【ポケモン剣盾】おいかぜダイアシッドエースバーン【ダブルバトル・シリーズ9】




目次

はじめに

こんにちは。ルートです。

今回は私がシーズン19で最終56位を達成することができた追い風構築についての記事となります。

構築経緯

シーズン19のダブル環境では、おいかぜパーティにとって痛手となる一つの変化がありました。

それは、トゲキッスの採用率の上昇です。

このポケモンはこのゆびとまれを標準搭載しており、ポリゴン2などのポケモンを採用することで簡単にこのゆびとまれ+トリックルームの構えができてしまいます。

追い風パはその性質上トリックルームを苦手とします。

もちろん追い風パの方でもちょうはつ採用や火力での崩しなど対策を行うことができるのですが、このゆびとまれ+トリックルームはなかなか崩せません。

対策として挙げられるトリックルーム読みトリックルームは相手がトリックルームを展開してこない場合そのまま敗北しかねず、別の対策としてトリックルームを「ふういん」するという戦法も読まれやすく、使えるポケモンに癖があるものが多いです。

そこで、「攻撃技によってトゲキッス+トリックルーム要員を突破することでこのゆびトリルを突破する」にはどうすればいいかを考えました。

その解答として思いついたポケモンが、ダストシュートを覚えたいのちのたまエースバーンとりゅうのキバを持たせたレジドラゴです。画像

ダストシュートベースのダイアシッドでトゲキッスを突破→ダイアシッドの効果でレジドラゴの火力を上げて、ポリゴン2をシングルダメージドラゴンエナジーで突破という並びで指トリルを破壊できます。

加えて追い風役として豊富な補助技を覚えるエルフーンを採用。

画像残り3枠には、

  • サイコフィールドでねこだましからエルフーンを守れて、火力範囲ともにパーティと相性のいいカプ・テテフ
  • 高打点と「まもる」貫通のあんこくきょうだで、おいかぜと相性のいい一撃ウーラオス
  • ダイジェットを使って素早さを上げてくる相手や天候パに強く出ることができ、火力も十分にあるバイバニラ

の三体を採用しました。

パーティ

画像

個別解説

エルフーン

性格:おくびょう
努力値:C252 D4 S252
実数値:135-×-105-129-96-184

パーティの司令塔となるおいかぜ要員です。

おいかぜ」で全体の素早さを上げ、「てだすけ」で味方の火力を上げて殴っていきます。

エースバーンのダイアシッドで特攻を上げた後なら、「ムーンフォース」もなかなかの火力になります。

トリックルームはトリル返しとおいかぜミラー対策のために入れています。どちらにしても安定した対策になってはいませんが、不完全であったとしても対策があるとないとでは結構違います。

エースバーン

性格:ようき
努力値:A252 D4 S252
実数値:155-168-95-×-96-188
※キョダイマックス個体

ダイマックスエースです。

高めの素早さに加えて一致ダイジェットが使えるのでダイジェットの打ち合いに強く、パーティで薄目な鋼タイプ相手に一致炎技を打ち込むこともできます。

とびひざげり(ダイナックル)ガオガエンへの対策&火力増強(あるいは戻す)ができる技として非常に優秀です。

そして4つ目の技に採用したダストシュート(ダイアシッド)ですが、これが非常に強かったです。

ダストシュートはダイアシッドにすると威力が下がりますが、その状態でもHP252振りカプ・レヒレや防御に厚く振っていないトゲキッスを確定で落とすことができます。

そのうえ、パーティにレジドラゴがいる都合上フェアリータイプが確実に出てくるので、相手からフェアリータイプが出てきてそれを倒しながら味方の特攻を上げる…ということが多発しました。

ただ目の前の相手を倒す立ち回りだけではなく、ダイジェット、ダイナックル、ダイアシッドを使って味方にバフをかけて行く立ち回りも重要になるポケモンです。

なお、すべての技が命中不安なので選出した場合はなるべくダイマックスさせましょう。

レジドラゴ

性格:ひかえめ
努力値:C252 D164 S92
実数値:275-99-70-167-91-112

フェアリー鋼以外のほとんどのポケモンに有利が取れるが、その2タイプには非常に不利という極端なポケモンです。

相手の構築によっては単騎で壊滅させかねない力がありますが、出せない相手には全く出せません。その場合でもきっちり選出誘導をしてくれますが。

非常に高い火力を持ち、てだすけ+ダイドラグーンで特防に大目に振っていないポリゴン2サマヨールを一撃で粉砕できます。これによってねこだまし+トリックルームが自然に対策可能です。

素早さは追い風下フェローチェ抜き、ジェット1回でリザードン抜きまでにとどめ、特防に多く回してあります。これによってセキタンザンなどの攻撃のダメージをかなり抑えられ、安定して動くことができます。

また、追い風ミラーなどでの全体の素早さが高いパーティを相手にする場合は、トリックルームエースとして運用することも可能です。

ダイマックスエースとして運用することもあれば、非ダイマ運用をすることもあります。

ダイマックスする相手はセキタンザン系や雨パなどのドラゴンの通りがいいパーティが多いです。

ウーラオス(いちげきのかた)

性格:ようき
努力値:A252 S252 D4
実数値:175-182-120-×-81-163
※キョダイマックス個体

相手のまもるを許さない高打点が追い風と単純に相性が良く、このパーティで不足気味な鋼タイプ(特にメタグロス)への打点を補ってくれます。

フェアリーが非常に苦手な点がレジドラゴと被っているので、その点は注意を要します。

カプ・テテフ

性格:ひかえめ
努力値:C252 S252 B4
実数値:145-×-96-200-135-147

火力が高く、サイコフィールドを貼れるという追い風構築と非常に相性のいいポケモンです。

ねこだましやいたずらごころ先制技など、追い風構築が苦手な妨害手段に対して耐性を付与することができます。そのままオーロンゲを抜群で殴れるのも優秀です。

また、眼鏡マジカルシャインも強力な削り手段となります。

もともと火力の高いポケモンですが、ダイアシッドで特攻を上げることで手の付けられない状態になります。

バイバニラ

特性:ひかえめ
努力値:C252 S252 H4
実数値:147-×-105-178-115-131

ダイジェット要員に強い氷タイプのアタッカーとして採用しました。素早さが若干足りていないのでこだわりスカーフを持たせています。

上からの「ふぶき」連発が単純にして強力です。ただ打点として優秀であるだけではなく、時々相手を凍らせることによって上振れを引くことができるのもありがたいです。

また、雨パーティとの対戦では天候操作とフリーズドライの存在が輝きます。

ぜったいれいどはポリゴン2などの高耐久ポケモンとのラス1対面で使うことがあります。

選出パターン

今回は私のパーティにしては選出パターンが多いので、その中でも使用頻度が高いor特記事項があるものを。

ウーラオスはほぼ後発から出します。

基本選出

先発:エルフーン、カプ・テテフ
後発:エースバーン、後だれか

画像

カプ・テテフのサイコフィールドでエルフーン方向への妨害を阻止しながら、追い風を展開して殴っていきます。

初手エルフーンの隣に誰を出すかは場合によるところが多いのですが、たいていのパーティにねこだまし要員が入っているのでこれが基本選出であるといえるでしょう。

相手がゴリランダーの場合、テテフはあと投げする場合もあります。レヒレ相手の場合もフィールドを取られますが、レヒレに氷技がない限りねこだまし+レヒレの追撃でエルフーンが倒されることはないので何とかなります。

基本選出2

先発:エルフーン、エースバーン
後発:刺さっているポケモン2体

画像

エースバーンでダイジェットの打ち合いをするときの選出です。

特に中速の追い風パーティ相手に使います。なお、相手にいかくがない場合、てだすけ+キョダイカキュウでミミッキュのばけのかわを貫通できます。

基本選出その3

先発:エルフーン、レジドラゴ
後発:刺さっている2体(エースバーンの優先度が下がる)

画像

相手の構築にドラゴンタイプの技が一貫しているときに使います。エルフーンの補助を受けながら、レジドラゴのドラゴン打点を連打して圧倒します。

セキタンザン構築相手の場合、セキタンザンにてだすけ+ダイドラグーンを使えば致命傷(大体起動のための水技のダメージと合わせて倒せる)が入ります。また、上記で記した通りねこだまし+トリックルームも対策できます。

また、イエッサン+ポリゴン2やイエッサン+ツンデツンデなどの相手にもこの選出をします。ドラゴンエナジーを押しながらトリル読みトリル、次のターンてだすけドラゴンエナジーで一応突破することができますが不安定です。

対トゲキッス+トリックルーム要員

先発:エースバーン、レジドラゴ
後発:エルフーン、あと1体

ダイアシッド+ドラゴンエナジーで指トリルを強引に突破する選出です。決まればほぼイージーウィンできます。

おいかぜが必要な場合を考えて後発はエルフーンとしてありますが、おいかぜが必要ないなら外しても大丈夫です。

対ポリゴン2など

先発:エースバーン、カプ・テテフ
後発:エルフーン、あと1体

ダイアシッド+サイコキネシスでポリゴン2を倒せる(ムーンフォースでも大抵倒せる)ので、こちらの選出でもねこだまし+トリックルームを対策することができます。

対イエッサン&ブリムオン

先発:カプ・テテフ、バイバニラ
後発:レジドラゴ、あと1体

イエッサン+ブリムオン対策の選出です。マジカルシャイン&ふぶきで、ブリムオンのトリックルーム展開を50%の確率で阻止できます。

もし阻止できなかったとしても、霰のダメージなどでブリムオンがすぐに落ちるので、ブリザポスやアシレーヌなどがいなければレジドラゴダイマックスで何とかなったりします。

苦手な相手

イエッサン入りトリパ

トゲキッス系の指トリルを意識して組んでいるので、イエッサン♀を使ったトリルパは重めです。

一応エルフーンでトリックルーム読みトリックルームができますが、対策として不安定気味です。

おわりに

上述の通り、このパーティでシリーズ19で最終56位を達成することができました。攻撃的になりやすいおいかぜ構築の中でも一際攻撃的な構成に仕上がっております。

来期はルールが大幅に異なりますが、おいかぜ構築の一つの参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

クリスタルからの古参だが本格的にレートを始めたのはorasから、ダブルをはじめたのはusumから。ラティアスをこよなく愛している。

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