【SVダブルS11最高43位R1941】対面クマフロル【レギュレーションE】




こんにちはガチグマです。
今回はSVダブルS11にて最高レート1941を記録した、赫月ガチグマ軸の対面構築の記事となります。

巷では珍しい?トリックルーム無しのガチグマ構築ですので、新鮮味のある面白い内容になっていると思います。
ぜひ楽しんでいただければ。

 

目次

1.構築の経緯

ガチグマ一番の強みである「特性しんがん+ブラッドムーン」を生かすための考察からスタート。
強力な技威力・一貫性がある代わりに、連続で使用できないという特徴があります。

連続で使用できない点により、光の壁・バークアウトなどの受け行動に加えて、守るに弱いのが非常に厄介。
そのためターン制限のある戦術との組み合わせが悪くなりがちです。
追い風やトリックルーム等が該当します。

ブラッドムーンを防ぐための守るが、追い風やトリックルームのターン稼ぎとしても機能してしまうからです。
守るに対応するフェイントや瞑想も、結局は相手の行動依存になってしまうので安定しません。

その分破壊力はすさまじく、何の補正もなしでウーラオスやランドロスを倒す威力を命中100で振り回すことができます。

このブラッドムーンを生かすため、今回は毒展開を採用しました。

相手に毒が入っていればブラッドムーンを守るで防がれたとしても毒ダメージで補間できますし、
ガチグマがブラッドムーンを再装填するために守るを使った場合でも、毒ダメージ稼ぎに繋がります。

毒ダメージがある分ブラッドムーンの火力が伸びるので、ガチグマの努力値配分や持ち物に余裕ができるのもgoodです。

毒ダメージはターン終わりに入るので、毒ダメ込の火力計算だと相手からの攻撃を受けるデメリットがありますが、ガチグマは元々鈍足なので影響はほぼありません。

このように、毒と赫月ガチグマ(ブラッドムーン)はめちゃくちゃ相性が良いのです!

 

2.構築の詳細

ガチグマ+αで選出して、毒を撒きながらブラッドムーンを打つ戦術が決まったので詳細を詰めていきます。
今回は毒を撒くポケモンとしてキラフロルを採用しました。

相手2体を命中100で確実に毒にできるキラースピンが使えるだけでなく、特性どくげしょうにより毒菱を撒ける点が非常に優秀です。

ブラッドムーンで相手を倒した場合に相手の後続にブラッドムーンを打つことが出来ませんが、毒菱で後続を毒にすることで、ブラッドムーン再装填の守るを毒ダメージ稼ぎとしても使う事ができます!

ここが非常に美しくて気に入ってます。

さらにキラフロルはアシッドボムも使えるので、ブラッドムーンの火力を大幅に強化する事もできるのです!
その結果クレセリアや突撃チョッキのテツノカイナ等の高耐久ポケモン1ターンキルが可能となり、相手のポケモンに多く毒を回すことができます。

 

3体目には、毒で削れた相手を仕留めきるポケモンとしてハバタクカミを採用しました。
ブーストエナジー込みで多くのスカーフ持ちの上から攻撃でき、範囲技と守るが使える点が非常に優秀でした。

キラフロル展開ができない特殊技中心の構築に対して、特殊耐久の高さを生かして先発できる点も噛み合っていると思います。

 

4体目には、ハバタクカミで仕留めきれないゴリランダー入りを詰めるためカイリューを採用しました。
相手のグラススライダーより早く神速で攻撃でき、タイプ相性も有利。ハバタクカミの攻撃が通りづらいオーガポンに勝てる点も優秀でした。

 

5体目には、ガチグマ・キラフロル展開ができないサーフゴー・グレンアルマ入りを崩せるイーユイを採用しました。
範囲技による削りが優秀で、ハバタクカミと合わせて多くのポケモンを削りきり、カイリュー・ガチグマで仕留めるプランが強力でした。

 

6体目には、水タイプへの打点と相手のイーユイ対策として水オーガポンを採用しました。
イーユイを上から仕留められる早さと火力を持ちながら、このゆびとまれで味方を守る動きもできる点が優秀でした。

対面寄りの本構築において初手の出し負けは致命的ですが、このゆびとまれによってある程度の緩和が可能です。ある程度は。

 

3.選出・立ち回り

基本選出

先発:ガチグマ+キラフロル
控え:ハバタクカミ、カイリュー

追い風・トリル・壁・サイクル全てこの選出です。
キラースピン+ブラッドムーンから展開して毒を刺しつつ1体倒し、後続にも毒菱を刺して削ります。

クレセリアやサマヨール等のトリルが見える際には、アシッドボム+ブラッドムーンで1ターンキルを狙います。

裏選出

先発:オーガポン+イーユイorハバタクカミ
控え:ハバタクカミ、カイリューorガチグマ

イーユイやサーフゴーに対して刺す選出。
オーガポンでサポートしつつ範囲技で削っていきます。

相手にヒスイウインディやバンギラス、イイネイヌがいる場合はガチグマを控えに選出します。

 

4.個別解説

ガチグマ

性格:ひかえめ
努力値:H244-x-B4-C92-D164-S4
実数値:219-x-141-183-106-73

C:
ブラッドムーンで無振りウーラオス確定1発

アシッドボム+ブラッドムーン
-H振りD補正クレセリア高乱数1発
-H振り輝石サマヨール高乱数1発

アシッドボム+だいちのちから
-D252振りチョッキ持ちテツノカイナ確定1発
-H振りヒードラン&草テラスタルしたH振りヒードラン確定1発

毒ダメージ+しんくうはで無振りパオジアン確定1発

B:(オボン込み)
意地パオジアンのつららおとし+ふいうちを高乱数耐え
意地ウーラオスのすいりゅうれんだを高乱数耐え

毒テラスタル時
-ノーマルテラスタル意地鉢巻カイリューの神速+意地パオジアンのつららおとし集中を確定耐え

D:臆病イーユイのオーバーヒート確定耐え

 

構築の主軸となるメイン砲台。
初手からブラッドムーンを振り回して残数有利を取っていきます。

テラスタイプは毒。
採用率が高く、特殊技主体のハバタクカミに対してHPを温存しながら打ち勝てるタイプとして採用しました。

持ち物はオボンのみ。
ガチグマは素早さが遅く相手からの攻撃を多く食らいやすいので、耐久力を底上げするために採用しました。

 

キラフロル

性格:おくびょう
努力値:4-x-x-252-x-252
実数値:159-x-110-182-101-151

S:準速ウーラオス+2

普通のキラフロル。
最速までSを伸ばすことで、準速ウーラオス含め多くの中速ポケモンを抜けるため、最速で採用しました。

ヒスイウインディや水オーガポンは全て先制できたほか、炎オーガポンにも上を取れて勝った試合が多かったので正解だったと思います。

テラスタイプはキラフロルの弱点を受けられる草にしていましたが、対トルネロス追い風相手にもテラスを切れるよう水にすべきだったと思います。
ちなみに一度もテラスを切りませんでした。

持ち物はきあいのタスキ。
キラフロルより早いポケモンに対して行動回数を確保するために採用しました。

 

ハバタクカミ

性格:おくびょう
努力値:84-x-204-156-4-60
実数値:141-x-101-175-156-179

B:陽気ランドロスの飛行テラバースト高乱数耐え

D:控えめヒードランのラスターカノン高乱数耐え

S:最速オーガポン抜き

 

毒で削れた相手を仕留め切るハバタクカミ。

ブーストエナジーでSを上げて相手の上から攻撃でき、かつ守るで毒ダメージを稼げて、攻撃範囲も広いため本構築のスイーパーとして最適でした。

テラスタイプは草。
先制技使いとして控えに残りやすいゴリランダーやウーラオスに対して行動保証ができるタイプとして採用しました。

 

カイリュー

性格:いじっぱり
努力値:164-252-x-x-x-92
実数値:187-204-115-x-120-112

A:最大

S:4振りヒスイウインディ抜き

スイーパーその2。
ハバタクカミでは倒せないオーガポン等の処理を担当します。

持ち物は弱点保険。
マルチスケイルによる高耐久でカイリューの行動回数を確保しているので、
そこを崩される=弱点を突かれて行動回数を減らされた場合でも、与える総ダメージを確保するために採用しました。

テラスタイプは、先制技の火力が伸びるノーマル。

 

イーユイ

性格:おくびょう
努力値:100-x-4-148-4-252
実数値:143-x-101-174-141-167

C:眼鏡ねっぷうでH振りチョッキ持ちゴリランダー確定1発

S:ミラー意識で最速

クマフロルが出せない場合に削りを担当。
構築内に素早さ操作技がほぼない為、1行動のアドバンテージが最も伸びるこだわりメガネ型で採用しました。

テラスタイプはゴーストとし、ねこだまし初手でも行動できるようにしました。

ハバタクカミのこごえるかぜ等のサポートを絡めて、とにかく1回でも攻撃できるよう立ち回ります。

 

オーガポン

性格:ようき
努力値:220-20-84-x-4-180
実数値:183-143-115-x-117-168

A:
ウッドハンマーで4振り水ウーラオス確定1発
A-1ツタこんぼうで4振りイーユイ確定1発
テラス水ツタこんぼうでH振りヒードラン確定1発

B:テラスタル時
意地オーガポンのウッドホーン確定耐え

S:最速100族抜き

サポート特化のオーガポン。
仮想敵に対して最低限の火力と素早さに振り、残りを耐久に回しました。

ウッドハンマーは耐久を削ってしまう技ですが、対面よりの本構築において重要なのは相手を倒す事なので、最も火力の出る技として採用しました。

サーフゴーやイーユイ、ディンルー入りに対して選出します。

 

5.結果とか反省会

結果は最高1941最終1921でした。
月末の1週間が潜れなかったにしては良い成績かなと思います。

イーユイとオーガポンの枠が未だに微妙だと思っていて、シーズン中に回答が出せなかったのが心残りでした。

初手の赫月ガチグマは警戒されないのもあって非常に刺さりが良く、2・3体もっていく試合がほとんどでした。
シンプルにめちゃ強いと思います。

毒×赫クマの噛み合わせは想定通りの強さで、ブラッドムーンの守る択を気にせず振り回せたのが良かったです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
ではでは。

 

6.レンタルチーム

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この記事を書いた人

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • オーガポンの物理耐久ですが、お面持ち陽気オーガポンのウッドホーン耐えではないでしょうか?
    お面なし意地オーガポンのウッドホーンも耐えますが、仮想敵として適切なのは上記かと思います。

    • お面持ち陽気オーガポンの表記の方が親切でしたね。ありがとうございます!

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