らず、カジュアルバトルで達成したがどうか見逃してほしい。
こんなパーティでランクバトル100勝を目指すと私の気が滅入ってしまう。
耐久系ギミックの宿命なので仕方がないのだが、一度の急所で積み上げた苦労が台無しになってしまうのが辛かった。
他にもメンツが総じて鈍足なためいわなだれで怯んで回復もままならず押し切られるという展開も相次いだ。
また、積んでから後続に任せて撃破という流れを取るため、戦闘にかかる時間が長くなりがちなのも問題だった。
レギュレーションが変更時に使えるポケモンも変更される可能性があるため、なるべく使用できるレギュレーションのうちに取得しておきたい。
ポケモン勝負に費やせる時間は有限なのだ。
特定のポケモンを選出した上で100勝を目指すという観点ではこのような戦法は避けるべきであろう。
幸いにも降参はいつでもできるため、勝てないと分かったらすぐに降参することで対戦数を稼ぐことができる。
反省点が多い構築になってしまったが、艱難辛苦を乗り越えてポワルンはかせの称号を手に入れた喜びは一入である。
皆様も普通の対戦に飽きたなら、これと決めたポケモンの博士号を狙ってみるのはいかがだろうか。

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