ウインディの基本データ
種族値 | 90-110-80-100-80-95(合計555) |
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特性 | いかく/もらいび(隠れ特性:せいぎのこころ) |
タイプ | ほのお |
体重 | 155.0kg(けたぐり、くさむすびの威力100) |
ウインディってどんなポケモン?
ウ インディは合計555という一般ルールで使えるポケモンの中では、準伝説や600族等に次いで非常に高い合計種族値を持っています。中でも攻撃、特攻が高 水準。その他も能力も平均かそれ以上の数値を持っており、火力を取れば耐久が、耐久を取れば火力が、といったことになりやすい前のめりなポケモンが多い炎タイプの中では、非常に融通が効くポケモンと言えるでしょう。ただし別の見方をすれば、ウインディは他の炎タイプのような爆発力はあまり無いということで もあります。
ウインディの特性はいかく、もらいび、そして隠れ特性のせいぎのこころ。ダブルバトルで採用されるのは基本的に威嚇になるで しょう。物理ポケモンに対して出すだけで火力ダウンを狙えて、その対象が2匹に増えるダブルバトルでは非常に強力な特性です。また、6世代ではフェアリー タイプという非常に強力なタイプが追加されたので、「フェアリータイプに耐性があり、安定した数値も持っている威嚇」という地位を築き上げ、活躍の場を増 やしています。
かなり前のタイトルでは技プールが非常に狭く、結構簡単に攻撃を止められてしまうポケモンでしたが、最近のタイトルではワイルドボルト、インファイトという、物理に寄ってはいるが優秀なサブウェポンを手に入れました。少々特殊な技の方に目を向けてもバークアウト、じならしと いった仲間の補助としても優秀な技を手に入れており、ここ最近のタイトルでのウインディの強化は凄まじいです。
ウインディの技候補
メインウェポン
- ねっぷう
一般的な特殊型であれば真っ先に採用を決める技でしょう。対象が相手2匹であるため、威力71×2のダメージ効率を持っており、10%の火傷の追加効果もある優秀なメインウェポン。
- かえんほうしゃ
ねっぷうとの違いとしては命中が安定していること、ワイドガードを潜れること、が主でしょうか。後述のオーバーヒート、もえつきるを採用しない場合に候補に入ってくると思います。
- だいもんじ
火炎放射を採用したいが、火力がもう少し欲しい、という場合に採用が考えられると思いますが、そんなことはあまり無いと思います。
- オーバーヒート
相手一体に強力な打点を与えたい時、ワイドガードを潜りたい時に打っていくことになると思います。採用する場合は熱風と同時に採用することになるでしょう。しかし、拘りアイテムを装備しない限りは、この次に解説するもえつきるの方が使いやすいと思います。
- もえつきる
今作で追加された新技。仕様としましては、使用すると炎タイプを失う(=ウインディの場合はタイプが無くなる)、炎タイプを持っていないと使用することは できない、といったところ。ちなみにもえつきる以外の炎技はしっかり使えます。炎タイプを失うというのはデメリットだけでなく、本来なら苦手なポケモンの 前でも動くことができうるというメリットにもなります。今までに無い動きを可能にする、ウインディをさらに器用なポケモンにしてくれた技ですね。強いと思 います。オーバーヒートとの差としては命中が100%であることと、連発が効かないこと。連発したい場面が来るであろう拘り以外では基本的にこちらの使い 勝手がいいです。
- フレアドライブ
物理炎の主力技。圧倒的な火力はあるものの、反動があるというのはウインディとは少々噛み合わない部分も多く、この技を使う場合は前のめりな型ということになると思います。
- ほのおのキバ、かえんぐるま
炎物理技。反動が無いことがメリットではあるが、いかんせん威力が低すぎるため相手を倒すことができず、結果的にフレアドライブを使った場合の反動以上に ダメージをもらうことも多いです。拘りアイテムを持たせてもサブウェポンが優秀なこのポケモンでは技スペースが余ることも少なく、採用されることはほぼあ りません。
サブウェポン
- かみくだく
WCS2017ルールの環境に多く存在するガラガラへの打点となりうるでしょうか?全国ダブルに比べると刺さる相手が少なく、優先度は低め。
- ワイルドボルト
主に炎技の通らない水タイプへの打点として採用することになります。技の不遇さから分かりにくい部分がありますが、物理電気という打点そのものは非常に優秀です。
- かみなりのキバ
解説することは殆どほのおのキバ、かえんぐるまの項と同じになります。ワイルドボルトより優先されることほぼ無いと思います。
- インファイト
デメリットはありますが非常に優秀なサブウェポンです。このルールでは非常に厄介な存在であるポリゴン2に大きなダメージを入れることができるというのが非常に大きいと思います。技そのものの威力も優秀で、物理型で運用するならば積極的に採用したいです。
- げきりん
今更解説するまでもないかもしれませんが、対象を選べないのでダブルバトルでは非常に使いにくい技です。ドラゴンZを持たせることで以外な活躍はするかも・・・?
- しんそく
最優の先制技。優先度+2なので上から被せられることもなく、威力も高いという超強力な技。物理型、特殊型共に採用の優先度は高いと思います。
- めざめるパワー
主に採用したいのは氷あたりでしょうか?しかし、ウインディの火力では機能し辛い上に、スカーフを持たないと打ちたい相手の上は取れないので、あまり採用されることは無いでしょう。
補助技
- じならし
攻撃技ですが、補助技として紹介。個人的にWCS2017ルールでかなり注目している技です。電磁波の弱体化、カプ・レヒレという強力な状態異常へのメタ から素早さ操作の手段が乏しい環境なので、この技の価値が上がっていること、地に足付いたパーティになりやすいので通りがいいことが主な理由です。しか し、地に足付いたパーティになりやすいルールであるというのは自分も同じであるため、じならしを活かすことを意識して構築を組むことが必要だと思います。
- バークアウト
上と同じく補助技として紹介。自分より遅い相手に打って初めてしっかりと機能する技である上に、打点を下げに行きたいポケモンはカプ・テテフ、カプ・コケ コ等、同速かそれ以上のポケモンが多いので、基本的に拘りスカーフを持たせて採用することになると思います。スカーフ以外の運用だと刺さる相手はかなり限 られて使いにくさが目立つので、他の技より優先して採用することは少ないと思います。
- てだすけ
隣の打点を頼ることで、ウインディが生き残れる場面というのもあるかもしれませんが、活きる場面は少ないと思います。
状態異常技
- おにび
物理の打点を大きく下げ、スリップダメージも入れることができます。しかし命中率が不安であり、カプ・レヒレ等の存在で状態異常への向かい風も強く、打点 を下げるだけなら特性の威嚇でも行えるため、優先度は低いと思います。ウインディで鬼火を入れにいきたい相手というのもあまり思いつきません。
- どくどく
ポリゴン2やトリトドンといった硬い再生持ちのポケモンの処理がどうしても厳しい場合は採用することもあるかもしれません。
ウインディの持ち物
- もくたん
炎技を2つ以上持たせた特殊型の場合は非常に相性が良いです。
- いのちのたま
サブウェポンが優秀なウインディとは相性が良いと思います。しかし、反動ダメージとは噛み合わない性質を持ったポケモンであるため、採用する場合は前のめりな運用が求められます。
- こだわりハチマキ、こだわりメガネ
いのちのたまと同じく、前のめりな運用が求められます。ハチマキの場合は神速が非常に強力な技となり、終盤の抜き性能が圧倒的です。メガネはかなり特殊な型になりますが、相性そのものは悪くないように思います。
- ほのおZ
一発の打点を確保したい場合に。オーバーヒート、もえつきるとの相性が非常に良いです。特にもえつきるの方はほのおZを利用することでこの技枠を2回打つ ことができるようになり、便利です。通常のもえつきるを先に使うか、Zもえつきるを先に使うかは時と場合によって選択していきたいところです。
- こだわりスカーフ
採用するのは主にバークアウトを使いたい場合になるでしょう。
- とつげきチョッキ
補助技を使えなくなるというデメリットと引き換えに、行動回数を確保し、技スペースを無理やり広げることのできる持ち物。技スペースが足りなくなりやすいポケモンであるため、相性は良いと思います。
- オボンのみ、たべのこし
場持ちを良くしたい場合に。
ウインディの配分、型サンプル
基本型
性格 | ひかえめ |
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努力値 | 140-0-4-156-132-76 |
実数値 | 183-117-101-154-117-125 |
持ち物 | もくたん、オボンのみ、たべのこし |
技 | ねっぷう もえつきる しんそく 守る |
オーソドックスな配分と技構成。ようきガブリアスのダブルダメージ地震耐え、おくびょうカプ・テテフのサイコフィールド下のいのちのたまサイコキネシス耐え、最速テッカグヤ抜きとなっています。しんそくの枠は構築によって他の技と入れ替えになります。
最速型
性格 | おくびょう |
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努力値 | 0-0-0-252-4-252 |
実数値 | 165-117-100-152-101-161 |
持ち物 | もくたん、オボンのみ、たべのこし |
技 | ねっぷう もえつきる しんそく まもる |
最速CS配分。90以下のポケモンにはスカーフ以外では抜かれず、カプ・テテフにも同速勝負を仕掛けることができます。しかし最速のメリットはそこまで大きいわけではないので、使いやすさは基本型に大きく劣ると思います。
両刀型
性格 | むじゃき |
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努力値 | 0-4-0-252-0-252 |
実数値 | 165-131-100-152-90-161 |
持ち物 | いのちのたま |
技 | ねっぷう しんそく インファイト まもる |
炎物理技は少々クセが強いので、両刀にしてしまいましょうという型。
こ の数値でもいのちのたまインファイトでHP振りの輝石ポリゴン2を二発で倒すことができます。この計算が最優先だと思ったので性格は特殊耐久を犠牲にした 無邪気。ダウンロードを強く意識するならせっかちでもいいかもしれませんが、ダブルバトルでのダウンロードは2匹の防御、特防の合計値から決まるので、構 築と出し方で補っていきたいところ。
鉢巻型
性格 | いじっぱり |
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努力値 | 236-172-12-*-4-84 |
実数値 | 195-167-102-*-101-126 |
持ち物 | こだわりハチマキ |
技 | しんそく フレアドライブ ワイルドボルト インファイト |
パメラさんの構築で使用された鉢巻型。パメラさんの構築記事はこちら。
【サンムーン・WCSバトル】ウインディ&カプ・レヒレ軸対面重視パーティ
威嚇による対面性能と、鉢巻による火力でガンガン攻めていく型です。鉢巻神速は終盤に猛威を振るう強力な技ですが、サイコフィールドには注意しましょう。
チョッキじならし型
性格 | ひかえめ |
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努力値 | 132-0-4-156-60-156 |
実数値 | 182-*-101-154-108-135 |
持ち物 | とつげきチョッキ |
技 | ねっぷう もえつきる しんそく じならし |
1000人ほどいるTwitterのフォロワーの内の950人くらいが思いつきそうな型と、仲間のライターさんの型をそのまま紹介するだけなのは流石に・・・ということで、一つ自分のオリジナルの型を紹介。
じ ならしを入れにいきたいカプ・コケコ、カプ・テテフ等の前で安定して行動できるようにとつげきチョッキを持たせています。もえつきるを使ったあとでもしん そくでのダメージ補助、じならしでの素早さ操作で役割を持ちやすく、耐性を変えることでむしろ居座りやすいというメリットにも繋がります。
努力値調整はようきガブリアスのダブルダメージ地震耐え、ひかえめカプ・コケコのエレキフィールド下Zかみなり耐え、最速70族抜き(=じならし一回で最速カプ・コケコ抜き)となっています。じならしorしんそく+もえつきるで無振りカプ・コケコを倒すことも可能です。
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