おはこんハロチャオ~。
先日に公開したパラドックスの使い方の未来編となります。
古代編と合わせて楽しんでいただければ幸いです。
※簡易的な表現のため耐久の基準は無振りガブリアスを1としたもので、攻撃の基準は無振りガブリアスへのダメージパーセンテージで表しています。
テツノワダチ
基本データ
種族値 90-112-120-72-70-106
タイプ じめん・はがね
タイプはドリュウズに代表される攻防ともに優秀なじめん・はがねタイプ複合。そのためか種族値配分は悪くないものの、HP種族値は低めに抑えられている。
性能
すばやさ 無振り:126 準速:158 最速:173
物理耐久 無振り:1.10ガブ HP振り:1.31ガブ
特殊耐久 無振り:0.77ガブ HP振り:0.92ガブ
攻撃性能 こうげき特化アイアンヘッド:39.3~46.4%ガブ
すばやさは見ためより早い106族。クォークチャージで加速することもできるため、調整できる幅はかなり広い。
耐久は物理方面についてはガブリアス以上に堅く文句なし。特殊方面は無振りでは同タイプのドリュウズ以下のため耐性が優秀とはいえ注意を払いたい。
こうげき種族値は112とそこまで高くはない。汎用性の高いタイプ一致技はアイアンヘッドやじだんだ等の低威力技となり、高威力技はアイアンローラーやじしんといった少し癖のあるラインナップ。
サブウエポンははたきおとす、アイススピナー、いわなだれ等悪くはない。
へんか技はステルスロックやてっぺき等はあるが基本的には純アタッカーだろう。
運用案
とつげきチョッキや火力アップアイテムを持たせてこうげきとすばやさに特化した個体を使うのが一番素直な使い方となる。
しかし、いかくへの抵抗力は低く、パワーもやや低めなのでごり押しはしないようにしたい。こだわりスカーフでじならしをするギミックよりの個体も一定数存在するだろう。
アイアンローラーが専用技となっており、エレキフィールドとの組み合わせも悪くはないのでそれを振り回す構成については一度考えてみたい。
テツノツツミ
基本データ
種族値 56-80-114-124-60-136
タイプ こおり・みず
ゆきパーティーに求められていた高速高火力の特殊こおりタイプアタッカー。種族値配分のバランスは悪いがすばやさととくこうの数値でお釣りは来る。
性能
すばやさ 無振り:156 準速:188 最速:206
物理耐久 無振り:0.83ガブ HP振り:1.04ガブ
特殊耐久 無振り:0.55ガブ HP振り:0.68ガブ
攻撃性能 とくこう特化ハイドロポンプ:62.3~73.8%ガブ
すばやさはドラパルト以外のメジャーポケモンを抜ける136族。同じ高速パラドックスのハバタクカミより速いのは使いやすい。
耐久は物理方面についてはぼうぎょの高さからそれなりにあり、カイリューのノーマルテラスタルこだわりハチマキしんそくも無振りで耐えられる。
特殊方面はかなり脆いため無防備に攻撃されないよう立ち回りたい。
攻撃はとくこう種族値が124と特殊アタッカーとしては十分な数値。タイプ一致技はふぶき、フリーズドライ、こごえるかぜ、ハイドロポンプと強力な技が揃っており、命中安定のみず技がみずのはどうになること以外は文句なし。
サブウエポンは無いに等しいがこおりタイプとみずタイプの攻撃範囲の広さから問題とならない。
へんか技はアンコールとオーロラベールが存在し、どちらもすばやさ種族値の高さと相性が良く非常に強力。
運用案
ユキノオーと組み合わせてゆきパーティーの主力としての運用が最も想定される。
また、そのすばやさの高さと持ち物の自由度からふぶきを連打する攻撃型からオーロラベール・こごえるかぜを軸に立ち回るサポート型まで幅広く運用できる。
しかし、相手からみても最も警戒される初手となるため実対戦では単純に通る試合は少ないかもしれない。相手のメタを想定したうえで型を決定する、後発から展開する、他の先発候補と択を強制するなど構築では一工夫を行いたい。
テツノカイナ
基本データ
種族値 154-140-108-50-68-50
タイプ かくとう・でんき
高火力と高耐久を両立しつつ汎用性も確保された最強クラスの重戦車アタッカー。
HP種族値が極めて高いにもかかわらずぼうぎょ・とくぼうの種族値も十分あり、とくこうとすばやさの種族値が抑えられていることから数値に限れば禁止伝説級のスペックを有する。
性能
すばやさ 無振り:70 準速:102 最速:112
物理耐久 無振り:1.39ガブ HP振り:1.59ガブ
特殊耐久 無振り:1.05ガブ HP振り:1.20ガブ とくぼう振り:1.43ガブ
攻撃性能 こうげき特化インファイト:67.8~80.3%ガブ
すばやさは50族と基本的には低速ではあるが、最速で112(1段階上昇で100族を抜ける重要なライン)となることからすばやさ振りも十分考慮されうる絶妙な数値。
ミラーでのねこだまし合戦を考慮すると、環境が進むにつれて徐々に高速化はしうる。
耐久は無振りですら物理・特殊両面でガブリアス以上の耐久を持ち、とくぼう振り個体となれば一致弱点技でも容易には落とされない数値となる。
こうげき種族値は140と高く、技もタイプ一致のインファイト、ドレインパンチ、ワイルドボルトやサブウエポンのヘビーボンバー、じしん、いわなだれなど一般的なものをもつ。ハリテヤマは覚えるぶちかましやはたきおとすがないのは残念だが、ねこだましは残っておりそれ以上は望みすぎだろう。
へんか技ははらだいこ、つるぎのまい、きあいだめ、てっぺき等の積み技を有する。
運用案
どう使っても強いポケモンだが、こうげきととくぼうに振りねこだましを覚えた汎用個体が一般的となるだろう。
ねこだまし個体の場合はミラー対策にどこまですばやさに振るかは熟慮して決められたい。
ねこだましを切って積み技を採用したアタッカー個体も想定されるが、サザンドラで注目を浴びたきあいだめがどこまで有効は実戦での証明が待たれる。
その数値の高さからどう使っても強いと考えられ、奇襲よりのてっぺき・ボディプレス型さえ十分実用範囲内だろう。
テツノコウベ
基本データ
種族値 94-80-86-122-80-108
タイプ あく・ひこう
あく・ひこうタイプで中高速帯の特殊アタッカーというジェネリックイベルタルの立ち位置のポケモン。
種族値配分は際立ってはいないが安定しており悪くはない。
性能
すばやさ 無振り:128 準速:160 最速:176
物理耐久 無振り:0.85ガブ HP振り:1.01ガブ
特殊耐久 無振り:0.88ガブ HP振り:1.05ガブ
攻撃性能 とくこう特化あくのはどう:45.9~54.1%ガブ
すばやさは基準になりうるイッカネズミより遅い108族だが周囲に抜くことが必須となるポケモンもいないため最速にする必要性も薄く自由度は高い。
耐久は物理特殊両面においてガブリアスよりやや脆い標準的な部類。種族値はバランスよく配分されていることから耐えたいものに対して調整は効きやすい。
とくこう種族値は122と特殊アタッカーとしては十分な数値から、タイプ一致技もあくのはどう、バークアウト、ぼうふう、エアスラッシュと過不足なく揃っている。サブウエポンもラスターカノン、りゅうのはどう、ねっぷう、だいちのちから、ハイドロポンプ、きあいだまなど豊富。
へんか技は有力な技としておいかぜが存在し、技スペースと相談しながら採用したい。
運用案
総じてカスタマイズ性の非常に高いポケモンだが、あく・くさ・じめんへの耐性があることを考えると物理耐久を厚くしつつおいかぜを採用してサイクル型構築に組み込むのは考えやすい。
主力技が怯みの追加効果をもつあくのはどうであることから、とんぼかえりを採用したこだわりスカーフ個体も一定数存在するだろう。決まった型を採用というよりは構築に合わせて全体のバランスを調整してあげたい。
テツノドクガ
基本データ
種族値 80-70-60-140-110-110
タイプ ほのお・どく
ウルガモス(85-60-65-135-105-100)と類似した種族値をもつ中高速帯の特殊アタッカー。
同タイプのエンニュートは耐久の低さから耐性も機能しにくいポケモンだったので独自性は高い。
性能
すばやさ 無振り:130 準速:162 最速:178
物理耐久 無振り:0.59ガブ HP振り:0.71ガブ ぼうぎょ振り:0.82ガブ
特殊耐久 無振り:1.05ガブ HP振り:1.27ガブ
攻撃性能 とくこう特化かえんほうしゃ:55.7~66.1%ガブ(※タイプ相性無視)
すばやさは110族とかなり速いがイッカネズミ以下であり、周囲に抜きたいポケモンがいるわけではないので最速にするのは必須ではない。
耐久はウルガモスと同様に物理は脆く特殊は硬い。実運用上は物理方面に厚く育成することになるため、種族値の印象よりは硬く感じるだろう。
とくこう種族値は140とパルデアで最も高くいかくの効かない特殊アタッカーとして破格の数値。
タイプ一致技もオーバーヒート、ねっぷう、ほのおのまい、ヘドロウェーブと充実しており、ヘドロばくだんを覚えないのがやや残念なくらいか。
サブウエポンはほうでん、むしのさざめき、ぼうふう、マジカルシャイン、エナジーボール等珍しいものから定番のものまで幅は広く攻撃性能は十分。
サポート技は少なくアタッカー運用となるのが主だろうが、どくびしを習得するのは目を引くポイントではある。
運用案
高火力特殊ほのおタイプアタッカーであり、こだいかっせいの影響でコータスの採用が増える可能性を考えると汎用性は非常に高い。
じめんタイプ4倍ではあるがテラスタル環境であれば、そこまで枷にはならないだろう。
「どくびしを習得している高火力ほのおタイプ特殊アタッカー」とヘイラッシャ・シャリタツ構築に欲しい要素を盛り合わせで持っていることからヘイラッシャの新しい友人としても見かけることになりそう。
テツノイバラ
基本データ
種族値 100-134-110-70-84-72
タイプ いわ・でんき
現代の悪を失い未来の電気を得たバンギラス。種族値も類似の値となっている(バンギラス:100-134-110-95-100-61)。
バンギラスと比較した際は最強特性のひとつのすなおこしを失ったことが問題となる。
性能
すばやさ 無振り:92 準速:124 最速:136
物理耐久 無振り:1.08ガブ HP振り:1.28ガブ
特殊耐久 無振り:0.95ガブ HP振り:1.12ガブ
攻撃性能 こうげき特化ワイルドボルト:49.7~59.0%ガブ(※タイプ相性無視)
すばやさは72族。スカーフを持つことでバンギラスには出来なかったマスカーニャ抜きを達成できるが、同じパラドックスのハバタクカミ、テツノツツミは抜けない意図を感じる数値となっている。
耐久はガブリアスと同等のため十分硬いが、すなあらしによるとくぼうアップがないためバンギラスと同じ感覚では使えず注意が必要。
こうげき種族値は134と十分にあるものの、タイプ一致技はいわなだれ、ストーンエッジ、ワイルドボルトなど低威力技が中心。
サブウエポンはじしん、れいとうパンチ、ヘビーボンバーなど標準的な技に加えてミサイルばりといった珍しい技も覚えるが実用性はそこまで高くはないか。
サポート技もりゅうのまい、でんじは、ステルスロックなどバンギラスみを感じるものが中心。つるぎのまい、かいでんぱは独自性があるが運用手段は難しい。
運用案
総じてバンギラスと類似の性能をしており、いわタイプとして採用するならすなおこしのあるバンギラスが優れる点が多いため運用法が難しい。
分かりやすく使うならスカーフなどを持たせて二体目のバンギラスとして使うような形となるか。能力自体は十二分に高いため、軸として採用するとパワーの高いオリジナル構築となるポテンシャルを持っている。
テツノブジン
基本データ
種族値 74-130-90-120-60-116
タイプ フェアリー・かくとう
両刀種族値を持った高速アタッカー。サーナイト族の器用さも引き継いでいるため高い数値から様々なことができる万能ポケモン。
性能
すばやさ 無振り:136 準速:168 最速:184
物理耐久 無振り:0.78ガブ HP振り:0.95ガブ
特殊耐久 無振り:0.62ガブ HP振り:0.75ガブ
攻撃性能 こうげき特化インファイト:64.5~76.0%ガブ
とくこう特化はどうだん:44.8~53.0%ガブ
すばやさはパルデアでラインとなりうる111族を抜ける116族。せいかく補正無しでも100族は抜けるため、イッカネズミを超える必要があるかどうかを考えて性格補正をかけるか選択したい。
耐久は両刀タイプなだけあって低めだが、カイリューのこだわりハチマキノーマルテラスタルしんそくなどを無振りで耐える最低限の数値はあるため、持ち物と構築に応じて耐久調整しても良い。
攻撃はこうげき種族値130、とくこう種族値120どちらも実用範囲。タイプ一致技もインファイト、はどうだん、ソウルクラッシュ、ムーンフォースと覚えてほしいものを網羅している。
サブウエポンもリーフブレード、はたきおとす、アクアブレイク、10まんボルト、きあいだま等書ききれないほどあり、フェイント、かげうち、こごえるかぜといった搦め手も当然のように覚える。
サポート技もワイドガード、みちづれ、トリックルーム、アンコール、さいみんじゅつといった強力な技を持つ。
運用案
きあいのタスキを持たせてこうげきかとくこうのどちらかに特化した個体でさえ無数に型を用意できる。
初見殺し性能が非常に高いため、可能であれば構築に必須な技構成を3つで完結させて残りの1つは日によって気分で変えるぐらいの柔軟性を持たせたい。
相手にする場合は対戦プランを大いに崩される恐れがあるトリックルーム、みちづれ、ワイドガード、フェイントの存在は忘れないようにして戦うべきだろう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
どのパラドックスポケモンもスペックは高く、実際にどんな運用が出てくるのがワクワクしますね。
皆さんの自慢のパラドックス構築をお待ちしております!
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