【ポケモン剣盾】シーズン24使用構築 ダイマックスエスバオーガ改【ダブルバトル・シリーズ11】




目次

はじめに

こんにちは、ルートです。

今回は私がシーズン24(2021年11月)で最終38位を達成したカイオーガ構築の記事を書かせていただきました。よろしくお願いします。

構築経緯

11月からのシリーズ11のルールはシーズン8のもの(禁止伝説1体まで、ダイマックスあり)と同じなので、とりあえず11月はシリーズ8の時に使い慣れたキョダイエースバーン+カイオーガおいかぜ構築を改良して使うことにしました。

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エースバーンとカイオーガの相性の良さは以下の通りです。

  • エースバーンが特性リベロによりカイオーガと非常に相性がいいダイジェットダイアークを一致で使える。
  • カイオーガの苦手な草タイプに対して、エースバーンが炎と飛行の2タイプで一致弱点を突ける。
  • エースバーンは相手のいかくに弱いポケモンだが、現環境の主要ないかくポケモンであるガオガエンやランドロスにカイオーガが強い。
  • 天候を晴れにされるとカイオーガの力は半減するが、その場合エースバーンのキョダイカキュウが強く使える。

これに加えて、おいかぜ要員としてサポート技が豊富なエルフーン、ここまではシリーズ8同様の確定枠となります。

ここから色々なポケモンを考察したり試したりしました。

そのなかでもおいかぜミラーへの回答にもなり(後述)、ゴリランダーの上から攻撃できるファイアローは考察を重ねても一度も外れることがなく、準確定枠と言ってもいい存在でした。

さて、この4体で問題になったのは、

  • すばやさそのものを逆転してくる都合上、おいかぜパーティが構造的に苦手とするトリックルームパーティ
  • いたずらごころにより先制で妨害してくる都合上、おいかぜでは対策しきれないオーロンゲ、通常特性の化身ボルトロス

などのポケモンでした。

これを対策するために、サイコフィールドで先制技を対策でき、トリックルーム+ふういんで殆どのトリックルーム展開を封じられるイエッサン♂を採用。

さらにこれで辛い相手は、

  • シリーズ8の時より大きく数を増やしたトリトドンを採用した構築
  • カイオーガから打点を持ちにくく、エースバーンでも倒しにくいラプラスを軸とした構築
  • ダイジェット役+きあいのタスキレジエレキの並び

あたり。

それらに対しては最終的に、おいかぜ+最速振りで多くの相手を上から眠らせて無力化することができ、トリトドンの4倍弱点を突けるモロバレルバコウのみを持たせて対策することになりました。

パーティ画像

個別解説

ようき最速とおくびょう最速しかいません。

エルフーン

性格 おくびょう

努力値CS252 H4

実数値136-×-105-129-95-184

安定して使いやすいおいかぜ起動要員。

優先度+1でおいかぜを展開しながら、ちょうはつや脱出ボタンすりかえを駆使して相手の展開を妨害して後続につなぎます。

安定して強い妨害要員ですが、それゆえに行動回数が足りないことがしばしば。

ファイアローと同時選出した場合、おいかぜをそちらに任せることができるのでそれをいくらか補うことができます。

脱出ボタンは相手に押しつけるだけではなく、普通に自分で発動させて後続の展開を狙うこともあります。

イエッサンを採用したことによりそちらの使い方をすることが若干増えました。

イエッサン♂

性格 おくびょう

努力値 CS252 B4

実数値 135-×-76-157-115-161

結果的に唯一の新規採用となるポケモン。上記の通り、

  • サイコフィールド展開により妨害をカットする役割
  • トリックルームをふういんしてトリル起動をストップする役割

の二つを担っています。

ふういんを使ったターン中に倒されるとトリックルームを封じることができないので、相手の攻撃を確実に一度は耐えられるようにきあいのタスキを持たせました。

上述の通り、ねこだましをカットできる上に、おいかぜで相手の上から行動するのでふういんを妨害されることはほぼありません。

あまり先制技に強いパーティというわけではないのでサイコフィールドはありがたいですが、こちらの方も先制技を多用するパーティなので注意。

幸いワイドフォースが火力を出せるので置物にはなりにくいです。

エースバーン

性格 ようき

努力値 AS252 D4

実数値 155-168-95-×-96-188

ダイマックス役を任せているポケモンですが、どちらかというとエースはカイオーガの方かも。

相手の上を取るためのダイジェット、カイオーガのしおふきと合わせて硬い敵を突破するダイアーク、カイオーガでは突破できないポケモンに備えるダイナックル

これらの使い分けが重要になります。

例えば相手にレジエレキがいるなら、おいかぜが切れる前にカイオーガにダイジェットを2回(自分のダイマターンが残っているなら1回)は乗せておきたいところです。

キョダイカキュウはカイオーガが降らせる雨で弱体化してしまいますが、晴れにされたときに真価を発揮するほか、ザシアンには雨状態でも最大打点となります。

カイオーガ

性格 おくびょう

努力値 CS252 B4

実数値 175-×-111-202-160-156

伝説枠にして禁止伝説最強格の一体。

ダイアーク+しおふきのコンボで相手のダイマックスポケモンを隣ごと粉砕し、ダイジェットに乗ってしおふきの連発体制に入ります。

エースバーンもカイオーガも火力が高いので、相手をワンパンすることによって自然とダイジェットを積む機会が訪れるのが強みです。

おいかぜが切れてからもカイオーガが相手の上を取り続けられるように意識してプレイングしたいところです。

現在ではシリーズ8の時と比べてザシアンは耐久に振る傾向が強くなっており、しおふきでは一撃で倒せないときがあります。できれば事前にエルフーンのムーンフォースなどで少しダメージを与えておきたいところです。

モロバレル

性格 おくびょう

努力値 H84 B172 S252

実数値 200-×-112-105-100-90

調整:

ザシアンのようきA252↑ 1きょじゅうざん確定耐え
おいかぜ下で最速ボルトロス抜き

このポケモンも続投ですが、努力値も持ち物も技も前回とは異なります。

役割としては前回と同じで、おいかぜ下からキノコのほうしを連発することで相手の戦略を妨害する役割、あるいはエースバーンのダイジェットに乗せて相手のポケモンを眠らせまくる役割を担っています。

退場が遅くなっても、いかりのこなで壁になったりダイジェットに乗せて次々と相手を眠らせたりと邪魔になることは少ないです。

一方変更点はこの構築の弱点を補うものとなっています。

まず、苦手なレジエレキ+ダイジェットの並びに対抗するために持ち物をきあいのタスキからバコウのみに変更(タスキをイエッサンに持たせたからというのもあります)。

また、エナジーボールの枠にはもともとクリアスモッグが入っていたのですが、トリトドンの四倍弱点を突くために変更しました。

代わりにジガルデが重くなっていますが、あんまり数がいないので何とかなっている感じです。

ファイアロー

ようき

努力値 AS252 B4

実数値 153-133-92-×-89-195

もう一体のおいかぜ要員。とはいってもエルフーンと使い分けるということはあまりなく、基本同時に選出します。

ファイアローにおいかぜ始動を任せることで、エルフーンは別の行動をすることが可能。

また、エルフーン同士のミラーの場合、ファイアローのおいかぜ→倍速になったエルフーンが相手のエルフーンにちょうはつと動くことで、相手においかぜもちょうはつもトリックルームも使わせることなく、こちらだけおいかぜを展開することができます。

もちろんゴリランダーのグラススライダーの上から飛行技を使うことができるのも強力。

シリーズ8からの変更点として、ファストガードが採用されています。

これによってエルフーンへのねこだましなどを防ぐことができ、安定しておいかぜが使える上に脱出ボタンの誤作動も防げます。もちろん、グラススライダーからカイオーガを守れるのも便利です。

攻撃技がブレイブバードだけなので、間違ってもイエッサンと同時選出はしないように。攻撃が一切できない置物になります。

選出

初手:エルフーン+何か
後発:エースバーン+カイオーガ

基本的に先発エルフーン、後発エースバーン+カイオーガまでは確定です。

理想的な動きとしては、

  1. 先発の2体は相手の妨害をしながらおいかぜを展開して退場
  2. おいかぜ下でエースバーンカイオーガの2体を並べる
  3. エースバーンがダイジェットをしながらカイオーガはしおふきを連発、硬い敵やダイマックスポケモン相手にはダイアーク+しおふき

という動きになります。

以下は初手の使い分けになります。後発はどれもエースバーン+カイオーガで固定です。

エルフーン+イエッサン♂

この選出をする場合はオーロンゲなどによる妨害をカットしたいときや、トリックルームパーティを相手にする場合が多いです。

エルフーンでおいかぜをしながら、イエッサンはトリル相手ならふういん、それ以外なら攻撃技を連発します。

オーロンゲが相手の場合、ひかりのかべを張られるとカイオーガのしおふきを微妙に耐えてくることがあるのでフェアリー技を当てて削っておきたいところです。

エルフーン+モロバレル

おいかぜ+キノコのほうしで相手をどんどん寝かせていきます。

上からキノコのほうし→脱出すりかえで相手のダイマックスを完全に無力化できることも。

主にトリトドン、ラプラスなど水タイプ相手やイベルタル、ガラルファイヤーなどの脱出すりかえが効かないダイマックスポケモン相手にこの選出を使います。

エルフーン+ファイアロー

ファイアローにおいかぜを任せることによりエルフーンは自由な行動が可能になります。

一見非力な並びに見えますが、実際は脱出すりかえやちょうはつを上手く使うことで広い範囲の相手に対処することができます。

主に相手にゴリランダーがいるときや、エルフーンミラーの際に使います。

苦手な相手

ジガルデ

ダイマックスを切ればカイオーガとも互角以上に打ち合える化け物。切られなくても苦しいですが。

モロバレルのクリアスモッグを抜いたので積み展開を止めにくく、エースバーンでは手も足も出ません。

カプ・レヒレと一緒にいないことを祈ってキノコのほうしで寝かせましょう。

ガラルファイヤー

脱出すりかえが効かない上に、特防が高くカイオーガでも倒すのには苦労します。そのうえ一致ダイジェット使い。

とりあえずゴーグルやラムを持っていないことを祈りながらおいかぜ+キノコのほうしで寝かせましょう。

おわりに

前述の通り、この構築でシーズン24(2021年11月)最終38位の結果を出すことができました。

以前にキョダイエースバーン+カイオーガの並びを使った2月~3月のころから大分環境が進んでおりますが、まだまだこの並びは強く、十分に戦っていけると思います。

ここまでお読みくださってありがとうございました。

おまけ

上記の通り、空いた3枠には色々なポケモンを試したり、考察したりしています。

その結果一度採用したが抜けてしまったポケモンたちの一部をご紹介。

カミツルギ

ダイジェットとダイアークを使えて速めのポケモンかつ、草技で水タイプの弱点を突けるポケモンとして採用。

しかしながら、ダイマックスを使わないと火力が足りない点(不一致技はダイマックスしても)、ダイソウゲン、ダイジェット、ダイアークを採用しなければならない都合技スペースも足りていない点などが気になり、あまり選出もされなかったので外れました。

ドラパルト

ダイジェットとダイアークが使える高速ポケモンかつ、エレキネットなどで素早さが下がらないのを買って採用しました。

しかし、別にラプラスやトリトドンに対して強くない点、命の玉がないので火力が足りない上に技スペースの都合で守れない点が響き、ダイマックス権をエースバーンに取られて一度も選出しませんでした。

これ以降追加のダイマックスポケモンの投入は検討されませんでした。

カプ・テテフ

イエッサン♂の枠にもっとフェアリー技の打点が欲しいと感じた時に採用しました。

トリックルームへの妨害手段としてちょうはつを採用。

しかし、このゆびとまれ+トリックルームを対策できない、こだわり眼鏡を持てないので結局微妙に火力が足りないなどの問題点があったのでイエッサン♂に戻りました。

ピカチュウ

対レジエレキ、悪戯心ボルトロス、ラプラス、イベルタルなどのために採用。シリーズ8の時とほぼ同じ型で採用しましたが、堅実に役割を果たしてくれました。

また以前よりキョダイマックスの使いどころも見定められるようになり、大きな不満点はありませんでした。

ですが残念ながら、トリトドン入りの構築が数を増やし、草打点を持ったポケモンがどうしても必要になったので外れてしまいました。

今でもこの構築にねこだまし要員を採用するとしたらピカチュウ(かライチュウ)が一番合致したポケモンだと思っています。

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この記事を書いた人

クリスタルからの古参だが本格的にレートを始めたのはorasから、ダブルをはじめたのはusumから。ラティアスをこよなく愛している。

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